カテゴリ:映画・演劇( 5 )

 

遅まきながら3D映画「アバター」を鑑賞する

 この「アバター」は2010年度アカデミー賞の3部門を獲得したのは知っていたが、わざわざ映画館に出かけて見ることは無いだろうと思っていたのだが、運良くチケットが回ってきたので早速、3D長編映画としては生まれて初めての鑑賞をしてきた。

 アバターという名称は早くからYahoo!の着せ替えアバターを試していたのでその概念は大体理解していたが、ジェームス・キャメロンがどんなアバター映画に作っているのか興味があった。

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 キャメロンが構想14年の末に生み出したのは、観客に映画を“体感”させる超大作。この映画のために開発された最新の3D技術により、観客はあたかもスクリーンの中に放り込まれたような感覚になる。観客はキャメロンが生み出した神秘的なまでに美しい衛星「パンドラ」に降り立ち、これまで味わったことのない映像体験に震えることになるだろう。
 戦闘での負傷で下半身不随になり、車いす生活を送る元海兵隊員のジェイク・サリーは、衛星パンドラにある資源採掘のための“アバター・プロジェクト”に志願し、パンドラの先住民ナヴィ族と人類のDNAを組み合わせた結合体<アバター>となってパンドラの地を訪れる。ナヴィ族の信頼を得るため彼らと絆を深めていくジェイク。族長の娘ネイティリとの間にはほのかな恋心が生まれるが、やがてジェイクはあまりにも過酷な決断を迫られることになる――。

(「アバター」オフィシャルサイトより)

 映画はウイークデイの午後8時からとやや遅いスタートだったからか、一時のアバターブームも去ったのか場内の観客は30人くらいだ。ボクは少々風邪気味だったのでセキが出ても気にならないくらいに前後左右は空席だった。

 映画が始まると当然3Dらしく画面に前後の奥行が広がる。でも昔に見たテーマパークの立体映画はめまいがし、船酔いするぐらい凄かったなあと思い出した。

c0041039_1327289.jpg 映画の筋は分りやすいSFの「勧善懲悪型恋愛物語」だが、確かに背景になる森の映像はきれいだし、登場する白亜紀のプテラノゾンのような大型翼竜を乗用にしているのも面白い。試しにメガネを外してみても画面にそう違和感はないが、もちろんあったほうが間違いなく素晴らしい。

 午後8時に始まり、11時過ぎまで約3時間の長い映画だったが居眠りもせずに集中して鑑賞できた。そして、結構面白かった!!

 今年からパナソニックなどのテレビも3Dで見える機種が発売されるるらしい。シャープはメガネ不要の3Dディスプレーを開発したと発表していた。これからはテレビも今以上に表現力があるこれらの機種に変わって行くのだろうか。テレビ映画も大好きなウチの奥さんが欲しいというのは時間の問題だが、一般への普及は今の液晶テレビが壊れる時期まで延ばしておいて貰いたいものである。
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by pac3jp | 2010-04-05 13:31 | 映画・演劇  

翻案劇「サロメ」をみる

 昨夜、雨の中、大阪・梅田芸術劇場のシアター・ドラマシティで上演された鈴木勝秀演出・篠井英介主演の翻案劇「サロメ」を観に行った。

 出演は篠井英介、森山開次、江波杏子、上條恒彦とたった4人で演じる一幕の音楽劇だが、芸能系に興味がなかったボクには江波さんと上条さんしか顔が出てこない。でも劇場の900程の客席は殆ど埋まっている、それも80%以上は女性である。男性はボクのようにお供で来ている人が多いのでしょうか?(そんなことはないでしょうネ)

 戯曲「サロメ」の名は聞いた覚えはあるがもう内容はすっかり忘れていたが、我家のお師匠さんのお供といえども多少の予備知識は要ると思い「サロメは情炎の女?」だと言うことだけ調べておいた。日本での初演は大正時代に島村抱月の演出で松井須磨子が主演したという。三島由紀夫が岸田今日子主演で演出したことも。それらの女優さんの名からも「情炎」というイメージはわいてくるようですね。

c0041039_16152116.jpg 翻案劇となっているので元の戯曲とあらすじは大体同じ、演出は日本文化を生かした形での「サロメ」を創るいうことで、音楽はオーケストラのかわりに箏、三味線、鼓、胡弓など和楽器の生演奏で、サロメの衣装は和風ぽくなっていたし、預言者はダンサーが演じる修験者に、その激しいダンスがセリフ代わりになっているだろうか。またサロメが激しい踊り共に衣装を脱ぐ場面があるという。女形が日本舞踊中に・・・、どうなるのかと思ったが心配するほどはなかった。

 最後、サロメが狂気?の愛か、その勝手に愛した修験者の生首を持ち演じるシーンでは最近、広島の山奥で現実にあった陰惨な事件を連想してしまい舞台に集中出来ずに困ったこともあったが、1時間半の舞台は和楽器の奏でる音楽に違和感もなくあっという間に終わってしまった。

