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関西ボートショー2010

c0041039_10131436.jpg 今年も春のモーターボートショーが新西宮ヨットハーバーで開催されていた。ボクも日曜日に行ってみたが景気も回復してきたのかお客さんの入りも良いようだし例年に較べて出展されているボートも多く、フローティング出来ないボートは広場や駐車場にも並んでいる。

 会場の桟橋を歩いていると地元のボートディーラーもいるが殆どは知らない営業マンなので気楽に見物できる。そして一番沖側の桟橋が今回も中古艇の展示場所になっていて40f~50fの大型のボートが7~8隻並んでいる。

c0041039_10134193.jpg ふと目に付いたヤマハ(MX-40)の窓に「ご契約ありがとうございました」の張り紙が張ってあった。ちょっと興味があったので簡単な仕様を眺めて値段を確認(1470万円)していると、同業者に先を越されて少し焦っているのか、向かいのボートの営業マンがにこやかな表情で寄ってきて、「こちらのボートもお買い得ですよ」という。
 買ったときには1億円以上もした45fのボートが今は3000万円余りだ。価格は1/3になっているが、そう安くはないともいえる。このボートの価値の2/3の部分は既に消耗していると思ったほうが良い。
 安さに釣られて買ってしまい乗り始めるとアチコチに故障が出て、最悪エンジンの換装が必要となったら2基でウン千万円が吹っ飛ぶ。それでなくても豪華ボートはジェネレーターやエアコンなど故障しやすい補機が数多く搭載されている。エンジンなどの程度をよく見て今後の補修費も見込んで考えるのが基本でしょうね。

 今年もオカザキヨットが新しい小型ボートを売り出している。
c0041039_10143934.jpgRanger R25SC
長さ:7.49m  
重量:2.61トン
燃料:284L 
主機:ヤンマー150hp 
価格 1,334万円

 最初はディーラー社長が自分好みのボートを輸入して皆さんに勧めているのかといるのかと思っていたが、どうもそうではないようだ。
 長年ヨットに乗ってきたがもうセールを揚げるのもメンドクサイ、フネにきたら舫いを外してすぐに沖に出て一回りすれば気分が落ち着くのだからもうヨットでなくても良いのだとおっしゃるオールドソルトが乗りたそうな小型ボートをチョイスして輸入しているようである。

 元気なオジサンには少し大きめの外洋クルージングボート、もう遠くに行く気がないオジサン達には上のようなボートを勧めている。釣りボートのように酷使しないので華奢で装備過剰もOKだし、ここのハーバーにもミノアなど同じようなボートが何隻かはあるが、乗り倒すオーナーさんは居なくて大抵は静かに舫われているだけだ。

 商談中の社長と目が合ってしまうと、「デイセーラー(サフィア)も安くなってきましたよ、どう!」と声を掛けられてしまった。
 彼は「遠くへクルージングする元気はもうないが、安くなったデイセーラーで近場セーリング位はできる客だ」と思っているのかも知れない。

 自慢じゃないが、お金の掛かかりそうなモーターボートは一度も「どうですか!」と声を掛けられたことはないもんね。
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by pac3jp | 2010-03-30 10:25 | ボート  

どこかで見たヨット?

 ここのフローティングボートショーに出展されているヨットは「新品ヨット」よりもディーラーが最近販売した「新型のヨット」を展示しているほうが多い。
 バブルの頃、東京・晴海の大きな会場で国際の名に値する国内外のピカピカの新艇がズラッと並んでいるのを神戸から見に行った時代もあった。その時代から考えると今のボートショーはまるで中古艇の展示会のように思うなあ。長い不況でボートショーはもうこんなもんだと洗脳されてしまったようだ。

 今回はヨットショー会場桟橋の端っこながら「本物」の中古艇が8隻だけ纏まって並んでいる。ヨットショーへくるお客さんは「新艇はただ見るだけ」に来て、「中古艇は探しにくる」人の方が多いはずだ、とボクは思っている・・・。
 顔見知りのディーラー社長がボクに自社で売り出している中古艇をよく見てブログの記事で宣伝してくれなどいっている・・・。

