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西宮浜ボートパーク その後

 西宮浜ボートパークは2006年秋に着工し、途中に不法係留艇の行政代執行などあったが、2009年の春には完成したように見えた。しかし、15年間も不法占拠していた広い港湾用地にはまだプレハブ建物など残骸が残っていた。

 2010年1月18日の月曜日、地元紙の夕刊で西宮ボートパーク移転問題で係争中?の西宮今津ヨットクラブのクラブハウスを県が行政代執行で強制撤去したと↓のように報じた。


 西宮浜のヨットクラブ事務所を撤去 県が行政代執行 

 兵庫県は18日午前、西宮市西宮浜1の西宮浜北護岸の一部を不法占拠している西宮今津ヨットクラブ所有の事務所を強制的撤去するため、行政代執行に踏み切った。同クラブは2008年9月にも、不法係留していたプレジャーボートを行政代執行で撤去されている。
 県によると、同クラブはかつて別の港を利用していたが、阪神高速湾岸線に関連する工事に伴い、県が北護岸への移動を要請。県は「一時的な使用で、新西宮ヨットハーバー完成後は移ってほしい」とした上で、1995年3月まで敷地の使用を許可した。
 しかし、同クラブは「新西宮は係留料金が高く、受け入れられない」などとして、期限切れ後も移動を拒否。県は、北護岸で進める西宮ボートパーク整備の支障にもなっていることから、強制撤去を決めた。
 この日午前9時ごろ、県尼崎港管理事務所職員ら約50人が撤去作業に着手。プレハブ2階建ての事務所からソファやテーブル、書類棚などを次々に運び出し、重機で建物を解体した。
 同ヨットクラブなどは、県による事務所撤去命令の取り消しなどを求めて神戸地裁に提訴し、現在係争中。辻井元宏会長(48)は「県の都合で移動を押しつけられ、納得できない」と反発している。(岡西篤志、上杉順子)神戸新聞 2010.1.18



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 ↑画像は2009.12.12の西宮浜ボートパークのほぼ全景である。以前この新施設に移動するはずの艇数に較べて少ないようだがもうかなりのヨット・ボートが入っている。でも、この付近に元々少ない小型艇バースはガラガラですね。

 矢印のプレハブは阪神大震災で地盤が崩れた時に傾いたままの姿でずっと建っていたが、あまり使われているようには見えなかった。2008年に行った不法係留艇の代執行でヨットは新西宮ヨットハーバーに強制移動させられてきた時、ハウスも一緒にすればよかったのにと思っていた。その強制移動させられて鎖で繋がれていたヨットには、まだ充分乗れるヤマハ33や殆ど廃船のヨットなど数隻が長い間新西宮ヨットハーバーにつながれていたのにいつの間にか居なくなっていた。

 もう役所と話がついたんだとボクは思っていたのだが、先日、東隣の甲子園浜埋立地の港湾用地の片隅に上架されて並んでいるのを発見し、彼らはまだ裁判をやっているんだと納得した。


【関連記事】:不法係留ヨットを強制撤去(西宮市西宮浜)
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by pac3jp | 2010-01-21 08:38 | ウオッチング  

AISの運用は

 画像は本日、12/21 12:50の明石海峡大橋付近でAIS信号を発信して航行している船舶です。緑は貨物船、赤はタンカー、青は「たこフェリー」と須磨沖は神戸港からのレストランシップです。淡路島側の汐鳴山の北にあるグレーの四角マークが「AIS 陸上局」の大阪マーチスです。
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 本船のブリッジではAISの情報をどのように見ているのだろうと調べて見ると、500トン以上のAIS(CLASS-A)を搭載している394隻の船舶からのアンケート調査によると、よく利用する機能としては、1.他船の船名確認(293 隻)2.他船の針路・速力(239 隻)3.他船の目的地確認(234 隻)との回答があり、どれも重要な情報として利用されていることがわかった。

 AISで安全な航海をしようと思えば出来るだけ多くの船舶がAISを搭載すれば良いわけだが、現在でも護衛艦や海上保安庁の巡視船、水産庁の漁業取締船等の船艇は職務遂行の為停波していることが多い。漁労中の大型漁船が漁場の位置を秘密にする為にも停波出来る。また海賊やテロリストがいそうな危険な海域では停波が認められている。それに船員が故意に止めたり、設定が間違っていることもある。

