新しいレーシングヨット part2

 新しく入ってきた大型レーシングヨット「TP52」はこのところ毎週、サポートボートと沖に出て熱心に練習やチューニングをしているのだろうハーバーに帰ってくるのも一番遅いようだ。

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 先の日曜日、初めてKYCのポイントレースに出場するための準備が整い、桟橋につながれているヨットを近くで拝見した。
 レーシングヨットの戦闘区画であるコックピットは全長54fの半分もありそうな長さと15人ものクルーが動ける幅がある。中央には大型レーサー定番のハーケンのコーヒーグラインダーが2基据え付けてある。横幅が広いので当然ダブルステアリングシステムだ。黒いホイールは簡単に外れるのか係留中片方は定位置に格納されている。

 朝、レースの時間に合わせて出港してゆくコミッティボートを見て、出港準備をしている仲間のヨットに便乗させて頂き「TP52」のレースを見学することになった。

 レース海面のお天気は曇りで、NE15kt位の風が吹く絶好のレース日和だ。
ボク達がレース海面近くに到着すると11隻の純レーサー達はちょうどスタートしたばっかりだ。各艇が風下からいいスピードで上ってくるので全速力で彼らの風下に回る。
 上マークで見学するか?の声もあったが、52fのレーサーが15~16Ktのクローズホールドで帆走すると32fのクルージングヨットでは機帆走の全速力でも多分追いつけない。近くの下マークで待つことにする。

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 暫くすると遠くに「TP52」の白いジェネカーが見えてきた。2番手はまだ見えない。
白いジェネカーが2回のジャイブをし、その姿がだんだん大きくなってきた。やっと後方に2番手以降のスピンが連なってくる。ダントツのトップだ。

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 下マークのコミッテイボートからC旗が揚がり上マークが「20度・1.6NM」に変更されたと表示されている。「TP52」は1艇で悠々と下マークを回航して上りのコースに入ってゆく。スピンポールがないジェネカーだとマーク回航も簡単に見える。(巧いからだ!)
2番手は大分遅れて「CORL45」がマークを回り、後続艇もそう遅れず次々と回航していった。

 最終艇がマークを回航するとコミッテイボートが直ぐに下マークにフィニッシュラインを設定した。
 やがて、大きなジェネカーを揚げたまま流し込みのフィニッシュとなった。
ファーストフィニッシュ。
 ハンディを考えてもトップだろと思わせる充分なリードがあった。

 ヨットは風の力で走るので風がまったくなけば大型レーサーでも動かない。でも15ノットも吹けば大きい方が断然早い。今回も2番手につけていた45fのフネと比べると長さでも7f、40fクラスだと12fもの差がある。
 ボク等のレベルでも30fクラスのレースに42fのレーサーが入ってきたらファーストフィニッシュは到底無理だし、色々困惑するかもしれないなぁ。

 こんなご意見もあった。
「ハンディキャップレースはある程度のレベルの範囲でやるもので、中古とはいえ元F1レーサーと公道レーサー?が同じサーキットで勝負しようとしてもオモロイことはなにもない!」とおっしゃる。

 でも、いつの時代も一番になりたいと願うオーナーは大勢いらっしゃるのでこういうアプローチも勿論「あり」ですよね。

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by pac3jp | 2008-08-27 10:56 | ウオッチング  

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