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ヨットにしめ飾りを付ける

 最近は自宅のご近所でもお正月のしめ飾りや、門松などの正月の縁起ものを飾らないお家も増えてきた。マイカーなどにしめ飾りを付る人も少数派になってきた。
 ボクも車には付けないが、今年一年間、動くホテル?としてしっかりと活躍してくれた感謝を込めて我、愛艇にはバウにしめ飾り、チャートテーブルには小さいが鏡もちも飾った。そのお餅は久しぶりに帰ってきた息子たちと昨日、賑やかに搗いたものだ。

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 ボクの2005年を振り返ると、春に九州をクルージングした事と、今年1月から「海とヨット」に関わる記事をこのブログに書き始めたことだろう。
 今日、12月31日まで142本の記事を書いてきた。書き始めの頃はネタ切れの心配もしたが、無事に続けてこられた。
 一年間書き続けられた原動力は何といっても、ボクのブログを楽しみに読んでくださっている多くの方々がいらっしゃったからです。
 記事にコメントを頂いたり、個人的にメールで激励され、ハーバーでお会いする方からはブログ見てるよと声を掛けてもらい嬉しい一年であった。

 4月、5月はクルージング先からケイタイで投稿した。電波事情が悪い港や慣れないケイタイメールに苦労したが、苦労の甲斐あり当時は入力もかなり上達していたものだが・・・。

 毎回、ブログの記事、内容も出来るだけ正確にと思って書いていますが、思い込みや勘違いで皆さんにご迷惑をお掛けしているかもしれません。お気づきの方は非公開コメントでも結構ですので是非ともお知らせください。

 また、ハーバーで色んな情報の提供に協力して頂いたご近所の皆さん、色々とアドバイス頂いたヨットの先輩諸氏にもお礼を申し上げます。

 2006年も「海とヨット」に関わるお話しを楽しく書き続けてゆくつもりです。  皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
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by pac3jp | 2005-12-31 17:50 | 徒然に  

ヨットのコンパスは・・・

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 ヨット・ボートの航海計器の代表である磁気コンパスは長くコクピットの一等席のペデスタル上やバルクヘッドに取り付けられて重要度一番でその座を占めてきたが、その重要度にも近頃、斜陽の兆しが見えてきたようだ。

 最近、36fのクルージングヨットの新艇を艤装していたオーナーはステアリングホィールの前に鎮座していた磁気コンパスを取り外し、代わりにレイマリンのマルチメーターを付けていた。
 取り外した理由は、ヘルムスマンが見易い限られたスペースに、必要とする航海情報を表わしてくれるのはやっぱり、電子航海機器であるとおっしゃておられる。取り外されたコンパスは予備品棚に収まってしまった。
 艇の更新が早いレーシングヨットではアナログのコンパスを使っている艇はもうないだろう。

 我々クルージング派も航海中はオートパイロットのディジタルの針路表示を見ている。もう一つはGPSプロッターが針路表示をしている。コクピットのステアリングコンパスはオーパイの針路を確認するのに使っているだけである。

 GPSプロッターの普及でハンドベアリングコンパスを使ってチャートに現在位置を落としているヨットマンはかなり少数派だろうが、これも便利なメモリー付きのディジタルコンパスになってきた。

 磁気コンパスの最大のメリットは電力を消費しないことだろう。ヨットの電気システムがダウンしても船の針路は示されている。
 一方、オーパイなどの電子コンパスの磁気方位センサーはフラックスゲートコンパスである。これは航海計器システムに組み込まれているので電気がなくては動かない。また、このセンサーもあらゆる磁性体に反応するので出来る限り、磁気や動揺の影響を受けにくい船体中央部の重心付近に設置するのが望ましいが、このセンサーがコンパニオンステップ付近に取り付けてあるのを見ることもある。
 通常は注意シールが貼ってあるが、知らずにその付近にプライヤーなどを置き忘れるとオーパイがあさっての方向に舵をきってしまうこともある。

 精度の高いコンパスといえば本船や大・中型漁船で使われているジャイロコンパスがある。だが、この精巧な装置はメンテナンス必須だがメンテ不要でジャイロコンパス並の精度があるコンパスがある。

