カテゴリ:ヨットの艤装と艤装品( 146 )

 

救命浮環のリードロープの収納

c0041039_17545460.jpg シーズンオフのヨット整備のうち、まず手近なところでこんなのはいかがですか。

 クルージングヨットには法定備品である小型船舶用救命浮環が必ず装備されているはずだ。係留中は船内やコクピットロッカーに収納しているフネも航行中にはコクピット付近のすぐに投下できる場所にセットされていることと思う。


 あるとき、ヨットに慣れないゲストクルーがバランスを崩し落水してしまった。

 早速救助のために救命浮環を投げようとするが、リードロープがコイルしてあって、スルスルとうまく解けない。スキッパーから早く!の声が掛かるが、焦ると余計こんがらってしまう・・・。

 そんな時、上の画像にあるようなペットボトルに浮環のリードロープを押し込んでおくと便利です。ブイを掴んで投げるとペットボトルの口からスルスルとPPロープが繰り出してくる。そして落水者を素早く救出できるチャンスをつくることができる。

 これはハーバーの桟橋入口に掛かっているいる救命浮き輪からアイデアを頂きました。木工や金属加工は苦手なヨットマンもペットボトルにロープを詰めるくらいは朝飯前だろう。簡単な割には効果はありそうに思いますがいかがでしょうか。
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by pac3jp | 2008-12-28 17:58 | ヨットの艤装と艤装品  

新しいドジャーと取り替える

 12月23日、天皇誕生日の祭日だが冷たい西風が吹くハーバーは人気もなくガランとしている。ビジターバースにはイルミネーションのコードを巻きつけたヨットが10隻ほど並んでいるが、寒々とした雰囲気だ。

 今日は長年の懸案だったドジャーの取替えをする。

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 進水以来使ってきたドジャーのキャンバスもジッパーもUVで大分弱ってきた。それに透明のビニール窓が曇ってしまい前も見にくく、何やら鬱陶しい気分のドジャーを新品に取り替えたいと思っていた。

 スウェーデンにあるこのフネのビルダーには建造する全艇種のパーツショップがありWebで直接購入できる。ボクのタイプはもう新型に変わっているが、現時点ではパーツは全部そろっている。

 11月27日にWebから発注すると12月3日に発送したと連絡があり、12月9日に国際郵便で届いた。

 価格はWebショップで4,379sekとなっているがEU域外に送るときはVATを差し引いて以下の価格になっている。

Sprayhood-canvas    3502,80
Freight Postpaket     443,00
Total         3946sek

 日本の我が家に届くと、その場で関税の5%と国内消費税をあわせて、一金、2,400円也を郵便配達のおばさんが徴収していった。

 カード決済時のスウェーデンクローネのレートがどうなるか分からないが凡そ5万円で新品ドジャーを購入した。高かった新品ドジャーを早速広げてみると、コクピットからの見通しもよくなり、気分はさすがに良い。

 その昔、もう乗り換えようと思っていた車にアルミホイールつきの新品タイヤが大当たり、おっ、満更でもないな・・・と気分が変わりあと1年も乗り続けたことがあったなぁ。それ以来、久しぶりに味わう気分のように思う・・・。
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by pac3jp | 2008-12-24 13:32 | ヨットの艤装と艤装品  

「KNOT STICK」電気不要のヨット用スピードメーター

 以前に帆船時代から船の速度を測定する道具として長く使われてきたハンド・ログについて書いたことがあったが、今回も電気が不要でディンギーなどにも使え、割合正確に対水速度が測れるスピードメーターを紹介する。

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商品名は「KNOTSTICK」(ノットスティック)
■表示部分の大きさは 直径:25mm  長さ:300mm  材質はプラスティック
■センサー部分は   直径:3.1mm 長さ:210mm  材質はSUS+真鍮の重り+プラの円盤で重さは33g
■曳航コードは    直径:約2mm 長さ:約6m~7m 細いショックコード様の紐

 このノットスティックは12fのディンギーから60fのレーサーまで使えますとメーカーは言っている。原理はバネはかりを応用したような器具で計測範囲もセンサーのプラ円盤を取替えることで3ノット、6ノット、9ノットと個別の表示を読むことでコンマ以下の速度に対応している。画像は9ノット用がセットしてある。

