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灯台や浮標のLED光源

 ~KOBE 帆船フェスタ 2008~ 
 ふねふね大集合 in 神戸港
 
 というイベントが6月28日(土)新港一突であった。

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 ヘリ搭載の大型巡視船「せっつ」の見学にいった時、丁度その前に航路標識のLEDがどっさりとついた灯台用光源装置の現物展示があった。光源のトップにはいつものカモメ除けの針金細工がセットされていた。

 ボクが毎週ヨットを楽しんでいる神戸港付近でも多くの灯台やブイが浮かんでいる。海上保安庁は航路標識ととして全国で5500基もの灯台や浮標が設置されていて、既にその光源の66パーセントは省エネタイプのLED化されているとお聞きした。

 LEDは消費電力が非常に小さい上、10年以上の寿命があった実績もあり、維持経費の軽減と省エネルギーなのでソーラーなどクリーンなエネルギーで運転できるメリットも大きいので平成元年からLED化を進めてきているという。

高光度LED灯器(灯台用)
光度   5600cd
光達距離 12.5M
消費電力 白150W

高光度LED浮標用灯器
光度   2400cd
光達距離 11.0M
消費電力 白86W

と、大き目の光源もある。

 昔から灯台の電源は防波堤の上に何本のも電柱で商用電源が供給され、白熱電球が光源だった。地方の小漁港の出入り口などは架空電線が低いのでマストが高いヨットなどは入れない港もあった。また灯浮標はバッテリーが搭載されて、ブーブーと音がする波動発電装置や最近はソーラーパネルから充電されていたようだ。

 今後の灯台はソーラーパネルとLED光源の組み合わせで電柱がなくなり、地方の漁港でもヨットの進入に支障がなくなるだろうと期待している。

 海保が管理する航路標識では20年も前からLED化が進められているのに小型船舶用の航海灯は最近やっと輸入艇に付いてくる航海灯は認められるようだが全て解禁とはなっていないようだ。
 同じ国交省のお役所なのにユーザーが国民だとエライ違いだね。
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by pac3jp | 2008-06-30 17:05 | 海保  

桟橋の大ネズミ

 子供の頃に住んでいた家の天井裏は毎晩ドタバタとネズミの運動会のようにやかましかった記憶がある。そして、いつの頃からか天井の運動会はなくなり、住まいの付近でもネズミの姿は見かけなくなっていた。でも、絶滅したわけではない。

 大分前にお隣の桟橋を大きなドブネズミが歩いているのを見たことがある。盛り場の裏通りほど美味しいものがあるわけないが、でもこの桟橋付近は彼の縄張りなんだと思っていた。

c0041039_1013839.jpg つい最近、ボクと同じ桟橋の先端に係留し、このところ、ずっと木造デッキの雨漏り対策工事をしているカップルから「大きなネズミを捕りましたョ。見ますか?」と声をかけられたが、遠慮した。
 でも、そのネズミが彼等のフネにいたとするとウチの前をいつも通っているわけだ。

 ヨットの中にネズミが侵入し、保存した食糧などを食い荒らされた惨状は時々耳にするが、その脅威が真近に近づき早急な対策が必要だ。

 まだ、侵入されてないフネは戸締りを厳重にし、ネズミが艇内へ侵入するのを防ぐことがまず一番だろう。左上の画像は本船用「ラットガード」だ。ヨット用の「ラットガード」もありそうだがボクはまだ見たことはない。舫いロープがネズミたちのタラップでは困るのだ。何か考えよう。

 そうだ、我々の仲間にはこういうアイデアに関しての専門スッタフがいるのだ。例の「フジツボ除け」の発案者に相談してみよう。

c0041039_10151744.jpg 不覚にも侵入を許してしまったらこれである。
右の画像は懐かしいネズミ捕りである。
 大きさは10cm×4.5cmで黄色い部分に餌をつけておく。ネズミがその餌に触ると、瞬間に強力なバネで挟む仕組みだ。VICTOR PA.USA と表示がある。アメリカのマリンショップで買ってきたらしく、お土産でもらったものだ。これでも海外のクルージングで結構実用にはなるとおっしゃっていたなぁ。

 ヨットにゴキブリが住んでいても気分が悪いが、ドブネズミはもっと大変だよ!
まず、最初にしっかりと戸締りをしよう。換気も必要ですが、この際、オープンポートは締めたほうがいいかもよ!
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by pac3jp | 2008-06-27 10:20 | ウオッチング  

