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コンテナ船の積荷

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 神戸港六アイのNYKコンテナバース近くを帆走していると何時もと少し違う雰囲気の荷役をやっている。普通、コンテナ船の荷役は専用岸壁のコンテナクレーンで20フィートや40フィートのコンテナを1個づつ吊り上げて荷役している。

c0041039_10561958.jpg でも今日は岸壁からは通常のコンテナクレーンが動き、横付けされたコンテナ船の沖側には警備のダグボートと海上クレーンがいる。コンテナ船の中央付近には小型の貨物船が横抱きでつながれている。
 何か大物貨物が出てくるのだろうと暫く見ていると、やがて大きな船体真ん中の奥深くからゆっくりとディーゼル機関車のような大型機械が出てきた。慎重に横抱きした貨物船にディーゼル機関車を積み替えている。よくみるとコンテナ船の船尾付近にもハシケが同じような機械を積んで留まっている。
 どうも大小2台の機関車風の特殊車両が輸入されてきたようだ。

 コンテナ船は同じ規格のコンテナを沢山積むばかりではなくこのように重い大型の貨物も運んでいるんだ。港に入ってくる本船もコンテナ船、自動車運搬船、タンカーと専用の貨物を運ぶ船が多く、大きなプラントなどは重量物運搬船が受け持つが中間サイズの重量物は便数が多いコンテナ船が運ぶのでしょうね。でも積み込む場所は何処にでもと言う訳ではなく中々難しいよと、港湾荷役をやっていた人から聞いたことがある。

 海外から輸入される少し大きめのヨットなどは鉄の塊の機関車と違い、大分軽いのでコンテナの最上段に屋根のないオープンコンテナに載ってやってくる。
 でも丁度、40フィートの長さに収まるヨットは良いが、パルピットが少しでも出ていたら大変だ。最近もヨットをコンテナ船の最上部に乗せたまでは良かったが、端でなかったので隣のコンテナが積み込まれたときパルピットを壊されてしまった。苦情を言うとそのヨットを港に下ろしてコンテナ船は出港してしまい。2週間も次の船を待ったとか・・・。

 内外の海運業界は好景気で貨物は幾らでもあるので船会社は規格外の面倒な貨物は載せたがらないだろうし、港の費用や運賃もキット高いこというのでしょうね。
・・・と思い、まったく関係ない見物人のボクは微風の海を沖に向かってセールを揚げた。
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by pac3jp | 2007-09-28 11:03 | 貨物船  

西宮神社「船渡御」

c0041039_9123634.jpg ヨットハーバー施設の中央にある立派なビジターバースは新西宮ヨットハーバーの施設ではないようだ。兵庫県が設置している県営桟橋で管理はヨットハーバーがやっているが、いわゆる公共桟橋(でも有料)である。そのためかマリンレジャーに関係の無い船もよく使っている。
 一番良く見かけるのは「散骨ビジネス船」とボクらが勝手にそう呼んでいる船だが、その他色んなフネも止まっている。フローティングボートショーなどの催しもよくある。
 賑わう港にしたいのなら北港ヨットハーバー同様一時係留は無料にすれば良いのにね。

c0041039_9142574.jpg 9月23日の日曜日はそのビジターバースで西宮まつりの最後を飾る「西宮神社・船渡御」があるということでハーバーにはお祭の幟がはためき鐘や太鼓の賑やかな囃子がハーバー内を響き渡っていた。
 桟橋には平安装束を着た人々が行き交い、日頃は港湾工事に当っている無骨な作業船や渡船が5色の吹流しや垂れ幕を飾り神主さん等を乗せて、お祭らしく華やかな雰囲気を出している。観覧希望者には無料の遊覧船が2隻も用意されていた。

<お祭の由来は>
船渡御は、西宮・鳴尾の漁師が神戸の和田岬で引き上げた神像をまつったとする西宮神社の伝説に由来。平安時代から記録が残り、神様を移したみこしを船に乗せて和田岬に向かい舞などを奉納した後、馬を連ねて帰ってきたとされる。
 同神社の最もにぎやかな祭りだったが約四百年前、織田信長の社領没収で途絶えたという。一九五四年、みこし行列が同市内を練り歩く渡御祭が復活。二〇〇〇年には震災復興を願い、西宮浜で海上船渡御を開催し昨年は和田岬へ参拝する「産宮参(うぶみやまいり)船」も再興された。
 
