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ヨットでウオッシュレット part2

 前回(1/11)はヨットに既設のトイレをウオッシュレットが取り付けられる電動トイレに改造した例をご紹介したが、今回は国産ヨットビルダーが建造時に取り付けたウオッシュレットを見せてもらったのであわせて紹介しよう。

 ヨットは小豆島・岡崎造船が建造した「ブリアン32」、個室トイレに電動トイレとウオッシュレットが上手くセットされている。
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画像1.ウオッシュレットが閉まった状態の外観。メーカーは松下電工
画像2.ウオッシュレットを開いた状態。ウオッシュレットの便座がしっかりと載るためのFRP製のアダプターが付けられている。ビルダーが一番苦心したところだとか・・・。
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画像3.そのアダプターベースを下から見たところ。陶器のトイレボールにアダプターベースをシリコンで接着しているように見える。
画像4.マセレーターポンプ。このトイレはこの1台のポンプで海水吸入と粉砕・排出処理をする。

 ウオッシュレットでも建造前から計画しておけば部材の選定から、クルーの背丈に合わせた便座の高さまでチョイスできるし、スマートできれいに納まっていますね。

 電動トイレの話題が出ると必ず「ポンプの作動音の大きさはなんとかならないの?」というご意見が必ず出てくる。住宅用でも昔は大きな音がしていたが、この頃は大分静かになってきたようだ。
 マリントイレも高級なヨットやボートに付いている物は多分静かに流れると思うが、残念ながらボクにはそれを体験する機会はいまだに来ないが、皆さん、その内静かなトイレが出来ますよ。もう暫くご辛抱ください。
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by pac3jp | 2008-01-23 09:35 | ヨットの艤装と艤装品  

ヨットで本物のウオッシュレットを使う!

 ウオッシュレットの快適さは外国人には理解出来ないようだが、日本人はこれが大好きだ。ヨットハーバーにも1ヶ所だけあるが使用中も多く折角行ったのに目的を果たせなかったこともあった。

 ヨットでも国内のヨットビルダーならオプションで付けてくれそうだが、輸入艇ではこちらで改造して取り付けなくてはならない。最近は家庭用のウオッシュレットが付いたヨットも増えてきたようだが、ボクの仲間ではまだ誰も装備していない。

 そんな折、YAMAHA26の電動トイレにウオッシュレットをつけたよ、と聞いたので見せてもらってきた。
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画像1.ウオッシュレットのフタが閉じた外観です。
画像2.使用可能な状態。
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画像3.キャビン内に設置されたトイレのボール内の換気ダクトの取り付け状態。(このヤマハ26は個室トイレではない)奥に海水吸入ポンプと排出ポンプのSWが見える。
画像4.ウオッシュレットを持ち上げた状態。マリントイレの大きさに注意。排気ダクトの取り付け部が見える。
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画像5.排気ダクトのFRP製デッキフィッチング
画像6.トイレ背面の海水吸入ポンプ(左)とマセレーターポンプ(粉砕排水ポンプ)とホース類。

 各アイテムの選択は
●マリントイレ:ウオッシュレットのサイズに合いそうな家庭用サイズで楕円形のSL400(シンプソンローレンス)を選ぶ。幅400mm×奥行500mm
●排出ポンプ:12V用マセレーターポンプ(ジャバスコ社)
●海水ポンプ:12V用(給水用)
●ウオッシュレット:TOTO TCF-303VE AC 100V

■ウオッシュレットへの給水は艇内清水回路から接続する。温水の洗浄水は使用されると自動的に清水から補充され加熱・保温される。電気の消費量は最大300W位なので100V 500Wインバーターより給電する。
■海水の流れは:給水口→ 海水ポンプ→ トイレボール→ マセレーターポンプ→ 艇外排出となる。
■トイレボールの洗浄は2台のポンプが同時に回るが、排出ポンプの能力が吸入ポンプの水量を上回っているのでボールから溢れることはない。
■工事の注意点は
1.マセレーターポンプはトイレより少し低い場所に取り付ける。
2.トイレが水線下にある場合は給排水の配管でサイフォン現象が起こらないようにセットする。

 このヨットの場合、家庭用サイズのトイレを選ぶ際に手動トイレから選んだのでポンプ類が別置きとなっているが、最初から電動ポンプ一体型のマリントイレを選べばウオッシュレットを取り付けて、清水と100V電源を接続すれば完成する。そして、必要ならば排気装置を追加すればいいので工事は大分簡単になる。

 このYAMAHA26は電動トイレにウオッシュレットまでセットしているが、まだ実際にクルージングでの運用テストをしていないので電源容量などの問題もでそうだが・・・。
 でも「エンジン命」といつも機帆走で走っているフネだとそう問題はないのかなぁ~。