新型レーダーリフレクター

 朝方から小雨が降り、どんよりした梅雨空のヨットハーバーは日曜日だというのに桟橋の人影も疎らだ。でも、休日にヨット以外に行く当てのない人もいくらかはいるので、見当をつけて声を掛けるとキャビンからお出ましになる。

c0041039_105362.jpg つかの間の晴れ間にコクピットでお喋りしていると、隣の桟橋に係留していて、琵琶湖から2ヶ月前にやってきた39fのヨットが面白い物をマストに揚げた。中に何かが入っている赤いビーチボール大の物体をスターンからハリヤードで吊り揚げたのだ。ウインチで巻いている様子が見える。なんだろうと思って眺めていると、どうも中に組立式のレーダーリフレクターのようなものが入た新型らしい。

 あとでお聞きすると、やっぱり船検備品のレーダーリフレクターとのことだった。ヨット用にはスティやマストにつける円筒型のものは前からあったが、風船型ははじめて見た。セールなどと接触してもどちらも壊れないように配慮した商品かも知れないが、常時揚げるには不適のようだし、艇内に収納するのも嵩張る。

Webで調べるとありました。JCI認定の船検装備でした。

レーダーリフレクター(JCI認定)
サイズ 直径460mm
材質 塩化ビニールの風船体の中に、ポリエステル、ニッケルメッキの反射体が入っています。
●JCI認定品。
●型式承認番号4575号。
●販売価格 6.247円


 オセアニス39のオーナーさんは「琵琶湖ではもう行くところがないので広い海へ出て、遠く、沖縄までクルージングしたい」と、おっしゃる。それで最近、琵琶湖の平水区域から沿海区域に変更したので新しいレーダーリフレクターを装着してみたわけだ。
 チャートバッグに沖縄までの真新しいチャートが沢山入っていた。「7万円もしましたよ!」、「GPSプロッターは、参考にするがそう信頼はしてない、海図に航路を引いて航海している」とおっしゃる。いまや、少数派になってきたようだが、ボクと同じ宗旨だった。

 昔、14fのディンギーに乗っていた頃は琵琶湖も結構広いもんだと思っていたが、39fのセーリングクルーザーの行動エリアとしてはちょっと狭いだろう。それにそんなに大きなヨットが要るのかとも思うが、これは趣味の問題なのでなんともいえない。
 でも、知り合いのディーラーによると50fクラスのセーリングクルーザーも浮いているとのこと。
「地域一番」も高くつくようになってきましたね!!

【関連記事】:レーダーリフレクター
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by pac3jp | 2008-06-25 10:12 | ヨットの艤装と艤装品  

超高速パワーボート!

 先週、ヨットハーバー主催のフローティングボートショーが開催された。セーリングヨットは2社で5隻の展示だった。殆どがモーターボートの出展だ。ボクの周囲ではそれほど景気は良いとは感じないが、好景気の業界もあり、大型ボートも良く売れているらしい。今回も1億2000万円とか表示があるボートも並んでいた。

 燃料の高騰で漁船が一斉休漁するとか報道されている時代に「これはちょっと不謹慎?だろう」と思うボートが展示してあった。

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超高速パワーボート!
スーパースペシャルモンスターマシン!
BAJA 40 Outlaw

エンジンはマークルーザー 496 マグナム
ガソリン 4サイクル、8100cc V-8、425HP×3
ドライブはブラボーⅠドライブ×3基
後方空中排気
定員8名

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 担当の営業マンは時速120km/hは出ますといっている。高速道路の120km/hは大した事はないが、海面は大抵が凸凹だ。鏡のような海面なんて本当は存在しないのだろう。タイヤもサスペンションもない船底で凸凹の海面を高速でぶっ飛ばすのだ。客席のシートも全員が立ち席なのも理解できる。でも低速で移動する時には電動で座席に変えられるという。マイアミが似合うボートである。

 エコと全く正反対のボートの「燃費は?」なんては野暮なので聞かなかったけど、きっとハイオクガソリンをガバガバと喰うんでしょうね。今時こんなボートを誰が買うんだろうと思いながら陸置ヤードを眺めていると同じようなスピードボートが何隻か並んでいる。
 世の中には「燃費なんて関係ない!」と、でっかいエンジンを積み、空中排気の咆哮を上げるような音を聞きながらぶっ飛ばす快感を求めるボートマンもいるわけだ。

 ヨットのクルージングも今までは機帆走を主に走ってきたがこれからは帆走を主にクルージングする時代になってきた。微風でも軽々と走るC/R艇などが良いかもしれないが、微風の日が多く、潮も早い瀬戸内では重量級のヨットは少し辛い、でも時間はたっぷりある。ゆっくりと楽しもう!