 ヨットの船底にパドルタイプのスピードセンサーを装備していてもセット時には海水が噴き出すし、少し面倒なので付近をセーリングするだけならスピードメーターはGPSで充分だと思っているオーナーさんも多いだろう。

 でも、ついでにチューニングでも、と思うと、全く潮のない琵琶湖のような湖ならそれでもよいが、海では流れがつきもので地域や時間によってはGPSの対地速度が信じられない値を表示するときもある。その時、このような簡単な道具で対水速度を測ってみると、その時点でヨットが実際走っている速度がよく分かる。

 先日、港内で実際に艇速を測定してみた。潮は満潮ちかくだったが、潮汐流の影響が少なくなるように流れに直角のコースを曳いてみた。1回目はリードの取り付け場所がスタンションの上だったので、速度値は?だったが、リードをデッキレベルまで下げるとセンサーがうまく海水をかぶり、勘?で思いつく速度に近くなってきた。

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 そこでハンディGPSを出し、スピードを比べて見ると4.4ノットと、ドンピシャリだった。これ、昔乗っていたJ24などにはぴったりですね。
 当時この道具を知っていたらチューニングももっとよく出来、レース成績も多少は良かったかもしれない・・・。(^_-)-☆

 KNOTSTICKのホームページによるとこの商品は1978年からもう30年も売れているロングセラーの商品らしい。有名なトリスタンジョーンズ氏も使っていたという。そして、価格はアメリカ以外の国には6ドルの送料を含め51.95ドルとなっている。


【関連記事】:ハンド・ログ
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by pac3jp | 2008-12-05 13:25 | ヨットの艤装と艤装品  

100円ショップ(100均)でヨット用品を見つける

 どこにでもある「100均」でヨットに使えるパーツを見つける"特別の才能"があるのかなぁと思わせるヨット乗りがいる。

c0041039_11323588.jpg 先日、彼のヨットをのぞいたら丁度手ごろな大きさの3LEDのランプがいくつか取り付けてあった。一つは暗くなってからヨットに帰った時などスライドハッチを開け、手を伸ばしてランプを押さえると、コンパニオンスッテップをLEDランプが照らしてくれる。もう一つはバースの頭上になるところに付けてあった。これは夜、ちょっと起き上がるときに便利につかえる。

 わざわざ電源を用意しなくてもボタン電池が内蔵されていてどこでも取り付け可能。これが100均ショップで105円で売っている。
 アイデア次第でまだ使えそうな場所はある。例えば暗いロッカー内や奥に深い戸棚なども候補かな。

 ヨットに取り付けるためには振動対策に少々ベースの加工が必要だが、マリンショップなら一個 1000円はしそうな感じ。・・・いや、もっとするかも!

 ↑画像の上は天井に付けたLEDランプ。下はバースの頭上に付けたLEDランプ。大きさは同じで色違いである。

 LEDランプの他にもステンレスの各種ビスも少量使うときは便利だ。これは個別のケースに入っていて分類と収納し易い利点もある。またアクリル板などプラ板類も、それにコーナンで売っている超強力銀テープより対候性がよい100均テープもあるよと「100均の達人」は色々と教えてくれる。
 因みにこの3LEDランプは関西系の100均である「フレッツ」にしか置いてないという。最大手のダイソーにはどうもないらしい。

c0041039_1133383.jpg 右の画像はドジャーの内側に取り付けたマストステップ付近を照らす光源が可動式のLEDランプ。どうもLEDヘッドランプのバンドを外してドジャーの窓際に縫い付けたようだ。この器具はレンズが入っているので強い光で照射できる。これは100均であったかどうかは聞き忘れたがホームセンターでも安く売っている。

 100均といえばボクも以前から単三アルカリ電池をよく買っていたが、どうも持ちがよくない感じがしてパナソニックのアルカリを買ったりデジカメにはパナのEVOLTAを使ったりしていた。
 100均の電池売り場は色んなブランドのアルカリ電池が並んでいてどれが一番のお買い得だろうと悩んでしまい、とりあえず国産ブランドを選んでいたが、Webで「100円ショップアルカリ電池性能評価実験」をした人の記事によると国産アルカリ電池が必ずしも100均の電池より性能が良いとは言えないと結論付けている。