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 並んだ中の一隻で、その29フィートのアイランドパケット(IP)をどこで見たのだろう、船名に見覚えはあるが思い出せない。
 スターンにウインドベーンやレーダー・ソーラーとクルージング装備はついているが、フェンダーはみすぼらしいのが疎らに吊ってあるし、なにかがらんとした雰囲気のフネだ。社長にお聞きすると沖縄から持ってきたとおっしゃる。

 沖縄と言えば各地のクルージング艇が集まるのは宜野湾マリーナだろう。そう思って考えていると、この夏、確か同じ桟橋の数隻隣に和歌山のIP「ジェニファー」さんがいて、対面に少し大きいIPが泊まっていたなあ、そうだ、6月末頃にそのバースに入ってきたようだが、ボク等は座間味レースに出て7月1日には出港したのでオーナー氏とは会ってないなあ、と思っていたら写真が出てきた。

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 デッキにライフラフトは見あたらないが大きなドジャーとライフラインにコクピットを囲み込むようスプレーフードをつけ、コクピット後部のレーダーアーチにはレーダーとソーラーパネル、それに小さい船外機を装備した国内ロングクルージング中という雰囲気のヨットだった。

 やっぱり同じフネだった。ドジャーとスプレーフードを取り外していたので受けた印象が大きく変わったのだ。沖縄で見たときは南太平洋から帰ったばかりでまだ現役だったのかも知れない。しかし、「for sale」となるとヨットの印象は大きく変わりますね。
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by pac3jp | 2009-10-28 14:12 | ウオッチング  

新しいアンカーシステム

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 先のヨットショーで最大のヨットは45フィートの「Moody 45DSe」だった。後から見るとダブルステアリングだし、幅が4m以上ある特大サイズなので一瞬カタマランかなと思うほどスターンにボリュームがある。ヒールすると風上は怖いだろうし、ツインラダーは当然絶対必要ですよ!

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 伝統的なクルージングヨットはバウの頑丈なアンカーローラーに重いCQRアンカーが鎮座しているのが常となっていたが、数あるビルダーの中にはそこに新機構を組み込もうと試みるビルダーやデザイナーがいる。↑左の画像はデヘラーヨットの例だがアンカーはデッキ上になく、ステムに埋め込み人力に頼らずアンカーリングできる方式だ。↑右の画像は「Moody 45DSe」のバウだがすっきりしてまるでレーサーのバウみたいだ。

c0041039_6565218.jpg キャビンはデッキサルーンなので広いのは当たり前なので、バウの大きなアンカーウエルも見やすいように開放されているのを見に行く。
 新型のアンカーシステムを搭載しているというのだ。アンカーは50ポンドのデルタアンカー、下向きで頭も後を向いている。シャンクの部分がステンレスの構造物で保持されていて、その奥に蓄力用の油圧シリンダーのようなものに連結されている。(左上の画像)

 ディーラーの営業マンがデモしてくれる。「25kgのアンカーは重いですよ!」と、「こうやって」と油圧シリンダーのそばにあるペダルを踏むとその重いアンカーが自分で立ち上がってきた。あとはアンカーローラー収まったシャンクにを手をそえてバウの定位置にあるピンにセットするとアンカー準備は終わる。あとはストッパーを外しアンカーレッコーすればOKだ。錨鎖はピンでデッキと固定されているアンカーローラーに乗って繰り出されしっかり保持されているらしい。(左下の画像)

 揚錨したあとは錨や錨鎖を水洗するホースがチェーンロッカー内に用意されている(ホースリールが少し見えている)。全てが終わるとデッキハッチを閉めれば蹴躓くものもないすっきりとしたバウデッキになる。

 このヨットの外観や内装から想像するとフルタイムのクルージングなど想定になく、アンカリングする頻度は割合少ないのでアンカーやウインドラスなど邪魔物はデッキ下に収納しておいてデッキはシンプルにしとこうという考えだろう。

