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10月16日(土)「ちきゅう」「しんかい6500」などの一般公開

 10月14日~16日まで神戸港・ポートアイランドでTechno-Ocean 2010が開催されます。
メインの会場は神戸国際展示場ですがイベントとして海洋調査・研究などの最前線で活躍する研究船や潜水調査船の船内を見学できます。

c0041039_792568.jpg (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)の所有する「ちきゅう」「しんかい6500」「よこすか」、国土交通省の「Dr. 海洋」の4隻が揃うのは珍しいです。是非ご覧ください。

←画像は'09/2 神戸港・六甲アイランドにて

 船内の見学には、必ず事前のお申し込みが必要です。
 下記ご参照のうえ、必要事項を官製往復はがきにご記入のうえ、お申込み下さい。

締め切りを延長しました!定員になり次第しめきります。と、表示がありますので行きたい人はお早めにね。
      
公開日時:平成22年10月16日(土)

ちきゅう   (受付時間 10:00~15:00)しおさい岸壁(ポーアイ西側岸壁)
しんかい6500、よこすか(受付時間 10:00~15:30)しおさい岸壁   
Dr.海洋    (受付時間 10:00~15:10)新港第4突堤  


 特に5万7千トンの「ちきゅう」号は日本国が建造した船舶では戦艦大和に次ぐ大きな船だそうです。
 船内には興味深いモノが一杯で、一見の価値あり。


【関連記事】:地球深部探査船「ちきゅう」を見学する 
【関連記事】:海洋環境船「Dr.海洋」

 
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by pac3jp | 2010-10-04 07:19 | ウオッチング  

新しい?防舷装置

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 深江丸 【主要目】
全  長:49.955m 幅 :10.000m 喫水:3.212m
総トン数:449トン  
主 機 関:4サイクル ディーゼル機関 1,500馬力× 1基:常用約11100馬カ
航海速カ:12.5ノット 航続距離:31000海里
竣  工:1987年10月

c0041039_18115860.jpg 「進徳丸メモリアル」の見学を終わり、専用岸壁に北向き入船で係留されている練習船・深江丸を見る。西風に対してか、船尾から南西に錨鎖が伸びている。岸壁と本船の間には通常のゴム俵タイプの防舷物ともう一組の変わったタイプの防舷装置があるのに気が付いた。

 岸壁の地中に大きなオイルダンパーを2基埋め込み、接岸する深江丸(449総トン)の衝撃を緩衝しようとするものらしい。岸壁には通常の縦型のゴム製防舷材も付いているがちょっと影が薄い。

 近くの防潮堤に「新型式防衝接岸装置」として詳細な解説パネルが掲示してあった。
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神戸商船大学地域共同研究センターは、港湾内での接岸作業や荷役作業の効率を向上させるために、従来のゴム式又は空気式防舷材に変えて油圧オイルダンパーを使用した新型式防衝接岸装置を、三井造船、東洋建設、シバタエ業、カヤバエ業と共同で開発した。(解説パネルより)

Webでこんな記事を見つけた。

新型式防衝接岸装置(S社)
 S社は、港湾における船舶の接岸時の安全性や荷役の効率向上を目的として、新型式防衝接岸装置を開発した。従来の設備は、ゴムの弾性や空気の圧縮力を利用したゴム性防舷材が使用されているが、接岸時の反力増大などのため、接岸速度も10~20m/s の極低速で実施していることから、港内における接岸効率が悪い。 これに対して、新型式防衝接岸装置は、エネルギー吸収装置にオイルダンパーを用いて防衝装置を構成することによって、低反力で大きなエネルギーを吸収可能とし、従来の防衝設備より安全にかつ高速での接岸(2~4倍)を可能としたものである。また、接岸エネルギー吸収後は、装置を岸壁側に収縮させることで、船側と岸壁の距離を短くできることから、クレーン設備の小型化や荷役効率の向上が可能になる。