参考:以前の記事から1.ヨットでウオッシュレット
          2.ヨットのデンキモノはどこまで増えるの?
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by pac3jp | 2008-01-11 10:19 | ヨットの艤装と艤装品  

一般公開の護衛艦を見学する Part2

 「艦長のイス」
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 艦橋の中で見晴らしの良い一等場所に立派なイスが二脚ある。右舷は赤と青のコンビのカバーがかかった艦長の椅子。左舷は黄色いカバーの司令の椅子だ。この艦の誰もがこの椅子に座ってみたいと思っているだろう。本日のゲスト達もしかり。入れ替りたち替りその椅子に座っては双眼鏡で前方の海を眺めている。ボクもここでお仲間の記念写真を撮ってあげた。

 「ステルス性」
c0041039_10434164.jpg ブリッジを出るとすぐ後ろに軍艦の象徴のような高いマストがあり、上から水上レーダー、航海用レーダー、対空レーダーと3種類のレーダーが回っている。そして太いパイプで構成されたマストの柱に沿ったアチコチに「ペンキ塗るな」と書かれた板が並んで張ってある。既にきれいにペイントされているのに何故ペンキを塗ったらアカンのかと思い聞いてみると、レーダー波を吸収する特殊な材質の板なのだ。

 よく見るとマストの側面に数多く貼り付けてある。ステルス性向上か?否、護衛艦のマストをレーダーから隠して相手側から軍艦らしく見えにくくする方策なんだと勝手に理解した。

 「信号旗」
 マストに旗は付き物だが信号旗箱にデモ用かな、信号旗が2枚かかっていた。1枚は国際信号旗の「Z旗」だがもう1枚の数字旗の「2」ような旗だ。赤地に白丸2個の鮮やかな旗なので「20」かとも思ったが、近所にいた係りに聞いても「余り使わない旗で・・・隣はZ旗です」という。そういえばよく使う信号旗は擦り切れたり褪色している。
 帰って調べて見ると【海上自衛隊および西側海軍信号旗】のなかにあった。赤地の白丸2つは「短」という文字を表わすとある。見たことがなくて当然で海上自衛隊専用の信号旗だった。

 「時 鐘」
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 さらに上甲板を歩いていると「時鐘」が下がっていた。帆船時代からずっと艦のシンボルともいえるものだった。昔は時鐘番兵がいて30分ごとにこれを打って艦内に時を告げたが、現在では実用的な使途はほとんどないらしい。例外として、練習艦においてはシーマンシップを養う意味で現在でも決まった時間に鳴らしているようだ。

 「うみぎり」と「さみだれ」にはあったが「あさかぜ」のは外していたのか見かけなかった。真鍮物といえば時鐘の他は水密ドアの把手部品や消火器材もピカピカした真鍮もんも多い。これが潮で汚れていたら港に入ったときに恥ずかしい。面倒くさいが入港前にはきっとピカールでせっせと磨いているのだろう。

「トイレの話」
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 艦内を歩き回っていたらトイレに行きたくなった。昭和54年に竣功した艦齢30年のDDG「あさかぜ」のトイレ(画像左)をお借りした。ボクの背が低いのか小便器が高いのか取っ手を掴んで少し放出角度を上向にしなくては・・・。便器の洗浄は水の節約の為かバルブを手で回すものだが、普通の押しボタンの方が水の節約にはなりそうだ。
 あとで平成14年竣功の「さみだれ」の船首トイレ(画像右)もお借りした。見学コースに女性トイレの張り紙がある。もう女性の乗組員がいるのかもしれない。さすがに新しいので便器も普通のビル内のトイレと同じだ。ボクでも普通に出来る。水洗バルブは手動だが洗面台に鏡があり髪も整えることが出来る・・・。護衛艦内の居住性も段々と向上しているのでしょうね。

 なんか護衛艦の見学に行っているのに変なところばかり見て歩いているようだが、ボク達「フネ好き」の一般市民は客船以外の民間の大型船に乗ったり見学できる機会は殆どない。国民の税金で造っている護衛艦や巡視船の一般公開が唯一「船」を見学できる時なのです。
 護衛艦艦長殿 もの珍しいのでキョロキョロしていますが、どうぞよろしくお願いいたします!!
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by pac3jp | 2007-05-21 11:08 | ウオッチング  