みやびやかに「海上船渡御 西宮神社」の新聞記事から引用)

 毎年この時期に「えべっさん」のお祭がここで行われている事は前から知っていたが、近くで見たことはなかったし、ヨットが入れない内陸側の海で海上安全祈願の行事をやっているとは知らなかった。

 住民人口8,000人と産業団地従業員8,500人合わせて16,500人がいるこの人口島を1年に1回お神輿を担ぎ(船に乗せ)一回りする。

 そうか、島とこの近くの海は西宮のえべっさんのシマだったのだ・・・。
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by pac3jp | 2007-09-26 09:28 | 歴史・民俗  

プレジャーボート・小型船用港湾案内をWebで見る

c0041039_9132058.jpg  クルージングに出ると航海中はチャートで位置の確認をする(もう少数派か?)が、目的の港に近づくと港周辺の状況や港内の桟橋の様子などは「プレジャーボート・小型船用港湾案内」を使って本日の係留場所を考える。全ての港が載っているわけではないがそれなりに有効なヨット・ボート用の簡易版の水路誌である。

 日本水路協会から日本沿岸を12冊の本に分け、発売されている。1冊は3,675円と3,990円の2種類。日本一周しようと思うと全冊必要だが、限られた数の港へ入る為の情報を得るにはインターネットを使って閲覧することが出来る。

 平成19年9月現在、以下9冊分のプレジャーボート・小型船用港湾案内がWebで閲覧できる。

●H-810 北海道南岸・東岸・東方(白神岬~択捉島)

●H-811 北海道北岸・西岸(知床岬~松前港)

●H-805 本州北西岸 品切れ中

●H-806 本州北岸・東岸 H-806Wになり発売中

●H-807 南方諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)品切れ中

●H-803 瀬戸内海東部(大阪湾・燧灘) H-803Wになり発売中

●H-808 九州北西岸 H-808Wになり発売中

●H809 九州南西岸・東岸・南西諸島(与論島以北)品切れ中

●H-812 南西諸島(沖縄群島・先島群島・大東諸島)

 海図は既に世界測地系に切り替わり、小型船用港湾案内もその必要があったのと、作成されてからかなりの年月が経ち情報が古くなり改訂の時期がきたのだろう。

日本水路協会は以下のように説明している

リニューアルの主なポイントは、
① 日本測地系から世界測地系にしました
② 経緯度線を図載し、位置を求めやすくしました
③ コンパスの偏差を図載しました
④ ロケーションが図載され、場所(位置)が分かりやすくなりました
⑤ 「フィッシャリーナ」、「海の駅」を新たに掲載しました
⑥ 多色刷りで、より見やすくなりました

その結果、3,675円 → 3,990円に値上がりしている。

 でも、改訂作業の遅れか3冊が現在品切れ中だ。いずれ近い内に改訂版が出てくるが、この海域を近く航海しようと思っている人は友人に借りるなど対策が必要ですね。
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by pac3jp | 2007-09-25 09:37 | シーマンシップ  

2泊3日のクルージング予定が・・・

 9月は2回の3連休があるが、後の「秋分の日連休」はパートナーのコンサートを手伝う約束があるので「敬老の日連休」9月15日~17日を利用し、和歌山方面に2泊3日のクルージングをする計画だった。

 でも、出港の日は沖縄に大型の台風がいて、紀伊水道方面は2m~3mの波が有るとの予報を聞いて直ぐに行き先を波の少ない大阪湾に変更した。が、予報では翌日もお天気は不安定で洲本あたりは雨が降るらしいといっている。

 近頃とみに軟弱になってきたボクは「絶好の季節にラクチンなクルージングが良い」などと思い始め「しんどいクルージング」はパス!の心境なので、またまた目的地を変更して、ハーバーから一番近い淡路島・交流の翼港で船底掃除をするクルージングになってしまった。

 沖から桟橋に近づくと係員がやってきて場所を指定し、舫いを取ってくれた。久し振りにやって来た翼港は以前と違って桟橋にオキアミの残骸もないし、釣り人もいなかった。桟橋は完全にフネを着ける場所になっていた。小型のヨットやボートをつける桟橋は相変わらずの物だが一番奥なのでそうグラグラとは揺れなかった。料金は1日600円。以前は500円だったように思うがまぁ良いか。

