ブルーマリーンと魚拓

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 もう1年が過ぎ去ってしまったのか! と、月日が経つのは本当に早いと実感させられた日だった。

 毎年7月下旬、暑さ最高の時期にハーバーウオークの定位置に「南紀ビックファイトトーナメント」のお立ち台がセットされ、切り身を貰う見物衆とハーバースタッフがブルーマリーンを今か、今かと待っているシーンがある。今年もいつものスタッフが凱旋してくるボートを猛暑に耐えながら待機している。

 イベントの担当者に聞いてみると今年は3本上がりましたという。カジキ2本、キハダマグロ1本とのこと。

 しばらくすると一番乗りのボートが帰ってきた。

 ハーバー周辺には表彰式のあとに皆さんにお分けしますと放送で告知されていたので、ご近所の子供やその親たちも集まってきた。
 面白かったのはこのフネが滋賀県のステッカーを貼ったボートだったことだ。ヨットでもボクの近くにも広い海でやりたいと琵琶湖からやってきた39fがいるが、このボートも大物を釣りたいと思って海へやってきたとおっしゃっていた。リールも4日前に届いたばかりだし、カジキも初めて釣ったと、もううれしさを隠せないスピーチだった。 琵琶湖ではちょっと小振りだったが85kgのブルーマリーンは絶対つれないからね。

 傍にいたオッチャンが「ビギナーズラック」やなぁと呟いていた。

 恒例とおり魚拓をとることになった。1位~3位は1年間センターハウスの壁に飾られる。

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■(1)魚は寝かされ水分をスプレーされ角先から胴体、尻尾まで丁寧に墨を塗られる。
■(2)さらしを広げて全体をピンと張る。子供たちもお手伝いする。真ん中の黒手袋の人が仕切りやさんだ。
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■(3)ピンと張ったまま静かに魚体にのせる。そこで黒手袋がポイントを落とさず上手に墨をつけてゆく。
■(4)拓がとれたらゆっくりと持ち上げてゆく。
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■(5)うまく持ち上がったら魚拓は完成。
■(6)乾燥と表示事項を記入するため達筆?のスタッフが待つ事務所へ移動する。

 魚拓スタッフの一人が1枚でいいのか?と言っている。オーナーは感激でそれどころではないようだ。お手伝いのオバチャンがいうには「昨年はクルーの分まで5枚も取らされたフネがあって用意したさらしが不足したの」とかいっている。
 このオーナーも数年後このお立ち台に上がったときにはそういうかもしれない。

 その後、友人のヨットで給油桟橋に行くと3位に入ったボートが給油に入ってきた。幾らはいるか眺めていたら「640リッター満タン!」と給油スタッフが叫んでいる。免税軽油@138円なので2日間のトーナメントで燃料代88,320円になる。それにビールなどクルーの燃料代?を加えると凡そ10万円の直接経費がかかっている。
 それでも釣り上げてお立ち台に昇り、晴れがましいインタビューを受けられたらそれなりに引き合うが、参加したほとんどのボートは釣果なしだろう。むなしくタンクに流れ込んでゆく大量の燃料代金はドカッツと懐に響くのではと心配してあげるが、たかが油代位を気にしていては外洋でブルーマリーンを追う豪快な釣りは出来ないんでしょうね。きっと。

 ボクなどはやっぱり防波堤の豆アジ釣りがぴったりだともいえるなぁ。

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by pac3jp | 2008-07-28 14:16 | ボート  

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