ヨットで本物のウオッシュレットを使う!

 ウオッシュレットの快適さは外国人には理解出来ないようだが、日本人はこれが大好きだ。ヨットハーバーにも1ヶ所だけあるが使用中も多く折角行ったのに目的を果たせなかったこともあった。

 ヨットでも国内のヨットビルダーならオプションで付けてくれそうだが、輸入艇ではこちらで改造して取り付けなくてはならない。最近は家庭用のウオッシュレットが付いたヨットも増えてきたようだが、ボクの仲間ではまだ誰も装備していない。

 そんな折、YAMAHA26の電動トイレにウオッシュレットをつけたよ、と聞いたので見せてもらってきた。
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画像1.ウオッシュレットのフタが閉じた外観です。
画像2.使用可能な状態。
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画像3.キャビン内に設置されたトイレのボール内の換気ダクトの取り付け状態。(このヤマハ26は個室トイレではない)奥に海水吸入ポンプと排出ポンプのSWが見える。
画像4.ウオッシュレットを持ち上げた状態。マリントイレの大きさに注意。排気ダクトの取り付け部が見える。
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画像5.排気ダクトのFRP製デッキフィッチング
画像6.トイレ背面の海水吸入ポンプ(左)とマセレーターポンプ(粉砕排水ポンプ)とホース類。

 各アイテムの選択は
●マリントイレ:ウオッシュレットのサイズに合いそうな家庭用サイズで楕円形のSL400(シンプソンローレンス)を選ぶ。幅400mm×奥行500mm
●排出ポンプ:12V用マセレーターポンプ(ジャバスコ社)
●海水ポンプ:12V用(給水用)
●ウオッシュレット:TOTO TCF-303VE AC 100V

■ウオッシュレットへの給水は艇内清水回路から接続する。温水の洗浄水は使用されると自動的に清水から補充され加熱・保温される。電気の消費量は最大300W位なので100V 500Wインバーターより給電する。
■海水の流れは:給水口→ 海水ポンプ→ トイレボール→ マセレーターポンプ→ 艇外排出となる。
■トイレボールの洗浄は2台のポンプが同時に回るが、排出ポンプの能力が吸入ポンプの水量を上回っているのでボールから溢れることはない。
■工事の注意点は
1.マセレーターポンプはトイレより少し低い場所に取り付ける。
2.トイレが水線下にある場合は給排水の配管でサイフォン現象が起こらないようにセットする。

 このヨットの場合、家庭用サイズのトイレを選ぶ際に手動トイレから選んだのでポンプ類が別置きとなっているが、最初から電動ポンプ一体型のマリントイレを選べばウオッシュレットを取り付けて、清水と100V電源を接続すれば完成する。そして、必要ならば排気装置を追加すればいいので工事は大分簡単になる。

 このYAMAHA26は電動トイレにウオッシュレットまでセットしているが、まだ実際にクルージングでの運用テストをしていないので電源容量などの問題もでそうだが・・・。
 でも「エンジン命」といつも機帆走で走っているフネだとそう問題はないのかなぁ~。


参考:以前の記事から1.ヨットでウオッシュレット
          2.ヨットのデンキモノはどこまで増えるの?
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by pac3jp | 2008-01-11 10:19 | ヨットの艤装と艤装品  

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