 対岸の国営明石海峡公園の高台にある百段苑から翼港を見下ろすと中々上等なロケーションだなと思う。大阪湾で自分のフネがビルや工場、住宅などなしに見える港はそうないよ。多分ここだけだろう。
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 海水も潮の流れが速いところなので割合きれいだ。ここで船底のフジツボ落としをする。8月に落としたのにもう大分付いていてエンジンが2000回転で0.5ノットのロスがある。小さいクラゲはいるが暑いので仲間は水浴びを兼ねてワイワイとスクレッパーをかけている。
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 この港はトイレと自販機、氷もある。ホテルがある淡路夢舞台の方に行けば和・洋・中のレストランが10店くらいはありそう。風呂はないがホテルのプールで汗を流す手もある。リッチ派向き。

c0041039_9313455.jpg 花の好きな人には最高の場所だろうと思うがボクの仲間は「花よりダンゴ」。アイスクリーム屋さんをさがし、適当に散歩を楽しんで午後帰途につく。風は上がってきてクオーター24ノット。波は高くなったが快調にセーリング。時々強い雨も降ってくる。約3時間の航海で母港の桟橋に安着した。

 2泊3日の予定が日帰りクルージングになってしまったが、今夜はご近所のR亭で夜中までサタディナイトフィーバーだ。翌日も仲間のフネで沖に出る。最終日は搭載しているインフレータブルボートと船外機の点検を兼ねてハーバー内散策をする。

 なんのことはない、金曜日にフネに来たので実質3泊4日はフネに居たことになる。また真っ黒に日焼けしてしまった!!
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by pac3jp | 2007-09-21 09:38 | クルージング  

ヨットの座礁事故より

 5月の連休には近くのマリーナに所属するヨットが愛媛県・大三島付近の暗礁に乗り上げ、その後海保の現場検証をつぶさに見学したボクの仲間たちはその座礁事故から多くの教訓を学んだらしい・・・。

 最近、徳島海上保安部のホームページで小鳴門海峡南口、撫養港付近の暗礁に座礁したヨットの事故報告が掲載されていた。

 下図は徳島県鳴門市・撫養港付近のチャートである。中瀬灯標がありその北側の広い海面の殆どがヨットの通行は出来ない。
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 下の画像は海保が撮影した中瀬灯標と夫婦岩が見える画像だがヨットは潮波のたつ中瀬の暗礁付近にいるようだ。
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 ボクも何度かこの海峡を淡路側から入り通過したが撫養の中瀬灯標がなぜあんなに徳島側の向こうにあるのかと思ったものだった。中瀬灯標と大毛島のあいだには充分広い海面があり小型の釣り船はスイスイ走っているのに。でも海図を見れば直ぐに分る。浅い洲や瀬が広がっているのだ。

 乗り上げたヨットのスキッパーは「判っていたのについうっかりと(危険地帯に)入ってしまった」とおっしゃっていたと聞いたが、小鳴門海峡とはいえ連れ潮で航行中に直近で障害物を発見しても避けることは難しい。ましてや引き返すことはヨットのエンジンパワーから見ても大変だ。予めコースを引き、よく見張り、船位の確認をしながら航行することが肝心だ。

 座礁したヨットは横たわっていたが、やがて潮が上がり自力でキールは離礁した。だが潮流に流されラダーが又その暗礁にぶち当り、ラダー下部を折損した。船体はキール取り付け部に大きくクラックが入り、船内は衝撃でエンジンが2センチもずれていたとか修理業者が言っていた。

 当然ですが海保に救助要請をしても必要な人命救助はしてくれますが、座礁してしまった貴方の大事なヨットは引き出してくれませんよ。
 楽しいクルージングも一瞬の気の緩みで大事になります。航路は自分でよく確認して安全な航海をお楽しみ下さいね!!


