船首像(フィギュアヘッド)

 神戸港は幕末の開港から今年で140年になったそうで、その開港140周年記念行事の最後のイベントとして「KOBE帆船フェスタ2007」が日本丸と海王丸の2隻で「セールドリル」や船内の一般公開などが「勤労感謝の日」の3連休に行われた。

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 晴天の土曜日、最近は珍しいという2隻並んだ帆船を見物に行こうという仲間のヨットに便乗して神戸港へ出かけた。

 2隻の帆船はいつもの新港一突に係留していた。再開発予定で上屋が撤去された埠頭は広々としているが車と人、それにヘリの遊覧飛行までやっていて大変賑わっている。

 岸壁に沿って流しながら見学するが2500トンの帆船をヨットから見ると本当に大きい。両船は姉妹船なのでよく似ているのは当たり前だが、違うところも見つかった。まず帆船のシンボル、船首像(フィギュアヘッド)がどうも違うようだと気がついた。陸からつぶさに観察するのとは違って動くヨットの上から老眼で観察するので細かいところはよく分らないのだが・・・。

Webを検索してみると、
先代の日本丸、海王丸には船首像が無かったが、1985年に日本丸II世が就航した際に、「日本丸と海王丸に船首像を贈る運動」が企画され、全国からの募金により製作された。日本丸II世には「藍青(らんじょう)」という、しとやかに合掌している女性像が、海王丸には、まだ少女のあどけなさを残した顔立ちの横笛を吹く女性の「紺青(こんじょう)」が配された。これらの船首像は優しさのうちに凛々しさを秘めた日本女性の姿が表現されており、東京芸術大学の西大由教授によって制作されたものである。・・・とあった。

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 デジカメの画像をよく見ると確かに別々の女性像だし、手のしぐさも違う。ボクの好みは日本丸だな、とか思いながら写真のトリミングをしてみた。

 海王丸の船首像のほうがきれいな金色なのは製作時期は同じなので、先年富山での海難事故の際、この像も負傷して、その後のお化粧直しできれいになったのでしょうか。

 小さなヨットから港に停泊している帆船の長いバウスプリットが付く高いバウに取り付けられた船首像を見上げてているとあそこまで波に浸かるとは思えないが、外洋の大波にとっては2500トンの帆船は小さなものだ。多分、海が時化たら船首像はいつも波に洗われているのだろう。

c0041039_1641221.jpg 堅固に取り付けていても波のエネルギーで引きちぎられることもあるそうで、大阪市の「あこがれ」が世界1周航海の際どこかで落としたとか、航海記に書いてあったように思う・・・。右の画像は「あこがれ」の船首像。モデルは「ヤマトタケル」できっと勇ましい戦士の像なんでしょうね。でも女性像のほうがやさしくてボクはスキだなぁ。

 護衛艦の入港前の真鍮磨きは有名だが、日本丸も海王丸も港に入港する前には真鍮磨きと自慢のフィギュアヘッドのお手入れはしっかりするのだろう。潮をかぶっって白くなった船首像はすこし見っともないからね。
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by pac3jp | 2007-11-26 16:48 | 帆船  

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