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ヨット用のUVグッズあれこれ

 ヨットハーバーのポンツーンを歩いているとあちこちでドジャーやビミニ、デッキカバーなどUVクロス製の装備品が目に付く。クルージング志向のヨットに多いようだ。中には手作り風のUVグッズを見かけることがある。

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■左はスターンに取り付けたポール先端に有名キャラクターが取り付けてありますが・・・。
■右側上は割合簡単に作れるウインチカバー。
■右側中は船外機カバー、コントロールレバーまでカバーしてある完璧型。
■右側下は50fヨットのスターンに収納されたエンジン付ボートのカバー。

 元々、紫外線劣化が心配なヨットの艤装品にUVカバーを掛けるのが多かったのですが、最近、桟橋側の備品であるホースリールまでカバーをしているオーナーがいらした。
 いつも桟橋に置きっぱなしの安いプラスチックのホースリールはUVでリール本体は勿論、ホースまで劣化してしまいそう長持ちはしない。まぁ、安いので古くなったら買い換えたら良いのですが、ホームセンターで買い込みハーバーまで持ってくるのが面倒だ。それにゴミが増え環境にも少しは悪い。そこで環境意識の高いオーナーさんはエコを考え、ホースリールにUVカバーをかけて長く使おうということでしょうか。

c0041039_12492757.jpg UVカバーの正面にセールメーカーのラベルが貼ってあるのでプロの縫製だと分る。費用はホースリール本体よりはきっと高かったでしょうね。でも、もしかしたら新艇のセール一式を買ったらオマケに作ってくれたかもしれない?・・・ですね。

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by pac3jp | 2010-06-29 12:53 | ヨットの艤装と艤装品  

ブブゼラ

 今朝、日本がデンマークに勝ち、念願のワールドカップ1次リーグを突破したので、日本中がワールドカップサッカーに盛り上がっていますね!
 我家もリーガファンのサッカー好きがいるので朝っぱらから録画したサッカーゲームの歓声が聞こえているのが日常ですが、最近のワールドカップサッカーではどの試合もブーブーと耳障りなやかましい音がしている。南アフリカではこのやかましい応援グッズ「ブブゼラ」を吹き鳴らさなくてはサッカーを楽しめないらしい。

c0041039_14135736.jpg ← こんな画像がありました。

 ブブゼラ9本をひと吹きで鳴らすサポーター。隣に座った人は災難だなあ。

 今年のワールドカップはブブゼラの音がうるさくてものすごいですが、もしかするとそれは、この男1人の仕業かもしれません。「GIZMODO Japan」より
 
 スポーツ辞典によると「ブブゼラ」とは

 南アフリカの民族楽器で、プラスチック製のホーンのこと。スポーツの応援に用いられている。2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の応援グッズとして多用された。大きな音で試合を盛り上げる一方、音が大きすぎるという声があり、長時間聞かされると人の聴力に悪い影響を及ぼすという専門家の意見がある。FIFAはブブセラは南アフリカの文化であるとし、使用を禁止しなかった。

 日本から現地に応援に行くサポーターは1本買ってスタジアムで吹き鳴らし、お土産に数本持帰ると段取りでしょうか。ボクもちょっと興味はあるので価格を調べると「本物」と称した商品が3本セットで6,980円で出品されていた。1本だと2,350円。中国製かも知れないなぁ。
上の画像のものは自作かも知れないし売っていてもずっと高いでしょうね。

 とりあえず29日、火曜日のパラグアイ戦までこのやかましい音を聞きながらテレビ観戦になりそうだ。 日本がもし、勝ってしまったら・・・どうしょう! 熱中したら気にならないよ、まぁそりゃそうですね!!
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by pac3jp | 2010-06-25 14:22 | 音楽・パーティ  

明石海峡でベンチャー企業が潮流発電を試す

 明石海峡付近でヨット遊びを始めたウン十年前からず~っとこの早い潮流をエネルギーとして使えたら良いのにと思っていた。海保が航路ブイの電源に使う実験をしていたが、航路ブイは海中に浸かった過酷な環境のプロペラからエネルギーを回収するより、殆どメンテナンスフリーで使えるソーラーパネルの方が圧倒的に良かったのでしょう。もうやっていないらしい。でも、大出力発電となると潮流に歩があるのかも知れません。

