カテゴリ:九州・沖縄周航( 75 )

 

久米島から200kmも離れた飛び地? 硫黄鳥島

 その島の名を初めて聞いたのは久米島の「久米島自然文化センター」だった。
ホールの壁に大写しした火山島の写真が掲示してあったので、へぇ~、沖縄にも活火山があるのかと思い「近くにある島ですか?」と学芸員さんにお聞きすると、「徳之島の西にあり、ここよりかなり遠いですが沖縄・久米島町に所属している島で現在は無人島です」と説明してくれた。

c0041039_16561285.jpg

 鳥島で調べるとアホウドリで知られる八丈の沖合いにある鳥島が有名だが、久米島近くにも島全体がアメリカの軍事施設「鳥島射爆撃場」となっている鳥島もある。硫黄島というのは薩南諸島にもあり薩摩硫黄島といい、硫黄鳥島は沖縄硫黄島と区別していたという。


Wikipediaによると「硫黄鳥島とは」

奄美群島徳之島の西南西65km、久米島北東約200kmにある無人島。沖縄県最北端に位置する。周囲7.3km、面積2.55平方キロメートル、標高212m。海岸部は高さ100mほどの切り立った海食崖に囲まれている。県内唯一の活火山島で、北側に硫黄岳火山体、南側には三重式火山のグスク火山体がそびえる。

琉球王国の時代には硫黄の採掘が行われ、中国への進貢貿易に用いていた(琉球王国では唯一の硫黄産地だった)。奄美群島が薩摩藩に併合された際、朝貢に支障をきたす恐れがあるため、そのまま琉球王国領として存続した。硫黄採掘は戦後になっても行われており、現在でもその採掘跡を認めることができる。1959年に噴火のおそれがあるとして、全島民が久米島へ移住。1967年にも噴火し、硫黄採掘の従事者も撤退。以降、完全な無人島となっている。

久米島町にある「鳥島」の集落は硫黄鳥島から移住した人々でつくった集落である。


 そう言えばボク達がフネを泊めていた兼城港奥の漁港とは別に、お隣りには沖縄風でない鳥島漁港や鳥島という地名表示もあったなぁ。
 当時、沖縄県には島の住人を集落ごと全部避難させる広い土地は久米島にしかなかったと書いてあったように記憶しているけど・・・。
 今でも広いサトウキビ畑などでその様に感じますね。

(日本一周クルージングに興味がある人に)
 位置は奄美諸島に属しているが沖縄県の最北端となる島なので「日本一周とは」全ての都道府県の行政化にあるエリアを通過することだと定義されていたら硫黄鳥島を回ってくると沖縄島・辺戸岬から100kmも近い所で沖縄県はクリアされるので二日は短くなりますよ!
(秘湯に興味がある人に)
 この島は無人島で港もない。しかし、活火山島なので「端の浜温泉」というのがあり秘湯マニアや釣り人などは海の穏やかな時期にお湯に浸かっているという。勿論、定期船はないので漁船をチャーターするか自前のフネで行かなくてはならないし、上陸はインフレータブルボートが必要。でも徳之島から割合近いので渡るのは比較的容易なのかもしれないね。

 奄美から沖縄のチャートはよく見たのに硫黄鳥島の名前も位置も知らなかったのはボクらの航路が太平洋側だったことも大きいし、まさか奄美諸島に沖縄県に所属する島があるとは思わないもんね、海図に県境など書いてあれば分ったけどなあ・・・。
[PR]

by pac3jp | 2009-08-27 17:09 | 九州・沖縄周航  

8月1日 母港、新西宮ヨットハーバー

c0041039_1136017.jpg

c0041039_113605.jpg

8月1日 今日はクルージング最終日、母港の新西宮ヨットハーバーへ。

0440 雨が上がったばかりで、雲も低い日和佐港を出港する。
0700 蒲生田岬通過。南東16ノット、波1.5m~2m。
1000 沼島を左舷に、クォーターの風で快調に航く。
1245 友水の2.5ノットの逆潮を乗りきりやっと大阪湾に入る。