 ボクにとって初めての劇場で、それに演劇を鑑賞するのも久し振りだったが結構面白かった。

 サロメ(戯曲)のあらすじ
ユダヤの王エロドは、自分の兄の前王を殺し妃を奪い今の座に就いた。妃の娘である王女サロメに魅せられて、いやらしい目を彼女に向ける。その視線に堪えられなくなったサロメは、宴の席をはずれて、預言者ヨカナーン(洗礼者ヨハネ)が閉じ込められている井戸に向かう。預言者は不吉な言葉を喚き散らして、妃から嫌がられている。預言者との接触は王により禁じられているのだが、サロメは色仕掛けで見張り番であるシリアの青年に禁を破らせて、預言者を見てしまう。そして彼に恋をするのだが、預言者のほうは彼女の忌まわしい生い立ちをなじるばかりである。そして事態は思わぬ方向へ向へ。(ウイッキペディア)

【参考Web】:翻案劇「サロメ」公演概要 
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by pac3jp | 2009-11-11 16:30 | 映画・演劇  

ROYAL NAVYにもあった偵察機搭載の潜水艦

 毎年8月になると広島、長崎の原爆の日があり、新聞は終戦記念日の特集を組み、63年前の敗戦の記憶を風化させないようにしているようにもみえる。

 先日、戦勝国イギリスのロイヤルネービーの歴史を実写も交えた映像で構成制作されたDVDを見ていて面白い映像を見つけた。

c0041039_122334.jpg それは第2次世界大戦の開戦前かと思うが、巨大な艦砲を装備した潜水艦、盛大な黒煙を吐く罐を持つ潜水艦、それに複葉機を搭載した潜水艦などが次々と映し出されていた。



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 画像右は格納庫から引き出されてきた複葉機、翼はトンボのように後ろに畳まれている。
 画像左は全速力で航走する潜水艦のデッキをカタパルトで発射され、まさに艦を離れようとする瞬間。

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 画像右は偵察飛行を終わり本艦に帰着したところ。艦名は「M 2」。
 画像左は格納庫の上のクレーンで機体を吊り上げ収納しようとする場面。


 潜水艦に飛行機を積み、偵察用途に使う試みは古くからヨーロッパ各国で試みられていたが、これを実戦に取り入れ、ある程度成功したのは日本海軍だけであったといわれる。

 日本海軍は太平洋戦争中、一次、二次と二回にわたり伊25潜水艦から発進した零式小型水上偵察機によってアメリカ・オレゴン州の森林を目標に焼夷弾爆撃を成功させたのだった。その戦果から、攻撃機「晴嵐」3機を積み、潜水空母と呼ばれる大型の伊401潜水艦が建造されたが・・・。


 イギリスがこの潜水艦を造らなかったのは簡単な理由だ。
大西洋も太平洋もアメリカと共に真っ先に制空権を獲得したし、夜間でも索敵できるレーダーを開発、運用したので航空機での偵察は空母発進の高性能偵察機が運用できた。潜水艦に積むため小型で足の遅い水上機を危険を覚悟で偵察運用する必要はまったくなかったからだね。


【関連記事】:アメリカ大陸を爆撃した潜水艦
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by pac3jp | 2008-08-13 12:10 | 映画・演劇  

アフリカの女王

 ハンフリーボガードが出ている古い映画のDVDを友人からお借りした。題名になっている「Africanin Qeen号」はスチームエンジンが載ったリバーボートだ。映画の内容は「まぁ、まぁ」だが映画に出てくるこのスチームボートがえらく気に入ってしまった。
 このフネは薪を燃料にする縦型のボイラーとスチームエンジンを搭載した小型の運搬船だ。モデルになった実在の「Africanin Qeen号」は1914年ドイツ マイヤー造船所で建造されたとあった。

 まず、一番気に入ったのが燃料と蒸気の元である水がどこでも手に入る環境で運航されている事だった。ジャングルの川岸には枯れた木材はどこでもあるだろう。水は川なので異物を濾せば充分使えるのだろう。あとは潤滑油さえあれば長い航海も出来る。でも内陸河川なので大した距離は航海しないのかもしれない・・・でも大陸の河川は大きくて長いネ。
 だが、薪ボイラーで高い蒸気圧がエンジンに供給できる事がエンジンの出力ひいては船の速度が大きく影響されるが、映画の船は手入れ不良のボロボイラーだ、船長が叩くと動き出すシーンもある。速度は大して出ないようだった。