 新型の防衝接岸装置のモデルケースとして10数年前にここに建設されたが、その後どこかでこの技術が生かされたのだろうか、船に優しいアイデアは良いがゴムの防舷材に較べて圧倒的に高そうだし、500トンクラスでこの大きさだとコンテナ埠頭の数万トンクラスの設備だとかなりの費用が掛かりそうである。

 でも、タグのお世話にならずに大型コンテナ船が着岸出来たら港湾コストは安くなりそうですが、港湾は既得権など政治絡みの難物も多いのでこの新システムで勝てるかな?
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by pac3jp | 2010-08-22 18:21 | ウオッチング  

神戸大学海事博物館「江戸時代の海路の賑わい」を見学する

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 2010年8月6日(金)深江の神大海事博物館で企画展「江戸時代の海路の賑わい」で当時の海図と海路・道中図などの展示がされて開催されているので見学してきた。昨年、同時期に別の企画展を見学したのだがあれからもう一年だ、時間の経つのは全く早い!

c0041039_1011461.jpg 当日の博物館の来館者はボクを含め3人、記入した名簿の上の欄にはこのジャンルで著名な大先生の名前が記入されていた。そして管理事務所の方から賑やかに談笑する声が聞こえてくる。
 さて、どちらからと算段していると当番?のボランティア・スタッフ氏が「こちらからどうぞ!」とおっしゃる。お喋りをしながら次々と展示物を楽しく見学するが、いつものマイペース見学に馴れた身にはちょっと忙しかったが一通り見学してきた。

 展示のメインは自前の海路図屏風六曲一双の2枚だ。金泥多彩色の華麗な航路図屏風は元禄の頃の作と考えられ、大坂から瀬戸内海・周防・長崎にいたる航路を里程と島々や海岸部のお城や寺社などが描きこまれた素晴らしいものです。とても航海の用に使うものとは違いもっぱら豪華なお部屋の装飾品ですね。

 長崎の町が特に大きく描かれているので長崎にゆかりの深い絵師の作品か、あるいは元禄の頃、大坂から見る長崎は外国に開けた素晴らしく大きな町だというイメージが定着していたのかもしれない。

 その他の展示された海図や航路図の内、数点はペリー来航前後の幕末の作成で、藩が海防の為に作成したものや実際の航海にも使えるように方位と距離が記入された海図、それに仙台藩が自力で建造した洋式帆船「開成丸」の江戸~仙台の実測航跡図もある。その航海も終わりに近づく頃、目的港方向から吹き出す強風の風上航に散々に苦労している航跡が描かれている。

 バーチャルミュージアム「海図」というパソコンと大型モニターで古い海路図を大きく見せる展示があるがどうも解像度がいま一つで地デジで見る鮮明な画像に慣れた目にはもうちょっとはっきりした絵にして欲しいなあと思ってしまう。

 ボクが気になったのは「外国船来航と当時の人々」の展示でケースに入っていた数冊の和漢書で「スループ備方法則」と後の書名は忘れたが面白そうな口絵が描いてある本だった。多分ここの海事科学部の図書館に行けば見せてもらえるはずだが、さて、読めるかな・・・。

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 上の画像は企画展のパンフレットです。クリックすれば大きくなります。
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by pac3jp | 2010-08-08 10:05 | ウオッチング  

多用途支援艦 AMS4304「げんかい」を見学する

 2010年7月31日(土)姫路港でボクが初めて見る艦種である多用途支援艦「げんかい」の一般公開があったので見学してきた。小型の補助艦艇なのでそう大勢の見学者はいなかったのでゆっくりと見学できた。

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基準排水量:980t
主機械:ディーゼル2基2軸 新潟原動機6MG28HXディーゼル
馬 力:5,000PS
速 力:17kt
発電機:300kw×3
特殊装置:曳航装置、訓練支援装置
定 員:47名 幹部5名(女性2名)曹士42名(女性8名)
主要寸法:65x12.0x5.8x3.5m(長さ、幅、深さ、喫水)

 この艦は「ひうち型」多用途支援艦の4番艦として平成20年2月20日から就役なのでまだまだ新しい感じだ。主な任務は護衛艦艇の射撃訓練の支援の他、消火・救難・離島に対する災害派遣など多目的に及ぶ。