 しかし、500トン以下の内航船でも新造される船舶には任意にAISを取り付けする船主も多いようです。目的は航海用の他に自社船の状況をネットワークからリアルタイムで把握することが出来るからだというが、小型の内航船や漁船、それに我々のプレジャーボートまでが装備するようなると安全の為に他船に呼びかけるのも固有名詞が使えより効果が大きくなるだろう。

 一方、海上保安庁は、24時間体制でAIS 陸上局による沿岸域の動静把握を行い、VHF 無線を連絡の主な手段として、乗揚げ及び走錨のおそれのある船舶へ注意喚起を行うなど安全情報等を提供することで海難の発生を防ぐ目的も持って運用している。

AISをネットを検索しているとこんな話も出てくる。

●保安庁の言い分↑は大義名分であって実際には、沿海ラインオーバーの船舶の取り締まりや航路違反の取り締まりにも利用されています。注意喚起を行うほかと言いながら、沿海区域を数マイルオーバーしただけで検挙したケースもあると聞きます。それだけで罰金数十万円です。

●本船も船長が明石海峡で漁船を避けるために50m航路をオーバーし200m走った罪で検挙された時がありました。罰金20万円その際、注意喚起なく航路アウト後いきなり検挙。しかし女性保安官が船長操船で本船になかなか接岸できず・・・しばらくトライの末・・・本船の船尾にオカマ掘り接岸。
 こういった時は、漁船がいることを巡視船にVHFで通達し保安庁の誘導のもと行動するのが正しいそうです。その際男性保安官が言っていたのが女性保安官は容赦ありませんので・・・と、たしかに、航路オーバーした船長も悪いですが明石は航路ブイがないですからね・・・(チャートには航路枠の表示はあるが現場は航路中央ブイが3ヶ所あるだけ)
まずは注意喚起・それでもダメならなら話はわかるのですが・・・

 下の画像は今年の10月7日夜に広島・福山沖に台風避泊した船舶のAIS位置ですが、1隻だけなぜか陸上に避泊しているフネがいます。
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 12/18の記事でCLASS-BのAISを搭載したヨットをご紹介したが、お近くにもう一隻の仲間もヨットにレーダーを新設した折、AISをあわせて搭載したと聞いている。クルージング中に大型船から轢かれない様にと新規にレーダーを購入しようと思ったらレーダー画面にAISを重畳できる機種を選ぶのがいいかもね。


【関連記事】:AIS(船舶自動識別装置)を搭載したヨット

【参考Web】:インターネットでAIS情報が見えるHP MarineTraffic.com 
【参考Web】:港内航行安全システム等の見直しに関する調査 平成20年3月「AIS を活用した安全対策の検討」
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by pac3jp | 2009-12-21 15:43 | ウオッチング  

未来のコンテナターミナル

 先日訪れた神戸築港資料館「ピアしっくす」の展示室正面には未来のコンテナターミナルの模型がある。これは港湾管理者が描いた近未来のコンテナターミナルの姿だろう。

 ケースに収まった模型を見ると、まず、バースの岸壁がドックタイプになっていて、スイッチを押すとコンテナ船が出入港し、門型のガントリークレーンが動き、コンテナがターミナル内を効率よく移動する様子が理解できる仕組みになっている。(下の画像)
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 現在のターミナルと構造上大きく変わっているのはコンテナ船がドック型のバースに入っていることと、そのバースにコンテナを両舷から迅速に荷役できるガントリークレーンが設置されていること、それにコンテナの並ぶ方向が異なる。

 一方、コンテナ船を運航する船会社(NYK)が思い描く近未来のコンテナターミナルは、これから始まるCO2や運航経費の削減をも含めたスーパーエコシップへの移行も考え、近未来の港湾は船舶のモジュール化に対応した下の画像のようになるといっている。(画像はNYK・HPより)
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 荷役方法も上部デッキはガントリークレーンで下部デッキは自前のクレーンでとダブルのシステムを駆使してスピーディな荷役をして港の停泊時間を減らし、その時間分だけ航海速度を下げることができ、CO2の削減に有効だという。

c0041039_15383173.jpg 近未来のコンテナターミナルをあわせて見ると役所が考えるターミナルと民間の船会社が考えるターミナルでは大分違うということが分る。
 荷役をスピーディに行うのは当然だが、船舶のモジュール化など運航コストにかかわる部分で港湾施設を柔軟に整備するなんてことは難しいことだろう。
 しかし、大手の船会社は各地に専用バースを持っていて、港間の競争も激しいから管理者との交渉次第では新型岸壁を造ってもらえるかもしれない。

