タグ:カメラ・ビデオ ( 10 ) タグの人気記事

 

8ミリ映写機を応急修理する

 お正月には久し振りに義妹と鳥取に住む甥っ子夫婦がやってきた。積もる話は写真より大画面テレビに映す動画に限ると、昨年、彼女たちも出てくる古い8ミリフィルムをDVDに変換していたのでその映像を見せてあげた。

 義妹の亭主は15年前の阪神淡路大震災で被災したエレベーターの復旧作業の過労が響いたのか、あの年の5月に亡くなってしまったのだが、その弟が子供たちの成長を撮った8ミリフィルムがダンボール箱に入って残されているので同じくDVDにしたいというのだ。

 DVD化にはフィルムの内容を確認する必要があるので映してみることにするが、2台もある映写機はライトは点くがベルトが切れているのか不動の状態。我家にある映写機は1年前には何とか映すことは出来のだが、先日、映写中に突然ベルトが切れて映写不能になってしまった。

c0041039_11344040.jpg 仕方なく映写機をフィルムの内容チェックができる程度に応急修理することにする。
 左画像は8ミリ映写機外観 
(ELMO SOUND ST-800)

 裏蓋を開けてみるとフィルムを巻き取るリールを駆動するベルトかなり昔に切れていたようでその残骸がオイルの塊のように付近にくっついている。先ほど切れたベルトもかなり劣化していて細かいひびが沢山入っている。

 Webで検索するとあれこれ修理方法は出てくるので、それを参考に近くのホームセンターで揃う材料で取り掛かる。

1.ベルトにする3~4mmの合成ゴム紐はなかったので3.5mmの網戸のゴムで代用する。7mで155円 これは安い!
2.アロンアルファ ハイスピードEX 2g 450円 高い!

c0041039_11352574.jpg●まず、ベルトの接着方法。
 右画像の黒ベルトは切れたオリジナル品

1.網戸ゴムの接着はまずよく切れるカッターで切り口を直角に切る。
2.ゴムの端を短いビニールテープで筒型に巻く。
3.その筒に反対側のゴムを差込み段差がないように接着する。すぐに接着するのでテープは外す。
4.接着剤はつけすぎないようにする。だれたり、ゴムの中に流れゴムが硬くなってしまう。

c0041039_1136712.jpg

●リール駆動部分はベルトを作ってしまうとプーリに掛けられないので長さを決めてゴムをプーリから少し外しその場で接着する。
●主駆動ベルトは切れた実物があるので寸法を合わせ接着する。このベルトは後から装着できる。
●ベルトのサイズは車のファンベルトのように強く張らなくてもよく、ゆるめでOKのようです。

 アロンアルファの接着力に感心したりしたが、意外に簡単にベルトは出来上がった。早速試運転をしてみる。リールに30分位のフィルムをセットし、映写したり巻き戻したりしてみたが案外調子よく動いている。網戸押さえのゴムは7mもあるので少々の失敗もOKだし、予備のベルトも10本ほども作っておけば当分安心だ。
[PR]

by pac3jp | 2010-02-02 11:46 | 徒然に  

35mmの古いネガをデジタル化する!

 ずっと棚の奥に溜まっていた35mmのネガの束を“なんとかせにゃならん”と思っていたが、もう大きくプリントすることはないと思い切ったことで、安くて操作が簡単なフィルムスキャナを買い込み、お正月仕事で何とか3000枚くらいのネガを片付けることが出来そうだと取り掛かった。

 主な作業はネガのスキャンだが、ついでにネガの簡単な分類・整理もしたい。しかし、我家の壁に飾ってある写真のネガはまだ見つからない。長らく邪魔物だったのでもう廃棄されたかも知れないなあ。

 下の画像はフィルムスキャンの作業中で、大きさを較べるために置いてあるのはHDDレコーダのリモコンです。
c0041039_14142215.jpg


撮り貯めたフィルムを、自分で簡単にデジタル化

キャビン フィルムスキャン35 (CFS-2.5)