 サテライトコンパスだ。GPS衛星の電波を自船に設置した2~3個のアンテナで受信し、その位相差で針路を計算するらしい。船のローリングやピッチングの測定も可能で、角速度センサーの働きもするそうで、フネのピッチング・ローリングの検出も可能だし、その出力も10ポートも取れるらしい。基本的にはGPSなので可動部もないので電力の消費も少ない。
 この商品、今はチョット高い値段が付いているが、普及してくればいずれ安くなってくることだろう。

 プレジャーボート・ヨットでも電子チャートを積む船が今後一層多くなると予想される。この電子チャートにレーダー画面を重ねる簡易ARPAシステムを作るときに入力する方位データは従来のフラックスゲートコンパスよりサテコンのほうが応答速度や分解能での性能は高い。
 ボクの電子チャートの中にもARPAの名称が出てくるが、安いレーダーなのでそんな機能には対応してなかった!・・・残念。

 長く親しんできたヨットのマグネティックコンパスもやがて六分儀がナビゲーションの主役から消え去ったのと同じ道を歩んでいるかなと思っている。だが計算音痴のボクには、方位が全て真方位で統一されたら偏差の計算が不要になる?メリットもありそうだが・・・。

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参考:ARPA(Automatic Radar Plotting Aids)日本語では、本船用のレーダーの自動衝突予防援助装置と呼ばれている機能で、物標をベクトル処理して自船に対する位置や速度を演算して表示します。
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by pac3jp | 2005-12-28 09:48 | ヨットの艤装と艤装品  

イルミネーションコンテスト

 クリスマスシーズンのヨットハーバーには毎年、電飾で華やかに飾ったボートやヨットが暗いポンツーンにポッポッと明るさを演出している。
 
 今年もビジターバースでイルミネーションコンテストが始まっていた。「参加することに意義がある」と何処かで聞いた事のあるせりふで知り合いのヨットがエントリーしているので応援を兼ねて見に行ってきた。誰も手伝ってくれず、一人で取り付けたと、ぼやき声にも聞こえたが、しっかりイルミネーションは点いていた。
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 桟橋には8隻のヨットとボートが参加している。他に、自分のバースから出さないでエントリーしている人もいるらしい。せっかく飾ったのに皆と一緒に集まったらもっと賑やかになるのにと思う。

 あんたもやったら ・・・ボクはセンスがないから。  毎週末には練習が・・・。 理由は一杯あるが、一度もトライした事はない。

 イルミネーションも最低限の道具はハーバーが貸してくれるが、それだけではチョット寂しい。エントリー1番のボートは流石、気合が入ったデコレーションである。次の2番、3番も豪勢に輝いている。自宅でイルミネーションをする場合は電気代も気にしなければならないがここは使い放題だよ。だが、寒い桟橋は親子連れやカップルなどの観客はいるが賑やかと云うほどではない。

 あちこちでアマチュアカメラマンが大きな三脚を立てて撮っている。ボクはデジカメ手持ち撮影だ。最新の手ぶれ防止機能なんかは付いてない安い器材である。
 寒さでシャッターが押せなくてはいけないので?焼酎のお湯わりを2杯引っ掛けてきただけだある。やっぱり上手く写らない。焼酎が足りなかったかな。 
 シャッターはほとんど開放にして撮るのだろうと思い、桟橋の手すりにカメラを押し付けて何とか撮影するが、カットがなぁ~。もう一つやなぁ~。

まぁ、腕も悪いので夜の撮影で撮れなくても当然か。
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by pac3jp | 2005-12-26 21:57 | ウオッチング  

友人の新しいヨット

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 シースパロー(艦対空ミサイル)というチョット物騒な名前のフネに乗って、昔から一緒に海で遊んできた仲間が一時事情があって海から離れていたが、また海に帰ってくることになった。今度は前よりも大きなヨットで帰ってくる。仕事も減らして、より、船上生活に近い暮らしをしたいそうだ。

 そんな彼のドリームボートの細かいオプション選びを友人とアドバイスする事になった。ヨットの艇種は既に決まっていて、ドイツ製の全長12.13mのフネである。エンジンは2030からボルボ55HPへ、オーパイは強力なST-6000。メインとジブはファーラーである。陸電用のエアコンもリストにあった。