 でも、こうして新しい港の形を見ていると、昔の突堤は上屋付きの串桟橋だったのがコンテナ化で長い1本の岸壁になったと思ったらまた幅の狭い串桟橋に戻って行くようで、なにか港まで歴史は繰り返すのかと思うね。

 ボクも昔はスターンのブイをひらって槍付けの係留だったので、強い横風が吹くと係留に苦労したものだ。その後、浮桟橋のハーバーに変わるとなんとラクチンかと思ったが、芦屋にあるベルポートでは1隻専用の浮桟橋で、右舷からも左舷からも乗降できるし、風で流されることもなく舫いを取れるという。このような高級マリーナで過ごしていると操船の腕は落ちますよ、確実に!
まぁ、大きなお世話でしょうね。
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by pac3jp | 2009-12-08 16:03 | ウオッチング  

神戸築港資料館「ピアしっくす」

c0041039_17314864.jpg つい最近、国交省の出先機関である神戸港湾事務所が管理運営する神戸築港資料館「ピアしっくす」に行って来た。この資料館は神戸港の中心から少し東に離れた第6突堤の根っこにある。平成16年8月オープンだというのでもう5年も経っているが、知る人ぞ知るという存在でし
ょうか。
 ボクは昨年の8月に続いて2回目の見学だ。「ご自由にお入りください」とドアに張り紙があり入り口は開いている。今回も施設の照明は自動点灯だったし、見学者は勿論、留守番の係員もいなかった。少々不用心だと思うが泥棒が持っていきそうな物は何にもないのでその点安心なのかな。

 港湾工事が専門のお役所が造った資料館なので港湾土木工事に関わる機材や工法の展示物が並んでいる。それだけだと愛想がないので神戸港の歴史が年表や図表、写真資料などで展示してある。割合広いスペースを割いて港系?セミナーコーナーもある。

 ボクはマリコンの仕事にも興味があるので、今回は防波堤の構造や工事方法について説明してある展示に注目した。防波堤はどこの港でもあるが、構造まで知っているヨットマンは少ないと思われるので少しお勉強を・・・。

 模型もあったが、一緒に置いてある防波堤工事のイラストの方がよく分る。↓画像
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 イラストを見ての感想は、主になる構造物である大きなケーソンは港湾用地の端の方でよく造られているし、沖で見る防波堤の工事ではガット船、クレーン船、ダイバー船、引き船などが仕事をしているのだが、見える部分は海面に出ている部分だけで殆どは海中にあってヨットからどんな仕事をしているのかは見えないので一度は海中の仕事も見学したいものだと思っていた。

イラストに1~7の番号が打ってある。
1.まず2000トンのケーソンの製作、それを浮かべてタグボートで据付する場所へ曳航する。このシーンは周防大島で見たことがあるなあ。
2.海底に潜水士が基礎石を積んで長い防波堤の基礎を造る。
3.その上にケーソンを沈め潜水士らが据え付ける。
4.ケーソン内部に砂を詰める。
5.上部にコンクリートを打ち蓋をする。
その後、順々に工程を進め、外海側に波消しブロックを積み上げ防波堤は完成する。

c0041039_17362222.jpg ボール紙で作ったようなお粗末な埠頭の模型だがグレーはケーソンやコンクリート部分、茶色は基礎石及び裏込石が入り、海底の地盤は白く改良(砂の杭)され耐震埠頭のように見える。

 阪神淡路大震災の時、耐震化が考慮されてなかった西宮一文字防波堤は沈下してしまい、満潮時は水面下で港の景色が変わったように見えて、どうなるのかと心配したものだが、今は重要な港湾設備は耐震化がはかられいるという。

 今年の夏、南の島々を回ったが、瀬戸内の防波堤と違って外洋の大波を防ぐ防波堤は大きいので時間も掛かるし工事も大変だ。でもしっかりと守られた港に入ると安心する。そして、ヨットが安心して停泊できるスペースがあればもっと嬉しいなあ。
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by pac3jp | 2009-12-05 17:42 | ウオッチング  

