韓国人のヨット

ヨット業者が新しいレーダーを追加したり、バウスラスターの新設工事などをしている。このHR352はセミロングキールなのでスラスタの必要性は認めるが、ロングクルージング中にこんな工事をしているヨットは珍しいなと思ってみていた。
先週土曜日、いつものようにハーバーに出勤?すると、そのドイツ艇はもう既に出航してハーバーには居なかった。横で作業していた業者さんに聞くと「今日は下関くらいかな?」と言っていた。外来艇の事情に詳しい知り合いに改めて聞くと、このヨットはドイツに住んでいる韓国人がオーナーで向こうで乗っていたフネだという。そのオーナーが北欧の海から大西洋・太平洋を渡るロングクルージングで故郷に帰る旅に出たが、目的は叶わず、ヨットは何処かの港からデッキ積みで日本に送られてきたそうだ。
そしてクルージング中に懸案だった工事を完了して、先週、故国へ向かって旅立っていったのだ。もうここから韓国は近い。早ければもう着いているかも知れないね。

右舷スターンのオーナーズシートの裏に付けられたアンカーラインとホイール。巻き取るときに縺れないかと思うが収納場所としては名案。
参考 以前の記事から:大型カタマランヨット「レディ アリア」
by pac3jp | 2008-01-21 11:15 | ウオッチング