 ボクはアンカーシステムは使いやすくて故障しないシンプルなのが一番と思っている。このような複雑?な連結機構や油圧かバネかは知らないが海水を被るバウのデッキ下にある蓄力シリンダーなど特に心配だ。面白いけど実用にはなるのか疑問だなあ。
 でも、頻繁に使うことはない装備なのでそう問題は起こらないのかも知れない・・・。
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by pac3jp | 2009-10-26 07:05 | アンカー  

フローティングヨットショーとキャンピングカー

c0041039_1112446.jpg 先週はモーターボートでその翌週はヨットのボートショーが開催されている。17日の土曜日に行ってみると、予報は曇りだったが、運悪く昼ごろから雨になり会場のビジター桟橋もお客さんの姿はまばらである。でも展示艇の数はほぼ桟橋一杯の様子だ。

 新艇はいつもの関西系ディーラー・ビルダー各社が出展しているが、今回は珍しく関東系ディーラーが一社、アメリカ艇を出展している。

 今回、ビジター桟橋の一番沖は中古艇専用の売り場になっていて一艇につき1万円の出展料だそうだが8隻のヨットが並んでいる。ボクのお仲間艇もオーナーがついに大型艇に乗り換える気になったらしく、値札をつけて並んでいる。

 陸上展示はマリングッズのブースとデイセーラーが一隻だけで、あとは中・小型のキャンピングカー5台と40fのトレーラーハウスが一台展示されている。なぜか値段は500万円クラスで揃えている。

 一方、桟橋に並んでいる中古ヨットは「ヤマハ30S」の230万円から「アイランドパケット29」の880万円までと価格の幅があるが、ボクの「カン」で中古艇を大雑把にイメージすれば、「ちょっとくたびれてきた10mクラスのヨットで500万円」というところかな。

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 その500万円の金額は5m弱の小型キャンピングカーの新車が買える値段になっている。国内を旅するのなら危険も多く時間も掛かるヨットの航海より高速道路が無料になりそうなこの時期、キャンピングカーの方が安くついて楽しいよと、ちょっと疲れてきたヨットマンや団塊世代のニューカマー達にアピールするためにヨットショーで展示しているのでしょうね。

c0041039_11151690.jpg とあるヨットディーラー氏は小さなライバル意識を露わに、「あんな小さな車では泊まれませんよ、現実は皆さんホテルで宿泊していますよ!」とおっしゃる。確かに狭いベットと小さなギャレーはあるが、ヨットに比べ寛げるスペースや荷物を置くスペースはなさそうだ。

 12mのトレーラーハウスは一見しただけでも充分な居住性はある。牽引は特殊なトラクターが必要なので簡単に移動は出来ないが長期に亘り滞在するのに適している。このトレーラーハウスも525万円である。全体にどうも、ちゃちっぽい印象だが車輪を外しオプシャンのフロートを組み込むとハウスボートになるらしい。

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 長さ12mで幅は2.5mくらい、可動式で出っ張る部分は4m程はあるのでヨットやボートのようにバウやエンジンルームなどデッドスペースが発生することなしに面積が生活空間として有効に生かせる。
 ハーバーには毎週やってくるが殆どフネを出さないオーナーさんにはエンジンや船底のメンテの心配がなくもってこいの別荘ボートになる。乗りたければ小さなモーターボートかディンギーを繋いでおけばいいだけだ。40fのカタマランより幅はズット小さいので二隻分の係留料は要らない。

 マリーナで泊められなくても、波が入らなくて景色がよい運河や静かな入り江などに繋げば良いが、ハウスボート用の電力・上下水道などのインフラが整備されてないとなにかと難しいかもしれないなあ。
 洋画など見ていると大きなハウスボートがいい背景で浮いている。アメリカではかなり普及しているようなので、やがて日本にもそんな風景が身近に見えるようになることでしょうね。
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by pac3jp | 2009-10-22 11:29 | ウオッチング  

また、フローティングボートショー?