以前の記事から:GWクルージングの教訓?
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by pac3jp | 2007-09-19 13:20 | シーマンシップ  

大型カタマランヨット「レディ アリア」

 昨日、敬老の日の朝、ハーバーのビジターバースに大型のカタマランが停泊していた。マストの左舷に日の丸が揚がっているので海外からのビジターヨットだと直ぐに分った。前日には居なかったので前夜か、早朝に入港してきたのだろう。

 マストも高く巨体である。元々カタマランは横幅が2隻分ほどはあるのでモノハルに比べてかなり大きい。このヨットは58フィートらしいので横幅も10m弱はありそうだ。若いクルーも大勢乗っているようだし、デッキにはマウンテンバイクが5台も並んで積まれている。
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c0041039_13265646.jpg 何処から何の目的で来たのだろうと思い船尾に回って見ると韓国・プサンと表示があり韓国の国旗が翻っていた。新西宮ヨットハーバーも外国から多くのビジターヨットがやって来るが、韓国のヨットは珍しいと思う。

 このハーバーにかって浮かんでいたフネがプサンのハーバーで見たという話はよく聞くし、ボクも仲間と乗っていた「J24」はプサンに売られていった。最近も同じフネを買った韓国人が「回航でもって帰ったよ」とか聞いたことがある。韓国もマリンスポーツが盛んになってきたのだろう。

 クルージングボートのクルーは「家族や男女のペアが基本」の欧米スタイルを見慣れてくると、偉そうなオジサンと多数の若いクルーが乗り組むクルージングボートは、のんびり楽しみながらクルージングしていると言うよりも、何かの訓練をしているトレーニングボートのように感じてしまう。

 近くで新艇の展示会をやっていた顔見知りの「敏腕ヨットセールスマン氏」の情報によると、このカタマランはビルダーの韓国総代理店所有のカタマランで個人のフネではないようだ。そして、自分たちもこの大型カタマランを日本で売りたかったが、日本の泊地事情か日本人のカタマランアレルギーの「ヒール=転覆遭難」が災いしてか1隻も売れなかったと残念そうだった。

 また、ご近所で今年、韓国にクルージングしたオーナーさんから先方のマリーナの様子をお聞きするとロシアのフネが多いとおっしゃる。そうだ、ロシアは資源の値上がりで全国的に好景気なのだ。極東ロシアからも近く、凍らない海がある韓国は日本より物価も安いし、彼らから見れば結構いいクルージングエリアなんだろう。

 そして、シベリアやサハリンの石油や天然ガスで儲けたロシア人達がヨットを買い、韓国に置いておく。韓国やロシアのリッチマンと豪華カタマラン。日本のようなカタマランへの偏見もなく、よく似合う取り合わせなので日本よりよく売れるのは間違いないだろうね。
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by pac3jp | 2007-09-18 13:30 | ウオッチング  

バウスプリットのあるヨット

 8月にここ新西宮ヨットハーバーで開かれた「ジャパンカップ2007」には最新のレーシングヨットが参加してそのスピードとセーリングテクニックを競っていた。ボクはどんどん進化するかのように見えるレーシングヨットを見るのもよいが、昔ながらのスタイルを持つクラシックなヨットを見る方がもっと好きだし、一度は乗ってみたいとも思っている。

c0041039_9403377.jpg つい最近、港内を日頃見かけぬヨットが機走していた。暫くしてビジターバースに寄るとバウスプリットを持った小柄なダブルエンダーが停まっていた。ここでゲストと待ち合わせらしく艇内には誰もいなかった。

 ヨットは全長は27~28fのダブルエンダーでハルはFRPみたいだが、デッキはフラッシュデッキ構造で木造である。バウに太いバウスプリットがある。これはクルージングスピン専用らしくファーラーの付いたフォアステイはバウスプリットの根っこの金物にセットされている。

c0041039_9405528.jpg アルミマストの後ろのデッキに採光と換気用の大きなルーバードアが据え付けてありクラシックヨットの雰囲気を出している。

 コクピットは小さなものでクルー2人でも狭いくらい。それにダブルエンダーらしく船尾には長いアウトラダーに短いティラーがついている。


c0041039_9411868.jpg 桟橋からこんなヨットも一度乗ってみたいなぁと、眺めていると何時もの癖が出てきた。「フラッシュデッキはデッキのワークエリアは広いが、デッキ下の天井は低いだろうな。」「キャビン内の作業は腰が痛くなるし、コンパニオンウエイにドジャーがないので雨や荒天のセーリングは大変だな。」なんて、他人のフネなのにあれこれと自分にとっての不具合が思い浮かぶ。