 興味が出てくると、実物が見たくなるが、今も使われているスチームエンジン搭載の機械といえば蒸気機関車だ。JRで動態保存されている様で、時々イベントで走っているのをニュースで見る。しかし、船が見たいと思い、Webで検索すると造っている人がいた。小型のボートに縦型ボイラーを載せ汽笛を鳴らしながら港内を航走している動画があった。どうも模型船のスケールアップらしい。

c0041039_9294660.jpg そこで、仲間で模型マニアのオーナーにお聞きすると、船にセットはしてないが、横型ボイラーと2気筒のスチームエンジンのセットを持っているとのお返事。早速見せてもらう。それは大昔、高嶺の花だったが、模型店のショーウンドに飾ってあって真鍮色に輝いていたものだった。燃料はアルコールでバーナーに注入して点火してもらうが、素早くバーナーが働き、ボイラーが加熱し、蒸気が出て、エンジンが動く、とはいかなかった。そう簡単に動き出すシステムではないようだ。 漏れたアルコールにバーナーから引火して火傷しそうになったとか、内燃機関よりも取り扱いは大分難しそうだ。

 スチームエンジンを眺めているとボクが子供の頃、まだ、住宅や町工場クラスでは電力事情が悪く、よく停電していた。ろうそくをつけて夕食をとっていた思い出もある。祖父がどこで借りてきたのか、赤く塗られた台車に載った消防ポンプが工場の隅に置いてあった。停電すると、消防ポンプのスチームエンジンが動き出し、ベルトで駆動された工作機械が動き出すのだった。いま思えば不思議な光景だが、物がなかった時代は何でも利用したもんだね。

 話しが横道に逸れたが、もし、20f位のスチームボートがあれば面白いと思っている。勿論、燃料は海岸に流れ着く流木だ。長さを切り揃えて、斧で割り、燃料庫に貯蔵する。クルージングのエリアは周辺の埋め立て地に囲まれた水路や運河、昔から水運に使われた河川など波穏かなエリアを巡るのが楽しいだろう。ヨット雑誌によると欧米では愛好者も多そうだが、わが国ではどうなんでしょうね。

でも、きっと何処かで、楽しんでおられる人はいらっしゃるでしょうね。
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by pac3jp | 2006-06-28 09:37 | 映画・演劇  

映画 ローレライ

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役所広司主演の映画 ローレライを試写会で見た。日本映画初の潜水艦エンターテイメントだそうだ。
最近は邦画ブームだそうだが、残念ながら私は監督も原作者も知らなかった。

本で潜水艦モノは良く読んでいた。つい最近、敵対水域を読み返したが、本棚からは9冊の潜水艦関連の本が出てきた。Uボート系3冊、原潜系5冊、イ号系1冊の計9冊だ。中にはまったく内容を忘れてしまっていたのもあった。

特に映画好きではないが海洋ものやヨットが出る映画は機会があれば見ている。
今までに見た映画は殆どがハリウッド製だが潜水艦映画は「レッドオクト-バーを追え」と「眼下の敵」、「U57」、「クレムゾンタイド」位しか思い出さないが結構見たような気がするし海中の潜水艦内での切迫したシーンの連続が手に汗握る興奮もんだった。

さて、この映画だが、撮影は艦内部分はセットを作って撮ったそうだ。戦闘場面はCGだった。プレステのアニメーションを見ているようだったがこんなもんでしょうか。魚雷の曲打ちがみんな当ってしまうなど、ありえない設定だが一隻で第七艦隊をコテンパンに勝ってしまうからそれでもいいか。、許してやるわ!
ローレライ システムも中々面白い。全方位3Dソナーなんかな。よく判らないが・・・。


見ている時、おかしいなぁと思う個所が幾つかあった。初めはこの潜水艦がUボートに較べて大きすぎると思ったことだ。戦利品だそうだが、Uボートだったらおかしい、ドイツは枢軸国だ。艦内の内装が可燃物の木で作られている。ロシアの軍艦はチークの内装だと聞いたことがあるが、アメリカのフネではないな。・・・どこだろう?

結局帰ってからゆっくりパンフを読んで判った。フランスの輸送用潜水艦だそうだ。日本でもイ8号などは大きくて、排水量:2231 t(水上),3583 t(水中)もあった。戦時中ドイツまで制空権のない海を機密物資の輸送に従事したそうだ。

次は柳葉扮する先任がセクスタントで天測をする場面で、星を観測して終わったら、すぐに北緯・・度何分何秒と座標値で言った時、六分儀はGPSかと言いたかった。

さらに反乱グループが日本本土と無線連絡をとるとき、当時の通信事情は短波と長波が使われると思うが宇宙通信のように簡単に連絡がつくなんてほんとかなと思ったが、こうしなければ話が進まないから仕方がないか。とも思った・・・。

全体に奇想天外風だが、洋画と違って字幕がないのでせりふがよく判るので却って疑問点が出たりするが、テーマ曲も良かったし、まぁ、最後まで何とか楽しめた映画だった。
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by pac3jp | 2005-03-02 09:07 | 映画・演劇