 6月7日(日)久し振りに朝からヨットハーバーに行くと遠くのビジターバース付近で何本ものマストに大きな旗が翻っている。何かイベントをやっているのだと思い、いつものマリンショップなどのテント村が出来ている辺りをで見ると、寂しく3つほどしかテントはない。
 正面に回るがいつもの○○ボートショーなどの看板もあがってない。でも、ビジターバースはずらっとモーターボートが、そして端の方に5隻ほどのヨットも並んでいる。顔見知りのディーラーに「また、やってるの?」と聞くと「今日はヨットハーバー主催のフローティングボートショーですよ」と教えてくれた。

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 以前は全国組織の舟艇団体が見本市会場などを借りて大規模にボートショーをやっていたが、近頃はハーバーのビジター桟橋に新艇を買ったオーナー艇や売れ残った新古艇、それに普通の中古艇を展示するといった形が一般化し、ディーラーの経費もそう掛からないので、度々やっているのだろう。ハーバーも出展者が多ければいいし、お客さんが多く賑わえばもっといい。もし、売れたフネがここに係留してくれたら業績の向上にもつながるので頑張っているんだ。

c0041039_14145477.jpg 桟橋をぶらぶら歩いていたらこんな値段の看板だけが目についた。特選中古艇、10,500,000円円と書いてあったのだが、桁が大きすぎてボクは中古艇だから「1,500,000円だ」と見てしまった。

 顔をあげてボートをよく見ればトヨタマリンの大型ボート、PONAM45だ。これは高いボートだ、1500万円では買えないなぁ。だが、今の時期に本体価格1億円に消費税500万円の1億500万円は高すぎて売れないだろうと思ったが。

 ボートから見学のお客さんが出てきた。若いお父さんが女の子3人、男の子2人をつれている。お父さんの家族とお友達という格好である。
 「わぁ~すご~い!」といって見てくれるが、それまで。価格なんかは見もしないでしょうね。

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 大型ボートはかなり納期がかかる。今、リーマンショック以前に発注されたボートが次々と引渡しの時期になっているが、当のオーナー側は発注時と経済情勢が大きく変わってしまい、ボートビルダーとの間で、ああだ、こうだといって何とか引き延ばしをはかっているケースもあるとかの噂も聞こえてくる。

 ヨットハーバーでも中型・小型のヨットやボートは景気の変動でそう大きく数の増減はないが、大型バースに泊めていた会社所有のフネは随分減ってしまったように聞く。でも、世間の景気は悪くても「お金もあるところにはある」というので、大型ボートなどはこの時期、きっと買い時なんでしょうね。
 
 いずれにせよ、ボクには全く関係はないけどね。
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by pac3jp | 2009-06-08 14:19 | ウオッチング  

タダミさんのタグボート「Red Mini」号

 ハーバーのビジター桟橋では3月のヨットショーに引き続き、4月はフローティング・ボートショーが開かれている。気温も大分上がってきて気分はもう海の季節になってきたようで、お客さんの入りもヨットよりは多そうだ。

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 ボクはモーターボートに興味はないので通り過ぎようとした時、桟橋の端っこに面白そうな赤いタグ風のミニボートが泊っているのに気がついた。ヤマハやヤンマーの商品でないことはすぐに分かった。自作かワンオフのボートだろうと遠くから眺めていたら、どうも前から「KAZI」誌で高橋唯美さんが好みのボートを紹介する連載があって、そこに描かれていた特徴のあるボートイラストになにやら雰囲気が似ているのに気がついた。

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 前日に見学した友人がタダミさんがデザインしたボートだと教えてくれたので「やっぱり」と合点した。ビルダーはどこだろうと思っていると船体に「NJY」と表示があったのでニュージャパンヨットが建造したらしい。前日まで詰めていたタダミさんから12日の日曜は関東のハーバーで同型艇の進水に立ち会うとのメモが張ってあり、タダミさんご本人は不在だった。


 小さなボートなので全部見せてもらってもすぐに終わった。バウには大きなクロスビットが立ち、スターンにも2本の頑丈そうなビットがある。そして煙突がついたクラシックな外観からは小型のディーゼルエンジンをのせ、トコトコと港内を走る小型タグのイメージだ。
 だが、エンジンは115馬力の船外機とトローリングロッドが両舷にセットしてある。船尾船底には滑走するためのプレーニングボードのようなものが見える。鈍足なイメージは停泊中だけで、いざ出動となれば普通のフィッシングボートと同じ機動力を持つ高速フィッシングボートに変身するボートなのだ。