 昨日、車にガソリンを入れた。レギュラーでも170円/Lはする。本当、ガソリンなどの値上がりは止まるところがないように見える。こうなったらもう軽自動車にするしかないな、と思いながらセルフのガソリンスタンドで入れてきたが、もう車は手放したとおっしゃる人もいらっしゃる。その思い切りが羨ましいなぁ!
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by pac3jp | 2008-06-23 12:28 | ボート  

セーリングしよう 気分は「若大将」!!

 地元、神戸新聞の6月18日付けで“気分は「若大将」”と海好きの中年?世代にセーリングを薦める署名入りの記事が掲載されていた。

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 今回は兵庫県内の芦屋市・神戸須磨・明石松江ビーチなどで開催されているディンギーのヨット教室が紹介されている。ボクも若い頃、琵琶湖や西宮のヨット教室で習ったことがあった。今から考えると学生アルバイトが一緒に乗ってくれるだけで、大したことはなかったと思っていたが、未だにヨットに関わり続けているのは最初の印象がよかったのかもしれないなぁ。

 記事の写真はハーバー近くの県立海洋体育館で開かれているヨット教室の一コマ。この日は阪神間の30~40代の男性13人と女性1人が参加したという。加山雄三の若大将にあこがれた年代が、時間とお金ができて始めるケースが増えている。とはインストラクター氏のお話。
 でも新西宮ヨットハーバーの出入り口付近で出会うディンギー乗り達の中には結構年配の顔もみかけるよ。

 一方、近く桟橋でクルーザーでヨットスクールをやっている会社がある。講習日の朝、ヤマハ30Sのデッキにいる生徒の殆どが団塊世代だった。ディンギーより20才は年上の世代だね。クージングヨットに入ってくる新人達は1週間ほどスクールの講習を受けて、リッチな人は新艇を、普通の人は程ほどの中古艇を買って、希望に燃えて参入してくる。(皆さん、大事にしたげて下さいね!)

 ボクの友人などはヤマハの営業マンに「ディンギーでセーリングを習い、その後、上達してからセーリングクルーザーを買いたい」と相談したら、「そんな必要はおまへん」と担当営業マンは断言し、サンファースト31のカタログを持ってすぐにやってきた。

 結局、彼は自分が希望したセーリングの基礎コースを習わずヨットを始めてしまったので、いまだにディンギーを乗ってこなかったことがトラウマとなり、セーリング技術の自信が揺らぐ風に見えたりすることが・・・。

 ボクはこの記事を書いたライター氏も明石でスクールを主宰している彼もヨットを始めた頃から知っている。ずっと同じクラスのディンギーに乗っていたからね。でも彼等はヨットスクールには多分行ってないだろう。仲間と転がりながら上手くなっていった人たちなのだ。

 でも、個人で参加する初心者ヨット教室はヨットの世界の入り口だ。ここで同好の士と知り合い多くの仲間を作り、この遊びを長く続け、その奥まで究めて欲しいと思っている。
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by pac3jp | 2008-06-20 08:47 | シーマンシップ  

巨大なレーダーアンテナ

c0041039_1041821.jpg いつものハーバーウオークを通っているとフネの横幅(12~13f)は充分ありそうな巨大なレーダーアンテナを取り付けた船が泊っている。地元の舶用電気機器メーカーであるFURUNOの実験船だから当然ともいえるが、本船用としても大きいのではないかと想像する。
 阪神港内で大型の外航コンテナ船も近くを行き交うがレーダーはかなり高いところについているのでどの位大きいか想像できない。ボクが比較できてサイズが分るレーダーアンテナは499トン型の内航船だ。これはブリッジで操船している船員さんとマストのアンテナの大きさを比べ易い。

 でもこんなに大きくはなかった。たぶん大型の本船用でしょうね。

 最近は世界的な海運の活況で、内航・外航とも海運会社は忙しく、従って造船所は新造船をどんどん造っているためFURUNOなど舶用電気機器メーカーの業績も増収・増益で好調の様子だ。
 メーカーWebで製品情報などみると、新IMOレーダー性能基準での雨・海面反射クラッター中の小物標検出性能等のレーダー物標検出性能向上をはかり、従来より高性能な商船用の「自動衝突予防援助装置付航海用レーダー 」「自動物標追跡装置付航海用レーダー 」などを販売している、とある。

