ハンドビルジポンプを点検したら・・・

c0041039_14541259.jpg 前回の記事で緊急用ハンドビルジポンプを話題にしたので「ウチ」の手動ビルジポンプも大分使ってないし、翌日から二泊三日、往復100NMのクルージングに出るので一度点検をしなくてはと思ってハンドルを差込み、数回動かして見るが手ごたえがない。ビルジ溜まりが「からっぽ」なのかとも思ったが、先ほどスピード・ログ センサーを差し込んだのでいくらかは海水が入っている筈と、ハンドルを手早く10回ほど動かすとそのハンドルを伝ってビルジがこぼれ出てきた。(こりゃー大変だ!)

 そして、引いた(ダイヤフラムが開いた)状態にするとビルジが漏れることがわかった。照明を点けて点検するとゴムのダイヤフラムを駆動するパッキングプレート部分の一部が裂けているのが見つかった。ビルジポンプは黄色に塗装された「Gusher10」で「Mark3」と表示があった。
※画像のポンプは取付け部分が上でハンドルが下になっている。

 West Marineのカタログをみると黄色の「Gusher10」は排水能力が 64L/@70 ストローク/Min と書いてあり、かなりのパワーがあるポンプであることもその時初めて分かった。製品はまだ発売中で、そのサービスキットが55.99ドルとある。
 キットの内容はダイヤフラム・フラッターバルブ・buffer・ガスケット・screwsが入っているので、これを手配すれば修理ができることもわかった。

 帰ったら早急に部品を手配することにして、ダイヤフラムの代用品としてゴムシート、丈夫な化学繊維、オイルスキンに使われる生地などもダイヤフラムの応急修理にも使えるということなので、ボクは手持ちのアキレスゴムボートの補修生地を第一候補にしてクルージングに出発することにした。

 「ウチ」のヨットはオンデッキマストでプロペラシャフトはボルボのシャフトシールなので普通の状態での浸水はごく少ないが不測の事態が発生すればたった一台の電動ビルジポンプでは荷が重い。シャワーにも専用のビルジポンプが付いているので非常時はそちらからも排水できるように配管しておく手もあるなぁ、とも思いつく。

 まぁ、今回のクルージング先は幾度か立ち寄った港だし、同行のヨットも多く少しは安心だが慎重に航海しようと心に決めて出かけることにする。

 皆さん、ネオプレンゴムが主要な部品であるビルジポンプは必ず経年劣化はありますよ。ボクは13年目に破れました。10年を超えると危ないのかも知れませんがメーカーは多分もっと早く交換を指示していると思います。
 いつも用意周到で浸水騒ぎなどやったこともないというオーナーさんも是非一度、艇内に水を入れ実際に手動ビルジポンプのハンドルを押し、作動を確認されたらいかがでしょうか?

 非常装備の点検のために!
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by pac3jp | 2008-09-16 14:55 | ヨットの艤装と艤装品  

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