 船型は全長の割りに幅広で艦体の後部は広い甲板になっており、物資の輸送用3/4トントラックや40f・20fコンテナを搭載し災害時の拠点に使われるという。通常時はここに射撃訓練支援の自走式水上標的(通称バラクーダ)を2隻搭載し作業を行う。
 デッキに据え付けられたMax300KNの強力なウインチで動けなくなった艦を曳航することもあることから、機関出力は5,000馬力と強力になっており、自衛艦最大の「ましゅう型」補給艦(満載排水量25,000t)までを曳航できる外洋タグボートでもある。

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 割合高い位置、ブリッジ下の信号旗箱付近で右舷と左舷に太いパイプで繋がった構造物が見えたので係員に聞いてみるとやっぱり減揺タンクだとおっしゃる。一瞬、フインスタビライザーじゃないのと思ったが、ヘリも積んでないしお客もいない、高速航行しないので当然だなと思い直す。この艦では外洋で停船して水上標的や訓練魚雷を回収したり、離島へ災害出動時には沖でアンカリングして救援拠点となるので停船時のアンチローリングこそ必要になるのですね。
 でもカーフェリーが近くを航行するとしっかり揺れていた。システムが動いていないのでなく全ての横揺れをなくすのではなく“減揺システム”ですから・・・。
 神戸港でいつか見たJCGの航路標識測定船「つしま」にも付いていた。

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 ブリッジは小型艦なので小振りだが一番見易い場所に電子チャートとレーダーが並んで据え付けられていた。勿論海図台もあるが若い航海士はこっちが断然便利ですが・・・とおっしゃっていた。ENC連動のオーパイなど航海機器は民用品を使っているという。ステアリングもカッコいいハンドルがついていた。

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 ブリッジの背後は標的管制室がありバラクーダという全長7.23mのRHIB自走水上標的の管制をしている。ブリッジと同じ高さの一等場所で標的を目視、あるいはレーダーで管制しながら相手艦の砲弾が当たらないように操縦するのだ。ボートに搭載されたカメラで前方の着弾もしっかり確認できる。これはラジコンボートマニアなら是非一度はやってみたいだろう仕事だろう。

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 ブリッジの屋上にはこの艦唯一の武器が装備されている。両舷に2丁の12.7mm重機関銃が銃架にセットできる。この「ひうち型」は3番艦までは武器の搭戴はないが4、5番艦には他の護衛艦同様にテロリスト警戒の為か、太平洋戦争時代から使われているクラシックだが今でも信頼できるM2機関銃が選ばれている。でも小火器による攻撃ならば固定設置の船舶消火用の放水砲の方が効果を発揮するかも。

【参考図】クリックすると大きい画像になります。
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 「ひうち型」多用途支援艦の前級は特務艇「81号」型(↑画像)で航空機及び艦艇の救難と艦艇部隊の訓練に対する支援を任務とするもので、昭和43年から48年にかけて5隻が竣工した。この「81号」型は当初支援船として建造されて就役したが、任務行動が近海とはいえ外洋の行動がおおく、また救難活動に備えて待機義務があることから自衛艦籍の方がふさわしいと判断され、昭和52年4月に特務艇に区分変更された。設備としてはデッキにヘリが収納でき、放水銃を持っている。また訓練支援では攻撃目標になったり、低速の航空目標を運用したり訓練海域への輸送を行っていた。(艦船メカニズム図鑑より)

【参考Web】:減揺タンク(アンチローリングタンク)
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by pac3jp | 2010-08-02 17:09 | ウオッチング  

明石海峡でベンチャー企業が潮流発電を試す

 明石海峡付近でヨット遊びを始めたウン十年前からず~っとこの早い潮流をエネルギーとして使えたら良いのにと思っていた。海保が航路ブイの電源に使う実験をしていたが、航路ブイは海中に浸かった過酷な環境のプロペラからエネルギーを回収するより、殆どメンテナンスフリーで使えるソーラーパネルの方が圧倒的に良かったのでしょう。もうやっていないらしい。でも、大出力発電となると潮流に歩があるのかも知れません。

