LED航海灯の話、その後・・・

 先日、輸入の新艇に取り付けられているLED航海灯の記事を書いたら皆さんからいろんな反応があった。

 「ジャパンカップ 2007」に新艇でエントリーしているレーサーに装備されているLED航海灯がレースのインスペクションに通らないと言われたオーナーがインスペクターの杓子定規に怒っていた。彼らの規則は「ISAF-SR」を翻訳した「JSAF-SR」である。その規則によると両色灯、船尾灯はヨットの長さが12m未満は10W、12m以上は25Wの電球を使い、それらの予備電球を持たなければならないと決められている。
 LEDの光度は消費電力では測れないし、LEDの寿命は電球に比べて予備球が要らないくらいかなり長いのに。

 結局、JCIも認めている航海灯をJSAFが認めないのはおかしいと主張し、長年、法律を盾に言い分を通そうとするお役人とのタフな交渉に慣れたオーナーの主張が認められたようだが、規則はいつも時代にも遅れているので、新しい装備が認められると、それが前例となり後の人が楽になるなるのだ。そんな革新的な新製品を艤装品にどんどん採用するビルダーやオーナー諸氏にささやかなエールを贈りたい。

 またCROW'S NEST Vさんからは小型船舶用の航海灯器具に差し込んで使えるLEDライトを販売しているWebサイトを紹介していただいた。

c0041039_10184294.jpg そして、たまたまボクのフネが2回目の定期検査の時期にあたっていた。航海灯の点灯試験も勿論あるのでテストするとマスト灯が不点灯だった。前に点検したとき器具に多少の劣化が認められたのでこの機会にアンカーライトの器具の交換もすることにした。LEDアンカーライトに交換する選択肢もあったが、ボクのクルージングスタイルと航海灯の価格、耐用年数も勘案して従来型のKOITOのアンカーライト(5,100円)にした。

 数日してご近所のオーナーさんから「マストに登ってましたね。LED航海灯に交換したの?」と聞かれた。

 まぁ、自分でこれは良さそうだ等と記事にはしているが、いざ、買おうか、どうしようかと思うとボク自身の個人的な条件があれこれ出てきて保守的な方向で決まる。でも、アンカーライトはマストトップにあり、スプレーも掛からないので、今までのは12年間ももった。ボクにとってこれは充分な耐用年数だと思っている・・・。


ご参考 1、JSAF:財団法人 日本セーリング連盟
    2、JSAF-SR:JSAF外洋特別規定 2007-2008
    3、JCI:日本小型船舶検査機構
[PR]

by pac3jp | 2007-08-08 10:23 | ヨットの艤装と艤装品  

<< 新しい貨物船の船型 レーシングヨット、はやりの船型... >>