 細かいオプション選びもこれからそのヨットでどのようにして遊ぶかによって選ぶものが違ってくる。彼の希望は港で皆んなとパーティをしたり、仲間と沿岸をゆっくりと巡航できたら良いと思っているらしい。大洋を渡るような大航海は勿論、オーバーナイトの航海もしないと言っている。
 外洋・長距離志向のヨット乗りには評価がもう一つのブランドだが、沿岸や内海のクルージングならば、オーバースペック?の心配はない。ジャストマッチングである。

 そんなヨット遊びに必要そうな細々したオプションリストを彼に示した。あらかたはOKだったようだが、その中でヨット業者から1.2KWのインバーターは要らないだろうと返事があったそうだ。理由はヨットで100V機器を使う事はないだろうといわれたそうである。

 だが、彼が海の遊びから離れていた5~6年の間に、ここに係留しているヨットの何が一番変わったかと言えば、多分、ヨットの電化だろう。桟橋に設置されているパワーポストも増えたこともあるが、陸電用エアコン、電子レンジ、電磁調理器、液晶TV、DVDレコーダー、パソコン等がヨットのキャビンに普及してきた。昔から使ってきた暖房用の電気ストーブ、電気毛布、他には電気掃除機、電気炊飯器は当然あるし、つい最近には電動ウインチハンドルまで進出してきた。
 ヨットライフがレース中心のヨットマンには信じられない状況だろうが、ボクのご近所ではこのように着々とヨットの電化は進んでいるだ。

 家電機器の中にはジェネレーターがなければ使えない大物もあるが、中にはクルージング先でバッテリー⇒インバーターで便利に使える道具も多い。しかし、陸電のないマリーナにいた頃には考えられない程の贅沢であるが、もう既にテントを担いで山野を跋渉していた頃の馬力はない。
 長らく働き続けてきた報奨だ。ゆったり、できる範囲で贅沢に、ゆっくりと海の遊びを楽しんでも良いのでは、と思っている。
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by pac3jp | 2005-12-23 08:52 | ヨットの艤装と艤装品  

フィン・スタビライザー

 船に乗っていて一番楽しくないのは船酔いになることだろう。子供の頃、父親に釣り舟で夜釣りに連れて行ってもらい、酷く船酔いしたことを未だに思い出すときがある。 波や船体の運動による揺れが少なくなったら、きっとフネが好きになる人は多いだろうと思う。

 護衛艦ではヘリ搭載艦に、また大型の客船やフェリーは海に慣れていない乗客が快適な船旅を過ごせるようにフィン・スタビライザーが装備されていると聞いている。
 だが、海況が悪くなり、この装置をブリッジが作動させると、エンジンに負担が掛かるらしく、機関部から苦情が出ることあったとフェリーのエンジニアから昔、聞いたことがあった。

 こんな高級な装備をご近所の32fのトローラーが装備したと聞いたときは、ほんま?と聞き直したものだった。このサイズのボートにフィン・スタビザイザーを装備した実績が少なかったので、このオーナーは自艇にフィンスタビーライザーを装備する前に、「模型によるタンクテスト」をやるのは大造船所だが、模型マニアの彼はラジコンボートに同様の装置を装備して、ハーバーの桟橋の間でテストを重ねたそうだ。
 その多量のデータを詳細に分析、検討?の結果、充分効果は期待できると実艇に装備を決心されたそうである。

 ボクは最初、フィン・スタビライザーはある程度高速で走行する船でなければ効果がないのかなと思っていたが、10数ノットの速度で巡航するトローラーでもその効果はあるそうだ。

 余談だが、このフィン・スタビライザーは日本人の発明したものだそうです。くわしくは「海運雑学ゼミナール」をご覧ください。
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 画像は左舷に装備されたフィンだがこれが両舷に付いていて、船体内にセットされたジャイロからの信号を元に油圧で左右のフィンの揚力を加減しボートのローリングを抑える働きをさせる。

 このような目的に使うジャイロはジャイロスコープと呼ぶらしいが、ジャイロといえばボクの乏しい知識の中では「地球コマ」をモーターで高速回転させる本船用のジャイロコンパスしかイメージ(このイメージもチョット勘違いみたい)出来ず、あんな大きな物は何処にあるのかと思っていたが、同じジャイロでもどうも小さい角速度センサー様なもので制御しているようだ。角速度センサーは車や他の民生機器にも沢山使われている。

