くたびれ(たが)儲け!

 三月に入って急に春めいてきた昨日の日曜日、先日からプロペラに巻きついてしまったゴミを取り除くにのにハーバーのリフト(有料)にするか、自分で潜って取るかと大いに悩んでいたオーナーから沖に出ていたボクへ「今から潜るから見に来るように!」と指令が入った。

c0041039_16282350.jpg ハーバーに帰ってくると風も弱く暖かい日差しで気温は10度を越えているようだ。コクピットにはパン切り包丁やエアーボンベが転がってオーナーの準備を待っている。久し振りに着るドライスーツなので「太ってしまった」などと、ぼやきながらゴムのなかに大きな身体を押し込んでいる。

 ボクもベルトを引っ張ったり背中のジッパーを締めたりしてお手伝いをする。用意が出来るとそう慎重な性格でもないので機材を着けると点検もせず直ぐに「ドボン~」と海に入ってしまった。
 あれだけしっかり巻きついていたらしいので作業時間は大分掛かるだろうと思っていたが直ぐに海面から顔を出し「何んにも付いてない!」とおっしゃる。コクピットに上がってきて早速エンジンを掛けてみると振動もなくスムースに回転する。後進もOKだ。どうなったんだろうと思いながらも、終わりよければ全てよし。ダイビングは3分で終わった。

 ボクも以前乗っていたヨットでよく似た体験をした。エンジンは18hpのボルボセールドライブだった。その時は大阪湾で長めのレースに参加していた。当日はお天気は良かったが風弱く、逆潮が結構あったように思う。フィニッシュまであと15マイルくらいでノーレースになり機走で帰ろうとしたが冷却水が出てこない。インペラを点検しても異常なし。思い当たるアチコチを点検するが冷却水はでない。幸い近くにレース参加艇もいたのでハーバーまで曳航してもらうことにした。
 翌日、2日目のレース前に潜ってペラの点検をと思ってエンジンを掛けるとちゃんと冷却水は出てくる。どうもレース中にドライブストラットの冷却水入り口にビニールが被さっていて、セーリング~曳航とずっと行き足のある状態だったのでビニールが取れなかったのだ。所が桟橋に係留されるとそんなにしっかりと巻き付いてなかったビニールはヨットの揺れと重力で海底に落ちてしまったのだろう。当時は「おおっ!ラッキー!!」と喜んだものだった。

 昨日のダイビングもゴミの自然落下でダイビング機材の点検だけに終わってしまったが、もし1万5千円を払って上架し、ペラに何にも付いてないことが判ると、もっと悔しかっただろう。
 今回のイベントは機材の点検のみならずダイエットの必要もしっかり確認できたし、ちょっと準備に疲れたが、トータルでは「儲かった!」と言えそうだね。
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by pac3jp | 2008-03-03 16:30 | ウオッチング  

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