●35mm(カラー、モノクロ、ポジ)を、簡単操作で高速スキャン。
●パソコンを使わず記録メディアにダイレクト保存できるので、撮り貯めたフィルムの整理などに最適です。
●ボタン1つでスピード高画質保存
 簡単操作でフィルムを500万画素相当の画質データで保存 (総画素数:517万画素、有効画素数:503万画素)
●1枚あたり約2秒の高速保存
 保存時間は1枚あたり約2秒とスピーディー。効率的なスキャニング作業が実現します。パソコンを使わずに記録メディアにダイレクトに保存。面倒な 接続や設定をすることなくデータを手軽に持ち運べます。 (SDカード別売)
●解像度:1800dpi・記録フォーマット:JPEG・インターフェイス:USB2.0
●電源:AC 5V(100-240V)/USB
●記録メディア:SD/MMC/SDHC(4/8/16GB)

●価格:Joshin web で12,880円(送料込み)で購入。
 10日ほど納期がかかった。('09.12)        浅沼商会HPより


使ってみた感想は

◎パソコンに繋がず手早く簡単にSDカードに取り込めるが、SDの書き込むフォルダーが1つだけで画像番号も終了まで続き番号だ。2回目も同じフォルダー名でまた1から始まるのでPCに転送するときは注意がいる。
◎電源はPCのUSBからでも取れるので、USB接続だったらスキャナのSDカードをPCで操作できるのでフォルダの追加などはできる。
◎ファイルの作成日が書き込めない。(初期設定日から変わらない)
◎画像一枚の大きさは2520×1680ピクセルで容量はカラーで約1MB、モノクロは800KBくらいである。
◎スキャンした画像は大きくプリントするのはどうかと思うが、ディスプレーでは充分使えるのでデジタルフォトフレームのスライドショウなどで使ってみようと思っている。

 写真は1970年代から1997年くらいまではフィルムだが1998年からは、ぼちぼちとデジカメになってきたようでフィルムが減ってきた。そして2002年からは我家の写真は完全にデジタル化してしまった。銀塩一眼レフはまだ手元にあるが、操作がややこしい高級デジカメより昔のカメラがいいというパートナーの意見もあるのでこちらもリチウム電池を入れて動態保存しておくつもりだ。

 スキャンは1枚あたり約2秒の高速保存となっているが、新婚の頃の初々しい写真など眺めているとついつい時間がたってしまい、結局、昨日までかかった。これらのHDDに転送した3GBの画像を整理し終わるのはまだ当分先の事になりそうだなあ。


【参考Web】:アサヌマフォトアクセサリー 

 
[PR]

by pac3jp | 2010-01-07 14:25 | 徒然に  

サーマルカメラ(赤外線暗視カメラ)は要りませんか?

 先の三連休はハーバーのビジターバースでモーターボートだけのボートショーが開催されていた。豪華ボートは割りに少なく、フィッシングボートの展示が多いように見えた。そして、殆どが試乗可能なので好天にも恵まれ大勢のお客さんで賑わっていた。

c0041039_15395172.jpg
 ボートビルダーは旗が好きですね、桟橋がより賑やかに見えます!!

 陸上の展示ブースは古野電気やマロールなど常連さんの他に今回はプレジャーボート用の赤外線暗視カメラの展示をしている会社があった。アメリカのサーモグラフシステムなどのメーカー、FLIR(フリア)社が製造した「ナビゲーターⅡ」である。デモ機はジョイスティックで操作するリモコンタイプだ。表示装置はfurunoのナビネットのディスプレーに画像を表示させていた。

c0041039_15403353.jpg 作戦中の兵士が使うらしい軍用の暗視装置は映画で見たことはあるが、なぜ、プレジャーボートに暗視カメラが必要なの?と営業マン氏に聞くと、「このサーモカメラをブリッジに設置すれば、日夜を問わず水面に浮いているゴミやさまざまな漂流物、浮標や定置網のブイ、マリーナや港湾などの夜間入港は勿論、他の船舶などを確実に判別できるカメラシステムで、光が全くない夜間はもちろん、激しい雨や多少の霧程度であれば不安を覚えることなく航行できるはずです」そして「最近では岡山のヨットにも設置していただきました!」と、おっしゃる。