 ボクには良く分らないがメーカー間でレーダーの性能を競いこの商機を逃してはなるものかと頑張っているのだろう。
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 古野電気のホームページで「GPSロールオーバー問題に関する重要なお知らせ」が発表されていた。GPSの2000年問題のときは大騒ぎしたが大した事はなかった。でも、あれから大分たったがGPSに依存する割合は随分増えたように思う。

  GPSロールオーバー問題に関する重要なお知らせ

下表に記載のGPS受信機・GPS受信機内蔵機器の日付データが、2010年12月12日に、初期値である1991年4月28日に戻ります。この事象をGPSロールオーバーといいます。
GPSロールオーバーが発生すると、測定位置にはなんら問題は発生しませんが、測定した年月のデータが狂ってしまいます。測定時刻データには問題はありません。
主として位置データだけを活用しているのものは、問題なくご使用いただけますが、位置を測定した年月日のデータも活用しているものや、データ収集に活用しているものについては、年月日データが狂ってしまうことによる問題が発生します。


全部読みたい方はここをクリック。l

 ボクもフルノのGPSレシーバを使っているが該当機種ではなかったし、測定時間データを使うなど高級な使い方はしてないのでも何の問題なかったが、疑い深い人やアメリカ人を信用できない人は、なにが起こるかわからない米軍のGPSを大事なものにはきっと使わないでしょうね。
 ヨーロッパも中国も自前のシステムを造ると言っているもんね。
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by pac3jp | 2008-06-18 10:15 | ウオッチング  

セールドライブエンジンの外付けジンク

c0041039_1235534.jpg 翌日の進水式を控えてあれこれと準備しているババリア34のセールドライブ付近の船底を見ると、ボルボ純正の3翼フォールディングペラの上に変な円盤形ジンクが付いているのを発見した。プロペラ用のジンクはちゃんとドライブストラットにセットしてあるのに。

 なんだろうと思い担当ディーラー氏にお聞きすると、このエンジンユニットは従来と違いエンジン本体とドライブとは電気的に絶縁されていて、そのためエンジンから別のアース線がエンジン専用ジンク端子に配線されているとおっしゃる。
 このジンクは船底から10mmくらい浮かせ、水中抵抗の断面積は小さいが電極の表面積は最大に稼げるようにつけてある。でもレーサーなどは余分な突起物としてきっと嫌がるでしょうね。
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 セールドライブがヨットの補機に搭載されるようになってからもう20年以上にもなると思うが、ボルボのエンジンではエンジン本体にはジンクは付いていなかったし、別に専用のジンクが必要だったこともずっとなかった。

 ボクが何故?と思っても誰も教えてくれないが、ボルボのヨット用小型エンジンはOEM先がちょいちょい変わる。OEM元のエンジンメーカーのポリシーでセールドライブのジンクではエンジン本体の電食保護が出来ないと考えていたら、別途にということになるかもしれない。

 また、最近はやりの地球環境にかかわるEU規制の網がかかり使えない部品が出来たとも考えられる。そいいえば大分前にアスベストがらみで大幅にパーツリストが入れ替わったこともあったなぁ。

 どっちにせよオーナーは上架のたびに高価な2種類の専用ジンクを用意しなくてはならないわけだ。
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by pac3jp | 2008-06-16 12:48 | ヨットの艤装と艤装品  

バックカメラで見張る!

c0041039_926237.jpg お隣の桟橋にあの有名な「春一番Ⅱ」が泊ってからもう一月にはなる。オーナーさんはお仕事が忙しいのか中々ハーバーに現れないなぁ、と思っていた矢先、デッキで作業中の姿が見えたので早速お声をかけてみた。

 この「春一番Ⅱ」は野本先生がお亡くなり乗り手がないので、奥様から「初代の春一番も、もらってくれたので、これも貰って欲しい」と頼まれ、「春一番Ⅱ」を頂いたとおっしゃっていた。でも個性的な大ベテランが長らく乗ってきたヨットも乗り手が変わればその艤装も変わってくる。

 「春一番Ⅱ」の看板になっている木製マストは変わらないが、デッキから2mほど上にブラケットに乗ったセンサーのようなものが3個付いている。そしてドックハウス後方にも同じセンサーが付いている。