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 昨日、隣の三木市で潮流発電を研究しているベンチャー企業が明石海峡に面した淡路・岩屋港で発電実験する10Kw×2基のテストプラントを漁船に装着したと報道してた。記事によると形はゴミが絡まないように丸みをおびたFRPのマグロ形で、タービンは長さ6m、直径3mだという。こんな大きなタービンを取り付けた船が入れる深い漁港があるのかなと心配している。推進力がなければ船から伸びたテールにタービンがぶら下がるようになるのか、あるいは中性浮力があり一定の深さに保っているだろうか・・・。

 ノヴァエネルギー社のHPから
簡単な発電システムの説明と今後の計画など

 漁船やブイ装着のアクアタイプの発電原理はノヴァ研究所独自開発のアクアタイプ水流タービンは流速1ノット(0.5m/sec)から回転を始めます。水流から生まれた回転力をテール内に組み込まれたフレキシブルシャフトを通し回転力を90度変換させ水上に設置した発電機を回す構造です。この装置を船舶や漁船、ブイやバージに取り付け発電力を蓄電池に充電します。

 今後の計画 2010年、春に10kw型の潮流発電装置を明石海峡に設置予定。
その後、明石海峡大橋固定型発電装置300kw型を橋脚に設置予定。
2020年までに、東シナ海での海流発電装置2,000kw型を800基設置し160万キロワットの巨大黒潮発電所を実現。

 しかし、同社が説明するマグロタービンとその発電能力がマッチしないという異論もあります。こちら→素人に分りやすい話

 ボクは中々壮大な計画で面白いと思うが、海洋に構造物を建設するにはまだまだ開発を要するテクノロジーも多くどうなるかは夢物語ですね。でも、明石海峡大橋に橋脚固定式の300kwの発電プラントが実現したら大したものです!
 発電プラントの技術面でも大変ですが、海上交通の難所で好漁場でもある明石海峡で工事と発電プラントの運用が出来るまでがもっと大変だと思います。まずは岩屋沖の10kw×2のテストプラントの成功をお祈りいたします。

【参考Web】:株式会社ノヴァエネルギーは海流発電のメーカーです。
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by pac3jp | 2010-06-23 15:13 | ウオッチング  

内之浦宇宙空間観測所

 7年間もの長い宇宙の旅をして地球に帰ってきた「はやぶさ」が出発したのは、2003年5月9日13:29 大隈半島東岸にある内之浦宇宙科学研究所のロケット発射台からM-V5号機に搭載され旅立ったという。

 打ち上げ1年後、6年前の4月末、ボクは何も知らずにここを訪れてたが、その時、地球軌道上の探査機「はやぶさ」はイオンエンジンを併用した地球スイングバイに世界で初めて成功するなど、着々と長旅の準備をしていた。

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 ↑画像はミューセンター施設で整備塔と横たわっているのは「はやぶさ」を打ち上げた M-V型三段式固体燃料ロケットの模型?で、長さ:30.8m、直径:2.5mで本物の総質量は140.4tonもある。以外に小さいように思ったが大陸間弾道弾「ICBM」もこのサイズらしい。

 打ち上げ時はスタッフなど大勢の人が集まるのでしょうがこの日の構内は閑散として人影も疎らだった。ゲートを入るのもサインだけで簡単だったけど最近はテロがらみの規制があれこれ出来たのでどうでしょうかね。

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 ↑画像は広場に展示されたロケットのモニュメントと丘の上にはテレメーター用の34mアンテナ、右にコントロールセンターとレーダーセンターが見える。ここは打ち上げた衛星の追跡を行う60cm反射式天体望遠鏡及びシュミットカメラもあるという。

 この施設は6年前に行った時でも古びた施設だったのでもう大型ロケットの打ち上げなどやってないのかなと思っていたが、その後、'05年に「すざく」、'06年に「あかり」と「ひので」の計3基がM-Vロケットで打ち上げられた。トータルではM-Vロケット7基の内、1基は失敗したが、6基が科学衛星の打ち上げに成功した。

