緊急用手動ビルジポンプ

c0041039_123918100.jpg Webで「手動ビルジポンプ」と検索すればほとんどのマリンショップでは右の画像のような安いハンドポンプがでてくる。このポンプでは小型のオープンボートなら少々の排水作業は可能だが、キャビンを持つセーリングボートの排水用にはどうかと思う。昔乗っていたJ24ではビルジをバケツに移し替えるポンプとしてこれを使っていたなぁ。

 ジエームス・ハワードの「サクセスフルクルージング」に手動ビルジポンプについとこう書いてある。
 「一番重要な手動ビルジポンプはダイヤフラム式のポンプで最低でも1分間に65リットルの排水が出来、ヘルムスマンがコックピットでロッカーを開けなくて操作できる位置に付けるべきである。ハンドポンプとしてダイヤフラム式が最もいいのは何か異物が入っても詰まりにくいからである」といい「エドソン18」と「ホエール・タイタン」を推奨してあった。(ホエール ガシャー タイタン 177.99$)

 どんなヨットにもホエールの手動ビルジポンプは標準で装備されているし、少しヨットのサイズが大きくなりバッテリー容量に余裕があるフネは電動ビルジポンプも装備され2系統の排水システムになっている。通常のビルジは電動ビルジポンプで排水し、緊急時はハンドビルジポンプでも排水する段取りだ。

 通常はこれで充分だと思うが、外洋の長い航海に出るとか、遭難の恐れもある危険な海域を航海するヨットは「緊急用手動ビルジポンプ」を用意するという。

c0041039_1240725.jpg サクセスフルクルージングでは「船内でもコックピットでも使用できるポータブルの容量の大きな緊急用手動ビルジポンプを持つことは賢明である。また、どこでも使えるように、給水ホースも排水ホースも充分長い必要がある。
 この“パニックポンプ”が必要時はコックピットで舵をとりながら操作しなければならない状況かもしれないし、キャビン内で非常に窮屈な姿勢で操作しなければならないかもしれない。このような作業に適するポンプで推奨できるのはエドソン30だけである。
 このポンプは健康で力のある人なら、1分間で110リットルの水を排水できる。ダブルアクションで一回の排水量が多いので動かすのはかなり重労働だが、人間は緊急時には驚くほどの力を発揮するものである」といっている。

左の画像が緊急用手動ビルジポンプの作動イメージ。

※エドソン30はもうなくて今はホエールガッシャー30が同等品かと思う。平面設置タイプで排水能力:110L/m 価格:549$(westmarine)

 この排水ポンプを持っておれば少々の浸水も恐れることはない。電気不要だし、パニックパワーは充分でる。ボクが外洋に出るときがあったら必ず装備しようと思っている。

【関連記事】:クルージング中のトラブルあれこれ 
[PR]

by pac3jp | 2008-09-12 12:42 | ヨットの艤装と艤装品  

<< ハンドビルジポンプを点検したら・・・ レスキューボートいろいろ >>