スピネーカーのトラブル

 先週末の夕方、半開きのスピンをフォアスティに巻きつけて沖から帰ってきたヨットがいた。ハーバー内を機走でスピンをバタバタいわせながら自分のバースに向かっている。どうも単純な絡みではないようだ。ジブシートとスピン、そしてスピン用のソックスも一緒に絡んでしまった様子だ。

 その日は夕方になっても風は落ちず、港内でも12~14ktくらいは吹ている。

 隣のバースにいるヨットにスピンが絡まないかと遠くから心配しながら見ていたが運良く高い防波堤の風下になりうまく追手でバースに収まったようだ。

 暫くして近くを通るとオーナーとクルーらしいお二人が疲れたご様子でヨットから降りて帰ろうとされていた。「大変でしたね!」と声をかけると「はぁ・・・」と返事をされ、センターハウスの方角に歩いてゆかれた。
 ヨットはバースに入った時のまんまだった。半分開いたスピンが時々風を孕んでバタバタといっている。自分たちで回収できないのでヤマハなどヨット業者に応援を頼みに行ったのかなとボクはそう思っていた。(スピンが破れたら高いものにつくもんね!)

 ところが彼らはそのまま帰ってしまったらしい。

 すてる神あれば、ひろう神ありで、ヨット乗りには大変気になる「セールのシバーする音」で、ご近所にお住まいでボランティアのハーバー警備隊を自称されているボクらのお仲間がたまらず、ついに出動された。

 お一人でジブを出し、スピンやソックスのハリヤードを調整、シートを加減し、大汗をかきながら歴戦のテクニックも有効だったのだろうか何とか巻きついたスピンを回収できた。でも、本当はセールがシバーしながら破れてしまうのをなんとしても見過ごせないというヨット乗りの本性からのお手伝いだったのでしょうね。

 ご苦労さんでした!

c0041039_13185668.jpg ボクの隣の桟橋に係留している34フィート艇からメインファーラーが1mと少し繰り出されパタパタと音がしているのが聞こえる。目のいい人が見るとメインセールのクリューがもう千切れていてリーチコードだけでセールが開いているという。

 近くで見るとメンセールがどこかで噛んでしまい完全にファーリング出来なかった為、途中で巻くのをで止めたみたいだ。やり直す時間がなかったのか、セールは長くシバーさせると破れることを知らなかったのかもしれない。この場合はもう手遅れでセール屋さん行きだが、もう少し早く発見できたらお手伝いして上げたのにね。

 確か、以前にもジブセールを破っていた。きっと小さな出費など気にしない太っ腹のオーナーさんかもしれない。
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by pac3jp | 2008-08-11 13:26 | ウオッチング  

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