 ブリッジには右舷にステアリングとコンパス・燃料計・速度計・オーパイが、左舷にはレーダー・GPS装置が設置してある。キャビンも小さいながらバウに着替えるスペースがある。アフターデッキからキャビンに入ると右手に手洗いボールがついているので左舷にはトイレがあるのかもしれないが確認を忘れた。

 このサイズのボートで外洋トローリングは無理だが波の立たない内海でクルージングや釣りをして遊ぶのは結構面白いと思うよ。外国製のトローラやタグボートも最近よく輸入されているが、内装が豪華過ぎるので、魚釣で汚してはもったいないと思ってしまう貧乏性のスモールボート派とか、個性的な雰囲気をもつ小型フィシャーマンが欲しい人にはぴったりだと思うがどうでしょう。
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by pac3jp | 2009-04-13 15:53 | ボート  

'09フローティング・ヨットショーあれこれ

 会場のビジター桟橋ではリガードセールが現品格安販売として、ダクロン製の30~33ft用ファーリングジブを10万円で展示販売していた。

c0041039_10363078.jpg この価格が高いのか安いのかセールの相場をよく知らないボクにはなんとも言えないが、セールのちょっとした修理でも数万円の請求書がくるので新品が10万円なら安いようだけど・・・。でも、最終日の午後になってもまだ売約済の張り紙がないのでそれでも高かったのかもしれないなぁ。

 ファーリング・ジェネカーの実演・販売も行っていたようでガンポールに巻いたジェネカーが繋いであった。

c0041039_10361630.jpg クルージングヨットは普通のスピネーカーよりジェネカーを装備しているヨットの方が多分多いと思う。スピンポールを使わないので艤装も簡単だし、操作も楽だ。スピンシューターを使うと少人数での上げ下げも容易になる。カップルで乗るヨットでも充分にダウンウインドセーリングを楽しむことができる。
 それでも、もっと簡単にジェネカーを使ってもらおうとファーリング・ジブのようにステイに巻き取ってしまうことで展開と収納を簡単な操作で済まそうとファーリング・ジェネカーが作られたのだろう。

 確かに、スピンシューターを使い一度は簡単に揚がるが、2度目、3度目となると嵩高いシューターを片付けるのが面倒になる。その点、ファーリングしとけば確かにラクチンだ。

c0041039_10373151.jpg ガンポールを持たないヨットがファーリング・ジェネカーをセットするには「こんなのどうです!」、という感じのファーリング・システムを装備されたフラクショナルリグの中型ヨットをつい先日ここで見かけた。

 それは同じく2本のロープでファーリングするシステムを使っていて、追加のステイはマストトップからバウのパルピットを支点にして本来のジブセールより前方にタックが取れるようにしてステムに繋がっている。
 既に巻いてあるセールはジェネカーではないようで、ファーラーも小型で強風の上りには使えそうにないので、この艇のオーナーさんは特大ライトジェノアを巻いて微風時の馬力UPを狙ってセットしているのかもしれないですね。
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by pac3jp | 2009-04-02 10:44 | ヨットの艤装と艤装品  

国産・新艇ヨットのドジャー

 先週末の三日間、春のフローティングヨットショーが新西宮ヨットハーバーで開かれた。ボクは日曜日に少しだけ見学に行ってきた。当日のお天気は良かったが、冷たいブローが吹き、ディーラーの営業マン達は寒そうな風だった。

 陸上のマリングッズのブースは狭い広場にテントが並んでいるので割合お客さんは入っているようにみえるが、ビジターバースに係留された展示ヨットにはチラホラという感じでお客さんが集まっている。

c0041039_1732164.jpg 小豆島の岡崎造船が2隻のヨットを展示している。「OKAZAKI 30C」と「OKAZAKI 335クラシック」だ。33f(左画像)は楕円のポートライトと大きなメタルカウルベントの換気口を採用していて、岡崎造船の社長さんがおっしゃるには「アーリーアメリカン」とか「ネオクラシック」とかいうイメージのヨットらしい。

