サントリーマーメイドⅡ part2

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 今年5月末に進水した波浪推進船サントリーマーメイドⅡ号は来年、2008年3月中旬から5月下旬にかけハワイ・ホノルル~紀伊水道間の航海をする予定だ。最近まで外洋で新型船のシェイクダウンをやっていたのだろうか長い間ハーバーを留守にしていたが、先日ヤードで上架して推進システムの修理や改造をやっているのを見かけた。

 キール付きのカタマランは船台なしで上架出来るんだ、と思いながら作業を「ちらっ」と見せてもらうと推進翼に取りつけられたリンクバー支点の部品が新しい物に溶接交換された模様。塗られたペンキが新しい。それに翼のバランスを取っているコイルばねも少し大きくなったように思う。

 この船の速力は堀江さんに直接聞いたわけではないが、関係者の話では外洋のテストでは2ノットくらいだったそうだ。まだこれからチューニングの効果が出てくるのだろうが、その速度では「海面を流れているゴミ並み」とは言わないまでも風や海流のお世話になる割合はより大きくなるね。

 この波浪推進のアイデアは1895年にイギリスで特許を申請した記録があって、その時の実験船では3~4ノットで進んだといわれているそうだが、当時の重い木造船にセットした波浪推進装置が出した速力に軽いアルミ船に装備したシステムが速力で負けているのは何故でしょうね。
 100年以上前の古い話なのでよく判らないが、きっと、波浪推進に最適な波の日に計測してなおかつ、英仏海峡の早い潮にも助けられたのかもね?

 よく準備不足で航海に出てしまって航海中ずっと後悔していたヨットマンの話もあるが、流石に歴戦のヨット冒険家の堀江さんは違いますね。出航の1年前には冒険ヨットが出来ていて、ほぼ1年かけて周到に準備をされている。今回は今までになかったタイプの船なのでどんな事になるかも判らないので「もしもの時」に備えてたっぷりの食料の積み込みが必要ですね。
 腹が減っては・・・何んにも出来ない! ですからね。

 来年になればハワイに向けて船積みだろう。ボクもサントリーマーメイドⅡの安全で無事な航海をお祈りしている。


以前の記事から:サントリーマーメードⅡがやってきた!
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by pac3jp | 2007-10-26 11:32 | 特殊船  

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