灯台や浮標のLED光源
ふねふね大集合 in 神戸港
というイベントが6月28日(土)新港一突であった。
ヘリ搭載の大型巡視船「せっつ」の見学にいった時、丁度その前に航路標識のLEDがどっさりとついた灯台用光源装置の現物展示があった。光源のトップにはいつものカモメ除けの針金細工がセットされていた。
ボクが毎週ヨットを楽しんでいる神戸港付近でも多くの灯台やブイが浮かんでいる。海上保安庁は航路標識ととして全国で5500基もの灯台や浮標が設置されていて、既にその光源の66パーセントは省エネタイプのLED化されているとお聞きした。
LEDは消費電力が非常に小さい上、10年以上の寿命があった実績もあり、維持経費の軽減と省エネルギーなのでソーラーなどクリーンなエネルギーで運転できるメリットも大きいので平成元年からLED化を進めてきているという。
高光度LED灯器(灯台用)
光度 5600cd
光達距離 12.5M
消費電力 白150W
高光度LED浮標用灯器
光度 2400cd
光達距離 11.0M
消費電力 白86W
と、大き目の光源もある。
昔から灯台の電源は防波堤の上に何本のも電柱で商用電源が供給され、白熱電球が光源だった。地方の小漁港の出入り口などは架空電線が低いのでマストが高いヨットなどは入れない港もあった。また灯浮標はバッテリーが搭載されて、ブーブーと音がする波動発電装置や最近はソーラーパネルから充電されていたようだ。
今後の灯台はソーラーパネルとLED光源の組み合わせで電柱がなくなり、地方の漁港でもヨットの進入に支障がなくなるだろうと期待している。
海保が管理する航路標識では20年も前からLED化が進められているのに小型船舶用の航海灯は最近やっと輸入艇に付いてくる航海灯は認められるようだが全て解禁とはなっていないようだ。
同じ国交省のお役所なのにユーザーが国民だとエライ違いだね。
by pac3jp | 2008-06-30 17:05 | 海保