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ヨットハーバーの指定管理者

 久しぶりに昼食をヘミングウエイで食べようと仲間と一緒に北港ヨットハーバーに行った。でも、レストランは結婚式で貸切、クラブハウス1階の喫茶コーナーも閉店していた。・・・残念。良い天気なのにビジター桟橋も寂しい。でも、レンタル風や身障者用のディンギーは沢山出ていた。

ヨットハーバーの指定管理者_c0041039_8484061.jpg 最近は近隣の公共マリーナも指定管理者に業務委託されるところが多くなってきた。もめていた北港ヨットハーバーは「港開発・よしもと連合体」が新しく指定管理者になった。須磨ヨットハーバーは従来からの「神戸港振興協会」が選定された。
 新しい管理者がどんな手法でどの位その施設から利益を出して、本家の財政を助ける運営が出来るかが指定管理者の選定をする主な目的だろう。そのハーバーの収益の大部分のお金を支払っているのはヨット・ボートを預けているオーナーである。
 これは大きな関心事だ。各市役所から指定管理者が公募された折、北港ヨットクラブや須磨ヨットクラブも指定管理者になるべく応募したが、どちらも選定されなかった。まぁ、どちらもヨットハーバーの運営に熱意はあっても実績や信用力が少ないので役所は認なかったかもしれないね。

 大阪市が北港ヨットハーバーを吉本興業に業務委託したのは驚いたが、大阪を代表する有名企業であり「がめつさ」も有名である。しっかり運営してくれるだろう。でも、昔から無料だったビジターバースの一時係留はどうなるのでしょうね。ボクはこれだけが心配だ。
 でも、休日はレストラン結婚式で一般客が入れないレストランや昼食をする喫茶店もなけれは、ボクはビジターで北港ヨットハーバーにゆく理由がないなぁ。

 今年の4月に大分県のマリーナ「マリンピアむさし」で10日間程お世話になった。陸置き60隻・海上係留40隻の規模のマリーナだが、契約艇は半分くらいの入りだろう。ここも指定管理者がマリーナの運営管理をしている。ハーバーマスターが管理者だと聞いた。職員はハーバーマスター、マリーナスタッフ2名と事務員さんの4名である。ボクが居た頃は春先なのでマリーナに係留しているオーナーさん達は余り来てないが、ハーバー職員の皆さんは忙しそうに働いている。作業はマリーナ本業の上下架作業もあるが、ヨットやボートのエンジンの整備から船底塗装まで直営でやっている。一部は外注もあるようだが、近隣の上架設備のないヨット泊地からくる整備や修理も一手に引き受けている様子だ。いつも夜遅くまでマリーナ事務所の電気が点いていた。きっとこのマリーナの管理者はマリーナが満杯にならない不足の収益を近隣の泊地にいるヨットやボートに整備の基地として使ってもらって、それを収益源にしているのだろうなと思った・・。

 大阪湾周辺の公共・三セク マリーナで整備作業まで直営でやっているところはないだろう。今までのハーバー管理者は事務所で書類を作り、会議をし、ハンコを押したりしているもんだったが、今回、近隣のハーバーで新しく指定管理者に選定された事業団体はハーバーの係留料を上げず(これは当然だが)、利用者が喜び、ビジターも沢山来て、賑わう施設としてのヨットハーバーにして欲しいものである。

by pac3jp | 2006-06-23 08:57 | ウオッチング  

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