トイレの故障

c0041039_9511072.jpg クルージングヨットの艤装品の中で一番のトラブルメーカーはトイレである。その証拠にヨットハーバーのゴミ捨て場にはいつも1個や2個の便器が転がっているものである。古いヨットは手動が多かったが最近はメンドクサイ手動よりも簡単に使える電動トイレが多くなってきた。
 簡単に使えるから家庭用のつもりで紙を大量に使用したり、どっさり溜めていっぺんに流そうとしたりして故障したり、壊れてしまったりする。それもゲストが良く乗っているフネほど故障した話は良く聞く。

 知り合いでハイシーズンなのにクルージングにも行けないと電動トイレのトラブルで悩んでいるオーナーがいらした。彼はトイレの修理を業者に頼むのだが、まず中々来てくれない。やっと来てくれても、結果思ったようには直っていない。でも請求書はしっかりとくるのだ。
 やがて彼は意を決して自分で直す事にした。必要な部品を手配して、臭いトイレを分解して新品のパーツに交換し、配線も接続し、テストする。たが、接続部分から汚水が漏れてくる。フランジに適合した新品のペーパーガスケットが必要だ。でもパーツリストに載っていても実際には入手困難な場合も多い。そこで水に強そうな薄い紙を形に切りポンチで穴を開け、ガスケットに採用、少量のシリコンを塗り接続する。上手く漏れは直り修理完了。電動トイレの構造も理解出来、応急ガスケットでのリカバー方法も習得したのだ。

 余談だが、紙ガスケットを一番よく使うのはエンジンの冷却用海水ポンプのフタ用だ。インペラ交換の時は勿論、海水の量が少ない時などに頻繁に点検・確認をするのでよく消費する。ストックがなくなってしまう場合もある。でも、聞くところによるとその紙ガスケットが大き目のシートで販売されているらしい。今度それを手に入れて自作のペーパーガスケットを作って見ようと思っている。
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 大体、ヨット業者にトイレの修理を、と言ったら「手動ならば意外と安いよ。アッセン交換にして下さい」と返事がある。臭くて狭い所で小さいパッキンやバルブを交換する作業は勘弁してくれという事なのかもしれない。我艇では掃除も含めてボクの担当になっている。予備の部品はしっかり準備しているが、いつも故障しないよう願いながら丁寧に使っている。
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by pac3jp | 2007-01-22 09:59 | シーマンシップ  

ヨットのヘッド(トイレ)

 大昔から人々は海にフネを浮かべ魚を追い、遠い海のかなたに交易を求めて航海してきた。だが、帆船の大航海時代になっても船に個室トイレてなものは無かった。でも帆船も人間が操っているのでトイレは必要だった。その場所は船の舳先の部分、船首像の下のあたりにあった。帆船の場合、船の進行方向が風下になることが多く、落下物は風の力で前方に飛ばされ、船体を汚すことがない。もし汚れても波が洗い流してくれるため、非常に好都合な場所だったのだ。 
 ↓↓の画像は日本丸なので当然この付近にトイレはついてない・・・
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 古い時代には、マストと舳先をつなぐロープにぶら下がって用を足すというアクロバット的なことも行われていたが、やがて船首部に腰掛式の便器が装備されるようになった。そんなことで昔、英国海軍などでは船のトイレを「ヘッド(船首)」と呼んでいた。
 以来、時代が移っても古いヨット乗り達もトイレのことを「ヘッド」と呼んでいるのだ。

 今時はそのトイレもクルージングヨットでは30fを越すくらいからは個室になっているが、それ以下はバースやロッカーと兼用になっている場合が多い。上品な?ヨットマン・ヨットウーマン達は大体そこで用を足す。

 一方、同じ海で行き会う沿岸漁船はそんな上品な物は付いてないようだ。ペーパーロールを握って帆船時代そのままで用を足しているのを目撃した事がある。お客を乗せる釣り船は少し品良く、艫のデッキにドボン水洗タイプの小屋がついてる船もあった。

 だが、外洋をヨットで長距離航海するシングルハンダーは又、原始に戻るらしい。誰~れもいない大海原。太陽と海と自分しか存在しない場所で何も狭いトイレですることはない。スターンデッキで気持ちよく用を足し、後は海水が勝手に洗い流す。ウオッシュレットも海水でドバッとやればいい。だが、海に落ちたら元も子もないのでしっかりとハーネスで繋がれて・・・。

航海中のヨットでは、気持ち良い事も決して楽には出来ないないようですね!
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by pac3jp | 2006-10-20 08:23 | クルージング  

ヨットでウオッシュレットを!