 電池は製造されたときから自己放電が始まっているからね、製造日からどれだけ新しいかをよく見ることがポイントらしい。でも小さい字で表示してあるし、老眼の身ではお買い得品を見つけるのもホントつらいなぁ。

【参考web】:100円ショップアルカリ電池性能評価実験
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by pac3jp | 2008-11-19 11:47 | ヨットの艤装と艤装品  

高くついてしまったビルジポンプの部品

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 日曜日に故障中のハンドビルジポンプのダイヤフラムを交換し緊急用の排水機能が回復した。

 先月、ビルジポンプのダイヤフラムがゴムの劣化で機能しなくなってしまったので、修理のために国内のマリンカタログやWebショップで探したがホエール「ガッシャー10 Mk3」のパーツを見つけることが出来なかった。

 仕方がないのでウエストマリンで買うことにしたのだが、「ガッシャー10 Mk2.3」のサービスキット(52.99ドル)の中に必要な部品が入っているのでこれを単品で買うと航空運賃が相当かかるのでどうしょうかと考えていたとき、10数年使ってきたオイルスキンが汚れて防水も弱くなりデッキに座るとお尻まで濡れてくるので、もう買い替えの時期か、と、ついに決断してしまった。
 
 GILL社のキーウエストの上下を429ドルで買った。瀬戸内のクルージングにはちょっとオーバースペックのようにも思うがまぁいいか。
 火曜日に総額530.47ドルの注文を電話ですると、すべて在庫があり4営業日でお届けしますと言っていが、ちゃんと土曜日にはDHLが配達してきた。

 その時、DHLのドライバーから関税:2,400円、国内消費税:1,500円、手数料:500円の合計4,400円を請求された。今回はなんか関税が高いなぁ。
 そうか、オイルスキンは衣料品なのでよく買うエレクトロニクス機器などに比べて関税が高いのかな?。

 結局、サービスキット1個を買えばいいのに、運賃が・・・と思い、大きな無駄使いをしてしまった。あとはカードの決済日にアメリカの経済状況次第だが円の購買力が多少でも増えることだけ願っている・・・。

【関連記事】:ハンドビルジポンプを点検したら・・・ 
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by pac3jp | 2008-10-14 15:07 | ヨットの艤装と艤装品  

ヤンマー1GMのシリンダーヘッド

 いつもお世話になっているヨットヤードの作業台に外観は錆もなく、そうくたびれてはいないヤンマー1GMのシリンダーヘッドが乗っていた。古いヤマハ30Sの補機として搭載されていたエンジンのものだ。

 30fのヨットで9hpのエンジンでは小さいと思うが、ちょっと昔には「ヨットはセールで帆走るのだ!」との風潮が強く、レース艇などはエンジンは港の出入りさえ出来れば小さく軽いものが良いとされていし、ビルダーも船価をいくらかは安くできるからなぁ。

 このエンジンは以前の泊地からこのヤードまでの数マイルはなんとかヨットを動かしてきたようだが、オーナーがそのヨットを手放したとたん、いくらセルを回しても起動しなかった。この1GMはそこで事切れてしまったのだ。

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 「仕方がないのでヘッドをめくってみるとこれだよ!」とヘッドを見せてくれた。そこには吸気口の錆びた弁座と接触面まで錆が出た吸気弁が転がっていた。
 これでは圧縮が上がりようもなく起動しないのは当然だ。でもオイルで潤滑している部分がなぜ発錆するだろうと細かく観察するとシリンダーヘッドに細かいクラックが入っているのを見つけたという。ここから冷却水の海水が滲み出し吸気弁が錆びたのだろう。当然シリンダーにも入っているはずだがロックしてしまう程の量は入らなかったようだ。

 ディーゼルエンジンで一番丈夫に作られた部分なので簡単には壊れないはずだが、なぜヘッドにクラックが入ってしまったか原因は聞き忘れた。でももうこのシリンダーヘッドは修理出来ないのでバルブも含めてアッセン交換だろう。

