衝突事故

 1月にバウスラスタやレーダーなど整備して、韓国に向け出港していった韓国人所有のクルージングヨットがまた新西宮ヨットハーバーに入ってきた。ヨット業者がよく使うバースに泊っているのを遠くから見かけ、どうしたのかなと、よく見るとフォアスティのファーラーが緩んでブラブラしているようだ。


c0041039_15503296.jpg 近くで観察するとかなり激しく岸壁などに衝突したかのようにステムヘッドが潰れている。アンカーローラーもバウパルピットも壊れ、フォアステイのチェーンプレートも切断してるのでファーリングギヤ共々ロープで仮止めしてある。元々分厚く造られているので船体内部が見えるほどではない。でも、壊れているのはステムヘッド付近だけで他の部分に損害はないように見える。

昨日、顔見知りのヨット業者にお聞きすると、事故の顛末を教えてくれた。

 1月中頃、整備が終わり母国に向け西宮を出港。順調に航海を続けて日本の領海を抜け、韓国領海に入り目的の港に向け航海中、突然、韓国漁船に衝突される。激しい衝撃でフォアスティが切れデッキはセールがシバーし大混乱。相手の漁船は「大丈夫か」とか声を掛けたようだがオーナーが事故の応急対策を終え一段落した時、その漁船はもう居なかった。幸いオーナーが漁船の船名を覚えていたので入港後に当局に訴え、やがてその漁船は海上警察に捕まったという。

 船首だけが壊れていて舷側には全く傷はない。どう衝突したのか状況がよく分らないが、結局、海上衝突予防法による非が漁船側にあったので捕まったのでしょうね。

 それに、修理は何故か日本でしたいとオーナーがおっしゃっていて、それも韓国から近い福岡などのヨット業者に頼べば如何ですかとアドバイスをしても、前回お世話になった西宮のヨット業者がお気に入りでまた、遠く韓国から関西まで艇を回航したきたようだ。

 ヨットで航海中に本船と接触してマストを失ったり、クルーが怪我をした話はよくある。こちらに航路権はあっても相手が避けてくれなければ衝突だ。衝突の前に相手に注意を喚起する警報を発したり、衝突を回避する動作をしなかったら同じく責任を問われる。
 海の乗り物でもかなり小さい部類のヨットとしては、いつもしっかりと見張っていて、本船が衝突コースに入りそうなら、いち早く回避した方が得策ですよね。

参考:以前の記事から 韓国人のヨット 
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by pac3jp | 2008-02-18 15:51 | ウオッチング  

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