 5月に種子島宇宙センターからHⅡAで「あかつき」と同時に打ち上げられた「イカロス」のソーラセイルの軌道上でのテストは'06年のM-V8号機とM-V7号機のペイロードとして打ち上げられテストされたがこの時は2回とも不調だったようだ。あんなややこしいセイルがそう簡単に展開できるのだろうかと思っていたが、かなり前からしっかりお金をかけてテストをやっているんだと知って納得した。

 ボクは「ペットボトルロケット」のオーナーだったが、こんな本物のロケットは凄く高いだろうと思い調べてみると固体ロケットM-V1基を打ち上げるのに本体+輸送費+打ち上げ費用の総計は75億円だという。もっと安く上がる次期固体ロケット「イプシロンロケット」の計画はあるがまだちょっと先のことでしょうね。ちなみに最新型の液体燃料のHⅡAは本体だけで85億円するが5倍のパワーがあるそうだ。

 実はこの内之浦ロケット発射場の麓にある内之浦漁港には3回ほど寄港したことがある。九州東岸をクルージングするヨットには丁度良い中継点になる港で、湾奥の広い港で係留にも困らないし、お風呂も食事も近くにある。漁師さんも親切だった。一度は差し入れまで貰ったことがあったなぁ。

c0041039_91020.jpg この町にはロケット関連の補助金で建設されたと思われる大きなホール「内之浦銀河アリーナ」がある。あまり使われているようには見えないが付属施設の図書館などでは子供達が楽しそうにおしゃべりをしていた。公共施設は立派だがAコープなどはそれなりである。でも漁港の施設も大きいし定置網からの水揚げで盛況のように見えた。

【関連記事】: 7月24日 大隅半島・内之浦漁港
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by pac3jp | 2010-06-18 09:03 | 航空・宇宙  

ウーメラ砂漠から「はやぶさ」のカプセル回収作業完了!

 長い旅を終えた「はやぶさ」本体は大気圏に入ると激しく美しい火花になり黒い闇に消滅した。何か悲しい感じもしたが、その火花の下から細い光の尾をひいたカプセルが現れ、地上をめざし流星のように飛んでいった。しばらくするとカプセルはオーストラリアの予定の地点に落下したとニュースが流れ、やがてヘリからそのカプセルは目視確認された。



 「はやぶさ」カプセル回収作業完了! 熱シールドも発見!日本時間2010年6月14日16時8分、「はやぶさ」カプセルの回収作業を完了しました。なお、現段階でカプセルは破損していない模様です。また、熱シールド(防護材)を捜索した結果、6月14日14時頃に、WPA内にて発見しました。明日以降、回収作業に入ります。
※WPA : Woomera Prohibited Area (ウーメラ実験場(立入禁止区域))

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カプセルの着地状況
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カプセルの安全化処理作業 
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カプセル確認
 以上画像はJAXAのHPからお借りしました。


 カプセルの安全化作業には爆発物処理に使うような防護服を着た人がカプセルに繋がる白い電線をニッパーで切っているように見えるけど何をしているのだろう。服はもし、想定外の物質が入っていた時の防護のためでしょうか。

 帰還したカプセルには地球外の物質が入っている可能性があるのでプラネタリーカランタイン(惑星検疫)にも対応しておく必要があるという。それにはCOSPAR(国際宇宙空間研究委員会/コスパール)の承認が必要で探査の方法(観測や着陸だけか、試料採取か)や天体の種類に応じて計画を検討します。試料採取の場合、生命のもとになる有機物など地球に影響を与える物質が含まれている可能性が考慮されますが、今回はイトカワと同じ種類の小惑星から多くの隕石が降ってきており、持ち帰っても問題ないということです。

 空港でも検疫があるので地球外からでは当然でしょう。B級SFホラー映画の変な宇宙人が紛れ込んでも困りますからね。

 もう一つ、「はやぶさ」のイオンエンジンてなんだろうと探していると、JAXAの川口先生が書かれた素人向けのこんなお話しを見つけました。

 高性能のイオンエンジンと聞くと、F1マシンさながらに、あるいは宇宙戦艦ヤマトのようにぐいと加速するイメージを持たれる方が多いのですが、それはかなり違っています。「はやぶさ」のイオンエンジンの推力は、1円玉で2枚分ほどの力でしかありません。これで軽自動車くらいの「はやぶさ」を加速するわけです。
 これでも1年間駆動すると,時速で4500kmまでの加速することができます。これに必要な「燃料」(燃やすわけではありませんが)は、20kgほどです。ちょうど軽自動車を満タンにして加速させる場合と同じようなものですが、これだけで太平洋を2時間で横断するほどの速さまで加速することになります。


