バックカメラで見張る!

c0041039_926237.jpg お隣の桟橋にあの有名な「春一番Ⅱ」が泊ってからもう一月にはなる。オーナーさんはお仕事が忙しいのか中々ハーバーに現れないなぁ、と思っていた矢先、デッキで作業中の姿が見えたので早速お声をかけてみた。

 この「春一番Ⅱ」は野本先生がお亡くなり乗り手がないので、奥様から「初代の春一番も、もらってくれたので、これも貰って欲しい」と頼まれ、「春一番Ⅱ」を頂いたとおっしゃっていた。でも個性的な大ベテランが長らく乗ってきたヨットも乗り手が変わればその艤装も変わってくる。

 「春一番Ⅱ」の看板になっている木製マストは変わらないが、デッキから2mほど上にブラケットに乗ったセンサーのようなものが3個付いている。そしてドックハウス後方にも同じセンサーが付いている。

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 オーナーになんですか?とお聞きするとヨットの全周360度を見張るカメラですと教えてくれた。
 
 航海中シングルハンダーはキャビン内に用があれば外を見張ることが出来ないので、安全のためカメラの画像をチェックしながら食事などの用を足しているそうである。カメラは防水で車用のバックカメラを転用し、小型カラーモニターは出入り口付近に設置し各カメラから独立で表示するようになっている。大きな画面を分割する表示ではないという。(艇内は下記の【関連記事】から参照下さい)
 防犯用の監視カメラも沢山販売されているが、小型で完全防水の車用はいい選択だと思う。

c0041039_9272034.jpg また、コクピットを覗くとクラシックな舵輪に油圧ポンプがセットされている。以前のステアリングはワイヤー方式だったが、新しいオーナーはオーパイなどステアリングシステムは油圧のリモコン方式に入れ替えている。エンジンもヤンマー3YMに換装済だという。

 まだ色々とお聞きしたかったのだが、明朝出港予定で、今から給油に行くとおっしゃるので、残念ながらもやいを外すお手伝いをする。

 エンジンが掛かった。「春一番Ⅱ」でオーナーは長いケーブルのリモコンを取り出し、ギヤーをアスターンにいれフネをバースから出し、サイドデッキからリモコンで舵をとり、給油桟橋の方に行ってしまった。一人乗りの漁船などがリモコン操作で着岸しているのを時々見るが、「春一番Ⅱ」はどうもエン・コンはないが、オーパイはヤンマー純正だと聞いたのできっと同じようなシステムでしょうね。

 野本先生だったら「櫓を漕いで」かなと思いながら見送った。


【関連記事】ピアネットブログより:懐かしき名艇が新西YHに寄港!
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by pac3jp | 2008-06-13 09:36 | ヨットの艤装と艤装品  

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