 気がついたのはドジャーのデザインが進化して、格好もよく、今までよりかなり見通しがよい作りになっていることだった。前面からフィルムの一枚窓になり明るく広々としている。無理に難を言えば側面の海面反射からの日除け部分が少ないので夏場はドジャーの中でも日焼けは間違いない?。

c0041039_17331080.jpg どこが作ったのかと見るとドジャーの裾に「フッド」のラベルが付いている。輸入品かと思っていたが岡崎造船指定のセールメーカーだった。もう一隻、30fのドジャーのキャンバスはグレーで少しデザインは違うように見えるが基本的には同じ作りのようである。でもメーカーのラベルが「SAILTEC」となっている。
 何故だろうと聞いてみると、これはセールメーカーの都合でブランド名を変えているだけで同じくフッドで製作しているという。 なぁ~んだ!

 クルージングを始めるならドジャーは今や必須の装備であることに誰も疑いはない。でも国産の中古艇を購入したらドジャーが付いてないこともあり、その時は新しくドジャーを作ってもらうことになる。輸入艇でも程度の悪くなったドジャーの場合は新しいデザインで作り変えたいと思うこともあるだろう。その時は地元のセールメーカーやキャンバス専門の業者に頼んで作ってもらうのだが、フレーム、フィルム、大きさ、水仕舞いなどしっかりと説明して納得のゆく作りにしてもらうこと肝心です。

 でも、一回、長めのクルージングをすると具合が悪いところはちゃんと出てくるもんですけどね。
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by pac3jp | 2009-03-30 17:36 | ヨットの艤装と艤装品  

2008 関西フローティングボートショー

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 2008 kansai floating Boat Show と看板が立っていたのでモーターボートだけのボートショーだが、オカザキヨットがなぜか1隻だけ29fのヨットを出品していた。これが目立つ場所なので立ち寄るお客さんも多くちょっと得した様子。

 会場を一回りしたが1億円をはるかに超える高いボートと沿岸で釣りを楽しむ小型ボートの2極化が進んでいるように感じた。でも小型ボートといえども1千万円以上はするようだが・・・。

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 ボートは特に興味はないので陸上のブースを眺めていると日本水路協会が港湾案内を並べていた。順次新版に替わっているが全12冊のうち9冊が新版タイプに替わりましたといっている。最新版はつい1週間前に発売されたらしい。古い日本測地版はあと、北海道東岸・東方、北海道西岸、南西諸島の3冊が残っている。少し前には新版待ちで品切れの本もあったが今は全て揃っているという。

 販売担当者によると今後、ヤマハボートさんが新艇を販売したときにオーナーさんの活動エリアの港湾案内を買ってもらうようにするとかおっしゃっていたが、釣りが主体のボートオーナーさんが港湾案内を見ながらクルージングなどするのだろうか、これはちょっと疑問だね。

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 もう一つ、マロール(株)のブースに展示されていたエンジンリモコンのデモ機があり少し説明してもらった。画像右上がエンジンコントロールレバー、その左下がリモコンで上からタイマー、中がシフト・スロットル、下が舵ダイヤル。左側の箱がリモコンの信号をモーターパワーに変えプッシュプルケーブルで右上のエンコンレバーを操作する。電力がダウンしたりリモコンが不要なときは直結操作も出来る。

時々漁港でこんなシーンを見る。
 沖から帰ってきた一人乗りの漁師さんが水揚げ岸壁に近づくとリモコンを持ってブリッジからデッキに出てくる。そしてバウに行き、もやいを持ち、リモコンで舵とエンジンをコントロールしてぴったりと岸壁に横付けする。

 こんなエンコンシステムが欲しいと思うヨットマンは少ないでしょうが、ヨットも一人乗りが多いので例を一つ、岸壁槍付けの場面を想像すると、バウで舫いロープとリモコンを持ち岸壁の距離を見ながら前進もアスターンにも入れられる。舫いも場所によっては自分でとれる。楽チンですよ!

