ピカピカの新艇がやってきた!

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 先月オーナーにお会いしたときには7月の中頃には神戸港に到着予定と聞いていたが、今日はもう7月21日(土)だ。もう来ているかなと思いディラーのメカニックに聞くと「そこに浮かんでいるよ!」と教えてくれた。
 近くの桟橋から白いハルに白のカーボンマスト、黒く大きなステアリングホィールが印象的なピカピカでシャープな新艇を眺めていると、丁度このフネの先任クルー氏がやってきた。「一番に見にきやはるかなと思っていましたよ!」とおっしゃる。ボクも心待ちにはさせてもらっていたが、全くの野次馬なのでそんなに失礼なことは出来ませんよね。

c0041039_8444448.jpg 新艇は台風4号の影響で少し遅れて着いたようだが通関も新艇艤装もスムースに進み、割合早くハーバーに着いたようだ。もう既に計測も済ませたとのこと。さすが手際が良い。

 オーナーの了解を得て少し見学させてもらう。最近は船齢14年38fの元レーサーにも乗せてもらっているが、41fのレース艇のデッキに上がるのは初めてだ。コクピットにベンチシートはあるが、さすがに広い。スターンに回り、カーボンステアリングを握ってみる。ステン皮巻きに比べ握った感じも軽く、回転は勿論、軽やかだ。

 バックステーはテークルと大口径ドラムを組み合わせたマンパワー方式。ヨットのデンマーク人デザイナーはレース艇のクルーはバイキングの血を引く巨漢が勤めるもんだと考えているのだろう。日本人では屈強な部類?には入りそうなレースクルーでもこのバックステーはキツイらしい。
 そう言えば昔、X33のメンシートがオリジナルではとても引けないので、シートエンドにもう一つ4パーツのテークルをつけたと言っていた。簡単に計算してみてもバイキングの末裔達のパワーと比べて日本人は1/4のパワーしかないのか・・・ちょっと悔しいね。

 キャビンはまだ計測や艤装の準備で片付いてはいないが、バルクヘッドの壁にオーナーの趣味なんだろう陶板の額がもうボルトでしっかりと固定されていた。楽器を奏でる女性の図柄だ。ボクの古い記憶によると彼は幅広く音楽を楽しむというよりも特定の歌手の歌に入れ込んでいたようにも思っていたが、年と共に音楽の趣味も変ってくるので、今はどうなのかは知らない。

c0041039_8461663.jpg 内装は純レースボートと大きく違ってクルージング艇なみの装備がしてある。大きなテーブルを挟み両舷の収納棚、それに高級な素材のシートと温水シャワーも使えるなどキャビンだけ見れば普通のクルージングヨットだが、高いカーボンマストに2.5mもある深いバルブキールは正にレーサーそのものだ。

 エンジン命のクルージング派はまず、どんなエンジンだろうと大いに興味がある。このフネはコンパクトなサイズのボルボ D2-40 4気筒 1.5L 40HPセールドライブが載っている。エンジンの整備性は良い。エンジンルームの両サイドが開放できるし、コンパニオンステップを取り外すと前面がオープンする。防音材が厚いのか、かなりの重さがあるようだがその代わりにエンジン音は静かだと聞いている。燃料タンクはアルミ製で推定で80~90L位かな。100Lは入らないと思う。清水タンクは180Lのプラスチックの大きなタンクがバース下にある。

c0041039_847620.jpg 洗面所で面白いバルブを発見した。それはベイスンとシャワーの排水とトイレの給水バルブに普通のボールバルブとは違う軽いプラスチックのバルブが使われていた。このヨットには重くて水中の抵抗になるブロンズのスルハル金具は付いてないのだ。粗忽なクルーに壊されないように隔壁で囲まれている。でも一見しただけだがどう使うのか分らなかった。

 新しいレース艇を見学させてもらうのも楽しいが、彼らの新艇は8月のジャパンカップでレースシーンにデビューするという。ボクらも応援に行って素晴らしい走りを是非楽しませて貰いたいと思っている。オーナーはじめ皆さん頑張ってくださいね~!!

以前の関連記事から
1:フネがないヨットレーサー  
2:
船台を準備中   
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by pac3jp | 2007-07-25 08:53 | ウオッチング  

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