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ヨット用、新型の日除け

c0041039_1126114.jpg いよいよ夏が近づいてきました。梅雨の晴れ間にやってくる強力な夏日、沖を走っているときは海風もあり、そう気になりませんが、ハーバーに入るとその真夏並みの酷暑が身体にこたえます。セーリングから帰りバースで寛ぐとき、コックピットを覆う風通しのいい大型の日除けテントの下で冷えたビールあればもう極楽である。キャビンのエアコンを入れる手もあるが、やっぱり、自然の風が抜けるデッキが一番だ。

 ウエストマリンのカタログを見ているとブロック屋のRonstanから面白いコクピットの日除けテントが売り出されている。
 「Air Arch Inflatable Tents」という名で空気を入れてアーチ型に膨らます日除けテントだ。セールボート25f~45fの大きさに適合する4種類の商品が出ている。

 国内で比較的多いサイズ、30f~35fのヨット用でアーチの大きさは 幅:3.1m、高さ:1.1m、長さ:3.5m、重さ:5kg 価格は540ドルと表示されている。現物を見てないので高いか安いかボクには何とも判断出来ないですが、懐に余裕がある方は一度試してみてはいかがですか。

 自作の日除けを使っているヨットマンは多いが、自作といっても一番簡単な方法はホームセンターで買ってきたシルバーシートに雑索をつけてブーム上に被せ左右のライフラインに繋げば一応の日除けは出来る。予算も2,000円くらいで出来上がるが、これに居住性の向上を図るためにバテンを入れたりすると個人の美的センスが加わり個性的?にはなるが手間と費用が当然増加する。

 シルバーシートは不細工だと思う人はお好きなカラーのサンブレラを用い、セールメーカーに作ってもらうことになる。これは綺麗に出来るが費用も嵩み「Ronstan」のテントよりずっと高くなることもあるでしょうね。

 ボクはシルバーシート派だった、ブームに被せると天井が低くなるので、少し高めにマストからバックステイまで、不要になったハイテクロープ(ダイニーマやスペクトラ)を張り、しっかりとテンションをかけて、そこにシートを被せていた。間違って三つ撚りのクレモナなどを使うと風が吹いたり雨が降ってきたらロープが伸びてひどい事になりますよ。

 シルバーシートの展開は周りに打ってある鳩目からライフラインなどに留めるのだが、これには雑索よりショックコードの方がお薦めです。日除けが風に煽られるとロープだとそのショックは全部鳩目に掛かり、すぐに破れてしまう。ショックコードだと鳩目にもやさしく、シート全体にもテンションが満遍なく掛かる、従って寿命も長くなるということです。

 日除けの出入り口側を高くすると乗降が楽になります。ボクの場合はサイドステイからスターンのポールなどにもう一本のロープを張りシートをこのロープにも被せることで端が高くなってくる。

 クルージングヨットにハイテクロープが余っている訳はないが、最近のレーサーはみんな使っているので古くなったJ24のハリヤードやスピンシートなどは太さも長さもハイテク雑索?としてはねらい目ですが・・・。
 譲ってくれる知り合いもいない場合は新品のハイテクロープをリギンの応急補修キットとして購入して、それを時々使うという発想が現実的な方法かな。
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by pac3jp | 2009-06-22 10:55 | ヨットの艤装と艤装品  

サバニ改造ヨット

 奄美大島・古仁屋の漁港を散歩していたら、チョット変わったタイプのフネが繋がれているに気がついた。それはサバニ型の漁船にスループリグとデッキキャビンを併せ持つエキゾチックな感じの琉球風ヨットだった。

 サバニ船の前部、最大幅あたりにデッキキャビンが設けてある。船体中央部分にマストが立ち、すぐ後に引き上げられたセンターボードのようなものが見える。船体後部の木製のエンジンルームとコクピットは明かり取りのポートライトとステアリングの前にはスプレーを防ぐアクリルカバーがあり、それにコクピット全面を覆う日除けがセットされている。デッキは板張りでニスできれいに仕上げられているようだ。
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 両舷には当然のようにトローリングロッドがセットされていてオーナーの主な遊びは釣だと思われる。しかし、船体は黒く塗装され白色系の漁船とは違いヨットと識別できるようになっている。

