ヨットのフィギアヘッド(船首像)

 帆船では長いバウスプリットの下には色んなデザインの船首像が飾られているが、国内でもバウスプリットを持ったヨットは割合あるが、フィギアヘッド(船首像)までもっているのはごく少ないだろう。

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 ↑画像は大分前にこのハーバーで見かけた時に撮ったものだ。ヨットはよく手入れされたギャツビー、船籍は「KOBE」と表示してあったので大阪湾岸のいずれかの港に係留されていたのだろう。

 クリッパーバウでも長いバウスプリットを持っているわけでもないヨットだが、ちゃんと小さいながらも船首像は付いている。このヨットのオーナーさんは「今度のヨットにはきっと付けるぞ!」とずっと前から心に決めていたに違いない。そんな想いが伝わってくるようなフィギアヘッドだった。

 ギャツビーについてはボートショウで少し見た位でよく知らないが基本のデザイン以外は割合自由にアレンジできるフネみたいだ。前にボクのご近所にも「手入れ不足」のギャツビー39が係留されていたが、それには「太く短いバウスプリット」は付いていなかった。

c0041039_1032525.jpg 今、ハーバーにもう一隻いるギャツビー45はバウスプリットに遊び心(船首像)も付いてなく、フォアスティにボブスティ、アンカーローラーと本来の機能が盛り込まれた普通のバウスプリットになっていた。

 でも、近くに係留されている2隻のギャツビーを見比べると船齢の差もあるだろうがメンテナンスの有無の差は歴然だった。チークデッキ、ルーバードア、ハンドレール、ブルワークとチーク材で造られ形は同じでも、一方はニスは剥げ、デッキは汚れで黒くなり目地も切れて真鍮ものは緑青が出ている。いいフネなのに見ているだけで少し悲しい。

 この機帆船?タイプのヨットはクルージングの乗り物として使うより、船首像を飾ったり、長く暖めていた自分の夢を叶える空間として存在感があるのでしょうね。また、ボートのグランドバンクスなどと何か共通する雰囲気があって、ボクの仲間のグラ・バンオーナーも中古艇が出た時は欲しそうな(ニスを塗ってみたかった?)口振だったなぁ。
 お掃除とニス塗りが好きな綺麗好きのオーナーさんにはぴったりのヨットだろう。
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by pac3jp | 2008-02-01 10:37 | ウオッチング  

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