風は北に変わり波は穏やか。見える範囲にLNG船、コンテナ船、RORO船、鉱石運搬船など外航大型船が航行している。帰ってきたと実感するなぁ。
船影疎らな薩南・琉球諸島では5000トンのフェリーでもでっかく見えたもの。

午後6時、ハーバーに近づくと奄美まで一緒だった「ちちじま」と仲間の「HARUNA」の二隻が出迎えてくれる。それにウェルカムパーティーの用意も出来ているので着岸次第、直ぐにパーティー船に集まるように、の指令まで入る。

海のロケーションはいま一つだが、安心して停泊出来るバースと、共にヨットを楽しむ仲間がいる母港が最高だ。
長いクルージングでしたが、先々の港で多くの皆さんのお世話になり、今日無事に帰れてホント、うれしいなあ!
特にドリーム号船長さんには毎日大変お世話になり、クルージングを充分に楽しませて頂き、本当にありがとうございました。
[PR]

by pac3jp | 2009-08-02 11:36 | 九州・沖縄周航  

7月31日 徳島県・日和佐港

c0041039_124384.jpg

7月31日 徳島県・日和佐港へ。
朝5時に港一帯に時報サイレンが鳴り渡り、ビックリして起床。晴れ。
0530 室津港を出港
0625 室戸岬を左舷正横に見る。やっとお馴染みの海に近づいてきた。
1000 浅川港沖、曇り、北東の風、波1.5m、牟岐大島を目指すが、真上り。
1215 牟岐大島を右舷にみて通過。雲がとれ夏空になってきた。風は東15ノット、波は1m。内海が近いのでゴミやプロペラの大敵、ホンダワラが多い。
1345 日和佐港到着

久しぶりの入港だったがいつもの船溜まりに入って右岸に二隻分の空き岸壁があったので片側に寄せて係留する。
夕方になり隣に旅の漁船が帰ってきた。

日和佐港付近に現在お風呂はないが繁盛しているお寺さんが新しい場所に工事中だという。
飲食店、スーパー、GSは近くにある。

明日はいよいよ母港に帰るコースだ!
[PR]

by pac3jp | 2009-08-01 12:43 | 九州・沖縄周航  

7月30日 高知・室津港

c0041039_939279.jpg

7月30日 高知・室津港へ
0600 晴れ、高知YC泊地を出港。沖は曇り、南東5~6ノット。
1000 晴れ、南西の微風、反転流だろうか、1ノットの逆潮がある。
1115 小型の漁船を追い越そうとしていると年配の漁師さんが大きく手を振りこっちに来いと合図をしている。何だろうと思い寄ってみると「イカ」をあげると言う。両手鍋を渡すとスルメイカを17杯も詰め込んだ鍋が帰ってきた。一瞬どうするかと思い悩むが、日干しにすれば良いらしのでボクが下拵えをし、相棒が紐を通す役でなんとか格好はついた。両舷にイカを吊るしてちょっと不細工だが、まぁ、いいか。
お昼に一杯を刺身にして頂いたが美味だった。
1300 室津港到着。内港に入ってすぐ右手の岸壁に係留する。

ここは旅のヨットもよく寄港する港で昨日も二隻居たよと食堂のおばあちゃんが言っていた。

夕食はヨットが望める港の古い食堂で。お風呂は近くの民宿風の小さなホテルで(@400円)使わせて貰う。

夕方には船尾から涼しい風が吹いてきた。明日は地元漁師さんのお祭りで漁はお休み、朝まで静かに寝れそうだなぁ。
[PR]

by pac3jp | 2009-07-31 09:39 | 九州・沖縄周航  

7月29日 高知港・高知ヨットクラブ泊地

c0041039_1023966.jpg

c0041039_1023977.jpg

7月29日 高知港・高知YC泊地へ、今日は長いレグだ。
0515 雲低く曇り、清水漁港を出港。
0630 足摺岬灯台を左舷正横に見る。潮波高し。
0930 土佐湾で大きな曳き縄漁船の集団に入ってしまう。薄曇り、南東の微風で暑くなってきた。
1100 有名な土佐湾名物のシイラ漬けが点々と浮いている。
1200 曇り、東南東12ノット。
1650 高知港・高知ヨットクラブ泊地着。ビジター用らしい桟橋が見当たらないので大きめのカタマラン「シンフォニー2」に横抱きさせてもらう。