 夜間や雨中など視界不良の航行は、遠方ではレーダーが有効だが、目標に夜間接近すればサーチライトの出番である。なにも赤外線カメラの必要はないように思うが、レーダーや目視で確認できない場合もあるのでそれなりの意味はあるのだろう。

パンフレットを読むとサーマルカメラの表示には4つの表示モードがあり、
1.昼間航行モード
2.夜間航行モード
3.落水者救命モード
4.夜間着岸モードがあるという。

 役に立ちそうなのは落水者救命モードと夜間着岸の場面だと思うが、かなり大勢のクルーが乗り組む船でなければ難しそうだなぁ。でも、2倍のズームもついているので防犯カメラ?としては役立ちそうですね。

 そもそも、このサーマルカメラは世界各国の警察やコーストガードなどが落水者を捜索救助する装置として使われているのと同じ仕組みということで、海面と人体の温度差をセンサーが検知しモニターにその画像を表示できる。そしてジャイロと複数のセンサーを使い船が動揺しても目標を連続して表示することも出来るらしい。

 費用対効果は後で考えるにしてもまず価格が問題だが、プレジャーボート用でデモ機と同じ仕様の
●リモコンタイプの「ナビゲーターⅡ」 価格:1,331,759円
 (消費税、送料、取付工賃、モニター含まず)
 となっている。工事を含むと200万円以上はしそうだ。

●固定タイプの「ナビゲーターⅡ」 価格:756,899円
 (消費税、送料、取付工賃、モニター含まず)

 まあ、使用頻度から見ればかなりお高い装備ではありますが、フネの安全装備にお金をかけるのは正当な支出なので決して無駄ではありませんよ、メガヨットなどはもうとっくに装備されていることでしょうね。
[PR]

by pac3jp | 2009-10-14 15:44 | ヨットの艤装と艤装品  

3月18日 大型コンテナ船 MOL MAGNIFICENCE号 の進水を見学する

 神戸港では川崎造船がバラ積み貨物船を、三菱神戸造船所が自動車運搬船やコンテナ船などの大型新造船を建造している。それに両社とも大日本帝国海軍の時代から引き続き現在まで潜水艦の建造もしている。

 ボクも神戸港で貨物船の進水式をやっているのはよく知っていたが、週日だったりして今まで一度も見学の機会がなかった。ところが先日応募した大型コンテナ船命名進水式見学募集に当選し昨日の18日、三菱重工神戸造船所で大型船の進水式を初めて見学してきた。

↓デジカメ動画で撮ってきましたのでご覧ください。映像に入っているタイトルの日付が2008年は間違いで今年2009年です。



c0041039_16293558.jpgコンテナ船「エムオーエル・マグニフィセンス」の完成予想図。
頂いた絵はがきより。

船主:株式会社 商船三井
起工:平成20年 10月 3日
竣工:平成21年 8月下旬
全長:約302メートル
幅 :43.4メートル
総トン数:約78,000トン
コンテナ搭載個数:6724個「ISO 型20f換算」
航海速力:約24.5ノット

c0041039_16302129.jpg 当日は朝、8時20分までの受付なので造船所の人たちと一緒に早々と正門からの出社となったが、年頃や服装で殆ど見分けが付く。本日の進水が行われる第3船台は正門から遠く、1300人もいる見学者の列は長く続いている。現場に着くと頑丈なコンクリートの船台はきれいに片付いて巨大な船体が静かに船台に載っていて、傍らに観覧席が設けてある。見学通路から船首を仰ぎ見れば確かに海で見るより遥かに大きい。大きなビルをみているようだ。

c0041039_16323339.jpg バウ付近の船底には船尾やミジップと違った鉄骨の船台がセットされていてデッキからブイの付いたワイヤーで吊られている。数えて見ると片舷15本ほどある。なんだろうと思って考えると、ミジップは船幅43mでデッキまでの高さも40mはありそうなので船台の上でも安定だが、バウは船底の幅が狭くて船尾からゆっくり船体が進水してゆくと船尾が浮き、バウの狭い船底部分に一時大きな荷重がかかる時があり、その対策で入っている治具だろうと素人考えで想像した。