マロールのパンフの商品名は「釣楽リモコン」、流し釣を楽にします! とコピーにある。

●前進と中立のシフト操作をタイマーで自動操作で繰り返し
●最適にプログラムされたシフトの前進・中立時間
●前進だけでなく後進のタイマーも可能
●前進・中立・後進のシフトとスロットルのリモコン操作も可能
●フルスペックタイプでは舵操作のリモコンも可能

 この装置はブリッジにある前進・中立・後進のシフト操作レバーとエンジンスロットルレバーの 2レバー式手動エンジンリモコンの中間にコードリモコンのアクチエーターを入れてプッシュプル式で操作している簡単なシステムだ。
 値段をお聞きすると舵の駆動方法によっても変わってくるが40f位の釣ボートなら70万円くらいで装備できるらしい。

 今年5月~6月にあの有名な「春一番Ⅱ」がハーバーに来ていた。出港でバースから出るとき、オーナーが舫いを外し、スターンデッキでリモコンを握り、アスターンでバースを出て出港していった。野本先生なら櫓を使う場面だが現実的な次のオーナーさんは瀬戸内漁船並みの操船で松山へ帰られた。
 ボクもやっぱりこっちだなぁとその時思ったことだった。

【関連記事】1:プレジャーボート・小型船用港湾案内をWebで見る
【関連記事】2:バックカメラで見張る!
【関連Web】:マロールマリン
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by pac3jp | 2008-10-15 16:09 | ウオッチング  

超高速パワーボート!

 先週、ヨットハーバー主催のフローティングボートショーが開催された。セーリングヨットは2社で5隻の展示だった。殆どがモーターボートの出展だ。ボクの周囲ではそれほど景気は良いとは感じないが、好景気の業界もあり、大型ボートも良く売れているらしい。今回も1億2000万円とか表示があるボートも並んでいた。

 燃料の高騰で漁船が一斉休漁するとか報道されている時代に「これはちょっと不謹慎?だろう」と思うボートが展示してあった。

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超高速パワーボート!
スーパースペシャルモンスターマシン!
BAJA 40 Outlaw

エンジンはマークルーザー 496 マグナム
ガソリン 4サイクル、8100cc V-8、425HP×3
ドライブはブラボーⅠドライブ×3基
後方空中排気
定員8名

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 担当の営業マンは時速120km/hは出ますといっている。高速道路の120km/hは大した事はないが、海面は大抵が凸凹だ。鏡のような海面なんて本当は存在しないのだろう。タイヤもサスペンションもない船底で凸凹の海面を高速でぶっ飛ばすのだ。客席のシートも全員が立ち席なのも理解できる。でも低速で移動する時には電動で座席に変えられるという。マイアミが似合うボートである。

 エコと全く正反対のボートの「燃費は?」なんては野暮なので聞かなかったけど、きっとハイオクガソリンをガバガバと喰うんでしょうね。今時こんなボートを誰が買うんだろうと思いながら陸置ヤードを眺めていると同じようなスピードボートが何隻か並んでいる。
 世の中には「燃費なんて関係ない!」と、でっかいエンジンを積み、空中排気の咆哮を上げるような音を聞きながらぶっ飛ばす快感を求めるボートマンもいるわけだ。

 ヨットのクルージングも今までは機帆走を主に走ってきたがこれからは帆走を主にクルージングする時代になってきた。微風でも軽々と走るC/R艇などが良いかもしれないが、微風の日が多く、潮も早い瀬戸内では重量級のヨットは少し辛い、でも時間はたっぷりある。ゆっくりと楽しもう!

 昨日、車にガソリンを入れた。レギュラーでも170円/Lはする。本当、ガソリンなどの値上がりは止まるところがないように見える。こうなったらもう軽自動車にするしかないな、と思いながらセルフのガソリンスタンドで入れてきたが、もう車は手放したとおっしゃる人もいらっしゃる。その思い切りが羨ましいなぁ!
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by pac3jp | 2008-06-23 12:28 | ボート