四国八十八ヶ所巡礼は究極のスタンプラリーか?

c0041039_12441352.jpg ボクのヨット仲間ではお二人目になるが、ヨットのスタンプラリーが大好きな「DREA夢」号オーナーが真夏の四国八十八ヶ所、距離にして1200kmの歩き遍路を結願させたという。

 先週、久しぶりに桟橋でお会いしてびっくりした。雰囲気ががらりと変わってしまったのだ。体重は7kg減ったというし、以前は染めていたのか白髪頭になり、歩き遍路中はヒゲも剃らなかったようで髭まで生やしている。
 
 真夏45日間の巡礼行で確かに顔も体つきもシャープに変わり、内面は判断のしようがないが、とりあえず弘法大師の霊験はあったようにみえる。

 遍路の旅に出た動機は、信仰心からではないとご本人も明言されているので、ボクが勝手に推測すると大好きなスタンプラリーとメタボ対策にを兼ねてチャレンジしたのだろうかとも想像するが、尤も山やスキーのベテランで歩きには自信があったことはベースにあるだろう。

 そんな彼に四国で出会った歩き遍路仲間の動機を聞くと「信仰よりも健康志向の人」が多いとおっしゃる。足自慢の中には走って回る人もいるとか。
 一方、この遍路にハマった人もいて、この人は今は36回目だが50回やらないと帰らないという。彼は1日1000円の予算でまかない、まず、必需品の焼酎とタバコで700円、残り300円が食料とその他経費となるそうだ。そんなに僅かな食費で栄養失調にならないのと聞くと「お接待」があるとおっしゃる。彼ほどのベテランになると先々で「おなじみさん」がいて生活もしやすいそうである。

 色々とお聞きしたいと思ったが、たった一度の歩き遍路で八十八ヶ所を語るのはおこがましい、せめて三度の歩き遍路を終えてからにせい、とこの道の先達から言われているので・・・と、日頃の大風呂敷?にも似合わず慎重だ。
 でも、いまだ足指が痛いとおっしゃるが、次は厳冬期にするか、やっぱり春が良いかなと、意欲満々でもある。

 貴方もどう?と勧められたが、彼はこう言っている。
「暇、金、体力、気力の4つがそろってはじめて可能で、40万円の金と40日の自由時間と1200キロ歩ける体力とやる気、それがそろってはじめて可能になる贅沢な旅行だ」・・・と。

 ボクは「金と体力」が決定的に不足しているので、こんな贅沢な旅行は出来そうないが「多少の暇」はあるので身の丈に合うヨットの旅を楽しむことにしよう。

【参考資料】
四国八十八ヶ所が定められたのは、約1200年前のことで、弘法大師が42歳のときに、自身と人々の災厄を除くために開いたといわれている。江戸時代の初期に高野山の僧真念は、四国の縁起や道程を詳細に調べ、僧雲石堂寂本に依頼して『四国遍礼霊場記』を著述させ、真念自身も軽便な案内書を著わし、人々に巡拝をすすめるなどしてその普及に努めた。この結果四国遍路は盛んになり、一般化していった。遍路は地元の四国はもとより、中国方面からが大半を占め、時代が下るにしたがって偽者や乞食、病人、社会的敗残者なども加わった。四国には接待という、独特な援助があって、あらゆる層の巡拝を容易にしたのである。
 その道程三百六十余里(約1440km)歩いて四十日から六十日ほどの日数がともなう長路の旅である。巡拝するごとに発心、修行、菩提、捏磐と一国ずつ名称がつけられ、信心の度合をはかる関所が設けられている。


【参考ブログ】DREA夢 四国歩き遍路の旅 

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by pac3jp | 2008-09-24 12:50 | ウオッチング  

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