 アルゴンやキセノンといった「燃料?」ガスをイオン化させ、電気の力でそのイオンを加速して後方に押し出すことで推進力を得るという、イオンエンジンです。このイオンエンジンであれば、燃焼という過程は必要がないので、宇宙空間でも航行が可能になるのです。
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 ←イオンエンジンは、磁石でプラスとプラスだと離れるのと同じく、常に反発させて進んでいく。


【参考Web】:祝帰還!「はやぶさ」7年50億kmのミッション完全解説【その1】
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by pac3jp | 2010-06-15 14:58 | 航空・宇宙  

神戸港で機雷の爆破処理が・・・

c0041039_13292893.jpg 5月29日に神戸港ポートアイランド沖で航路浚渫工事の事前調査中、太平洋戦争時にB29が敷設した米軍の古い機雷が見つかった。大きさは直径40cmで長さは1.8mの大きさで爆発の危険性は少ないらしいが、現場は港内航路なのでJMSDF阪神基地隊所属の機雷処分班が六甲アイランド南東約2500mの沖合いに移動させ、水中で爆破処理する。

 6月12日(土)0840~0940 の1時間と 1015~1050 の35分間 神戸港中央航路は航行禁止。作業開始の0730~1700の間は、処理地点の半径600mの海域の停泊を禁止にすると神戸海上保安部が発表した。

 それにしてもこのポーアイ東の航路筋は爆発物がよく出てくる場所だ。先日も数回にわたり旧日本軍が放棄したらしい砲弾が見つかったと報道されていたなあ。

 もう大分前になるが神戸港沖の危険物積載船の錨地付近の海底から古い機雷が見つかり水中処分されたことがあった。やばかったのかと思ったが機雷は深いヘドロに埋まっていてアンカーを引いた振動くらいでは爆発しないらしい。また、感応機雷だと危ないのでは思ったが高機能の機雷はシステムを電気で駆動するので電池の寿命が尽きるとそう恐くないと聞いたことがある。

 昨年の夏は沖縄・座間味港で、明日は海中の爆弾の爆破処理をすると聞いていたのに早朝出港のため見物できなかった。今回もちょっと無理だなあ。西宮港のマリーナから朝、西や南に向かうクルージングヨットなら丁度処分時間と一致しそうだ。大回りして注意して航行してくださいね。

 6月12日(土)地元新聞から機雷爆破の動画がyou tubeに公開されていました。水柱は80mあったということでした!




【関連記事】1:磁気探査中
【関連記事】2:水中処分母船 YDT 06 
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by pac3jp | 2010-06-11 13:32 | ウオッチング  

室町時代の遣明船

 兵庫県立考古博物館で大手前大学・小林先生の「山名氏と室町幕府」と題する講演を聴いてきた。えらい人気で開演30分前には会場に到着したのにもう殆ど満席だった。中世の歴史に興味があるのだろう結構若い人たちもいる。定刻前には追加したイスにも座れない立ち見の客さんが大勢いた。

 内容は山名時熈から持豊(宗全)にいたる時代が中心のお話だが、恐怖政治をした将軍足利義教や播磨守護だった赤松満祐の嘉吉の乱などで聞き覚えのある名前が出てくるので古い出来事でも身近に感じられる。

 レジュメに永享6年6月 山名時熈、日明貿易で不正疑惑で政治力後退 という項があった。

 記録によると前年、義教が再開した第8次遣明船団が 永享5年(1433年) 正使を龍室道淵とし、幕府・相国寺・山名氏・大名寺社十三家・三十三間堂らが共同で船団を送っている。この航海で山名氏に不正があったのかも知れない。

 遣明船は室町時代の応永11年(1404年)から天文16年(1547年)まで約1世紀半で17次(のべ84隻)に渡り、日明貿易(勘合貿易)に用いられた船のことである。