 まぁ、エンジンも永く使えばあちこち痛んでくるし、ハーバー仲間の新型エンジンを搭載したヨットに軽々と追い抜かれるようになってくると上位クラスの中古エンジンか、なければ新品エンジンに換装するか、いっそ、ヨット本体を乗り換えるか、と悩ましい日々が続く時がやって来る。

 ボクの仲間でもこの数年に30f、32f、36fのヨット3隻がヤンマーの3YMに乗せ換えた。理由はそれぞれだったが、その結果、2GMが2台とボルボ2030が1台、計3台の現役で支障なく動いていた中古エンジンが売りに出た。

 古いYA-8・YS-8・1GMなどの単気筒エンジンから2気筒に、2GMからは3気筒エンジンに載せ換えたいオーナーは多いらしく、業者経由、あるいはネットで引き取り手はすぐに現れ、今は嫁入り先で元気に働いているという。

 でもね、使用経歴のはっきりしないエンジンを安く買ってもあとあと苦労しますよ、問題が少ないのは新品エンジンです。と、ベテランはおっしゃっているが、さて・・・。
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by pac3jp | 2008-10-08 11:01 | ヨットの艤装と艤装品  

ハンドビルジポンプを点検したら・・・

c0041039_14541259.jpg 前回の記事で緊急用ハンドビルジポンプを話題にしたので「ウチ」の手動ビルジポンプも大分使ってないし、翌日から二泊三日、往復100NMのクルージングに出るので一度点検をしなくてはと思ってハンドルを差込み、数回動かして見るが手ごたえがない。ビルジ溜まりが「からっぽ」なのかとも思ったが、先ほどスピード・ログ センサーを差し込んだのでいくらかは海水が入っている筈と、ハンドルを手早く10回ほど動かすとそのハンドルを伝ってビルジがこぼれ出てきた。(こりゃー大変だ!)

 そして、引いた(ダイヤフラムが開いた)状態にするとビルジが漏れることがわかった。照明を点けて点検するとゴムのダイヤフラムを駆動するパッキングプレート部分の一部が裂けているのが見つかった。ビルジポンプは黄色に塗装された「Gusher10」で「Mark3」と表示があった。
※画像のポンプは取付け部分が上でハンドルが下になっている。

 West Marineのカタログをみると黄色の「Gusher10」は排水能力が 64L/@70 ストローク/Min と書いてあり、かなりのパワーがあるポンプであることもその時初めて分かった。製品はまだ発売中で、そのサービスキットが55.99ドルとある。
 キットの内容はダイヤフラム・フラッターバルブ・buffer・ガスケット・screwsが入っているので、これを手配すれば修理ができることもわかった。

 帰ったら早急に部品を手配することにして、ダイヤフラムの代用品としてゴムシート、丈夫な化学繊維、オイルスキンに使われる生地などもダイヤフラムの応急修理にも使えるということなので、ボクは手持ちのアキレスゴムボートの補修生地を第一候補にしてクルージングに出発することにした。

 「ウチ」のヨットはオンデッキマストでプロペラシャフトはボルボのシャフトシールなので普通の状態での浸水はごく少ないが不測の事態が発生すればたった一台の電動ビルジポンプでは荷が重い。シャワーにも専用のビルジポンプが付いているので非常時はそちらからも排水できるように配管しておく手もあるなぁ、とも思いつく。

 まぁ、今回のクルージング先は幾度か立ち寄った港だし、同行のヨットも多く少しは安心だが慎重に航海しようと心に決めて出かけることにする。

 皆さん、ネオプレンゴムが主要な部品であるビルジポンプは必ず経年劣化はありますよ。ボクは13年目に破れました。10年を超えると危ないのかも知れませんがメーカーは多分もっと早く交換を指示していると思います。
 いつも用意周到で浸水騒ぎなどやったこともないというオーナーさんも是非一度、艇内に水を入れ実際に手動ビルジポンプのハンドルを押し、作動を確認されたらいかがでしょうか?