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 昨日、隣の三木市で潮流発電を研究しているベンチャー企業が明石海峡に面した淡路・岩屋港で発電実験する10Kw×2基のテストプラントを漁船に装着したと報道してた。記事によると形はゴミが絡まないように丸みをおびたFRPのマグロ形で、タービンは長さ6m、直径3mだという。こんな大きなタービンを取り付けた船が入れる深い漁港があるのかなと心配している。推進力がなければ船から伸びたテールにタービンがぶら下がるようになるのか、あるいは中性浮力があり一定の深さに保っているだろうか・・・。

 ノヴァエネルギー社のHPから
簡単な発電システムの説明と今後の計画など

 漁船やブイ装着のアクアタイプの発電原理はノヴァ研究所独自開発のアクアタイプ水流タービンは流速1ノット(0.5m/sec)から回転を始めます。水流から生まれた回転力をテール内に組み込まれたフレキシブルシャフトを通し回転力を90度変換させ水上に設置した発電機を回す構造です。この装置を船舶や漁船、ブイやバージに取り付け発電力を蓄電池に充電します。

 今後の計画 2010年、春に10kw型の潮流発電装置を明石海峡に設置予定。
その後、明石海峡大橋固定型発電装置300kw型を橋脚に設置予定。
2020年までに、東シナ海での海流発電装置2,000kw型を800基設置し160万キロワットの巨大黒潮発電所を実現。

 しかし、同社が説明するマグロタービンとその発電能力がマッチしないという異論もあります。こちら→素人に分りやすい話

 ボクは中々壮大な計画で面白いと思うが、海洋に構造物を建設するにはまだまだ開発を要するテクノロジーも多くどうなるかは夢物語ですね。でも、明石海峡大橋に橋脚固定式の300kwの発電プラントが実現したら大したものです!
 発電プラントの技術面でも大変ですが、海上交通の難所で好漁場でもある明石海峡で工事と発電プラントの運用が出来るまでがもっと大変だと思います。まずは岩屋沖の10kw×2のテストプラントの成功をお祈りいたします。

【参考Web】:株式会社ノヴァエネルギーは海流発電のメーカーです。
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by pac3jp | 2010-06-23 15:13 | ウオッチング  

神戸港で機雷の爆破処理が・・・

c0041039_13292893.jpg 5月29日に神戸港ポートアイランド沖で航路浚渫工事の事前調査中、太平洋戦争時にB29が敷設した米軍の古い機雷が見つかった。大きさは直径40cmで長さは1.8mの大きさで爆発の危険性は少ないらしいが、現場は港内航路なのでJMSDF阪神基地隊所属の機雷処分班が六甲アイランド南東約2500mの沖合いに移動させ、水中で爆破処理する。

 6月12日(土)0840~0940 の1時間と 1015~1050 の35分間 神戸港中央航路は航行禁止。作業開始の0730~1700の間は、処理地点の半径600mの海域の停泊を禁止にすると神戸海上保安部が発表した。

 それにしてもこのポーアイ東の航路筋は爆発物がよく出てくる場所だ。先日も数回にわたり旧日本軍が放棄したらしい砲弾が見つかったと報道されていたなあ。

 もう大分前になるが神戸港沖の危険物積載船の錨地付近の海底から古い機雷が見つかり水中処分されたことがあった。やばかったのかと思ったが機雷は深いヘドロに埋まっていてアンカーを引いた振動くらいでは爆発しないらしい。また、感応機雷だと危ないのでは思ったが高機能の機雷はシステムを電気で駆動するので電池の寿命が尽きるとそう恐くないと聞いたことがある。

 昨年の夏は沖縄・座間味港で、明日は海中の爆弾の爆破処理をすると聞いていたのに早朝出港のため見物できなかった。今回もちょっと無理だなあ。西宮港のマリーナから朝、西や南に向かうクルージングヨットなら丁度処分時間と一致しそうだ。大回りして注意して航行してくださいね。

 6月12日(土)地元新聞から機雷爆破の動画がyou tubeに公開されていました。水柱は80mあったということでした!




