レーシングヨットのプロペラ

 クルージングヨットのオーナーはビルダー標準装備の2翼や3翼の固定プロペラでもプロペラの推進力があればそれでよし、と言う方も多いが、クルージング中の固定プロペラの大きな水中抵抗を嫌がるクルージングヨット乗りも又たくさんいらっしゃる。

 一方レーシングヨットはその活動中殆どをセールの推進力のみで走り、帆走中のプロペラは只の抵抗物である。従ってプロペラの形状は出来るだけ水中抵抗が少ないタイプのものが好まれるのだ。

 先日知り合いのレーサーが自艇のプロペラをいじりながら何事かクルーと相談していた。「どうしたの?」とお聞きすると「プロペラの納まりがちょっと気になる・・・」とおっしゃる。
 そういわれてからよく見るとこのハーバーでずらっと並んで上架保管されているレーサーの全てがセールドライブになっていて、シャフトドライブのレーサーはもういない。そしてそのプロペラも全て2翼のフォールディングペラである。3翼フェザーリングのプロペラはアスターンがよく効くと言われて大き目のレーサーにもよく装着されていたが、レーサーは水中抵抗が少なければアスターン効果なんてどうでもいいのだ。
 今は35フィート~50フィートクラスまで2翼フォールディングプロペラである。

 そしてレーサーの船底から突き出ているドライブをよく観察するとビルダーやオーナーの好みによってプロペラのデザインはまちまちである。
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↑左画像は後ろ側面から見た普通の2翼フォールディングペラである。↑右は真後ろから見た画像。特に水中抵抗がありそうな形には見えないが、欲を言えば2枚のブレードに挟まれた空間に乱流が(ボクの想像)あるのかもしれない。
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↑左画像は一番水中抵抗が少なそうなプロペラ側面。↑右画像は後方から見たプロペラ。ブレード同士がぴったりと重なり水中断面積が少なそう。
 昔もこんなフォールディングペラがあったが片開きやアスターンが効かないなど問題があったね。

 クルージングヨットに乗っているボクから見ればどのプロペラもそう変わりがないように思うが、レーシングヨットはレーティングによるハンディキャップで戦うので相手に絶対勝ったと思っても0.1秒の差で負けることもある。もしかしてこの差はプロペラの納まり具合と関係があるのかも・・・と思わないようにアチコチ削って?思い通りに調整してくださいネ。
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by pac3jp | 2007-10-24 10:05 | ヨットの艤装と艤装品  

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