Volvo Penta IPS システム

c0041039_16132166.jpg このところ入れ替わりながら、ずっとハーバーのメンテナンスハウスでは大型のモーターボートが2隻並び、新艇のオプション艤装の工事をしているようだ。
 先週末、ここで新艇のチークデッキを張っている大工さんの仕事を見学にいったとき、隣の船台に乗ったボートが変わった形をしたプロペラをもっているのに気がついた。

c0041039_16134265.jpg アウトドライブにデュオプロがついた形をしている。上画像の右が船首なのでドライブは後進になっていると思っていた。
 でも、ドライブの後ろ側を見るとどうもエンジンの水中排気口のようだ。そうするとやっぱりドライブ本体は舵板でペラは舵の前についているのだと納得した。

 近くにいたヤマハのメカニックに聞いてみるとこのボートは「マーキー420SC(スポーツクーペ)」でドライブはボルボIPS600でエンジンはD6だという。

c0041039_16141396.jpg (パンフレットの要目によると)
全   長:12.40m 
全   幅: 4.20m
吃   水: 1.2m
燃料タンク:1,136L
清水タンク:530L
エンジン :D6IPS×2(310hp×2、370hp×2、435hp×2)

c0041039_16143768.jpg

 ボルボのIPSはハーバー内の取り回しにジョイスティックを使って操船できるシステムであることは情報としては知っていたが実際に現物を見るのは初めてだった。ジョイスティックでの操船はトヨタのポーナム45でも別のシステムが載っているが、このボートは強力な主エンジンで取り回しをするのでバウスラスターは不要ですっきりとしたバウになっている。

 最近のエンジン、マリンギアーもケーブルでコントロールした時代は過ぎ去り、ひき続きステアリングシステムまで電気コントロールの時代が到来したようで、このボートもステアリングにはエレクトロニックステアリングを採用していて、感覚的にはオートパイロットのポータブル発信機をホイールで操作するようなもので、勿論ケーブルや油圧装置は一切使用してないという。
 船長が操舵した舵角をステアリングポジションセンサーからそれぞれのIPSに別個の電気信号で指示を送りボートを制御する。そして、このドライブは固定ではなく前進方向に左右28度の角度を別個に変えることが出来る。(上のペラを後方から撮った画像で船底に可動範囲がグレイの扇型でみえる)

 このような複雑なシステムの操作は人間に替わってコンピューターが受け持つようになってきたのだ。これからはスロットルやステアリングの故障でもワイヤーをたどって故障ヶ所に行き着くという古典的な修理はもうできないなぁ。故障箇所を検索・診断するパソコンが要るようになってくるだろう。
 大変な時代だが、ボクの場合はまったく関係な~い・・・はず。

【参考 Web】:ボルボIPS
[PR]

by pac3jp | 2008-10-17 16:22 | ボート  

<< ピンクのボラ 2008 関西フローティングボ... >>