 旧日本海軍の空母で艦体中央で巨大なコマを高速で回し、ジャイロ効果で艦の動揺を抑えて戦闘機の発着を容易にしようした艦があったそうだ。乗り心地は悪かったらしいが、空母としての効果はあったのかどうかはその本には書いてなかった。・・・と思う。

 今年のヨットの航海で一番波が悪く、大揺れした海域は対馬海峡の漁場「七里ケ曾根」だった。風は弱く波だけが高かった。セールのローリング防止効果も及ばずヨットは酷く揺れた。だが、多くの漁船は激しくローリング、ピッティングしながらも熱心に釣り糸を引いていた。彼らの船にもビルジキールなどは付いているのだろうが、停船中は効果はないだろう。

 それにしてもフィン・スタビライザーの様な軟弱装置、一切関係なし。 
船酔い知らずの漁師さんとアマチュアアングラーにボクはいつも心から感心し、そのシーンを拝見しているのだ!!
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by pac3jp | 2005-12-20 12:52 | ボート  

ハーバーパトロールボートに助けてもらったら・・・

 ボクが今、ヨットを預けているヨットハーバーは海上係留600隻、陸上保管100隻、全部入れば、合計700隻の保管が可能な大きな施設である。従って、ハーバーサービスのハードもソフトももよく整っている。

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 毎日、防波堤の内側、ハーバーエリアの海面はパトロールの旗を揚げたインフレータブルボートがパトロールしている。
 このボートは大雨や台風の後などは大きな流木やゴミなどがハーバーに入ってきて、フネの航行の障害になるので取り除いているのも良く見た。また、仲間のボートがポンツーンから出ようとして、エンコンのワイヤー系の故障で隣の桟橋に流され大騒ぎしていた時もレスキューに来ていた。 
 狭い櫛形桟橋の間で起こる航行不自由系のトラブル時には頼りになる存在ではあるが・・・。

 こんな話を聞いた。
 その1、11月中旬、体調不良で3ヶ月ほど愛艇に来れなかったオーナーが、上架整備をしようとしてポンツーンのバースからヨットを出したが、航行不能になってしまっていたところ、丁度いい所にハーバーパトロールのボートが来て、ハーバー内の上架用のポンツーンまで曳いてくれる事になった。オーナーは地獄で仏と喜んだ。

 その2、状況は上記に同じ、プロペラにフジツボが一杯付いてしまって、プロペラは回るが、推進力は発生しない状態だ。これも丁度付近にいたパトロールボートが「お手伝いしましょうか?」と声を掛けてくれたので「お願いします!」といったら上架サービス用ポンツーンに曳いて行ってくれた。

 だが後日、2艇ともハーバーからしっかりとレスキュー曳航費用として7,000円の請求書がきたそうだ。7,000円が安いか高いかはその時の状況にもよるが、高い係留料を払っているのにこれくらい「タダ」にしたらの声もある。
 だが、海水温が高い時期はフジツボなどの成長が早いので注意が必要だが、中には無関心のオーナーもいる。結果、メンテ不足で動けないフネは多い。ハーバーもタダではやってられないのかもしれないね。

 お二人とも不幸にしてバースから出て曳航されてしまったが、「自分のバースに戻してもらうのは無料だろう」とおっしゃていたが、確認していないので料金を取られるかどうかは不明である。
 
 もし、ボクがハーバー内でそんな場面になってしまった時は、パトロールボートにこの作業は有料か、無料か、まず、聞いてみよう。そして、無料の範囲でお手伝いしてもらって自分のバースに戻り、12月までだったら潜ろう。1月~3月だったらどうしよう?