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 オーナーになんですか?とお聞きするとヨットの全周360度を見張るカメラですと教えてくれた。
 
 航海中シングルハンダーはキャビン内に用があれば外を見張ることが出来ないので、安全のためカメラの画像をチェックしながら食事などの用を足しているそうである。カメラは防水で車用のバックカメラを転用し、小型カラーモニターは出入り口付近に設置し各カメラから独立で表示するようになっている。大きな画面を分割する表示ではないという。(艇内は下記の【関連記事】から参照下さい)
 防犯用の監視カメラも沢山販売されているが、小型で完全防水の車用はいい選択だと思う。

c0041039_9272034.jpg また、コクピットを覗くとクラシックな舵輪に油圧ポンプがセットされている。以前のステアリングはワイヤー方式だったが、新しいオーナーはオーパイなどステアリングシステムは油圧のリモコン方式に入れ替えている。エンジンもヤンマー3YMに換装済だという。

 まだ色々とお聞きしたかったのだが、明朝出港予定で、今から給油に行くとおっしゃるので、残念ながらもやいを外すお手伝いをする。

 エンジンが掛かった。「春一番Ⅱ」でオーナーは長いケーブルのリモコンを取り出し、ギヤーをアスターンにいれフネをバースから出し、サイドデッキからリモコンで舵をとり、給油桟橋の方に行ってしまった。一人乗りの漁船などがリモコン操作で着岸しているのを時々見るが、「春一番Ⅱ」はどうもエン・コンはないが、オーパイはヤンマー純正だと聞いたのできっと同じようなシステムでしょうね。

 野本先生だったら「櫓を漕いで」かなと思いながら見送った。


【関連記事】ピアネットブログより:懐かしき名艇が新西YHに寄港!
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by pac3jp | 2008-06-13 09:36 | ヨットの艤装と艤装品  

海上でヨットを捜す

 土曜日の夕方、ハーバー沖からスタートしてオーバーナイトで大阪湾を一回りし、日曜日にフィニッシュするレースがある。
 結構な人気みたいで、普通のレースより多めの艇数が集まり、週末の夕方一斉にスタートしていった。

 お天気は穏かで夜には雨が降っていた。

 朝、7時前にファーストフィニッシュのヨットが帰ってきた。風は落ちてしまい、ほんの微風になってきた。2着は純レーサーではない大型ヨットが帰ってきたが様子からみてどうも棄権したようだ。
 8時をすぎると2着の48fの純レーサーがフィニッシュしハーバーの中までセーリングで入ってきた。
 その後、ポツリ、ポツリと帰ってくるが、ボクの仲間がお二人出場しているホワイトセール組のヨットの姿はない。そのフネの1隻はご自分の38 fで、もうお一人は40fにクルーで乗っている。

 トップがフィニッシュしてから3時間が経った午前10時前、彼等の大まかなポジションが分った。まだゴールまで25マイルもある海上で大きなカームに掴まり弱気を吐いていた。

 そこで、機走の早いヨットで応援に行くことが直ぐに決まった。

c0041039_11224980.jpg 沖の海面は風弱く、視界は2~3マイルくらいと少々悪い。8ノットで南下を始める。一文字付近で2隻の大型レーサーが微風のスピンランで苦労しているのが見える。

 2時間ほど航行しながら視界に現れるヨットに近寄り捜すが、広い範囲に散らばったレース艇を勘で捜すのは不可能だ。ケータイで連絡を取りGPS座標を知らせてもらおうとするが、ケータイの電波が届きにくく通信が途切れる。ドコモもこの頃は海ではつながり難い。やっと相手のGPS位置をもらい、入力する。方位と距離が出るが、まだ4マイルも南だ。

 「30分か・・・しゃーないな、いこか!」とまた走り出す。暫く進むが何も見えてこない。GPS座標が違っていたのかと、再度相手に確認すると、間違いない。視界の悪い中、前方かすかに4隻くらいのスピンを揚げたヨットが見えてきた。

 海面は西風が吹き出し、各艇アビームで快調なスピンランになっている。目指すヨットの特徴を確認しようとするが肝心の双眼鏡がない。ちょと頼りない肉眼でみるとどうもこのグループに仲間のヨットはいないと結論つけたが、スピンの色で再度確認すると、もう既に行き違ってしまった。折角ここまで来たのに、捜していた相手は我々の声援が届かない遥かむこうの海にいた。

