バウスプリットのあるヨット

 8月にここ新西宮ヨットハーバーで開かれた「ジャパンカップ2007」には最新のレーシングヨットが参加してそのスピードとセーリングテクニックを競っていた。ボクはどんどん進化するかのように見えるレーシングヨットを見るのもよいが、昔ながらのスタイルを持つクラシックなヨットを見る方がもっと好きだし、一度は乗ってみたいとも思っている。

c0041039_9403377.jpg つい最近、港内を日頃見かけぬヨットが機走していた。暫くしてビジターバースに寄るとバウスプリットを持った小柄なダブルエンダーが停まっていた。ここでゲストと待ち合わせらしく艇内には誰もいなかった。

 ヨットは全長は27~28fのダブルエンダーでハルはFRPみたいだが、デッキはフラッシュデッキ構造で木造である。バウに太いバウスプリットがある。これはクルージングスピン専用らしくファーラーの付いたフォアステイはバウスプリットの根っこの金物にセットされている。

c0041039_9405528.jpg アルミマストの後ろのデッキに採光と換気用の大きなルーバードアが据え付けてありクラシックヨットの雰囲気を出している。

 コクピットは小さなものでクルー2人でも狭いくらい。それにダブルエンダーらしく船尾には長いアウトラダーに短いティラーがついている。


c0041039_9411868.jpg 桟橋からこんなヨットも一度乗ってみたいなぁと、眺めていると何時もの癖が出てきた。「フラッシュデッキはデッキのワークエリアは広いが、デッキ下の天井は低いだろうな。」「キャビン内の作業は腰が痛くなるし、コンパニオンウエイにドジャーがないので雨や荒天のセーリングは大変だな。」なんて、他人のフネなのにあれこれと自分にとっての不具合が思い浮かぶ。

 でも、好天の週末に港近くをセーリングしたり、シングルハンドで1~2泊の近場クルージングにはもってこいだな。デッキにアイスBOXが載っているので船内に冷蔵庫は無いようだ。スターンにオーパイがつているがこれも要らない。航海計器も見当たらないし、艤装品の故障に悩まされことも少ないシンプル イズ ベストのヨットにするにはぴったりのヨットのように思う。

 クラシックなヨットは概して船体重量が重く微風や軽風では走らない。そのためにバウスプリットを突き出し、大き目のセールを展開して人並みの速度を得るのだ。それなのにマリーナによってはそれも船体長に含めて請求されるのはチョット不合理だ。

 だが、このバウスプリットはパーマネントのフォアステイが付いてなく伸縮自由のようなのでハーバーの料金計算にも好都合だなぁ・・・。
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by pac3jp | 2007-09-14 09:48 | ヨットの艤装と艤装品  

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