 非常装備の点検のために!
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by pac3jp | 2008-09-16 14:55 | ヨットの艤装と艤装品  

緊急用手動ビルジポンプ

c0041039_123918100.jpg Webで「手動ビルジポンプ」と検索すればほとんどのマリンショップでは右の画像のような安いハンドポンプがでてくる。このポンプでは小型のオープンボートなら少々の排水作業は可能だが、キャビンを持つセーリングボートの排水用にはどうかと思う。昔乗っていたJ24ではビルジをバケツに移し替えるポンプとしてこれを使っていたなぁ。

 ジエームス・ハワードの「サクセスフルクルージング」に手動ビルジポンプについとこう書いてある。
 「一番重要な手動ビルジポンプはダイヤフラム式のポンプで最低でも1分間に65リットルの排水が出来、ヘルムスマンがコックピットでロッカーを開けなくて操作できる位置に付けるべきである。ハンドポンプとしてダイヤフラム式が最もいいのは何か異物が入っても詰まりにくいからである」といい「エドソン18」と「ホエール・タイタン」を推奨してあった。(ホエール ガシャー タイタン 177.99$)

 どんなヨットにもホエールの手動ビルジポンプは標準で装備されているし、少しヨットのサイズが大きくなりバッテリー容量に余裕があるフネは電動ビルジポンプも装備され2系統の排水システムになっている。通常のビルジは電動ビルジポンプで排水し、緊急時はハンドビルジポンプでも排水する段取りだ。

 通常はこれで充分だと思うが、外洋の長い航海に出るとか、遭難の恐れもある危険な海域を航海するヨットは「緊急用手動ビルジポンプ」を用意するという。

c0041039_1240725.jpg サクセスフルクルージングでは「船内でもコックピットでも使用できるポータブルの容量の大きな緊急用手動ビルジポンプを持つことは賢明である。また、どこでも使えるように、給水ホースも排水ホースも充分長い必要がある。
 この“パニックポンプ”が必要時はコックピットで舵をとりながら操作しなければならない状況かもしれないし、キャビン内で非常に窮屈な姿勢で操作しなければならないかもしれない。このような作業に適するポンプで推奨できるのはエドソン30だけである。
 このポンプは健康で力のある人なら、1分間で110リットルの水を排水できる。ダブルアクションで一回の排水量が多いので動かすのはかなり重労働だが、人間は緊急時には驚くほどの力を発揮するものである」といっている。

左の画像が緊急用手動ビルジポンプの作動イメージ。

※エドソン30はもうなくて今はホエールガッシャー30が同等品かと思う。平面設置タイプで排水能力:110L/m 価格:549$(westmarine)

 この排水ポンプを持っておれば少々の浸水も恐れることはない。電気不要だし、パニックパワーは充分でる。ボクが外洋に出るときがあったら必ず装備しようと思っている。

【関連記事】:クルージング中のトラブルあれこれ 
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by pac3jp | 2008-09-12 12:42 | ヨットの艤装と艤装品  

電動ウインチのブームその後

c0041039_17443617.jpg 一年ほど前、ボクのお仲間で電動ウインチを装備する小さなブームがあった。その結果、リューマ♯40が1台とハーケン♯40が2台の計3台の電動ウインチが3隻のヨットに装備された。
 電動になってウインチハンドルは不要になったが操作用押しボタンにも結構指の力がいるし、SWから離れたマスト付近からでもウインチを操作したいなぁと、だんだん欲が出てきて3隻ともワイヤレスリモコンで操作できるように改造された。
(この改造は純正品ではお金が掛かりそうだが、少しばかりの電気知識があれば汎用品を使って安く簡単に出来るという)

上の画像はハーケンの電動40STと右の小さいSWがワイヤレスリモコン。

c0041039_1744080.jpg 昨日、お一人で整備中のオーナーさんにマスト昇降時の電動ウインチオペレーター?を頼まれた。一人で75kgはありそうな人間を腕力だけで巻き上げるには大変だが電動ウインチなので「OK!」と軽く引き受けた。以前は一度上がるとマスト作業がすべて終わるような段取りで登っていたが今は、「あっ、パーツが足りないのでちょっと下ろして!」なんて簡単におっしゃる。でも電動ウインチのパワーは素晴らしく「オッケーです」と軽く請け負える。以前だとこうはいかなかったなぁと、先月マスト登りのお手伝いをした他のヨットのことを思い出した。

