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新型レーダーリフレクター

 朝方から小雨が降り、どんよりした梅雨空のヨットハーバーは日曜日だというのに桟橋の人影も疎らだ。でも、休日にヨット以外に行く当てのない人もいくらかはいるので、見当をつけて声を掛けるとキャビンからお出ましになる。

新型レーダーリフレクター_c0041039_105362.jpg つかの間の晴れ間にコクピットでお喋りしていると、隣の桟橋に係留していて、琵琶湖から2ヶ月前にやってきた39fのヨットが面白い物をマストに揚げた。中に何かが入っている赤いビーチボール大の物体をスターンからハリヤードで吊り揚げたのだ。ウインチで巻いている様子が見える。なんだろうと思って眺めていると、どうも中に組立式のレーダーリフレクターのようなものが入た新型らしい。

 あとでお聞きすると、やっぱり船検備品のレーダーリフレクターとのことだった。ヨット用にはスティやマストにつける円筒型のものは前からあったが、風船型ははじめて見た。セールなどと接触してもどちらも壊れないように配慮した商品かも知れないが、常時揚げるには不適のようだし、艇内に収納するのも嵩張る。

Webで調べるとありました。JCI認定の船検装備でした。

レーダーリフレクター(JCI認定)
サイズ 直径460mm
材質 塩化ビニールの風船体の中に、ポリエステル、ニッケルメッキの反射体が入っています。
●JCI認定品。
●型式承認番号4575号。
●販売価格 6.247円


 オセアニス39のオーナーさんは「琵琶湖ではもう行くところがないので広い海へ出て、遠く、沖縄までクルージングしたい」と、おっしゃる。それで最近、琵琶湖の平水区域から沿海区域に変更したので新しいレーダーリフレクターを装着してみたわけだ。
 チャートバッグに沖縄までの真新しいチャートが沢山入っていた。「7万円もしましたよ!」、「GPSプロッターは、参考にするがそう信頼はしてない、海図に航路を引いて航海している」とおっしゃる。いまや、少数派になってきたようだが、ボクと同じ宗旨だった。

 昔、14fのディンギーに乗っていた頃は琵琶湖も結構広いもんだと思っていたが、39fのセーリングクルーザーの行動エリアとしてはちょっと狭いだろう。それにそんなに大きなヨットが要るのかとも思うが、これは趣味の問題なのでなんともいえない。
 でも、知り合いのディーラーによると50fクラスのセーリングクルーザーも浮いているとのこと。
「地域一番」も高くつくようになってきましたね!!

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by pac3jp | 2008-06-25 10:12 | ヨットの艤装と艤装品  

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