J24でトカラを渡る

c0041039_16263586.jpg 週末の土曜日、お世話になった奄美の夢丸さんがマルエーフェリーで神戸港に着くので出迎えに行こうとお仲間から連絡があった。

 彼らは香川の仁尾マリーナからJ24を奄美に回航するのにやってくるのだという。この季節にちょっときつい航海だと想像するが好天を待ってゆっくり行けば何とかなるのでしょうね。

 先週末は沖縄行きの大型フェリーが荒天の熊野灘で荷崩れを起こし、結局、浅瀬に座礁させる、という海難事故があった。丁度その頃、夢丸さんも同じマルエーフェリーの上り便に乗って時化の海を神戸に航行中で、彼から衛星電話で「ありあけ」の遭難情報など問い合わせがあったと聞いていた。

 神戸港には11月14日(土)午前10時到着の予定だったが、到着日の10時過ぎにガラガラのターミナルに出迎えに行くとフェリーは2時間遅れの12時の到着ですといっている。神戸港は晴れで微風。ここから見える大阪湾は穏やかな海である。どうして2時間も遅れるのか不思議だったが、フェリー会社も色々と事情があるのだろう。

c0041039_1627767.jpg 画像は神戸港六甲アイランドフェリー埠頭に接岸しようとする「琉球エクスプレス」。岸壁にはこれから積み込むコンテナが1個、シャシーに載って置いてある。ターミナルから大きな可動乗降橋が伸びているがこれはいまや無用の長物のようだ。

 12時、無事に着岸して、夢丸さん達お二人の乗客が降りてきたが、あとは誰もいなかったように思う。大阪で降りた人もいたと思うが沖縄・神戸航路も乗客は少ないもんですね。遭難した東京・沖縄便も乗客はたった7名だったというから。

 予定が2時間も遅れてしまったので夢丸さんからゆっくりフェリーの話も聞けずに、集合写真を1枚撮っただけでジェニファーさんのトレーラーで四国・仁尾マリーナに向かった。その後の予定はまず、J24の整備をし、船検を取り、11月18日には出港したいとおっしゃていたが、雨だったり北が強かったりしたので遅れたかもしれない。コースは瀬戸内海→豊後水道→宮崎→鹿児島まで行き、お天気条件がよければトカラを渡って奄美に向かうが、デッキ積で古仁屋にかえることも想定しているとおっしゃっていた。

c0041039_1024625.jpg ボクもJ24は期間を空けて2隻を合わせて5~6年ほど乗ったことはあるが、長距離には乗ったことがないなあ。帆走性能は良いがクルージングにはどうかと思う、これで日本一周をしていた人に出会った友人から「たいへんしんどかった!」と言っていたよと聞いたこともある。
 (上のJ24はボクたちが'02年のJ24ワールドカップ予選に出ていた頃のフネ、成績は別にして楽しかった思い出のヨットだ。)

 でも季節は晩秋、黒潮の海はそう寒くはない。北よりの順風が数日吹けば、楽楽と黒潮を乗りきれるだろう。かっては同じくらいの長さながら水密甲板のない和船でこの海域をわたっていたという。小さいとはいえ高い帆走性能を持つセーリングクルーザーに経験豊かなスキッパーが乗っているのだ、航海は充分可能だろう。ご安航をお祈りする。
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by pac3jp | 2009-11-20 16:33 | ウオッチング  

小型の気象レーダー

c0041039_15554230.jpg 西日本高速道路会社が集中豪雨や竜巻などの気象情報を瞬時に把握できる小型気象レーダーを神戸・六甲山など管内で11基設置すると発表したと地元新聞が報道した。

 なぜ高速道路会社がそんな設備がいるのかと思ったが、昨年、10月28日、神戸市灘区の都市河川「都賀川」で遊んでいた子供たちがゲリラ豪雨で突然増水した川原で5人も犠牲になった。河川管理者はなぜ警報を出せなかったのかとマスコミに追求されていたが、市の土木事務所レベルは気象レーダーで雨量の観測などしていないだろう。
 国交省が管理する河川はレーダー雨量計やその他の観測機器でデータは把握されているらしいが局地的なゲリラ豪雨までは予測できないだろう。