c0041039_16361742.jpg 進水準備が始まると船主招待席の前には進水制御卓を中心に4人のチームが並び、三菱神戸が今日進水させる第1282番船の進水作業の指揮を執る。まず、ミジップでコンクリート船台と船とを固定してあった木のくさびを外し主綱一本だけにし、合図とともに船主会社のお偉方の奥方が支綱を切断し、セットしてあった特大シャンパンだろうか、そのお酒のビンが船体に当たって砕けると、静かに船は動き出した。

 造船所のカメラマンは船首と同じ高さのゴンドラに乗ってビデオを回している。あそこは撮影には一等場所だと思うが部外者は到底無理でビデオは船が完成した時の竣工図書の一部になるのだろう。

 見学者の歓声に送られて無事進水した船のバウからしばらくして、バシャ!という大きな水音と両舷から高い水柱がたった。バウから吊っていた進水用の治具を一斉に海に落とした音だった。

c0041039_163866.jpg 船がいなくなった船台にはソフトボールよりも大分大きい鋼鉄のボールが80個も並んだプレートが片舷に十数枚ほど残っている。触ってみるとグリスが付いているが軽く動く。この上を鋼鉄の台に乗った数万トンもあるコンテナ船が滑っていったのだ。

 そして後で海に落ちた船台や治具など進水設備はダイバーが回収するのでしょうね。進水式は後片付けも大変みたいだ。
[PR]

by pac3jp | 2009-03-19 16:44 | 貨物船  

「DREA夢」ハワイの休日

c0041039_14533217.jpg
 このところずっと寒い日が続いている。明日は1月17日で、もう14年も経ったが阪神・淡路大震災があった日で、あの特別に寒かった日をよく思い出す。そんな時期、ボクの仲間のお一人が常夏のハワイに旅立ちました。今頃はワイキキのペンションでTシャツ・短パンでビールでも飲んで寛いでいることだろう。

 ↑画像はハワイのヨットクラブではありません。我々のいる新西宮ヨットハーバーです。紺碧の海を背に「椰子の木陰でフラダンス」とはいかないものの、少しは暖かい気分になりませんか?

 短い動画↓でフラダンスをご覧になりたい方は画像の真ん中をクリックしてください。(ブロードバンド推奨)


 多少はハワイの気分に浸れましたか?

 ハワイに出かけた彼の目的は、古い友人で世界一周を目指す「祈風」号の次のコース、ハワイからニュージーランドに至るクルージングのヨット整備と出港準備のサポートで2ヶ月はかかる仕事だとかで、日本に帰るのは3月中旬だと言っていた。ホントは何をしているのか分からないが、いい身分ではありますね。うらやましい!

c0041039_15175396.jpg そんなハワイの海でも12月のちょっとした嵐?でワイキキ沖で錨泊していたヨット2隻が浅瀬に打ち上げられ遭難したと、本人が撮った画像を送ってくれた。 嵐が予想されたらワイキキにはヨットハーバーもあり、桟橋か岸壁に係留できるのにどうして沖で嵐を過ごそうとしたのだろうと日本にいるボクはそう思ってしまう。

 でも南太平洋などでは沖がかりがほとんどだと聞いているのでクルージング中の彼らも普通に錨泊していたのだろう。しかし、彼らの予想より嵐が大きく錨は効かず打ち上げれれたということか。

 「祈風」号は日本を出てからハワイまで1回も錨泊せずワイキキの桟橋に舫いを取ったが、これからは多分、錨泊を重ねることになるだろう。フネを失うことにならないよう慎重にそして確実に錨泊し、クルージングを大いに楽しんでくださいね。
[PR]

by pac3jp | 2009-01-16 15:07 | クルージング  

我らがローカルレース(動画版)