暫くしてオーナーさんがいらして、係留の了承を頂き、合わせてクラブハウスでシャワーを使わせて貰う。二階建てのハウスはバーカウンターもある本格的なもので、それをメンバーの皆さんで建築したとおっしゃるが本職顔負けの出来上がりでしたね。

ビジター桟橋は係留艇列の一番手前の上架スロープ前にあり、40fも可能な長さと深さはあるらしい。(画像2枚目の左側ベネトウが係留している桟橋)

この泊地近くには飲食店はなく食料品などは徒歩10分程に大きめのスーパーがある。
従って今夜は買い出した惣菜での夕食になるが、このスタイルはついつい飲み過ぎ?のクセが出るので特に注意しよう!
[PR]

by pac3jp | 2009-07-30 10:02 | 九州・沖縄周航  

7月28日 土佐清水市・清水漁港

c0041039_922476.jpg

7月28日 土佐清水漁港へ、今日はほんに短い航程である。

0640 曇り、沖ノ島・母島出港
0900 北東の風が16ノット、波2m、GPSによると艇速が9ノットほども出ているとか。

1030 雨を連れた北東風が20ノットに上がった。
1100 足摺岬を通りすぎそうになるが無事、あしずり港奥の清水漁港に入港。

ガランとした外港の漁業取り締り船が見える岸壁に係留するが、こちらに外来ヨットはいない。

いつもは東側の土佐清水港に泊まるが此方の方が静かで良い。徒歩で約15分くらいの距離だ。

土佐清水港に偵察に行くとヨットが一隻、銚子のデヘラー36「さつき」が泊まっていた。

清水は大きな漁港なので銭湯が二軒、商店街の近くにある。食事は何時もの「あしずり」へ、日替り定食(900円)。

このところずっとお天気は芳しくないが、台風が来ないだけでよしとしよう!

明日は高知港の予定。
[PR]

by pac3jp | 2009-07-29 09:22 | 九州・沖縄周航  

7月27日 高知県沖の島・母島

c0041039_9515723.jpg

7月27日 高知・土佐清水に向かうが、少し遠いので途中の沖の島・母島に泊まる。

0520 日向・庵川漁港を出港。一面の霧。
0600 細島沖に出るとだんだんと霧が濃くなってくる。
突然、霧笛がなる。エンジンを止めて耳をすますが、何も聞こえない。多分操業中の漁船のレーダー警戒エリアに入ったので警告したのだろう。ほっとする。
0800 雲が切れ晴れ間がでる。東風8ノット、波1m。
1100 晴れ、北東15ノットと風が上がってきた。
1415 沖の島・母島港到着、誰もいない外港に係留。
上の画像で石垣の防波堤奥が内港だが狭く係留不可。
高い所にある白い建物は小中学校で在校生は4人、先生等スタッフは14人だといい、昔は100人もいたよと散歩のおじさんが教えてくれた。離島の過疎化は深刻だなぁ。

航海中の午前は寒かったが午後からは晴れてきて、港に着くと風もなく暑い。
しかし、港内の透明度は抜群、綺麗な魚も泳いでいる。早速、我々も船底チェックを兼ねて潜って見る。
浅い場所にテーブルサンゴもあったが藻はなかったなあ。磯やけが広がっているらしい。

夕方、旅館「おきのしま」でお風呂(350円)と磯定食(1000円)を頂く。

船着き場前に掃除の行き届いた公衆トイレが、食料や日用品を売るお店も近くにある。
[PR]

by pac3jp | 2009-07-28 09:51 | 九州・沖縄周航  

7月26日 日向市・庵川漁港

c0041039_8141176.jpg

c0041039_8141161.jpg

7月26日 曇り~小雨。
屋久島から一緒だったAさんは休暇終了で宮崎で下船され又、ダブルハンドに戻った。
0645 宮崎港を出港。曇り、時々小雨が降るお天気だ。
0725 雨雲に霞むシーガイヤ沖通過。風は北の微風、Tシャツでは少し肌寒いが薄いカッパを着ると丁度良い。
1230 細島灯台沖、風は南西に変わり強くなってきた。
1330 日向市・庵川漁港に入港。漁協卸売市場前の岸壁に係留する。明朝、帰ってくる旋網船の水揚げより早く出港する予定。