 でも、好天の週末に港近くをセーリングしたり、シングルハンドで1~2泊の近場クルージングにはもってこいだな。デッキにアイスBOXが載っているので船内に冷蔵庫は無いようだ。スターンにオーパイがつているがこれも要らない。航海計器も見当たらないし、艤装品の故障に悩まされことも少ないシンプル イズ ベストのヨットにするにはぴったりのヨットのように思う。

 クラシックなヨットは概して船体重量が重く微風や軽風では走らない。そのためにバウスプリットを突き出し、大き目のセールを展開して人並みの速度を得るのだ。それなのにマリーナによってはそれも船体長に含めて請求されるのはチョット不合理だ。

 だが、このバウスプリットはパーマネントのフォアステイが付いてなく伸縮自由のようなのでハーバーの料金計算にも好都合だなぁ・・・。
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by pac3jp | 2007-09-14 09:48 | ヨットの艤装と艤装品  

「Whale Song」part2

 前回の記事に関して各種の大型船舶に詳しいお仲間が「Whale Song」について色々な情報を教えてくれた。

1.この船は Gtonで185トン、2001年にTrinity Yacht New Orleans とHalter Marine Lockportで造られた。巡航速度は12ノット。
2.この船はIMOに正式に登録されたれっきとした本船だということ。因みに種別はYachtだそうです。
3.船籍はヤッパリ、Tax heavenで有名なケイマン諸島だった。
4.出港地はアメリカ東海岸のマサチューセッツ州からで、日本まではずいぶん遠い。と、いっていたよとお聞きした。


c0041039_12444337.jpg 以前にもアメリカの大手通販会社のオーナーがこのタイプのモーターヨットに乗ってきたことがあった。その船はホエールソングのもう二周りほども大きく思えた。船内に客船並みのエレベーターが付いていると聞いて驚いたのを覚えている。それに印象的だったのはアフターデッキに魅力的な金髪美人がデッキチェアーに寛いでいる図はボクが指をくわえて見ていてもそれだけの価値はあったね。


c0041039_1247876.jpg どちらにせよ、使っても使っても使い切れないほどお金持ちのアメリカのリッチマン達に違いない。セールボートで世界を回っているヨッティ達とは別の世界の住人なのだ。

 ボクの友人が大きめのボートで太平洋を回りたいと言ったら、今も世界周航中のヨットマンが「ヨッティはボートのオーナーとは遊んでくれないよ!」という。
 多分そうだろうね。モーターヨット側から見れば年金やアルバイトでクルージングをしている多くのヨッティは「貧乏臭い連中?」と思っているかも・・・。
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by pac3jp | 2007-09-12 12:56 | ウオッチング  

Yacht 「Whale Song 」(ホエールソング)

 日本でヨットと言えば一般的にはマストを持ったセールボートをそう呼んでいるが、英語で「ヨット('Yacht)とは、豪華な遊び船のこと。セールで走るかエンジンで走るかは問わない。」という。古くはビクトリア女王から将軍・徳川家定にプレゼントされたエンペラー号(375t)は改名されて幕府軍艦「蟠龍丸」となったが元はヨットだった。10年ほど前までエリザベス女王も王室ヨット「ブリタニア号」を持っていた。

 ボクの記憶の中で最高のヨットはギリシャのオナシス氏が持っていた「クリスチーヌ号」だろう。全長98mのカナダのフリゲート艦を徹底的に改造して、海賊に襲われても平気、それに丈夫で高速、そして超豪華なヨットとしてビックビジネスの場で使われていたのでしょうね。

 先週末、まぁ、ロイヤルヨット程ではないがハーバーのビジターバースに真新しく大きなモーターヨットがやってきた。全長は30m弱、船体はスチール。船尾に大型の衛星通信用のドームが2基とユニオンジャックと白い南十字星をあしらったオーストラリアの国旗が見える。煙突は左右に2本ある。そのうち1本からジェネレーターの排気が出ている。船内に人気はないが、リタイヤ後にロングクルージングしているセールボートを訪問するのとは違い、気軽に「こんにちは!」と声を掛けるのはチョット気が引ける雰囲気がある。
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 トランサムに GEORGE TOWN C.I. と船籍港が表示してある。「ジョージ タウン」をWebで何処だろうと調べてみると、まずアメリカ・ワシントンDC近くの「ジョージ タウン」が出てくる。次にマレーシアの「ジョージ タウン」、カリブ海の「ジョージ タウン」オーストラリア本土とタスマニア、そしてニュージーランドにも同じ名前の町がある。

