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映画 ローレライ

映画 ローレライ_c0041039_933321.jpg

役所広司主演の映画 ローレライを試写会で見た。日本映画初の潜水艦エンターテイメントだそうだ。
最近は邦画ブームだそうだが、残念ながら私は監督も原作者も知らなかった。

本で潜水艦モノは良く読んでいた。つい最近、敵対水域を読み返したが、本棚からは9冊の潜水艦関連の本が出てきた。Uボート系3冊、原潜系5冊、イ号系1冊の計9冊だ。中にはまったく内容を忘れてしまっていたのもあった。

特に映画好きではないが海洋ものやヨットが出る映画は機会があれば見ている。
今までに見た映画は殆どがハリウッド製だが潜水艦映画は「レッドオクト-バーを追え」と「眼下の敵」、「U57」、「クレムゾンタイド」位しか思い出さないが結構見たような気がするし海中の潜水艦内での切迫したシーンの連続が手に汗握る興奮もんだった。

さて、この映画だが、撮影は艦内部分はセットを作って撮ったそうだ。戦闘場面はCGだった。プレステのアニメーションを見ているようだったがこんなもんでしょうか。魚雷の曲打ちがみんな当ってしまうなど、ありえない設定だが一隻で第七艦隊をコテンパンに勝ってしまうからそれでもいいか。、許してやるわ!
ローレライ システムも中々面白い。全方位3Dソナーなんかな。よく判らないが・・・。


見ている時、おかしいなぁと思う個所が幾つかあった。初めはこの潜水艦がUボートに較べて大きすぎると思ったことだ。戦利品だそうだが、Uボートだったらおかしい、ドイツは枢軸国だ。艦内の内装が可燃物の木で作られている。ロシアの軍艦はチークの内装だと聞いたことがあるが、アメリカのフネではないな。・・・どこだろう?

結局帰ってからゆっくりパンフを読んで判った。フランスの輸送用潜水艦だそうだ。日本でもイ8号などは大きくて、排水量:2231 t(水上),3583 t(水中)もあった。戦時中ドイツまで制空権のない海を機密物資の輸送に従事したそうだ。

次は柳葉扮する先任がセクスタントで天測をする場面で、星を観測して終わったら、すぐに北緯・・度何分何秒と座標値で言った時、六分儀はGPSかと言いたかった。

さらに反乱グループが日本本土と無線連絡をとるとき、当時の通信事情は短波と長波が使われると思うが宇宙通信のように簡単に連絡がつくなんてほんとかなと思ったが、こうしなければ話が進まないから仕方がないか。とも思った・・・。

全体に奇想天外風だが、洋画と違って字幕がないのでせりふがよく判るので却って疑問点が出たりするが、テーマ曲も良かったし、まぁ、最後まで何とか楽しめた映画だった。

# by pac3jp | 2005-03-02 09:07 | 映画・演劇  

どこの国で作られたヨットが多いの? パート2

ミドルクラスのヨットでは輸入艇が66%を占め、その中でフランス製のヨットがシェアを広げつつあると前回報告したが、30フィートクラス以下のポンツーン係留ヨットについても調べてみた。

1.ジャパン  68隻  77%  内、YAMAHA製は45隻(51%)
2.アメリカ   8隻    9%    造船所は7社
3.フランス   8隻    9%   ベネトー・ジャヌーの2社
4.オランダ   1隻   1%
5.ドイツ    1隻   1%
6.フィンランド  1隻   1%
7.イギリス   1隻   1% 
  合計     88隻

さすがにこのクラスは長年日本のヨットシーンをつくってきた国産メーカーのヨットが77%と大多数を占めている。中でも日本のヨット・ボート界をリードしてきたヤマハが圧倒的に艇種も数量も多かった。
最大のフリートはヤマハ25マイレディだ。その次はヤマハ26、ヤマハ28の順になる。ニユージャパンヨットのリベッチオも人気艇だ。輸入艇ではやっぱりというべきか、ベネトーの28フィートが一番多い。
どこの国で作られたヨットが多いの? パート2_c0041039_1495582.jpg
フランス製はミドルクラスと同じくベネトー、ジャヌーの2社製造分のみだが、それに引き換えアメリカ製はカタリナとパッシフィックシークラフトが2艇種ずつで後は皆ばらばらの艇種でクラブレースは向かないが個性的ではある。