 まぁ、寒いときにプロペラはあんまり?、汚れないからね。 安心している。
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by pac3jp | 2005-12-16 09:28 | ウオッチング  

「海の凪ぐ日」柳本波平 著

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 副題に「日本列島魚釣り周航記・西日本編」とある。
ボク達が、九州周航クルージングをしたコースと同じようなコースをモーターボートで魚釣りをしながら周航してきた人がいた。
 神戸新聞の夕刊つり欄にコラムが連載されていたので楽しみに読んでいた。たまたま、五島列島・若松瀬戸でのお話をボクがブログに引用したのが縁で自費出版されたご本を頂いた。

 使ったモーターボートは「アルビン28ゲッタウェイ」370HP1基掛、バウスラスター装備、船型はデットライズが深く、キールが付いたロングクルージングに適したフネである。

 著者はエッセイストの肩書を持つフイッシングライターで、クルージングの殆どを一人乗りで航海をされた。

  ゆっくりと、気ままに、海の凪ぐ日だけ、航行しよう。
  時化たら、港に止まり、昼寝をしたり見物をしたりして過ごそう。
  そう思っていた。

こう、ご本の巻末に出発時の気持ちを書きしるされている。

 ボクもそう思って出航したが、結構な時化の中も走ってきた。急がなくてもいいのに、天気が良いとつい先を急いでしまう。困った性格だ。でも、朝から雨の日は出航しなかった。だが、足の遅いヨットの航海では朝は好天でも昼頃にはしっかりと吹いてくる日もある、時化模様になってくると、ドジャーの陰に隠れていても雨降りよりも酷くビチャビチャになってしまう。・・・そんな事もたびたびあった。

 波平さんの本「海の凪ぐ日」でトカラ列島中之島の項がある。ここには昨年、仲間と宝島に行く途中に寄港した事があるので状況は良く判る。「はまちどり」が横付けしたフネに我々も付けさせてもらった。

 この付近は確かに魚は釣れそうな雰囲気がある海だった。黒潮に洗われる岬の荒磯も、周辺に散らばる、危険な岩礁はきっと、釣り好きには堪らなく魅力に満ちた場所なんだろうが、釣りをしない僕たちは遠回りして港にアプローチするコースをとった。ブルーブラックの海にカツオ鳥が飛んでいた。

ご本によると、この海域では、
   ・・・口之島水道でケンケンを流すと、立て続きにヒットする。
   カツオ、ヨコワ、ヒラソーダ。
   道具を仕舞おうとする間に又掛かる・・・。

またこんな描写もある。 
   らくだ岩のまん前、沖合い半マイルがキハダマグロの漁場。
   その沖一帯はカツオ、ヨコワの漁場、カツオ鳥がわんさと舞っておる。
   ・・・一コブ駱駝。前足を折ってしゃがんだ格好。
   ここでえさ釣りをしたらなんぼでも釣れる。
   釣れ過ぎると又、面白くない。
   数匹釣って止めた。

 ボクのご近所でモーターボートで釣りをする人は大勢いるが、トカラまで行こうという元気な人はいないだろう。だが、釣り好きのヨット乗りはそんなに釣れるなら一度はいって見たいと思う人もあるだろう。
この本を是非見せてやろう。

そして、巻末にはこうも書かれている。

  たびたび人の輪に囲まれ、
  話し、笑い、歌い、酒に酔い、情に酔い、
  そして、意気に感動する旅であった。  

 確かに、より少数のクルーで航海したときの方が感動する機会は多いように思う。

 さあ皆さん、まず、パートナーを誘ってみよう、断れたら一人ででも感動の旅に出てみようよ!!


参考:著者 柳本波平さんのブログ「日本列島魚釣り周航記」です。
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by pac3jp | 2005-12-13 09:32 |  

ヨットマンは旗好き?

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 ヨットに掲げられている旗も色々である。まず、日本国旗、クラブ旗、ハーバー旗、レース旗、オーナー旗、外人ゲストの外国旗、中には会社の社旗を揚げていたりする。

ご近所では在艇時にR旗掲揚で有名なヨットもいる。

 海で見る日本国籍で民間の本船やヨットも国旗を掲げている船は殆どいない。日の丸を揚げていたら右翼と間違えられたり、軍国主義者のように思われると感じるのは、国歌斉唱にも反対する日教組からの影響か?
 前に勤めていた会社には国旗、社旗、安全旗と3枚の旗が社屋の前庭に揚がっていたが、旗の責任者が40才代の人に代わって、いつの間にか国旗が揚がらなくなってしまった。この世代が国旗を揚げることの後ろめたさを一番感じているのかなと思っている。