お風呂は、かどかわ温泉「心の杜」へ、丘の上に建てられた大きな温泉施設で港からもよく見える。(@500円)
夕食は温泉付属のレストランで心の杜定食(800円)を食する。相棒はいつも「大盛り」だが、まだ足りない様子。

港に帰ると大勢の子供とその若い親達が集まり賑やかになにかしらのイベントをやっている。
何だろうと眺めていると若い漁師さんがボクらにビールとおつまみを差し入れてくれた。サッカー試合の反省会だとか…。

今回の旅で漁師さんから二回目の差し入れだった、嬉しかったなぁ。
[PR]

by pac3jp | 2009-07-27 08:14 | 九州・沖縄周航  

7月25日 宮崎・青島漁港には入れず宮崎本港へ

c0041039_1222220.jpg

7月25日 今日は宮崎・青島漁港、或いは宮崎本港の予定。
0640 薄曇りの内之浦漁港を出港、志布志湾に出ると南風16ノット、アビームで都井岬を目指す。
0900 波が高い都井岬を回航
1100 油津港沖、曇り、南16ノット、波2m。
1300 風向が北に変わり激しい雨になってきた。
1430 雨も小降りになったのでよく潮が引いた青島漁港にアプローチを始める。港湾案内には1.6mの浅瀬があると表示されているので深そうなところを選んで進入すると急に浅くなり、砂州に乗り上げてしまった。前後進を繰り返し脱出するが港口全てが浅そうなので漁協に電話で問い合わせると干潮では地元漁船も出港出来ないと言う。県にしゅんせつを申請しているが、まだ工事は出来てないらしい。
潮が上がるまであと4時間も掛かるので停泊港は8マイル先の宮崎本港に変更。
1650 宮崎港奥の本船岸壁によじ登り係留完了。

港内は大雨の影響でゴミや浮き草が流れていてきれいではないが歩ける範囲にセブンイレブンとファミレスがありボク達のクルージングスタイルから見れば「まぁまぁ良い泊地」である。
宮崎港入港前に念のため、サンマリーナ宮崎にビジター停泊を聞いて見ると30f以下はOKだがそれ以外はダメだとつれない返事だった。
南九州東岸で唯一の公営マリーナなのでしっかりと水路の浚渫を済ませ条件なしで受け入れて欲しいなぁ。
[PR]

by pac3jp | 2009-07-26 12:02 | 九州・沖縄周航  

7月24日 大隅半島・内之浦漁港

c0041039_11485628.jpg

c0041039_11485664.jpg

7月24日 久しぶりの九州本土・内之浦漁港へ。
0700 曇り、西之表港を出港。海は穏やか。
0815 種子島・喜志鹿埼右舷正横に見る。
1030 薄日は差してくるが風は落ちた。
1240 大隅半島の火埼を周りこむ、曇り、殆ど無風。
1320 内之浦漁港入港。水揚げ場で清水を補給し、西端の外来バースに係留する。港の端だが町の中心部に近く便利。

近くに泊めている若い漁師さんから冷えたビールと缶コーヒーの差し入れを頂く。驚いて、なぜ?とお聞きすると、「旅のフネには港にいるものが差し入れるもんだよ」と仰有り、その反対はないという。
ボクたちが遠くから皆既日食を目指してやってきたが、残念組で帰ってゆくヨットと見たらしい。有難く頂戴する。
この地方(港)の人達の旅のフネに対する優しさを感じるなぁ。

お風呂は公営の立派な温泉施設がある(@300円)、食事は隣接する国民宿舎のレストランで済ますが町内にも飲食店はある。食料の買い出しはAコープで。

明日は宮崎県・青島の予定だ。
[PR]

by pac3jp | 2009-07-25 11:48 | 九州・沖縄周航