 動力サバニ漁船をベースに改造されたヨットで、どの程度の帆走性能があるかは不明だが、センターボードがあるので風さえあればジブを展開し、エンジンを軽く回す程度で風上へのトローリングスピードは確保できるんでしょうね、きっと。

 どうしてこんなヨットがあるのかこの地域のヨット事情に詳しい方にお聞きすると、この地方ではフネの改造もヨット遊びの一つらしく、そのフネも地元のヨットマンがサバニ漁船をヨットに改造したのだと教えてくれた。

 午後遅く、漁港から面白い小舟が出てきた。それは船検対象外らしい小さいサイズのディンギーに小馬力船外機をセットし、ジブはファラーでメンスルはなく、ブームは高くあげ大き目の日除けがついている。どうも夕方の潮時を狙って釣場に急ぐ風だった。写真を撮り損ねたのでその小舟についても聞いてみるとご自分のボートだとおっしゃる。それから遠くからは見えなかったがスロープから引き上げるのに必要な車輪もちゃんと装備してあるよ、ということだった。

 確かに波穏やかな大島海峡では10フィートのディンギーに2馬力の船外機の取り合わせでも充分走る。釣をするにはメンスルは邪魔だし日除けは欲しい。ファラージブに2馬力エンジンの推力を加えれば風上にも充分上る。それに船底には生簀と透明な窓があり、透明度抜群の海では魚群も目視できるので魚探は不要ともいえる。

 こんな舟が欲しい釣好きなヨットマンも多いでしょうね。でも、魚影の濃い海の傍に職住があり、地元の漁港が自由に使えたら最高ですが、大都会の周辺ではまずないでしょうね。でも、奄美にはありそうですよ!

 奄美・古仁屋で停泊していた数日間で近畿地方出身の移住者に何人もお会いした。早朝、公園で清掃ボランティアをされていたご夫婦は、「私達は70歳で大阪の飲食店を畳んでここに移住しました。ここは空気もいいしお魚もおいしい、あと30年は楽しみたい」と100歳までの暮らしを宣言されいた。
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by pac3jp | 2009-06-03 09:26 | 漁船  

掃海艇でちょっと気になった道具や装備

 掃海艇はJMSDFの艦艇、23艦種のうち軍艦としては小さい部類ではあるが、護衛艦、潜水艦、掃海艦についで上から4番目にリストが上がっている。小さくても機雷戦を受け持つちゃんとした海自の正面装備なのだ。

 ボクは、伝統というものとは縁もなく、まったく我流でヨット遊びをやってきたが、今回、そんな旧海軍の伝統を引き継ぐ掃海艇を見学させていただくと勉強になることや、気になるものもあり中々面白かった。
その中の数点を紹介しよう。

c0041039_16511222.jpg まず、本船ではどんなフネでも入港時に使っている「サンドレッド」。バウデッキの片隅の収納場所には大、小の様々な重さのものが用意してあった。なぜっと思ったが、自衛艦も体験航海で大勢の乗客の視線を浴びて岸壁につけるときなど新人が緊張で失敗すると、すかさずベテランが得意の技でフォローするんだとか聞いたが、沖合いでの錨泊横抱きや天気状況によっても数種類の「サンドレッド」はきっと要るのでしょうね。

 でも、近くの吉原製油の岸壁には赤ペンキで「レッド投げるな!」と大書してあるので誰かが受け損ねて労災事故になったみたいだ。ヨットではソフトボールくらいが投げ易くて、受け手も安全ですね。

c0041039_16515231.jpg 自衛艦も最近は艦内禁煙になったらしく、掃海艇でもミジップデッキに唯一の喫煙コーナーが設けてあった。そこは本来、青天井だが日除けのキャンバスが張ってあり中央付近から2ヶ所、漏斗状のカップからホースがつながっている。貧乏性のヨット乗りはすぐに雨水を集めているんだと早合点したが、乗組員からは「水には不自由してませんよ!」と馬鹿にされてしまった。確かに太洋を1隻で渡ることなんてないもんね。