 ディフェンディングチャンピオンの「DREA夢」号が持ち回りの優勝カップの重さに耐えられなくなり、今年も早くやろうなど言いながら日程が決まると、その日に合わすように九州・大分方面にクルージングに出掛けてしまった。 アレッ 逃げたか!の声も・・・。

 10月19日(日)曇りのち晴れ、東の微風。本日のエントリーは10隻。同日開催のKYC本格レースのIRCクラスの参加は8隻だった。

 参加艇はかなりポテンシャルが高いXヨットのX382とX362の2隻。トップグループとなるはず。 二番手グループのトップはデュフォー362、デヘラー33CR、カタリナ34、マキシ34、HR36の順だろうか。 三番手は船齢は高いがクルーが優秀なピーターソン30、クルージングの達人のジャヌー31、スポーツクラブで鍛える岡崎33PHと個性派セーラー達がどれだけX組に追いつけるかが見所だろう。

 各艇のレーティングはKYCのレースに準じて決めてあるが、ルールは海上衝突予防法のみ。プロペラ推進は禁止だがオーパイも電動ウインチも特大セールも持っていればOKとか。クルーがジェネカーを持参するフネもあったが・・・。
勿論、参加費は無料。

 コースは沖の一文字防波堤を一周してスタートマークを回り込んでフニッシュとなる簡単なコース。風があれば1時間は掛からない。

 アビームでスタートする。このフリーのコースでは誰でも良く走るし、スピンを上げたら少しはスピードが増す。でも僅かの時間でXヨット組はどんどん先行する。2番手グループは予想どうりだがマキシ34が遅れている。

 一文字灯台をクリアすると上りになった。オーパイではうまく走らないのでステアリングに専念する。でも風はだんだん弱くなってきた。

 上りコースの半分までは3番手に付けていたが、やがて軽いデヘラー33に風下から抜かれてしまう。後方にいたデュフォー362はタックして防波堤よりのコースを取る。暫く我慢してオーバーセール気味でタックするが、時々無風になったりして潮に流され、回航マークの灯台を中々クリアできない。なんとかマークをクリアできるコースに出るとカタリナ34が前を横切っていってしまった。もたもたしていたら6番に落ちてしまったのだ。

 しかし、幸運というか不幸というかここで全くの無風になってしまった。が、我々は用意したスピンをむりやりひき上げて、そよ風が吹き出すのをじっと待っていた。
 やがて0.5ノットから1ノットのそよ風が出てきた。動き出したフネから前を見るとはるか前にデュフォー362はいるがデヘラーはいない。後のヨットも見えないのでどうやらこれで完走できそうだと思っていると少しはスピードも上がってきて2時間以上はかかったがなんとか4番でフィニッシュできた。ラッキー

 ビデオカメラを買ってまだ数回の初心者なので操作間違いで再生すると海や空やヨットが逆さに写っていたりしていたがなんとかムービーメーカーで10分の動画に編集しました。でも船酔いにご注意。
 少し長いので適当にご覧ください。高速の回線を推奨します。



【関連記事】:ヨットのメッカのローカルレース 
[PR]

by pac3jp | 2008-11-04 16:34 | 音楽・パーティ  

バックカメラで見張る!

c0041039_926237.jpg お隣の桟橋にあの有名な「春一番Ⅱ」が泊ってからもう一月にはなる。オーナーさんはお仕事が忙しいのか中々ハーバーに現れないなぁ、と思っていた矢先、デッキで作業中の姿が見えたので早速お声をかけてみた。

 この「春一番Ⅱ」は野本先生がお亡くなり乗り手がないので、奥様から「初代の春一番も、もらってくれたので、これも貰って欲しい」と頼まれ、「春一番Ⅱ」を頂いたとおっしゃっていた。でも個性的な大ベテランが長らく乗ってきたヨットも乗り手が変わればその艤装も変わってくる。