【関連記事】1:磁気探査中
【関連記事】2:水中処分母船 YDT 06 
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by pac3jp | 2010-06-11 13:32 | ウオッチング  

神戸港 新港第1突堤のイベントなど

 新港という名がついているが大正時代に出来た古い突堤で懐かしい波止場の雰囲気があった。ずっと昔はこの突堤の前に税関のゲートがあり、うるさそうなおじさんが立番していて少し入りにくかった思い出がある。

 最近は色んな事情で老朽化した上屋が撤去され広々とした更地になっているがフェンスで囲われ「関係者以外立ち入り禁止」の表示がある。イベント開催時以外は入れない寂しい突堤になってしまった。

 今夏、ここで「神戸プラージュ2010」というイベントを開催すると神戸市が発表した。



 神戸港に人工砂浜 神戸プラージュの概要発表

c0041039_15135145.jpg 神戸市は13日、神戸港の新港第1突堤(同市中央区新港町)に巨大な人工砂浜を造り多彩なイベントを展開する「神戸プラージュ2010」の概要を発表した。市街に近い立地を生かし、5つのエリアを設置。7~8月の夏限定でビーチバレーや水上バイクなどを楽しめるようにする。

 プラージュはフランス語で砂浜の意味。パリで開催される期間限定の「人工海岸」を参考にした。同突堤は1921(大正10)年にできた神戸港最古の近代埠頭だが、貨物のコンテナ化で倉庫が撤去され、市がウオーターフロントの拠点として整備を進めている。

 会場は「プラージュ(砂浜)」「にぎわい通り」「マリンスポーツ」「シップ(船)」「イベント」の5エリアに区分。プラージュエリアには約3千平方に白砂を敷き詰め、ビーチサッカーなどが楽しめる。関西地区大学生のビーチバレー選手権も開催する。

 マリンスポーツエリアでは水上バイクやクルーザーの試乗ができる。シップエリアでは、航海訓練所の帆船「海王丸」などが一般公開される。 神戸の食材を生かしたレストランも出店。夜は発光ダイオード照明で砂浜を幻想的に演出する。

 矢田立郎市長は「船や港湾施設がひしめいていた港は、これまで人を寄せ付けなかった。今後は一帯を市民や観光客が水辺に親しむウオーターフロントとして整備する。まずは神戸プラージュを起爆剤に」と話す。

 7月17日~8月31日の午前11時~午後10時(8月3~9日は花火大会の準備、撤去で休み)。入場無料。会期中はJR三ノ宮駅と会場をシャトルバスで結ぶ。
 神戸新聞Web (木村信行)


c0041039_15164182.jpg 昨日(5/20)、生憎の濃霧だったが「神戸プラージュ」開催予定の新港1突に偵察に行ってきた。
 シップエリア予定地に航海訓練所の大成丸ただ1隻が停泊していただけで準備工事は勿論、広い突堤に人影もなかった。

 プラージュとは3000㎡の砂浜のことらしいが凡そ60m×50mのビーチバレーのコートを1面のことかもしれない。水上バイクやクルーザーの試乗も出来るらしいが、それには浮き桟橋が必要なのでついでに海からやって来る観光客であるボートやヨット用のビジター桟橋も用意して欲しいもんですね。
 でもこの付近は港内を航行する船舶の曳き波でよく揺れるのでご注意です。それに夏の大阪湾奥は海水が一番汚れているシーズンなので直接海水を被る水上バイクの試乗などはどうかな? まあ、ウエットを着ているので問題ないか。

 やっぱり港の夏は人工光で幻想的に演出された夜景を見ながらビールを飲むのが一番でしょうね!