 今、このハーバーで日の丸が翻っているのは堀江さんのマーメードだけだ。
まぁ、無寄港世界一周から帰ったままの展示物だから当然か。

 だが、旗好きは沢山いて、新しいグループが出来るとすぐに新しい旗を作っている。私が参加しているヨットクラブもクラブを立ち上げた時の第一番の事業はクラブ旗を作ることでしたね。注文する数が50枚と少ないので単価があがってしまい、@5,000円にもなってしまった。せめて、1,000円~2,000円で収めたいモンですね。
 ちなみに日本国旗は中サイズで一枚1500円くらいだし・・・。

 クルージングで外国や地方のヨットクラブを訪問するときに、クラブのペナントを交換する事が多いそうだが、ペナントも1枚5,000円もしたらそう簡単に上げられないね。

 レーシングヨットも旗好きが沢山いて、ハーバーの出入りに大きなファイティングフラッグをはためかせて航行している。勝っているときはかっこいいが、負けてしまったら揚げないオーナーも多い?。
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 画像は琵琶湖で活動する「mugen」さんの出陣の図である。フォアスティに黒とピンクに船名ロゴが入っている旗。スターンには少し小さめの幟が揚がっている。旗のデザインを選ぶ時なんかは、みんなでワイワイいいながら考えたりするのでしょうね。勿論、本番レースの日、艇の整備は完璧、順風にベストクルーが揃った日には皆んの気分は”はためき”大いに盛り上がるもんなんでしょうね。

あのぅ、成績不振で港に帰るときはどうしてはりますぅ?  
  ・・・今度、オーナーさんにお聞きしときまっさ!

 レース派ヨットはレース旗だが、クルージングヨットでオリジナルの旗を掲げているフネは少ない。初夏の頃、鯉のぼりを揚げているのは良く見る。これは日本らしさがあって外国艇にも人気があるが、日本人には季節感がありすぎて一年中は使えない。

 ロングクルージングの予定があるなら、艇名と日本一周などの文字をあしらった大きなフラッグを掲げておけば、無料で停泊できるマリーナがあるかも・・・。
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by pac3jp | 2005-12-09 09:01 |  

デッキ木部のメンテナンスをする

 この時期、日差しが暖かい日はあちこちのデッキでチークのフィティングを磨いている姿を見かける。ボクも先週末、仲間と粉にまみれながらデッキ木部のメンテナンスをした。

 ボートビルダーからオーナーに引き渡される新艇はピカピカした無機質なFRPの光と対照的に、あめ色のニス塗り、あるいは素材のままの黄金色のチークのデッキフィティングはヨットのイメージをぐっと引き締めるものである。

 ちょっと、クラシックなタイプのクルージングヨットやトローラーではハンドレール、グラブレール、コクピットベンチ、ブルワーク、コーミングそしてデッキと風雨や海水に晒される場所にはチーク材が沢山使われている。
 だが、そのチークを新艇のままの美しさに維持するのは大変難しい。しかし、これが大好きな人たちも大勢いらっしゃる。

 そこで、各艇がそれぞれに木部のUV対策をやっているのをみてみよう。 当然、そんなことを全くしないオーナーもいるが、3年も経てばその差は歴然としてくるよ。

 一番ポピュラーなのが、チークオイルを塗る方法だ。材料も安いし、塗るのも簡単だが、取れてしまうのも一番早い。
 二番目はやっぱり綺麗に出来上がるニス仕上げだろう。チョット難しいがヨット業者にやってもらうか、自分で塗る。
 三番目は木材保護塗料と称するペイントを塗る方法だ。これはニスほど綺麗に仕上がらないが、作業が簡単だ。これをデッキ面にまで塗っているヨットもあったが、せっかくのチークデッキがツルツルに・・・。

 その他、「アダックス スーパー」等ヨットビルダー謹製?の商品もある。ボクも買って試して見た。これはチークオイルに近いもので、値段は高ったが、塗装の方法が悪かったのか、すぐに取れてしまった。

 新艇時にビルダーで、しっかりとニスを塗ってもらっておけば、当分は持つだろうが、傷が付くとこまめにペーパーで磨き、ニスをタッチアップをする必要がある。だが、デッキはニスの大敵、紫外線がたっぷりと降りそそぐ場所でもある。やがて時間がたち次第にニスはその輝きを失ってゆく・・・。

