2011年 07月 18日 ( 1 )

 

伝説の「黒ひげ」の海賊船から錨を回収する!

 5月にはジャック・スパロウの「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」が封切りされて「黒ひげ」も出るので是非とも見てこようと思っていたが、見逃してしまい、残念ながら今度はWOWOWで見るしかないなぁと、あきらめていたが、先日、カリブ海最強の海賊だった「黒ひげ」の旗艦「クイーン・アンズ・リベンジ号」(アン女王の復讐号)の錨が引き揚げられたと報道されていたのでちょっと黒ひげを調べてみた。

 伝説の海賊「黒ひげ」船のいかりを回収 米調査隊  2011.05.28(CNN)

c0041039_7541084.jpg ノースカロライナ州沖の海底を探索している同州の調査隊は27日、18世紀に活躍した伝説の海賊「黒ひげ」の旗艦のいかりを回収した。このいかりは黒ひげの旗艦「クイーン・アンズ・リベンジ号」の3つのいかりの1つで、重さは3000ポンド(約1360キロ)ある。
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 海賊船「クイーン・アンズ・リベンジ号」は1718年に米ノースカロライナ州ボーフォート沖の浅水域を航行して座礁・沈没したと考えられている。同船は278年後の1996年にトレジャーハンターたちによって発見された。そこはボーフォートのアトランティック・ビーチの2kmほど沖の水深7mの場所だった。その後、船は州当局に委譲され、考古学者や博物館員が少しずつ積み荷を引き揚げてきた。将来はノースカロライナ海洋博物に収蔵する予定で数年前から段階的に船に積まれている品の回収作業が行われている。

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 「黒ひげ」はイギリス生まれの海賊。1716年から1718年にかけて北は米ペンシルベニア州から南はカリブ海まで荒らしまわった事で知られる。 黒ひげは注目されるのが大好きだった。燃える瞳と轟くような声をもつこの巨漢は、深紅のマントを愛用していた。戦いに飛び込む際には点火した導火線を髪にからめ、胸には6丁の拳銃を吊り下げた。ラム酒に火薬を注ぎ込み、火をつけてから飲み下すのが好きだったとも言われている。この余りに印象的な黒髭の姿が、後の小説や劇、映画などに登場する海賊の姿の元になった。

 黒ひげと呼ばれた男、エドワード・ティーチの出自は明らかではない。『ロビンソン・クルーソー』の作者デフォーと同一人物という説もあるチャールズ・ジョンソン大佐は、1724年の大著『英国海賊史』で、英国ブリストル出身と記した。黒ひげ伝説の大半は同書が基になっている。

 ティーチは、英国王に敵船の略奪を許された私掠船の乗組員から海賊に転じたという。当時の英国にはティーチと同じような船員上がりの海賊が何千人もいた。なにしろ1隻襲撃すれば、稼ぎは当時の金額で2万ポンド(現在の約5億円)に達することもあったのだから無理もない。山分けしてもその取り分は、堅気の船員が生涯に稼ぐ金額の何倍にもなったのだ。

 ティーチが海賊として名をはせたのは1716年、ベンジャミン・ホーニゴールド大佐という有力な海賊の下で帆船を指揮していた頃だ。ティーチはほどなくホーニゴールドの傘下を離れ、スティード・ボネット少佐と連合船団を組む。

c0041039_7562033.jpg ボネットはカリブ海の島、バルバドスの裕福な農園主だったが、口うるさい妻から逃れるために海賊になったと伝えられている。ティーチの指揮で、二人の船団は、現在のキューバのハバナから米国東岸のデラウェア湾の海域を席巻し、11隻の船を捕らえた。
(右画像は黒ひげの海賊旗)

 カリブ海のセント・ビンセント島付近で、ティーチはフランスの奴隷船ラ・コンコルド号を襲ったことがある。相手が投降すると、ティーチはベキア島という小島に乗組員や奴隷の大半を下ろし、小さな帆船と数トンの豆だけを残して置き去りにした。奪った大型の奴隷船には40門の大砲を据え付け、船名を“アン女王の復讐”と改めた。こうして当時のカリブ海で最大最強クラスの海賊船を手に入れたティーチは、意気揚々と出帆していった。その時から1年以上に及ぶ、歴史に残る略奪の旅が始まった。

 やがて黒ひげとその船団はイギリスの軍艦、パール(HMS Pearl)によって、ノースカロライナ州オラコーク湾に追い詰められた。激しい戦いの中で黒髭は死ぬまでに25回以上剣や銃で傷つけられながらも暴れ回り、死後にパール艦長のロバート・メイナードの手によって首を切り落とされた。彼の頭は船首に吊るされた。


 引き揚げられたフィッシャーマンタイプのアンカーは1360kgとさすがに大きなものですね。船が大型の航洋帆船なので当然ですが日本では18世紀の千石船には1番錨で300kgくらいでしたね。でも8番錨までと数は持っていましたよ。

 獰猛で知られるカリブの海賊の頭目にも恐妻家はいたようですね!!
  (アンダーライン部分参照)

【参考Web】1:カリブ海最強の海賊:18世紀初頭、米国東岸とカリブ海を席巻した伝説の海賊「黒ひげ」。ノースカロライナ沖の沈没船調査の結果から、その実像に迫る。
【参考Web】2:ノースカロライナ海洋博物館
  
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by pac3jp | 2011-07-18 08:00 | 歴史・民俗