 早速、最大速力で後を追うが、彼がこの日のために新調したライトスピンが威力を発揮して8ノット以上で飛ばしている。レース中なのでちょっと待ってくれともいえないので、風が弱くなるのを期待?して後についていく始末となった。

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 視界と通信環境は多少悪いが、双方ともGPSがあり海上での会合も割合簡単だと思っていたが今回は残念ながら果たせなかった。
 理由の一番は双方が移動していたこと。そして、相手のGPS位置から方位と速度の情報をもらわなかったことだ。
 二番目は視野に入った相手を確認する情報と道具(双眼鏡)の手持ちがなかったことがあげられる。

 そう考えると大阪湾中央部でも、もし荒天時の夜間に落水者を出し救助要請をしてもケータイはうまく繋がらないし、海上の視界は悪い、大きなヨットでも見えないのに人間など見えるはずはない。手順ではヨットから自己点火灯をつけたライフブイや落水ポールを投げ入れる。クルーはライジャケにストロボライトをつけている。でも大波でヨットからは直ぐに見えなくなってしまうだろう。

 こういう事態になればやっぱりPLB(personal locator beacon)が有効だろう。ライジャケのポケットに入ほど小さくて、ストロボとGPSを内蔵して捜索機関に406Mhzで衛星経由で位置情報を、ローカルでは125.1Mhzでホーミング用のビーコンを送ることが出来る。
 アメリカでは500~600$台くらいで市販されているが日本ではまだ使えないらしい。山では雪崩事故に備えてビーコンなど前から使っているというのにね。

【参考Web】West Marine:PLB
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by pac3jp | 2008-06-11 11:24 | シーマンシップ  

コクピットの宴会

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 午後からコックピットで宴会をしても快適に過ごせる季節になってきた。
 毎週恒例のサタダーナイトフィーバーではあるが、今夜は常連メンバーがお休みで集まりが悪そうだと懸念したパーティボートR亭オーナーは、最近長いクルージングから帰った仲間たちから面白い話を聞こうということになり連絡を取りはじめた。

 R亭はミズンマストに国際信号旗「R」を揚げたヤマハ34ケッチだ。そのコクピットは海面よりかなり高くて周りも良く見える。ここでビールを飲んでいると気分もいいが、その半面他所からも良く見える。それに日暮れてハーバーが静かになってくると真剣?にクルージングやヨットについて情報交換をやっている話し声が遠くまで響くようだ。そんなこともあり夜半になってからも近くにお住まいの方がワイン片手にお喋りにやってこられる。

 ヨットマンたちの宴会はどこのハーバーでもやっているようだが、それぞれに特色があるようだ。
 ボクも以前お世話になっていたマリーナではヨットクラブ主催のアフターレースや忘年会のパーティには参加したことはあったがご近所のヨット乗りと宴会したことはなかった。各艇が自分たちだけでこじんまりと楽しんでいた。

 近隣のハーバーから移ってきた人から前のハーバーでは昼間から桟橋で酒盛りをしているグループがいたと聞くと、なにやら山賊や海賊の集まりのようで、聞こえは悪いが、彼等は内容の濃いお話をしているのかも知れないのだ。でもお酒が飲めない人や人付き合いの嫌いな人に強要するのは良くないね。人の価値観は様々ですから。

 宴会をしている側の人間から見ればこんなに有意義な集まりはないと信じている。ヨットでクルージングをするというスポーツは経験の積み重ねで上達してゆく遊びだとボクは思っている。ヨットスクールでも簡単なセーリングは教えてくれるが実践的な方法までは教えてくれない。多くの経験をお持ちの方々から色んなお話しを聞き、自分で考え、それを自分のものとして取り込んでゆく。一冊の本を読むより実際に体験した人から直接聞くほうがずっと印象は深く身にもつく。

 もしあなたが新人ヨットマンであるとしよう。ヨットであるいはクルージングで困ったことがあれば、宴会をしている彼らは必ず何らかの解決策はお持ちだ。ちょっとひと声をかけてみよう!

 ボクも、縁あってここにヨットを繋ぎ、ご近所の皆さんと昼も夜も仲良くお付き合いさせてもらい、楽しくヨットライフを送っている。 
 ちょっとメタボが心配だけど・・・。
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by pac3jp | 2008-06-09 15:08 | 音楽・パーティ