受難の航路標識

c0041039_10403648.jpg ←画像は明石海峡東の航路ブイである。よく見るとソーラーパネルやランプを保護するガードパイプが曲がってしまっているし、赤球の支持パイプも歪んで見える。誰かがこの航路ブイに接触したようだ。
 昨年もこの大きなブイは上部のやぐらが千切れてしまうほどの事故にあっている。
海保のHP「航路標識のブイが泣いています!!」に詳しい。

 このブイは明石海峡航路の東入り口にあり、友が島から北行して来た本船はここで西へ変針するポイントである。でもこのあたりは潮流も早いし何時も多くの漁船が操業している場所でもある。写真を撮った当日も付近を引き縄漁の漁船が数隻操業していた。ボクらもこの航路ブイの底に太刀魚仕掛けを入れてみたが腕が悪かったのか、魚が居なかったのか、全く釣れなかった。

 つい最近、九州の別府港でカーフェリーが桟橋から出航はしたが故障で漂流し、灯台が倒壊したと以下のような報道がされていた。



フェリーが防波堤に接触、灯台なぎ倒す…別府

7日午前5時50分ごろ、大分県別府市の別府国際観光港で、八幡浜港(愛媛県八幡浜市)に向けて出航した宇和島運輸(本社・同市)のフェリー「おおいた」=2453トン、全長115メートル、梶田秀利船長(55)=の右舷が同港東防波堤に接触、碇(いかり)が灯台(高さ約6・4メートル、直径約60センチ)に当たってなぎ倒した。
乗客52人と乗組員10人にけがはなかったが、自力航行出来なくなり、大分海上保安部の巡視艇などにえい航され、同港岸壁に着岸した。
同保安部の調べによると、「おおいた」は午前5時35分に離岸した直後、発電機が不調となり、岸壁から約200メートルで停止した。潮の流れに押されて防波堤に接触したらしく、灯台は根元からなぎ倒された。
乗客は、後続便に乗り換えるなどして八幡浜に向かった。

10月7日 読売新聞 より引用


 確かに航路標識への接触や衝突は港内の燈標より安全水域標識である「赤白縦しま」のブイがずっと多いのだろう。方位標識や孤立障害標識に当ると座礁の危険があるから居眠りしている船は除いて大抵は注意して大回りするのが普通だからこれは少ないね。
 ボクも大分前に微風で穏かな安芸灘で航路中央ブイをウェイポイントに設定しオーパイで航海していたら、気がついたらブイの2m近くを通過して「ヒャッ」とした経験がある。また、ヨットにはじめて乗る女性ゲストに見張りを頼みキャビンで作業をしていたら、ゲストが突然「灯台が近づいてきたよ!」と叫んだ途端にドーンとブイに衝突してハルに大きなクラックが入ってしまった不運なフネもあった。

 どんな小さな航路ブイでもボク達が乗るヨットよりは、はるかに丈夫なのでブイはペンキにキズが付く位でもヨットのダメージはかなり大きい。また衝突のショックでセンサーが働きカラーペンキが吹出す装置がついたブイもあるので後々大変ですよ。

航路標識は海上に設置してある公共物ですから不注意で壊すなんてとんでもないことです。自艇の位置が確認できる充分な距離をとって航海し、GPSのウェイポイントは航路ブイから0.5マイルは離して設定しましょう。でも何といっても安全の基本は見張りを厳重にすることですね。
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by pac3jp | 2007-10-17 10:53 | 海保  

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