 遣明船は遣唐使船のように歴史上の著名な人物が航海で苦労した物語が後世に伝えられ、21世紀の現在、各地に復元遣唐使船が出現するほど有名ではないが当時の貿易船として室町幕府や守護大名、有力寺社などの重要な収入源にはなっていた事は確かである。

 遣明船はどんな船だったかは興味がわくが、実はよく分らないらしく史家は15世紀の史料や絵図から想像するという。
 『真如堂縁起』の「円仁を乗せて帰朝する遣唐使船」が切手などで遣明船のモデルにされていますが、下の絵も同時代の絵画で遣明船をモデルに描かれた可能性があります。
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 ↑画像は神功皇后の軍船(神功皇后縁起 永享5年)となっていますが船尾に黒く見えるのが刳船部材だというので準構造船ともいえるのですが構造船にいたる前棚板造りの船でしょうね。絵師が将軍義教に同行して兵庫で再開第一次の遣明船を見送った時に写生した遣明船をベースに兵士を配し神功皇后の軍船として描いた可能性があります。
 当時の絵画は時代考証などは一切なく描かれた当時の風物をベースに過去の想像図を描いていたといいます。ちなみにこの船の艫を押している白い装束の人物は住吉明神だそうです。

 遣明船は当初から対外貿易用に建造された大型商船を外交使節や商人などの居室用の屋形を増設するなど大規模改修を行って用いた。大きさは150人から200人の乗員に加えて食糧、貿易商品などを搭載したので1000石~2500石積くらいの大船だったと思われる。

 航海は兵庫から瀬戸内海を通り、博多に集結し準備を整え渡海するのが常だった。季節風を利用し春は南方の五島奈留浦から、秋は北の肥前大島小豆浦から寧波(ニンポー)を目指しました。帰りは夏に多い南西の季節風を利用した。風が悪ければ翌シーズンを待つ慎重さもあったという。
 応仁乱以降は堺から四国南岸をまわり九州を迂回する南海路も開かれます。これには勘合貿易の権利を争った細川・大内両氏の対立が激化したことが大きいが安全性や経費の面では瀬戸内経由の方が優れていた。

 それに航海技術の進歩があった。12世紀前期には中国船は磁石を航海に用いているので頻繁な交流があった日本船も15世紀には一般的に磁石が用いられはずで格段に航海の安全が向上していたのでしょうね。帆は莚帆だったが当時は高価だった高性能な鉄の錨が装備されていた。

【参考文献】:「日本の船」和船編 安達裕之著 船の科学館 
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by pac3jp | 2010-06-09 11:43 | 歴史・民俗  

プレジャーボートの海難が増加(海保より)

 神戸海上保安部から昨年度、平成21年の管内での船舶海難の発生状況が発表された。

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 ↑表にはプレジャーボートの海難が45隻と最も多かったとして前年に比べ8隻増加し、全海難の59%を占めている。

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 ↑表はプレジャーボートの用途別海難状況ではモーターボートが21隻で48%と断然多く、「その他」が二番目で24%だがこれはどんなフネでしょうね?クルーザーヨットは3隻、7%だった。

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 ↑表は海難原因別の状況。海難原因のほとんどが人為的なもので、操船に必要な知識、技術、経験が不十分なことが発生要因で海難発生の原因を見ると、見張り不十分、機関取扱不良、操船不適切等が多く、プレジャーボート海難の4分の3が人為的原因であると述べられている。
 表の件数では機関故障・安全阻害が10件、衝突が8件、運航阻害6件などだが、機関故障、舵故障、乗揚、推進器阻害などの意味は理解できるが、安全阻害・運航阻害の法律用語の意味がよく分らなかった。で、調べて見ると下記のようである。



安全阻害:船舶には損傷がなかったが、貨物の積み付け不良のため、船体が傾斜して転覆、沈没等の危険な状態が生じた場合のように、切迫した危険が具体的に発生した場合をいう。
(例)
・他船と接近して航行中、航法違反をしたことにより危険な状態を生じさせたとき。
・夜間、規定の灯火を表示しないで航行又は停泊したため、危険な状態を生じさせたとき。
・正規の乗組員を乗船させず、無資格者が操船していたため、衝突又は乗揚などの危険な状態を生じさせたとき。
・航路内に停泊していたため、他船に衝突の危険を生じさせたとき。
・貨物の積み付け不良のため船体が傾斜し、転覆、沈没等の危険な状態が生じたとき。
 
