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尖閣諸島のスクランブルとサイバー攻撃

 先月、8月末、2011年7月10日~11日に警察庁ウェブサイトがサイバー攻撃で閲覧出来なくなったが、そのIPアドレスを解析した結果、90%が中国からだったと報道された。そのきっかけは7月4日の尖閣諸島において航空自衛隊のF-15が中国偵察機に対してスクランブル発進したことに対する報復だったらしい。

 国籍不明機が自国の防空識別圏に入れば戦闘機がスクランブルするのは世界の常識なのにそれに報復するなど過剰反応だろうと思っていたが、中国の大手検索サイトの掲示板に書き込まれたサイバー攻撃の呼びかけと原因としているテレビニュースのURLには自衛隊の活動が過剰に表現された「あおり動画」が長々と写されていた。

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 画像は中国のY-8型電子情報収集機。機首下部と垂直尾翼の前あるドーム内にあると思われる大型アンテナなど大小のアンテナで電子情報を収集している。
(統合幕僚監部提供)

c0041039_17571932.jpg 同機は、日中中間線付近を北緯27度付近から北緯31度付近まで飛行。その飛行パターンは7月の4日、7日の航跡と非常によく似ており、沖縄から九州西部の自衛隊や米軍の電子情報を収集したのではないだろうか。 一般的に、収集した電子情報は分析され、電子妨害や電子防御を行なう機材に設定されるとともに戦術分析に役立てられる。電子機器の高度化にともなって、電子情報は複雑化しており、定期的な情報の収集と高度な分析がなければ、電子機器への妨害や同機器からの防御の効果は低くなる。そのため、今後も同機が同空域へ定期的に飛来する可能性は高い。
(NetIB News 8/3)

 また7月31日には尖閣諸島のEEZで中国の海洋調査船がケーブルを曳航しながら航行しているのが発見された。

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c0041039_17592378.jpg ←↑ 11/07/31 尖閣沖EEZ航行中の中国の海洋調査船「北斗」
(第11管区海上保安本部提供)

 尖閣周辺のEEZで中国海洋調査船が7月31日午前7時25分ごろ、沖縄・尖閣諸島の魚釣島北北西約61キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船「北斗」が、船尾からワイヤのようなものを4本ひいた状態で北西方向に航行しているのを第11管区海上保安本部(那覇市)の航空機が確認した。
 11管によると、尖閣諸島周辺の日本のEEZ内で中国の海洋調査船が確認されたのは今年初めて。水質調査などを行っているとみられ、無線で調査を中止するよう呼びかけたが応答がないという。11管は巡視船などから監視を続けている。尖閣諸島周辺では30日、中国の漁業監視船が日本の接続水域内を一時航行しているのが確認されていた。

 南シナ海の南沙諸島では中国船は他国調査船のケーブル切断など手荒な手段で権益を確保しているようですが、尖閣では海保も遠くから無線で注意するだけ?なので中国船は安心して仕事に集中しているようです。
 ちょっと前に海底資源調査船「資源」が調査中に不注意で航路を横切った自衛艦に曳航ケーブルを切断された事故がありました。この手は使えそうですが誰か・・・。

 ボクも航海中、スターンから曳いていたラインを漁船やモーターボートに切られことは何度もありましたが謝られたことは一度もなかったなぁ。

【参考資料】サイバー攻撃の呼び掛けがなされた掲示板(警察庁Webより)
 
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by pac3jp | 2011-09-03 18:12 | 航空・宇宙