キールを交換したヨット

c0041039_9584911.jpg この一年ほどに輸入された最新のレーシングヨットのキールはみんな深いキールの先に砲弾型のバラストがついたタイプになってきた。昨年のジャパンカップではバルブのない深いフィンキールをもつヨットが勝ったらしいが、バルブキールの方がスタビリティ的には有利だろうと素朴に思うがレーシングルールの関係もあるので不勉強のボクはよく分らない。
↑画像は07.7月に進水したX-41odのキール


c0041039_9594071.jpg 昨年冬、ハーバーの上架ヤードで大型レースヨットの物と思われるバラストキールが無造作に転がっていた。ワイヤーで吊り上げる時に出来たのかキールのエンドエッジが欠けている。でも、キールの底に座礁した跡はない。座礁したヨットを修理するためにキールを取り外したのではないようだった。
・・・その後上架されたレース艇の列にそのキールの旧持ち主を発見した。


c0041039_1001543.jpg 数ヶ月間キールとマストがない42fのヨットが船台に寂しく載っていたが、先月新しい新型キールが到着したようで取り付け工事が始まっていた。形を見ると最新レースヨットに装着されているのと同じようなバルブキールだ。勿論、バルブ部分のデザインに細かい違いはあるのだろうが外観はよく似ている。

 昔はヨットの性能を上げる目的でキールの交換をした話は時々耳にしたが、この頃は今のヨットの性能が不満なら新しいデザインの新艇に乗り換える方が手っ取り早いのでマストやキールを取り替える工事を見ることは少なくなった。

 でも、エコロジーが叫ばれる現在、再利用できる鉛のキールだけ取り替えて最新の性能が得られ、ヨットのレース寿命が延びたら、回りまわって廃プラスティックも出ず、環境に対しても最高かな。

 先日、新キールで初めてのレースにエントリーするのだろうか、近くの桟橋に係留していた。キールの形状が大きく変わったので走らせ方やリグの細かいチューニングも必要なんでしょうが、今後のレースシーンでの好成績を祈っている。
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by pac3jp | 2008-04-02 10:09 | ヨットの艤装と艤装品  

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