市販のアンダーウォータースコープは・・・

 海水が冷たい時期に潜って船底やプロペラを点検するのは大変だと誰もが思っているが、世の中には便利な道具が様々ある。でもこんな道具は買ってまで手に入れる程の物ではないので自作の方法を以前(2月)に提案してみたが、何でも自分で作るより買ったほう早く良い物が手に入ると思っているリッチなヨットマンも勿論いらっしゃる。

 4月に入り近所の桜も満開になり、水温も上がってきたのでプロペラの汚れが心配になってきた。

 以前からリッチ派の某オーナーが通販で「AMPHIBIANS SCOPE」と称する水陸両用のスコープを買ったと聞いていたので、メーカー品を試して見ようと思い、それを借りてちゃっかりと保管している友人のヨットに寄ってみた。
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 このスコープは太さ30mm×長さは1.5m位で落水防止のロープが付いている。(浮力はないみたい)
 水中にはいる先端部分はパイプの開口部がある。中に鏡があり光は90度屈折して防水された対物レンズに入る(黒い部分)
 鏡と反対側に接眼レンズがありここから船底を観測する。

c0041039_1061428.jpg 早速、寒い時期から借りっ放しにしている友人がお手本を見せてくれるという。ケースから出して、さぁ水中へと言ったところでコロンと鏡が外れてしまった。接着材が悪かったようだ。耐海水用?の接着材が必要だね。
 とりあえず、接着されていたと思われる部分に鏡を取り付け水中へ。プロペラがあると思われる方向にスコープを向け、鏡の方向も変えながらプロペラを捜すが全く見えないとおっしゃる。
「2月には見えたのになぁ~」
 今年の2月は特別に透明度がよかった。10数年このハーバーにいるが海底まで見えたにはこの時だけだった。
 暖かくなった4月になってからは海水の透明度はどんどん下がり、いまや1m前後か。
それに加えスコープのレンズが暗い。太陽の光が当る水中は何とか見えるが日陰になる水中ではよっぽど近づけなくては像すら見えない。

 ボクも使わせてもらったがまったく同じ。
「鏡の位置がわるいのかなぁ」
「でも水中から引上げ、陸ではちゃんとよく見えるよ!」

 水質汚濁が激しい大阪湾奥のこのハーバーでは真冬の透明度が上がる一時期は有用だが、一年中は使えないだろう。レンズの口径を大きくしてもっと明るい視野が確保できなければプロペラの汚れも観測できない。
 幾らで買ったか知らないが「2万~3万円はするはず」と通販グッズに詳しい仲間がいう。

 ボクは、厳冬期はその効能を信じて某オーナーにお借りし、5月になればウエットで潜ることにしょうかな。

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by pac3jp | 2008-04-11 10:09 | ウオッチング  

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