 ごく近くに幕末に勝海舟によって開設され、坂本竜馬らも学んだた幕府海軍操練所跡の記念碑がある。また港には船蓼場(乾ドック)が必要だという信念から巨額の私財を投じ神戸村安永新田に建設した、そして、この場所は港に最適な場所だと時の将軍、徳川家茂に進言し今日の神戸港の礎をつくった地元の呉服商 網谷吉兵衛の顕彰碑もある。

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【関連記事】:港で見つけた格安の自動販売機 
【参考Web】:網谷吉兵衛  ウィキペディア(Wikipedia)
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by pac3jp | 2010-05-21 15:40 | ウオッチング  

赤瀬川 原平さんのニラハウス

 先日、テレビで「中古美品? 赤瀬川 原平 人生の楽しみ方」が放送された。

 お名前はずっと前のベストセラー「老人力」を読んで面白かったことで記憶にあるが、その当時は「老人力」など自分にっとてはまだ大分先の事だと思っていた。でも、彼らの路上観察学会の活動は今のボクにも少なからず影響を与えていたように思うなあ。

c0041039_14292934.jpg いまや、もう充分に「老人力」がついたボクは有名な路上観察以外の活動はもうすっかり忘れてしまっていて一体どんな人だったのだろうと思ってテレビを見ていた。

 その中でお仲間で建築史がご専門の藤森照信さんが設計した木造の赤瀬川 原平邸が出てくる。この住宅は1997年に建てられ、ニラハウスとして有名な建築物らしいのですがボクは今回初めてそれを知った。

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 緩やかな勾配を持つ大きな屋根に幅広い板で葺かれたように見える木の屋根に点々と青いニラの入ったポッドが規則正しく並んでいる。約800鉢あるというのだが、なぜニラなの?水遣りは?屋根の防水はどうなっているの?など次々と疑問がわいてきた。

c0041039_14302437.jpg 調べてもなぜニラなのかは分らなかったが縄文時代に関係があり、食用でかつどこでも育つ植物であるという事かも知れない。屋根の構造は屋根材としては波型スレートで葺いてあり、その上に分厚いベイマツの板が隙間を空けて張られている。スレートと板の間は鉢の厚みの分だけあり夏の断熱効果は大きいという。

 この家全体がベイマツが主材で建てれられている。それも安い丸太で買ってそれを割り材にして使っていているらしく、屋根板も丸みを帯びているように見える。塗装のない板の固定は釘で留めてあるようだがもう13年も経っているに腐っているようには見えない。雨水が溜まらない構造なんでしょうねきっと。

 (ベイマツは北米から輸入される太くて長い材が取れる木でアカマツ・クロマツなどのいわゆる「マツ属」ではなく日本名ではトガサワラと呼ばれる木材 現地ではダグラスファー)

 鉢の水遣りシステムは屋根板に鉢をセットする位置(板の上端)と鉢の部分的な切り欠きがポイントかもしれない。

 赤瀬川原平さんは若い頃はアバンギャルドな美術活動をやっていて、作家になるとさっさと芥川賞をとってしまうなどすごい才能の人なんだ、でも路上観察など仲間たちと面白いことにも沢山やっている。そして、自宅、ニラハウスは「自然を建物に食い込ませる」という設計者の考えに「自然と遊ぶという感覚」で面白がって共感し、自宅として出来上がったのでしょうね。

 最近は屋上緑化が流行っていて専用の軽い土が発売されたり、商業ビルの屋上に緑地を設けたり、自宅ビルの屋上菜園で野菜を収穫してる姿などが報道されている。

c0041039_14341514.jpg ご近所にも屋根を緑化した平屋の住宅がある。1995年の表示があるのでもう15年も経っている。寒い時期に前を通った時は寒々した印象だったが昨日写真を撮った時は素晴らしい感じになっていた。どのような方のお住まいか全く知らないのですが、きっとちゃんとした主義主張をお持ちの方なんでしょうね。


【ご参考に】:路上観察学会とは、路上に隠れる建物(もしくはその一部)・看板・張り紙など、通常は景観とは見做されないものを観察・鑑賞する団体。
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by pac3jp | 2010-05-15 14:42 | ウオッチング  

