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トビウオが・・・

トビウオが・・・_c0041039_9272028.jpg 梅雨前線の活動が活発で大雨が降り、風も強い日が続いた週末、いつもお世話になっているヨット屋さんのヤードに寄ってみると、「トビウオが泳いでいるよ!」と指差された場所に確かにジェット機風のシルエットが二つ水中に見えた。外洋性のトビウオが港の奥の船溜まりに居るのもおかしいのにその周りに陸亀までアップ、アップしながら泳いでいるのだ。

 大阪湾奥、西宮の沖でたまに見るトビウオはトンボのように小さい。それでもイッチョマエに飛んでいるが、普通のトビウオのイメージはない。ここにいる大きなトビウオはどこから来たのだろうか。もう弱っているみたいだ。水中で羽根を広げてゆっくりと泳いでいる。

 この場所は都市河川放水路の終端部だが地盤沈下が大きいので川から海へは直接流れ込まず、海とはポンプでつながっている。大雨が降ると海面より低い河川からポンプアップされた多量の水が放水路に流される。そして水路は塩分濃度が薄まり紛れ込んだトビウオは弱り、うっかり流されてきたカメさんは薄い海水でもパクパクしているのだ。

 こんな環境なので普通に見掛ける魚は「ボラ」だけだが、色んな魚や生き物がやってくるとここの住人から聞いている。。イワシの大群が押し寄せた事もあった。この頃はヌートリアまでがお隣の武庫川から出張してくる。

 極めつけは「サケ」を見たと聞いたことだ。ギャルではないが「信じられな~い!」と叫びそうになった。
 まさかこんな湾奥で河川に直接につながってもいない川口に「サケ」が来たとはホント信じられない。キット見間違いでしょうと言っても「確かだった!」とおっしゃる。まぁ、世の中絶対なんて事はないのだ。地震で壊れた原発の例もある。想定外の事態もよくよく起こる。

 たまの珍客には皆で大歓迎したげようね!!

by pac3jp | 2007-07-20 09:34 | ウオッチング  

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