 世界地図を出して「ジョージ タウン」を調べるとなんと27ヶ所も同名の町があった。その昔、移住したイギリス人が故郷の王様を偲んでその名を付けたのでしょうね。

アメリカ     15ヶ所
カリブ海諸国    4ヶ所
カナダ       2ヶ所
オーストラリア   2ヶ所
マレーシア    1ヶ所
ニュージーランド 1ヶ所
アフリカ     1ヶ所
南大西洋     1ヶ所


 調べているとトランサムに表示された「GEORGE TOWN C.I.」のC.I.は何だろうと急に気に掛かった。もしかして・・・タックス・ヘイヴンで有名なケイマン・アイランドの略だろうか?ここに船籍を置いておくと規制や税とかの維持費も安くつくし、イギリス領なので国旗はユニオンジャックでよく似ているしなぁ。

 一応、チラッと見えた国旗を根拠にオーストラリアのアデレート近くの「ジョージ タウン」から来たことにしておこう。
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by pac3jp | 2007-09-10 16:53 | ウオッチング  

船底の点検窓

c0041039_10475726.jpg 陸置されたレーシングヨットを下から見ているとプロペラやラダー付近に点検窓がついたフネがあった。昔のヨットにはよく付けていたがこの頃はもう無いのかと思っていたが、よく見ると船底に窓が明けられたヨットが幾らかあった。
 レーシングヨットは機帆走中にプロペラにロープや藻が絡むことはまぁないだろうが、レース海面が藻の多い海域だったりコースに潮目があったりしてゴミがラダーやセールドライブのストラットに引っかかりスピードが落ちてしまうことはあるだろう。

 何回か前のサンディエゴでのアメリカズカップで海草対策がいるとか聞いたことがあったがよく覚えてない。

 クルージングヨットの場合は同じような発想ではあるが、屈強なクルーが多人数乗り組むレースヨットと違いスキッパー自身ががそのトラブルに対処をしなくてなならない。従って、窓ではなく船底までの点検口が開いていてそこから刃物など用いて絡まった物を取り除くのだ。
 ハーバーのモニュメントになっている堀江さんの無寄港世界1周ヨットにも付けていた。・・・使ったのかな?

c0041039_10521546.jpg 純レーサーやカスタムヨットにはよく装備されている点検窓もプロダクションボートには全く付いてない。そこでこれらのフネは怪しいと思うとプロペラを逆転させたり、一度行き足を止めて後進させて見るとかやっている。それで絡まった物が外れたらいいが取れなかったら誰かが潜ることになる。
 シャフトドライブのヨットは割合浅いところにプロペラがあるので潜らずとも処理することが出来るフネもあるが、最近は殆どのヨットはセールドライブのエンジンが搭載されているのでスターンのステップから道具を伸ばして、とはいかないよ。

 ボクが以前に乗っていたヨットでの事だが、淡路島・津名沖でレースが中止になったので機走で帰ろうとしたが、直ぐに冷却水が上がらず警報が鳴り出した。海水ポンプを点検するが異常なし。でも潮が早くセールを揚げてもどんどん流されるので近くにいた大き目のヨットに曳航してもらうことにした。
 ハーバーに帰り舫いを取り暫くするとエンジンは正常に動き出した。どうも原因はセールドライブの海水取り入れ口にビニールがかぶさったらしい。ヨットに僅かでも行き足があるのでハーバーに帰りつくまで取れなかったのだ。舫いを取ると行き足がなくなり自然に外れたのだ。単純なトラブルだったが点検窓があれば警報が鳴ってもバックすれば簡単に外れたのにね。

 風が弱く、潮が早い瀬戸内のクルージングは事前にしっかりとエンジンを整備し、故障も直ぐにリカバリーできるスキルとトラブルをすぐに発見できる装備も必要なのかな。
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by pac3jp | 2007-09-07 10:59 | ヨットの艤装と艤装品