神戸港散策 簾の奥の潜水艦

 久し振りに神戸港を沖から入港した。三菱・神戸造船所は次々とエバーグリーンのコンテナ船が船台に乗っていたが、最近はNYKの自動車運搬船がシリーズで建造中のようだ。
 三菱の港内を覗くと1週間ほど前の7月9日、感電・火災事故で大騒ぎをしていたAIP潜水艦「そうりゅう」も静かに浮かんでいた。ポンド内には他にも定期検査中の潜水艦も2隻いるが、その区別は特徴あるX舵だ。進水時は艦番号も501と表示してあったが今は消されている。

 しばらく行くと兵庫埠頭の北側にある川崎造船の浮ドックで新造の大型貨物船が船底の塗装をしていた。リフトに乗った作業員2名が長い竿のようなスプレーで巨大な船底を塗っていた。

c0041039_1111661.jpg 気がつくとお隣にも中型の浮ドックがある。どうも船が入っているようだが簾が掛かっていてよく見えない。近くによって確認すると潜水艦が入っていた。こちらにはペラがあるのでどうも船尾のようだ。プロペラらしきものに白地に緑の二重丸が書かれたカバーがかけてある。潜水艦のプロペラ形状は軍事機密なのだ。簾の隙間から僅かに見えるのを「8枚ペラやなぁ」と仲間は推測したが、これは機密○○にあたるで、の声。
 隣の貨物船は5翼のプロペラが丸裸で見えている。

 浮ドックの船首側に回るときっちりと簾が掛かっていて全く中は見えない。どうも頭隠して尻隠さず風の簾だったが、ここは港内観光船も通るコースなので工場側がサービスで「ちょっとだョ」と見せて呉れているのかなと勝手に合点する。

 昼食はいつもの所にフネを止め、ハーバーランド煉瓦倉庫街のスパゲッティ屋さんでとる。食べ放題の焼きたてパンが特に美味しいのだ。

c0041039_111479.jpg 最近、水陸両用バス(ダック)を使ったツアーが港内遊覧するために海に入るスリップがハーバーランドに出来た。以前は摩耶埠頭の端っこから海に入り神戸港の場末の港内を巡っていたが、やっと賑やかな港内を楽しめるようなコースになったようだ。観光客もきっと喜んでいるだろう。
 このスリップが造られた場所はずっと前には復元船の「サンタマリア」が係留保存されていたところで、跳ね橋もあり景観はいい。奥まった場所で低い岸壁があり小型のプレジャーボートには丁度ぴったりのランチ一時係留の場所だと思っていたが、長らく開放されず放置されていた。やっと使われるようになってもただのダック用水路では勿体ない。立派な岸壁と静かな水面があるのにね。

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by pac3jp | 2008-07-16 11:06 | ウオッチング  

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