かって七つの海を雄飛した海洋国家イギリスのヨットが少ないのがチョット気になる。ここにあるのはブリッティシュハンター社のヨットが1隻だけだ。かの地ではアドミラルカップ等有名な外洋レースやオリンピッククラスの金メダリストも多くセーリングは大変盛んなスポーツだそうだが、イギリスから日本に輸入されるヨットは少ない。バブルの頃はあちこちで見かけたが、このところは余り見かけない。為替の関係で少し高いと感じている人が多いのか、日本人好みの船が少ないのでしょうね。きっと。
大分前にバンクバー36の見積もりを取ったことがあった。このフネは前にも書いたが「ヨットのキャビンは穴倉」系だったが残念ながら私の予算とデザインの好みが少しばかり合わなかったが、いいフネだった。

どこの国で作られたヨットが多いの? パート2_c0041039_14102668.jpgこのクラスといっても、少し小さめの船に個性派がいる。バウスプリットをつけたクラシックな雰囲気のグループだ。主に輸入艇だが国産の佐野造船や足立ヨットの木造ヨットもいる。絵の好きな人がハーバーウオークからよくスケッチをしているのを見かける。
又、個性的に改造されてカッコいいフネになっているヨットも多い。小型で改造に要する費用も少なく済むからかな? 
まぁこれもおっちゃん達のオモチャなんで本人が気に入っていればそれでいいんだけど。

# by pac3jp | 2005-02-28 14:19 | ウオッチング  

どこの国で作られたヨットが多いの?

先ごろ、私達のメンバーの知人がここで盛大な進水式を行い、新艇を進水させたと聞いた。
ヨットはホルベルクラッシー34、スウェーデンからの輸入艇だ。

為替で日本円が強くなってから、外国のヨットが比較的安く買えるようになって久しい。
とはいえ、いいフネはやっぱり高いですがね・・・。
そのせいか、この世界も価格競争が激しくなり、国産のヨットメーカーは敗退・減少してしまったのか、ハーバーで見る国産の新艇も少なくなってきた。
最大手だったヤマハも、もはやヨットでは過日の面影はない。

ただ、新艇を買いたいと思う全てのヨットオーナーが国産艇を見限ったと言うことではないだろう。歴史は浅いが、木造のクルージングヨットを作っている大阪のヨットビルダーからの新艇はここでも見かける。個性的なクルージングヨットは生産国を問わず我々の心を惑わす。


私のご近所桟橋のミドルクラス(31F~38f)の生産国はどこかと調べてみた。

1. ジャパン  15隻   34%   YAMAHA・OKAZAKI
2. フランス  13隻   30%   ベネトー・ジャヌー
3. アメリカ  5隻   11%   ハンター・カタリナ
4.ドイツ   4隻   9%    ババリア・デヘラー
5.スエーデン 2隻    5%
6.デンマーク 2隻    5%
7. フィンランド 1隻   2%
8. ベルギー   1隻    2%
9. スロベニア  1隻    2%
  合計    44隻   その比率

今の所、国産艇がわずかに多いが10年以内の船齢のフネはなさそうなので、やがてはフランス製のヨットが一番多くなるとことでしょう。 ドイツ製、アメリカ製もコストパフォーマンスの良いヨットが増えてきたようです。 
フィンランドの高級艇のナウティキャットは今1隻ですが、最近、新艇をよく見かけますので増えてくるでしょうね。

なぜ、フランスのヨットが日本で人気があって良く売れるのかなと考えてみると、まず、世界の有名リゾートでのチャーターヨットのほとんどがフランス製だということもあるらしい。
スタイルは私好みではないが、横幅が広くビーミーためにキャビンスペースが広く感じる事か。
それに窓が多くて明るいキャビン、そのわりに安い価格設定。コストパフォーマンスが感じられる事も人気の秘密でしょうね。

クルージングヨットはレースヨットと違ってオーナーが型が古なったと感じる事が割と少ないので(自分が思っているだけかな?)、気に入ったフネに長く乗っている人が多くて船齢10年くらいでは部品に多少の損耗はあるが外観の古さは特に気にならないと思う人も多い。

これからはメジャーなヨットではなく比率は数%しかならないが、ヨット乗りが自分の遊びにぴったりの個性的なフネを選び、その様なヨットがハーバーに一杯増えてくることを願っている。
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# by pac3jp | 2005-02-24 12:00 | ウオッチング  

クルージングはマリンスポーツ?