 この気象レーダーはアメリカ製のXバンドを使う航空機用なので、小さくて設置も割りに容易だろう。従来の気象レーダーで観測できなかった高度2km以下の雲をピンポイントで位置や動きを観測して6秒おきにデータは更新する能力があり、その数多くの小型気象レーダーをネットワークで繋ぎ高速道路付近の気象が急変した際、迅速に交通情報としてドライバーに発信することが出来る。

 気象レーダーもいろいろあるが近年は異常気象の災害が多くなり空港のダウンバーストや竜巻の発生を観測するレーダーなどが新たに整備されていると聞いている。
 以前にカリブ海のダウンバーストで遭難してしまった帆船の本「白い嵐(WHITE SQUALL)」についてのお話を書いたが、小型の船舶は激しい自然現象に格別に弱く、出来れば避けて通れたらと思ったことだった・・・。

c0041039_1556411.jpg 海上航行中では雨雲が近づいてくるのがよく見える。真っ黒な雲の下に入るとゲリラ豪雨クラスの大粒の雨が降ってくることもあるが、雨だけなら大したことはないが竜巻や雷は怖い。今年の7月、沖縄の久米島の東で竜巻を目撃した。積乱雲の下だったのか黒い雲の下から海面に細い管状のものが垂れ下がってきて海面に着水すると同時に海面から高いしぶきを吹き上がっているのが見えた。天空から次のもう一本の竜巻が降りてきた。二本の竜巻はやがて一緒になり海面から高い水煙が上がっている。こちらに近づいてはなかったのでそう怖くはなかったが、一応セールを下ろし、荒天準備はした。
(右の画像はちょっと見にくいが2本の竜巻がみえる)

 気象レーダーを搭載しているヨットはまずないだろうが、春に見学した海底掘削船「ちきゅう」は持っているような気がする。専門の気象予報士が乗っていて掘削の時期などアドバイスしていると聞いている。テレビの気象予報士のように少々の読み違いでも実害はないのと違ってこちらは莫大な損害がでるのでそれなりに気象情報を収集する各種機材は持っているだろうと想像してみた。
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by pac3jp | 2009-10-30 16:09 | ウオッチング  

どこかで見たヨット?

 ここのフローティングボートショーに出展されているヨットは「新品ヨット」よりもディーラーが最近販売した「新型のヨット」を展示しているほうが多い。
 バブルの頃、東京・晴海の大きな会場で国際の名に値する国内外のピカピカの新艇がズラッと並んでいるのを神戸から見に行った時代もあった。その時代から考えると今のボートショーはまるで中古艇の展示会のように思うなあ。長い不況でボートショーはもうこんなもんだと洗脳されてしまったようだ。

 今回はヨットショー会場桟橋の端っこながら「本物」の中古艇が8隻だけ纏まって並んでいる。ヨットショーへくるお客さんは「新艇はただ見るだけ」に来て、「中古艇は探しにくる」人の方が多いはずだ、とボクは思っている・・・。
 顔見知りのディーラー社長がボクに自社で売り出している中古艇をよく見てブログの記事で宣伝してくれなどいっている・・・。

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 並んだ中の一隻で、その29フィートのアイランドパケット(IP)をどこで見たのだろう、船名に見覚えはあるが思い出せない。
 スターンにウインドベーンやレーダー・ソーラーとクルージング装備はついているが、フェンダーはみすぼらしいのが疎らに吊ってあるし、なにかがらんとした雰囲気のフネだ。社長にお聞きすると沖縄から持ってきたとおっしゃる。

 沖縄と言えば各地のクルージング艇が集まるのは宜野湾マリーナだろう。そう思って考えていると、この夏、確か同じ桟橋の数隻隣に和歌山のIP「ジェニファー」さんがいて、対面に少し大きいIPが泊まっていたなあ、そうだ、6月末頃にそのバースに入ってきたようだが、ボク等は座間味レースに出て7月1日には出港したのでオーナー氏とは会ってないなあ、と思っていたら写真が出てきた。

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 デッキにライフラフトは見あたらないが大きなドジャーとライフラインにコクピットを囲み込むようスプレーフードをつけ、コクピット後部のレーダーアーチにはレーダーとソーラーパネル、それに小さい船外機を装備した国内ロングクルージング中という雰囲気のヨットだった。