運航阻害:船舶には損傷がなかったが、燃料、清水等の積み込み不足のため運航不能に陥ったなど船舶の通常の運航が維持できなくなり、時間的経過に従って危険性が増大することが予想される場合をいう。
(例)
・運航に必要な乗組員が不足していたため、航海を継続することができなくなったとき。
・砂州等に乗り揚げて船体は無傷であるが、航海を継続することができなくなったとき。
・燃料、清水等の積み込み不足のため、運航不能に陥ったとき。
・保守・点検を怠ったため、機関等の調子が悪く運転に支障を生じて航行不能に陥ったとき。
・正当な理由なくして、船舶を放棄したとき。



 上の表に記入された海難事故は海保が取り扱った事件ですが、海難事故にはならなかったけど運航阻害や安全阻害などに該当しそうなお話はよく聞くので、それはもう立派な海難になると各自が認識することが必要なんでしょうね。

 姫路海上保安部のHPに「他山の石」にしたいような記事がありました。
 プレジャーボート海難が多発しています。
 事故事例を掲載しました⇒ その1 その2 その3 その4

【参考Web】:神戸海上保安部
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by pac3jp | 2010-06-05 09:38 | 海保  

2010 美保基地 航空祭 ブルーインパルス+α

 美保基地航空祭の最大の呼び物はT-4ブルーインパルスチームが大空を華麗に舞う曲技飛行だろう。従って航空祭プログラムの最後を飾るイベントになっている。しかし、風は弱いが雨は降り続き、雲も低く、航空ショーの気象条件としてはどうもよくないように思われる。今日は中止かなとお客さんの多くがそう思っているように見えた。

 ところが、大勢の観客の願いが叶ったのか予定時間前になると雨は少し弱くなり、雲はちょっとだけ高くなったような気がする。場内アナウンスがブルーインパルスの離陸を報じ、パイロットが観客に手を振りながらタキシングしてゆく。



 ブルーインパルスはやむを得ず低い雲の下での編隊飛行だけになってしまい上昇しながら回転するなど曲技飛行は出来なかったが滑走路の上空を右から左に規則正しく飛ぶので何とかボクのムービーでも撮ることも出来た。昨年の小松基地では中止だったので、これがはじめてのブルーインパルスだったが、こんなお天気でも見ることが出来ただけでもラッキーだったのかな。



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 エプロンに展示された全ての機体に細いワイヤーが繋がれているのに気が付いた。ワイヤーの先は接地極を表す黒と黄色に塗られた丸い標識のターミナルにつながれている。↑左画像は救難ヘリ「UH60J」の機体の一部分で静電気などを放電させるアース線の差込口を撮ったものだが、他の航空機にも同じようなアース接続点が見受けられる。流石に高価な乗り物はちゃんと安全に管理されていると思ったものでした。

c0041039_9154253.jpg 左上画像はC-1用の20人は乗れそうな大型の救命いかだ。

 左下画像は救命いかだ用のサバイバル・キットとして展示された海水脱塩キット。これは汎用品のウオーターメーカー「サーベイヤー35」が展示されていた。カタログ値では1.2gphの能力があり、SOLAS・FAA・FDA・USCGなどで認められたサバイバル用品のようだ。価格は1999.0ドル(West Marineカタログより)

 昨年11月に小松基地でみた「F-15」に搭載される一人用海水脱塩キットは日本の栗田工業製の海水を化学的に処理する薬剤が入ったキットだったが、輸送機などクルーが多い機体は飲料水の量の確保の関係から膜系のウオーターメーカーになったのでしょうね。この装置を10分動かし約600mlの水が取れる計算になるが、固定できないライフラフトの中で重いハンドルを動かし飲料水の確保は大変でしょうね。

 小型のライフラフト用にはもっと小さいのウオーターメーカーがWestMarineのカタログに載っていたが今はないのでもう商品がないのかも知れない。どうなったのだろうか。

【関連記事】:'09 航空祭 in KOMATSU 「サバイバル・キット」
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by pac3jp | 2010-06-01 09:39 | 航空・宇宙