 トイレのウオッシュレットはもうかなりのご家庭で使っておられるだろう。新しく出来るショッピングセンターのトイレにも必ず付いているくらいだから。でも、自分のヨットにウオッシュレットを付けている人はまだ少ないだろう。しかし、最近に新艇を造ったオーナーはウオッシュレットも装備したよ、とよく聞く。オーナーの希望は全て叶えてくれる?国内の小規模ヨットビルダーでは充分可能である。
 
 アメリカやヨーロッパの大ヨットビルダーのプロダクションボートではそのようなオプションはない。アメリカのWest Marineのカタログにも載ってない。欧米ではトイレで前を洗う文化はあるが後は洗わないのだ。「ウオッシュレット」これってやっぱり日本人固有の文化なんですね。

 新艇の建造中にウオッシュレットを付けるのなら代金を払えばメーカー品のTOTOやINAXをビルダーが考えて設置してくれる。でも自宅のトイレの快適さを長らく乗っているヨットの上でも、と言うことになると、ひと工夫がいる。お隣のオーナーはこの装置がなければどこへも行けない程の熱烈なウオッシュレットファンである。
 そこで、彼は乗りなれた愛艇のトイレにハンドメイドで専用の装置を取り付けた。↓


c0041039_8503799.jpg 主なパーツは以前に乗っていた軽自動車のウインドウオッシャーのタンクとポンプを流用した。あとは洗浄用のホースとその先につけるアクリルのパイプだけだ。 電源SWはタンク左横(青い小箱)に取り付けた。本体の取り付け場所は便器隣の手洗いボールの下、開き戸の内側にペ-パーと一緒にセットした。この装置は自動的に温水は出ないが、暫時お湯をタンクに注げばOKだ。手動式ではあるが立派に用は果たしている。


c0041039_851673.jpg 一方、ウオッシュレットは欲しいがハンドメイドで作るのは面倒だと思っているヨットマンはちゃんと既製品を探してきた。TOTOから「トラベルウオッシュレット」という海外旅行用の小さい道具が売り出されているのだ。値段も通販で5,000円位で買えるらしい。洗浄水は150mlくらい入る。SWを押すと水も結構勢い良くでてくる。この道具は歯ブラシと同じくヨットの装備でクルー共用というよりも専らパーソナルユースでしょうね。

 どちらにせよ今は家庭用に較べると付加機能は貧弱だが、いつの日かクルージングヨットもジェネレーターが標準装備の時代になったら普通の温水洗浄、暖房便座、温風乾燥、便フタ自動開閉なんてものも使えるようになりますよ!
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by pac3jp | 2006-10-06 09:01 | ヨットの艤装と艤装品  

ヨット旅行のトイレ事情

ヨットのクルージングで方々の港にお世話になりますが、マリーナ以外の一般港や漁港に停泊したとき、一番心配なのはトイレの有無です。
港の側にきれいなトイレがあったら本当に嬉しい。

アメリカは小型の舟艇も港の中、及びその周辺では垂れ流しのトイレの使用はは禁止されている。
違反すると罰金を取られるとの事。又その為の仕掛けもあるとか聞いている。
(ハーバー内でトイレを使うとフネの周辺の海面が赤く着色するとか・・・真偽不明ですが)
その為、アメリカで使われるヨット、ボートはホールディングタンクが付いていて、汚水を艇内に貯めていて、ハーバーの処理施設か又は沖合いに出たときに放出する仕組みになっている。
昔、イギリスのエリザベス女王のヨットがアメリカに来たとき、トイレの設備の不備で入国を拒否されたと何かの記事で読んだことがある。
参考 カリブ海でのトイレ事情はここをクリック

日本の小型のボートやヨットの多くは直接放流タイプのトイレなんで沖合いに行かなくては用は足せない。
したがってヨットでの朝の儀式がスムースに行くか、いかないかは、ひとえに近所のトイレの有無に懸かっている。

昨年、瀬戸内海の小さな港に係留したとき、港の岸壁の向こうの小さな公園になにやらこじんまりした建物が建っているのが見えた。トイレや物置にしたら小さいし、何だろうと側に行って驚いた。
小さいが、ドアを開けると照明がつき、1人が使うには充分の広さがあり、とてもきれいに掃除されていた事です。この港と地域の住民の皆さんに我々が好印象を持ったのは当然です。
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もう一件、和歌山の白浜での事。豪華ホテルで有名なホテル川○のトイレをお借りすることが出来ました。
桟橋から徒歩5分の所にあり一番近いホテルでした。少し前までは見物するだけで料金を取られたそうですが、さすが立派な建物で、勿論、トイレも超豪華ではあります。
今度行ったときはロビーでコーヒーくらいは飲まなくてはと思っています。

まぁ フネにホールディングタンクを装備すれば済むことですけど・・・。
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by pac3jp | 2005-01-27 18:01 | クルージング