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 休日しか動かさないプレジャーヨットやボートでは、デッキを風雨や紫外線から守るためには、かなり面倒だがデッキをすっぽりと覆うカバーを掛けるのが一番だろう。陸上保管のフネで、フネの全体、キールまでを覆ってしまうほど大きいカバーを掛けているのを見たことがある。これなどは冬篭もりにはぴったりだ。

 ボクは毎週ヨットに行くので、カバーの付け外しの手間を考え、簡便に2枚組のデッキカバーを作り、それを使っているが、そのカバーに入らないブルワークやスターンステップは塗装でチーク材の保護をしている。効果は約1年間位は持つようだ。マニュアル通り3回塗ればもっと持つだろうと思う。 
 使っている塗料は「セトールマリン」1000ml 4,500円 EU製 舵社通販で購入
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 余談だが、木製のマストをもつクラシックなヨットがご近所にいる。マストは白くペイントしてある。たぶん、スプルース材で作られたニス塗りのマストをUV対策の為にニスの上からペイントを塗ったのだろうと思っている。(ニスよりもペイントの方が随分とUVに強い)

まぁ、マストにUVカバーを付けるのは大分難しそうだからね!
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by pac3jp | 2005-12-07 16:27 | シーマンシップ  

小さい漁港の魚市場

 子供の頃、半農半漁の村の浜辺でよく遊んでいた。午後遅く、熊さんと皆んなに呼ばれていた老漁師が櫓を押して浜に帰ってくる。
 小さな漁船の船べりから生簀を覗いて、ぴちぴちと跳ねる大きな魚を見ては、アブラメしか取れない自分に較べ、本職はすごいもんだと思っていた。

 いつもヨットのクルージングで行き交う底曳き漁船が網を揚げているのを見ると、どんな魚が獲れるのかと近寄ってみたい気もするが、仕事の邪魔になると悪いから離れて通るのでどんなものが獲れるのか良く知らない。

 日頃は良く漁港でお世話になっているし、沖で網を曳いている漁船も良く見ているが、取っているお魚の種類や、漁協の魚市場で取引される様子を真近で見たことはなかった。

 先日、小さい漁港で底曳き漁船の水揚げと、セリを見学をすることが出来た。

 お昼前、底曳き漁船が次々と港に帰ってきて15隻位が並び、漁協の水揚げ岸壁は一杯になった。
 岸壁からデッキを覗くと、船頭さんと奥さんが漁獲物の選別に余念がない。さすが、底曳き網だ。色んな魚が取れている。貝まである。
各漁船から次々と選別されては網袋やトロ箱に入れられ、運ばれてゆく。
 鯛、チヌ、タコ、イカ、あなご、えび、キス、ベラ、シャコ、ふぐ、シタビラメ、カレイ、ヒラメ、かに、アジ、サバ、ホウボウとその他、ボクが名前のしらない魚まで多彩である。

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 セリが始まった。仲買人が6~7人いる。セリ人の前にトロ箱が並んでゆく。ここは掛け声などは掛けない。並べられた魚を見ては、自分の名前が書かれた木札になにやら数字を書いている。買いたい者がセリ人の前に木札を並べると素早く札を見て行き、落札者を決める。係りが魚をトラックや別の生簀に入れてゆく。そして、次々と漁船から水揚げされたお魚はセリにかけられ行く。市場の裏では保冷車が次々と発着している。

 仲買人も色々だ。鯛やヒラメの大物を買い付ける人、なごやフグなどの加工用の魚を買う人、町のお魚屋さんに並んでいるような魚種を買う人、満遍なく買い付けているように見える人、と様々である。
それでも、大きなピチピチと跳ねている鯛やヒラメは仲買人皆さんが覗いている。

 カメラを持って見ていたら、シタビラメ、地元では「赤した」というものや、小型のフグが多いので絵にならないと思ってか仲買人の一人が、あれを撮ったらと鯛を指差した。そして、今の時期の漁の内容を教えてくれた。

 多彩な魚介類が水揚げされているが、当然、各種類の海産物にはおのおのに旬があるのだ。あの魚は今の時期、まだ小さくて美味しくはない、あの貝はまだ身が入ってない、春先が一番だ。 等々。

 毎日、漁をする漁師さんも大変だが、毎回、買い付けをする仲買人さんもご苦労さんだと思ったことである。
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by pac3jp | 2005-12-05 13:30 | クルージング