ムアリング・アブソーバーの使い道

c0041039_657479.jpg 最近、ブームエンドを吊り上げるトッピングリフトに小型艇用のムアリング・アブソーバーを使っているヨットを見かけた。どういう目的でお使いなのかちょっと判らないが、きっと、そのヨット固有の問題解消のために使われているのは間違いないだろう。

 一般的にムアリング・アブソーバーは波の入ってくる泊地などで、舫いロープやクリートなどにかかるショックを吸収し、係船部品の保全のために使われている。材質はステンレスのコイルバネを組み合わせたものだ。商品としては小型艇と大型艇用がある。

 舫いロープのショック吸収用には昔から古タイヤを使っていた。これが一番安くて頑丈だが少し不細工。ゴム製のショックアブソーバーもよく使われているが耐久性が今ひとつだ。その点、SUSのムアリング・アブソーバーはガチャガチャと音は出るが丈夫で長持ちしそうである。
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 上のイラストは小型のムアリング・アブソーバーをメンシートのデッキ側に使い、強風のブローなどからリグのショックを吸収しブロックやシャックルを保護する役目を受け持たせている。

 レース中、強力なブローが入るとクルーに「もっと~ハイクアウト!」の声を掛け、トラベラーを風下にだし、フネのバランスを取る。クルーの手が揃っていて、一瞬のブローでもスピードと高さを稼ごうとするヨットレース用には使えない。

 だが、人手もないシングルハンダーのクルージングヨットには以外に役に立つかも知れない。また、港に停泊中でも波や風で揺れるブームをテンションをかけながら固定できるのでデッキ上のトラベラーブロックやマスト側のグースネックにもダメージを与える恐れもない。

 そのほかアイデア次第ではヨットでの使い道もありそうだ。ボクのところで今、名案はないが、皆さんのヨットでこのパーツが有効に活用できる場所はございませんか?

※このムアリング・アブソーバー(20f~33f用)は舵社の通販で 1本 6,825円で販売している。
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by pac3jp | 2008-02-29 07:00 | ヨットの艤装と艤装品  

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