 やっぱり同じフネだった。ドジャーとスプレーフードを取り外していたので受けた印象が大きく変わったのだ。沖縄で見たときは南太平洋から帰ったばかりでまだ現役だったのかも知れない。しかし、「for sale」となるとヨットの印象は大きく変わりますね。
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by pac3jp | 2009-10-28 14:12 | ウオッチング  

フローティングヨットショーとキャンピングカー

c0041039_1112446.jpg 先週はモーターボートでその翌週はヨットのボートショーが開催されている。17日の土曜日に行ってみると、予報は曇りだったが、運悪く昼ごろから雨になり会場のビジター桟橋もお客さんの姿はまばらである。でも展示艇の数はほぼ桟橋一杯の様子だ。

 新艇はいつもの関西系ディーラー・ビルダー各社が出展しているが、今回は珍しく関東系ディーラーが一社、アメリカ艇を出展している。

 今回、ビジター桟橋の一番沖は中古艇専用の売り場になっていて一艇につき1万円の出展料だそうだが8隻のヨットが並んでいる。ボクのお仲間艇もオーナーがついに大型艇に乗り換える気になったらしく、値札をつけて並んでいる。

 陸上展示はマリングッズのブースとデイセーラーが一隻だけで、あとは中・小型のキャンピングカー5台と40fのトレーラーハウスが一台展示されている。なぜか値段は500万円クラスで揃えている。

 一方、桟橋に並んでいる中古ヨットは「ヤマハ30S」の230万円から「アイランドパケット29」の880万円までと価格の幅があるが、ボクの「カン」で中古艇を大雑把にイメージすれば、「ちょっとくたびれてきた10mクラスのヨットで500万円」というところかな。

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 その500万円の金額は5m弱の小型キャンピングカーの新車が買える値段になっている。国内を旅するのなら危険も多く時間も掛かるヨットの航海より高速道路が無料になりそうなこの時期、キャンピングカーの方が安くついて楽しいよと、ちょっと疲れてきたヨットマンや団塊世代のニューカマー達にアピールするためにヨットショーで展示しているのでしょうね。

c0041039_11151690.jpg とあるヨットディーラー氏は小さなライバル意識を露わに、「あんな小さな車では泊まれませんよ、現実は皆さんホテルで宿泊していますよ!」とおっしゃる。確かに狭いベットと小さなギャレーはあるが、ヨットに比べ寛げるスペースや荷物を置くスペースはなさそうだ。

 12mのトレーラーハウスは一見しただけでも充分な居住性はある。牽引は特殊なトラクターが必要なので簡単に移動は出来ないが長期に亘り滞在するのに適している。このトレーラーハウスも525万円である。全体にどうも、ちゃちっぽい印象だが車輪を外しオプシャンのフロートを組み込むとハウスボートになるらしい。

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 長さ12mで幅は2.5mくらい、可動式で出っ張る部分は4m程はあるのでヨットやボートのようにバウやエンジンルームなどデッドスペースが発生することなしに面積が生活空間として有効に生かせる。
 ハーバーには毎週やってくるが殆どフネを出さないオーナーさんにはエンジンや船底のメンテの心配がなくもってこいの別荘ボートになる。乗りたければ小さなモーターボートかディンギーを繋いでおけばいいだけだ。40fのカタマランより幅はズット小さいので二隻分の係留料は要らない。

 マリーナで泊められなくても、波が入らなくて景色がよい運河や静かな入り江などに繋げば良いが、ハウスボート用の電力・上下水道などのインフラが整備されてないとなにかと難しいかもしれないなあ。
 洋画など見ていると大きなハウスボートがいい背景で浮いている。アメリカではかなり普及しているようなので、やがて日本にもそんな風景が身近に見えるようになることでしょうね。
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by pac3jp | 2009-10-22 11:29 | ウオッチング  

オーストラリアの16歳女の子、ヨット単独世界一周に出帆

 昨日の夕刊ニュースで「オーストラリアの16歳少女、ヨット単独世界一周に出帆」と発表されたので、やっぱり今回も白人の女の子かと思った。日本女性では鹿児島の今給黎さんが無寄港単独世界一周にチャレンジしましたが、ラダー故障のため洋上で支援を受けたとかで、無支援条件は崩れたとかいっていたのはもう大分昔になってしまいました。
 その後、元気な日本女性は現れたのだろうか、ボクは聞いてないなぁ。