c0041039_1652389.jpg このフネは40人も乗り組んでいるが食堂のパイプイスは半分くらいしかない。岸壁に係留していると揺れても大したことはないが沖に出るとかなり揺れるだろう。ヨットでは固定されたシートに座るのでそう気にしなかったがパイプイスだと暴れて大変だ。ところがテーブルにイスを収納するラックが装備してあるのだ。使うときにはラックから外して座り、終わればまた元どうりにセットしておく。フネが揺れてもガチャガチャいわないように分厚いビニールシートの緩衝材が入っていた。

c0041039_16531997.jpg 船には規則によって各種の灯火を設置しなければならないと決められている。左舷ブリッジの上に3種類の灯火が設置されている。赤と緑も開口角度もやや狭いが右端の灯火は隙間くらいしか開口していない。どうも夜間ぴったりのアビームで僚艇と掃海作業をするための灯火らしいと想像したが・・・。

 最後はクイズにしました。

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この画像の矢印型の道具はどんな時に使っているかお答えください。因みに画像は緑ですが反対側には赤く塗装されています。さて、何でしょう。

 ヒント1:武器ではありません。念のため。
 ヒント2:停泊に関係あります。


 分かった方はコメント欄に書き込んでください。恥ずかしいなとお思いの方は非公開コメントにチェックをいれて答えを書き込んでください。他艦でも形は違うがよく使われている?・・・らしい。

残念ながら賞品の用意はございませんが、頭の体操にどうぞ!!

【関連記事】:ヒービングライン 
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by pac3jp | 2008-12-15 17:09 | ウオッチング  

フランス艇「ALIBaba」号を訪問するが・・・

c0041039_13345696.jpg ビジターバースに海外からのロングクルージング風のヨットが1隻係留しているのが見えた。
 友人と表敬訪問をしようと昨日そのフネを訪れた。近くで見るとフランスの3色旗が翻っている。ヨットは海外からのクルージングヨットとしては小振りな34フィート位だろうか。でも、フランス艇らしくハルにはサカナのイラストがサイケデリックに描いてあり、そのハルはアルミのようだ。船体デザインは昔日本でも流行ったタンブルフォームがついた船型だ。

 デッキの外観はトランサムにウインドベーンは付いているが使ってはないようだ。スターンにソーラーパネルを載せたアーチがあり、そこからコクピットを覆う大きな日除けカバーがしてある。自転車が2台桟橋に止まっているのでオーナーは在艇のようなので声を掛けてみると、気さくそうなキャプテンが顔をだした。

c0041039_13353143.jpg 例のごとく、これまでの航海をお聞きすると、フランスの大西洋岸を5年前に出港して、地中海、スエズ運河、紅海、インド洋で長く滞在し、南太平洋から北上、日本に来たという。
 これからはアリューシャンからアラスカのアンカレッジへ、カナダ沿岸を南下し南北アメリカ大陸を含む環太平洋クルージングを続けて母国フランスに帰り、クルージング資金を稼ぎ、また次のクルージングに向かうという。

 それに、彼は「今は仕事中で忙しいのでのんびりお喋りしてる時間がない。申し訳ない」とおっしゃる。何の仕事だろうと思うが、アラスカに向けてあれこれ出港の準備が忙しいのだろう。奥方が旦那を指図しているらしい声が奥から聞こえてきた。(フランス語なのでワカラナイ)

 あとで考えると、どうも以前にあのサイケなイラストを見た記憶がある。調べてみると07/08/26に新西宮ヨットハーバーに来ていたことが分った。昨年8月以来、9ヶ月間は日本各地や隣国の韓国などを巡ってきたのだろう。

 この世界に詳しいヨットディーラー氏の話によると世界遺産をヨットで巡る旅をしているフネも結構あるらしい。観光地としてはユネスコが認めた一級品ばかりなのでどこの国の世界遺産でも、まず当たり外れはないだろう。ここにくる外国艇は京都と姫路城は必ず観光しているそうなのでやっぱり「世界文化遺産」は大きな魅力ですよね。
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by pac3jp | 2008-05-26 13:40 | ウオッチング