 「春一番Ⅱ」の看板になっている木製マストは変わらないが、デッキから2mほど上にブラケットに乗ったセンサーのようなものが3個付いている。そしてドックハウス後方にも同じセンサーが付いている。

c0041039_9265447.jpg
 オーナーになんですか?とお聞きするとヨットの全周360度を見張るカメラですと教えてくれた。
 
 航海中シングルハンダーはキャビン内に用があれば外を見張ることが出来ないので、安全のためカメラの画像をチェックしながら食事などの用を足しているそうである。カメラは防水で車用のバックカメラを転用し、小型カラーモニターは出入り口付近に設置し各カメラから独立で表示するようになっている。大きな画面を分割する表示ではないという。(艇内は下記の【関連記事】から参照下さい)
 防犯用の監視カメラも沢山販売されているが、小型で完全防水の車用はいい選択だと思う。

c0041039_9272034.jpg また、コクピットを覗くとクラシックな舵輪に油圧ポンプがセットされている。以前のステアリングはワイヤー方式だったが、新しいオーナーはオーパイなどステアリングシステムは油圧のリモコン方式に入れ替えている。エンジンもヤンマー3YMに換装済だという。

 まだ色々とお聞きしたかったのだが、明朝出港予定で、今から給油に行くとおっしゃるので、残念ながらもやいを外すお手伝いをする。

 エンジンが掛かった。「春一番Ⅱ」でオーナーは長いケーブルのリモコンを取り出し、ギヤーをアスターンにいれフネをバースから出し、サイドデッキからリモコンで舵をとり、給油桟橋の方に行ってしまった。一人乗りの漁船などがリモコン操作で着岸しているのを時々見るが、「春一番Ⅱ」はどうもエン・コンはないが、オーパイはヤンマー純正だと聞いたのできっと同じようなシステムでしょうね。

 野本先生だったら「櫓を漕いで」かなと思いながら見送った。


【関連記事】ピアネットブログより:懐かしき名艇が新西YHに寄港!
[PR]

by pac3jp | 2008-06-13 09:36 | ヨットの艤装と艤装品  

早朝の「瓶投げアート」

c0041039_13305493.jpg
 ここ新西宮ヨットハーバーには地元で有名なアーティストが主宰する「瓶投げアート」の作品がある。センターハウスの隣にあり、ハーバーにくると毎回見ているがそう気にしたことはなかった。

 11月11日の日曜日、朝まだ薄暗い頃から吊り上げ用のクレー車がやってきて準備をしている。朝の散歩をしながら見物すると何時もと違う外人のテレビクルーのような人達が各種カメラのセットに忙しそうに作業している。このアートを主宰する嶋本さんの光った頭も見えた。

c0041039_1129242.jpg 暫くして、出勤してきたハーバー会社の社長さんにお聞きすると、ギリシャのテレビ局が取材に来ているとのお話し。地元のイベントに何故外国から取材にくるのか不思議だったが、このアートはアメリカでも紹介され結構有名なアートだという。側壁に貼られた記録プレートに在阪テレビ局の番組名がいくらかと顔を知っているタレントの名もあった。

 正面のプレートには「~平和の証~」とあり、10年、そして100年もこの瓶投げアートを多くの人達の手で「コラボレーションアート」として平和が続く限り続けて行こうという事らしい。このアートが始まりもう10年近く経ったが、ボクは100年先まで生きてはないので、この先この絵が、またヨットハーバーがどうなるかちょっと想像も出来ないなぁ。

 地上25mも吊り上げられるギリシャの若者たち、もしかして、彼らもギリシャのお笑いタレントかもしれない。最初の瓶投げにトライした外人は緊張していたが2人目の人はポーズをとりながら、ギャラリーを見て「おはようございます~」なんて愛想を振りまきながら吊られていった。運良く当日は満潮でかつ高潮気味だったのでコンクリートのキャンバスが水面にに浮んだように見え本当、絵になっていた。

c0041039_11315218.jpg
 ハーバーに人通りが多くなる10時頃にはもうクレーン車のブームは見えなくなっていた。ギリシャのテレビクルー達は次の取材地に弾丸ツアーで飛んでいったのでしょうね。キッと!
[PR]