ロイターの記事より
 ヨットでの単独世界一周の最年少記録を目指すオーストラリアのジェシカ・ワトソンさん(16)が18日、シドニーの港から出帆した。
 先月、ワトソンさんがヨットの試運転中に貨物船と衝突したこともあり、今後8カ月をかけて挑む世界一周計画に対しては批判的な見方もある。クイーンズランド州政府が中止を公式に求めたほか、専門家からも計画に反対する声が上がっている。
 一方、家族や支援者らは、現地時間午前9時半ごろに出帆するワトソンさんを応援するため、シドニー湾内にある港に集まった。ワトソンさんは政府の巡視船に先導され、晴天に恵まれたシドニー湾から外洋に向かった。



 シングルハンドの航海は眠いもんなんでしょうね、誰もいない海でしっかりと寝て、沿岸など衝突の可能性がある海では寝ないで、という訳にもいかないでしょうが、充分なご注意で安全な航海を祈ります!

 内海の船舶が輻輳する海域でクルージングを楽しむ仲間のシングルハンダー船長さん達へも、今後の安全な航海を祈る!!
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by pac3jp | 2009-10-20 10:01 | ウオッチング  

久々の草レース

 昨年の10月にピアネットの帆走会レースに出て以来久々の草レースである。前回は中位グループにいたのでトップグループの走りははるか遠くでよく見えなかったが、今日はそのトップグループにいたX-382に乗ることになっている。ライバルは当然、前回優勝の腕もフネの性能もピカイチなX-362Sである。

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 艇長会議 草レースらしいなぁ

 本日の参加艇は28フィート~38フィートまでのクルージングヨット9艇だ。それに今回はクルー不足の各艇に琵琶湖でレースをやっているヨット乗りが三十人も助っ人に駆けつけている。

 お天気は快晴で上々と言いたいところだが、風は弱く、このさきが思いやられる感じだ。

 10時45分スタート、アウターマークぎりぎりを狙ってポートタックで出るが、邪魔なフネもなく楽勝で沖の赤灯台を目指す。ライバルはスタートライン上でスターボーをかける積りでやってきたが届かず我々の下を通過している。

 微風の上りは使い込んだセールを持つ普通のクルーザーは特に苦手のコースになるが、さすが元レーサー?だ、楽々と上る。しかし風はまばらで風向も定まらない。後を見ると3番手以降はだいぶ後になった。ライバルは鋭い上りで追いついてくる。風が振れたのでタックすると次のミートではライバルにしっかりリードされしまった。その後、大きなリフトに乗りマークまでに追いつくかと思ったが少し足りなかった、残念!

 沖の海面には輸送艦「くにさき」から発進したエア・クッション揚陸艇が阪神基地に向かうのだろうか、我々の集団に轟音をあげて近づいていてくる。でも音の割には引き波はなかったのでひとまず安心。

 赤灯を回航するとフリーにはなったがスピンにはきつい風向きだ、でもこれから振れそうなので先に揚げる。敵もさるもの、奥方との二人乗りなのに素早くスピンを揚げて逃げ切る体制になる。風は少し吹き出したように見えるがこちらからは中々追いつかない!
でも、皆さんはスピンUPで一仕事ついたので「乾杯!」とビールタイムになる。琵琶湖組の習慣だとおっしゃる・・・。

 次のマーク回航は難関だ、そこはジャイブが必要だもの。オーナーを含めて4人でジャイブのシュミレーションをしているが、いざ回航に入るとスピンポールがどこかのシートに絡んで返らない、デットランのままあさっての方向に・・・。
 敵は軽がるとジャイブをし、もう追いつけないほどはるか先行してしまっている。

 レース後半から南西が吹いてきたので例年のようにタイムリミットを心配しながらのセーリングではなく片上りで快適に飛ばしてフィニッシュできた。3番手はまだ見えないが、この風だとお腹が空いて堪らんという状況にはなりそうにないなぁ。

 レース後はビジターバースで「さいころステーキとマツタケ」の昼食パーティがあるらしい、みんなの集まりもきっと順調だろう。

【関連記事】:我らがローカルレース(動画版)
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by pac3jp | 2009-10-06 15:49 | ウオッチング