便利な道具には落とし穴もある。こんな失敗談もお聞きした。

■その1.ウインチにサイズの合わないジブシートをセルフテーリングに巻いてリモコンで動かしていたらスリップしていて樹脂のセルフ部分が溶けてしまった。部品交換修理費・・・ウン万円。
■その2.ハリヤードを上げていた時、ピークに注目していたらブームカバーへの絡みが見えずカバーが破れた。
■その3.団塊手動パワーよりかなり強力なパワーなので不注意で古いターニングブロックのベースまでも破損したとか。
■その他、ハリヤードのワイヤーが切れたり、セールのピークボードを壊したりすることもあるそうだ。

 ウインチの傍で操作していると負荷がグッとかかった時はロープの緊張する音やウインチのうなりが聞こえるがワイヤレスリモコンならまず感知できないだろう。ロープがロックすると過負荷でブレーカーが落ちるが、それまでに壊れてしまうところはいろいろありそうだが電動ウインチで巻き取る各種のラインに関わる注意ヶ所をしっかり頭に入れておく必要はあるようですね。

 我が艇のマスト登りには一応?電動ウインドラスだが、メンハリヤードは今でもウインチなしでマストトップまでは引き上げられる。でももう直ぐ出来なくなりそうな予感は・・・あります。でも、これからもクルージングをセーリングスポーツと捉え、できるだけ体を使って楽しむことにしようと思っている。(少しヤセ我慢?)

【関連記事】:電動ウインチ
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by pac3jp | 2008-09-08 17:49 | ヨットの艤装と艤装品  

Bluetooth & GPS機能搭載VHFラジオ

c0041039_11563144.jpg
 
 west marineから標題のタイトルがついたメールが届いた。

 今までにない新しい機能を搭載したハンディータイプの国際VHF無線機(HX850S)が発売されたお知らせだ。画像のVHFは通常の通話機能以外にGPS機能も搭載していて画面に位置座標が表示される。それにSOG(対地速度)やCOG(対地方位)の表示もできる。勿論、遭難警報などDSC(デジタル選択呼出し)送信のために外部からGPSデータを入力する必要もない。このVHF1台で遭難通報は完結する。値段は250ドル。

 もう1種類は同じくスタンダードのハンディVHF(HX760S)に「ブルートゥース」機能が搭載されワイヤレスのヘッドセットが付いる機種だ。これをつけるとあの邪魔なコードがなくなり条件によっては本体VHFを別の場所に置いたまま通話が可能になる?。例えばVHF本体を充電中でも近くにいればヘッドセットは使えるはずだ。値段は349.99ドル。
 ボクの周りで「Bluetooth」はそう普及しているとは思わないが以前、PCとPDAとのデータ交換に使っていた赤外線通信規格(IrDA)の代わりに東芝のノートパソコンに搭載されているのは知っていたが実際はなにに使うのかよく分からなかった。でも最近はケータイのコードレスヘッドフォンなどでも使われているらしい。

 このようにボクも欲しいなぁと思わせる高機能の国際VHFが安く販売されているのに「日本国の技術適合検定合格品」ではないので従事者免状は持っていても無線局の開局が難しく事実上国内で使うことは出来ない。

 イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故を契機に、海上の船舶同士が共通の通信環境を持つべきだと訴え、国際VHFを個人でも簡便に使えるようにして欲しいと運動する人も出てきた。下の【関連記事】をご参照ください。

 ところが海保はこのところボートやヨットが16chの気象や海上警報を聞くために持っているVHFを臨検時に不法無線局として摘発しているらしい。無線機を没収されたヨットの話も聞いたが、ボクの近くのボートオーナーも海保の指示だといってアンテナを取り外していた。

 監督官庁は早く国際VHFをヨットやボートの安全備品の一つとして認め、アメリカ並みとは言わないまでも今よりは簡便にVHFを使えるようにして欲しいもんですね。

【関連記事】:国際VHF
【関連記事】:風は国際VHFへ!
【参考資料】:ブルートゥースとは

(注)日本ではVHFのDSCは運用されていない。
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by pac3jp | 2008-09-05 11:59 | ヨットの艤装と艤装品