by pac3jp | 2007-11-12 11:45 | ウオッチング  

STOM BAY 見学Part-2





遠来のお客さんとお友達のヨットでワインを飲みながら
スルメをネタに歓談中!
デジカメの動画を貼り付けてみました。
[PR]

by pac3jp | 2007-01-12 08:16 | ウオッチング  

ひと工夫

 友人の艇に久しぶりに寄ると、「これ、どうや?」と彼の最新の工夫の感想を聞かれることがある。
 ヨット乗りは何事につけ、ひと工夫好きな人たちが多いように思う。そして、その工夫の発想の原点は自分が縦横に腕を振るってきた世界からのものが圧倒的に多いだろう。経験が発想を助けている。若い人のように斬新さはないが、その工夫の実用性は多分高い。

こんな例を紹介しよう。

c0041039_9344272.jpg
 左の画像はヨットのスターンに付けられたビデオカメラである。セーリング中に付近のヨットやクルーの動きを撮影できる。カメラは防犯カメラを転用しているが、素晴らしいのはそのカメラがセットされたジンバル装置だ。ヨットがヒールするとこのジンバル装置が働き、必ず画面の水平線は水平に撮影できる。工夫されたのはダンパーの部分だ。バンパーがないと艇の運動でカメラとバランスが振り子になり、激しく揺れて画像も見にくい。
 ダンパーといえば普通の人が発想するのは車で使われている油圧や空気シリンダーを使ったものだろう。 だが、彼はプロペラシャフトの防水に使われているオイルコットンを使うことを思いついた。作ってみて大正解だった。ちなみにバランスの錘は古いジンクから作った。
 亜鉛の融点は低いので、鉄鍋に古いジンクを入れて、ガスコンロに掛けるとすぐに溶けてどんな形でも自由自在だよ。

c0041039_9352279.jpg
 もう1件、右の画像はカセットコンロをつかったファンヒーターだ。カセットコンロの反射型ストーブは市販されているがファンヒーターは売ってないだろう。このヒーターはコンパニオンステップの下に設置されていた。カセットコンロの上に中子が入った2重構造の箱を載せて後ろからファンでこの隙間から風を送って、前面の吹き出し口から温風が出てくるシステムである。当然コンロの部分には古い石油ストーブから転用した耐熱ネットの発熱体が必要だ。これも上手く稼動している。
 このストーブの安全対策はまず、ファンが回っていないときには点火できないインターロックが必須であるが、まだ未装備で、油断していてチョット焦げたそうだ。画像のストーブのトップに焦げ目が見えている。

 ひと工夫好きなヨット乗りの中で、あえて彼を分類すれば「売ってないから作ってしまう発想に、技が付いている人」だろうね。かなり高等な部分に属する方ではある。

 ボクの場合は「買うと高いからと思うリサイクル派の人」かな。金属加工や木工が必要なものは中々難しいが、サンブレラやシルバーシートを使ったミシン工作はよくやった。涙滴型フェンダーのUVカバーや俵フェンダーのカバーを作ったことはある。

c0041039_9355391.jpg
 舵社から「クルージング・アイデア101」という本が大分前から出ているので読んだヨットマンも多いと思うが、一工夫の面白い記事が沢山載っている。実はこの本は101本のアイデアを一冊の本にしているのだが、名誉ある?101番目のアイデアの発案者はボクの古くからの友人である。 ヨットの他、山にも行くが、絵も上手で良く展覧会で賞を頂いたと聞いている。そういえば彼の描いた油絵は自作のユニークな額に入っていたね。

 もしかして彼も「買うと高いからと思うリサイクル派の仲間」になってきたの・・・。

 ボクもこの本から、自分でも作れそうなものを数点まねして作ってみた。こうしたネタ本から自艇に合わせてひと工夫して、発想を纏めてみるのもボクの様な凡人にはぴったりであると思っている。

 冬籠中のヨットマンの皆さん、まだ当分は寒そうなので、何か自分らしいアイデアを詰め込んだ一品を作ってみようよ。

 春までに!
[PR]

by pac3jp | 2006-01-25 09:49 | シーマンシップ