クランプ付テスタを使い回路の電流を測る

c0041039_11443958.jpg 最近のヨットはGPSやオーパイ・冷蔵庫それにテレビ・パソコンなど電化が著しい。桟橋で陸電が使えたら全く問題はないが、一旦航海に出ると一般的にはエンジン付属のオルタネーターで発電し、エンジンスタート用を除き船用バッテリーに蓄えられた電力が唯一の電源になる。

 夏はどうしてもビールだけは冷やしておきたいという人、テレビの連続ドラマを必ず見なければ寝れない人、インターネットをチェックしなければ不安になる人と様々である。バッテリー容量が充分あれば全て可能だが、実際は限られた容量のうちどれを優先して使うかが問題になる。

c0041039_114573.jpg バッテリーの容量から各機器の消費電流(Ah)を差し引けば使える時間が計算できる。カタログ値でもいいが実際に自艇にセットされた状態で測定するのが確実である。それにはスイッチパネルから回路の直流電流を簡単に測定するテスターが必要になる。
 左上の画像は12V用のMgSWを動作させる電流をクランプ式のテスターで測っている。接続された電線の外からフォークを挿し込んでDC電流を測定し、表示は0.6Aと出ている。操作は簡単である。
(ちなみに今使っているパソコンの消費電流を測ってみると2.5A~4.5Aの間で動いている。メーカーは23W(max60W)と表示しているがそれより少し多いようである。)

 一方、普通のテスターを使って測っているのが左下の画像である。電源線を端子から外し、その途中にテスターのリードを挿入している。スイッチパネルだったらブレーカから端子を外さなければならないので作業の手間がかかる。でもクランプテスターの精度により細かい数値も表示できる。

 このようにして各回路の電流を測定し、表にしておけばバッテリーの管理に便利だと思う。

 もう一つ、バッテリー容量を直接監視する簡単な方法がある。これは標準で装備されているヨットもあるがアバウトであったりする。
 それは無負荷の時にデジタルテスターでバッテリーの端子かスイッチパネルのメンスイッチ端子で電圧を測ってみることで以下のことが分る。

12V鉛蓄電池の簡易な容量計測法(電圧を測る)
端子開路電圧(V) 推定残容量(%)
 12.7 以上     100
 12.46        80
 12.10        50
 11.86         30
 11.62         10
 11.50         0に近い
ただし、充電中、充電直後は不可。機帆走した時は数時間後に計測すれば可。

 ボクはバッテリーの電圧が12.0Vになると充電していた。この表で見ると残量40%という感じかな。バッテリーの規格では放電終止電圧は10.5Vとなっているが、ここまで放電するともう充電が出来ない状態になる可能性が多くなるので60%くらい使ったら充電する方が長持ちする使い方だろうと思っている。

【参考Web】:共立電気計器 「クランプ付ポケットテスタΦ6」の仕様・使い方
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by pac3jp | 2009-10-16 11:59 | シーマンシップ  

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