クルージング四日目・香川県引田港

c0041039_14524543.jpg 8月14日(火)

今日は昨日と、うって変わって穏やかな海だ。

 小豆島土庄から四国側にコースを取る。遠くから見ると備讃瀬戸航路を航行する本船は少なめに見えたが航路に近づくと次々とやってくる。地蔵埼から真直ぐに航路を横断し、香川県の三本松港、白鳥港、引田港のいずれかに入る予定でのんびりと航海する。まず、名前が気に入った白鳥港を一番の候補に上げたが、防波堤はある港らしいが詳細は分らない。とにかく行ってみる。でも着いてみるとこの漁港は直ぐ前にある筏の養殖漁業をやっている数隻の漁船と潜水作業船が泊っているだけの小さい港で水深も浅そうなのでここは残念ながらパスとする。

 ヨットは東を向いているので三本松より岬の東にあり、土庄から23マイル、以前にも来たことがある東かがわ市の引田港に入る。ここはハマチ等の養殖が盛んな漁港で港も広い。漁協指定の係留可能な岸壁はカモメのフンと汚れた養殖網の置き場で風向きによってはかなり臭い!でも・・それを差し引いても余りある楽しい出会いがあった。

 この港に1隻だけヤマハ26が係留してある。この町にもヨットの愛好家がいらっしゃるのだなと思って見ていた。

c0041039_14555678.jpg 暑い中、久し振りの町内を歩いていると以前にはなかった施設があった。今、流行のたっぷりとある古い町並みを生かした町おこしの看板施設である。
この町には江戸時代から醸造業を主に手広く事業をしてきた「井筒屋」という大地主の財産家がいて立派な町家のお屋敷が残っていたが、没落して荒れ果てていたが、最近町が買い取り今はそこが「讃州井筒屋敷」として由緒ある建物を中心に飲食店やお土産店が入った町の観光文化の拠点として賑わっている。

 そんな町並みを歩いていると、誰にでもフレンドリーな相棒が釣具屋さんの店先にいた女性に声を掛けると「どこから来たの?」と会話が始まり、突然、港に繋がれたヨットのオーナーと出会った。それは釣具屋さん「こんちゃん」の近藤店主だった。

c0041039_145720100.jpg そして、日も暮れて少しは過ごし良くなってきた頃、今日、小豆島の地蔵埼で釣ってこられた「真鯛」とこれまた美味しい「アカアジ」の刺身をそして名物チリメンジャコと酢橘までご持参でわが艇を訪問して下さった。
町のこと、港のこと、そしてヨットの事と楽しくお喋りさせて頂く。

 彼はヨットの交友も幅広く、今のヤマハ26は「さちかぜ」の大平さんから譲って頂いたとおっしゃる。山口県の室津フィッシャリーナからご自分で回航してきたそうだ。「さちかぜ」は1975年から2年半かけて世界を周航されたベテランのヨット乗りで、奥さんが「さちかぜ航海記」を書いているので知っている人も多いのだろう。ボクはすっかり忘れていたが昔、KAJI誌に載っていた記憶がかすかにある。また譲って頂いたヨットは3年前にご夫婦が日本一周されたヨットだが、ご夫婦共、体調が優ないらしくヨットをお止めになったのかもしれないね。

 引田港は鳴門海峡から西へ11マイルで割に近いので東から瀬戸内海に入るヨットにはいい場所にある。そんな位置関係から長距離クルージングヨットの寄港も多いとおっしゃておられた。

●食事はアチコチで出来る。「讃州井筒屋敷」内にも「ごはんや醤」がある。
●お風呂は翼山温泉 港から歩いてはチョット遠い。
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by pac3jp | 2007-08-15 07:03 | 瀬戸内海周航  

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