いつもこのブログにクルージングヨットについて書いていて、どのカテゴリーに投稿するか悩んでしまう。  スポーツにするか旅行にするかであるが。

ヨット(セーリングボート)に乗って楽しむことは一般的に分類するとマリンスポーツに入るだろうと思う。
ヨットといっても幅が広くて、オリンピックを頂点とするインターナショナルヨット(セーリング)競技や国や地方で独自に活動するナショナルクラスのヨット競技。そしてもっと大型のヨットを使うアメリカズカップや世界一周レース等は競技ということでスポーツに分類されてもおかしくは無い。

まず、スポーツの定義から調べてみる。広辞苑によるとスポーツとは「陸上競技、野球、テニス、水泳、ボートレース等から登山、狩猟などに至るまで、遊戯、競争、肉体的鍛錬の要素を含む運動の総称」とある。

我々、というよりも私のヨットライフではどうなる。上記定義に照らして私のクルージングをみると、まず遊戯の要素は勿論、充分にあるが、「肉体的鍛錬の要素を含む運動」まったくなくて逆に飲んだり食ったりの享楽的要素が多くマリンスポーツの範疇に入れてもらうのは、チョット気がひける。

ヨットのクルージングとは普通、母港を出港して予定の航路を航海し目的の港に入る。港にフネを係留して、上陸。その地で目的の調査や観光をしてまた、次の目的地に向かう。

港も航路も、いつも気象、海象の条件が違っている。海は穏やかな時もあるが、風が吹き、波が高くなってくる時もある。濃霧がかかってまわりが真っ白になって数m先が見えなくなるときもある。激しい潮流に押し流されるときもある 海の上を小型のヨットで航海することは私にとっては結構な冒険旅行だ。

堀江謙一さんが今、無寄港世界一周航海に出ているが、あれはスポーツとは言わないで、冒険航海だろう。 新聞によるとヨットマンであって海洋冒険家。スポーツマンとは誰も言ってないみたいだし。

まぁ、かなり小ぶりだが、小さな、小さな冒険航海を楽しんでいるので「旅」のカテゴリーに入れる事にしよう。
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# by pac3jp | 2005-02-21 21:38 | クルージング  

免税軽油の申請をする

最近は軽油も高くなってハーバーで入れると1リッターあたり100円に近い値段だ。免税にすると、3割位安くなる。 モーターボートに乗っている人は常識だが、ヨット乗りはこの制度を使っている人は少ないようだが、私は今回、春になったら少し長めのクルージングに出る予定の為に軽油の免税手続きをする事にした。

そして今日、5年ぶりに免税軽油の申請に行った。前に申請に行った役所から今度は県庁の側の総合事務所に変わっていた。行政も色々改革らしきものをやっているようだが、市民の事は余り考えているようには見えない・・。(かなり遠くなってしまったし、駐車場もない。)

電話で問い合わせた書類と関連資料を用意して当の役所の窓口に行った。 女性の担当者が申請書をはじめ各種の書類一式用意してお相手してくれた。
まず、該当船舶のエンジンの型式と出力、燃料タンクの容量を確認し、時間当りの燃料消費量を算出する。(今回は私の過去の燃費実績が採用された。)
初回の免税扱いは3ヶ月が限度となるため、最初の3ヶ月の月割りの燃料消費量が計算されて、3ヶ月分の合計消費量が出される。

免税券は100L、50L、20L、10Lの各券に分けて貰う事にした。
私の都合で3月20日に免税券を受領する事にしたので、まだ1ヶ月あるが手続きはスムースに済んだ。  前のときは多少時間がかかった様に思ったが今回は担当者のやり方もあるが、簡単に出来た印象だ。  この点は確かに行政改革された?

実際の手続きで面倒な免税軽油引き取り等の報告は前に較べて報告期間が短くなっているようだが、それは又、使ってみてから報告する。

免税軽油の申請をする_c0041039_21333965.jpg

# by pac3jp | 2005-02-18 21:43 | クルージング