韓国で哨戒艦の船尾が引き揚げられる。

c0041039_17215624.jpg 3月末、南北境界線近くの黄海でナゾの沈没した韓国海軍の哨戒艦「天安」の艦尾部分が15日に引き揚げられこと、そして沈没に至った原因の調査が本格化されるだろうと各社のWebニュースが報じている。

 当初から北朝鮮の半潜水艇からの魚雷発射説や古い浮遊機雷に触雷した等、色々と説は出ていたが、これからは艦の切断面の解析によりもっとはっきりと原因が分ってくるだろう。いずれにせよ艦底下の水中で爆弾が爆発したときに生じる強烈なバブルジェットで艦体が切断、沈没されたということである。

 下の図は当初からあった北の半潜水艇による魚雷攻撃の概念図である。この海域は浅く潮も早いのでソナーの雑音も多く魚雷の接近を探知することは中々難しかったらしい。

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c0041039_17242062.jpg 昨日の報道によるとカプセル型機雷による攻撃を受けたのかも知れないと図で解説がついていた。

 これらは米海軍のキャプターと呼ばれる沈底式のホーミング機雷と同じでセンサーが敵艦の音紋を判別して短魚雷を作動させるが、誤動作もあるので敷設すると機雷の有効期限内はそのエリアに近づかないようにするらしい。

 こんな危険な機雷をお互いが領海を主張する境界線付近に敷設するというのも異常だが、漁船で撒いたといわれているが、それがたった1個だけという事はないだろう。

 そして、感応機雷ということになったら該当する海域の掃海はもう済ませたのだろうか。でも多くの艦船が救援活動に出動しているようなので機雷の危険は少ないのかも知れないが、充分な安全確保を願いたいものです。

【参考Web】:北朝鮮のサンオ型潜水艦 
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by pac3jp | 2010-04-16 17:31 | ウオッチング  

ウェイクボードパーク

 西宮港の奥に面白そうな海のゲレンデが出来たようだ。

 新西宮ヨットハーバーがある西宮浜の北口に架かる西宮大橋の下の海面にウェイクボードの練習施設が出来た。支柱には「ウェイクボードパーク」と表示してあった。
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 海の遊びの内、曳き物の一番人気はウェークボードだが、この遊びには必ずモーターボートが必要だ。たまにはジェットで曳いていることもあるがそれでも結構高い燃料費がかかるのだろう。それにボートのドライバーがいるので1人で秘密練習はできない。
 でもここではトーイングボート不要でガソリン代に較べると電気代はずっと安いはずなのでそれが可能?なのかもしれない。

c0041039_105544.jpg 橋の上からその施設を眺めたら、直径300~400mくらいの海面に5本の高い支柱を立て、上下2本のワイヤーを張りそれにトーイングロープが取り付けられている。スタートポイントの支柱にモーターがセットされスタッフのスイッチオンでモーターがスタートし施設内のロープがぐるぐると回りだす。見ていると結構早い、当然モーターボートが高速で曳くスピードなので昔のスキー場のロープリフトのように遅くはないのだ。右上の画像はコーナー部の支柱で大きな2本の滑車が動索を支えている。

c0041039_10553685.jpg 見ていると上手に滑っているときはいいが、転倒するとボートの時のようにロープを近くまで持ってきてはくれないので自力でスタート地点まで泳ぐか、それが無理だとレスキューボートの助けが要る。ボクが見ている近くで落ちたボーダーは「冷たぃ~い!」と悲鳴を上げていた。
 そうか、スタートが桟橋上なので転んで初めて水中に入るんだね。それにしても岸に近いとボーダーも軟弱になっているようだなあ。

 ちょっと心配は、この施設のエリア付近をボートで芦屋方面に通過しようと思うと支柱やブイなど障害物が多くきっと戸惑うだろうと想像できる。特に夜間に近づくと危険だなあ。でも、殆どが近くのマリーナ係留艇なので問題はないのかな。
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by pac3jp | 2010-01-26 11:02 | ウオッチング