再度、フランス艇「Rereva nui」を訪問する。

c0041039_843711.jpg 先日このヨットを訪問した時はお留守だったが今日はお二人ともご在宅(艇)だった。ご挨拶をするとヨットに上がって来いとおっしゃる。遠慮なくコクピットにお邪魔して、これまでの航海やヨットのあれこれをお聞きする。

 お名前は釣りとダイビングが好きな旦那がジャン・ピエールさん、奥さんはポレットさん。昔の職業はお二人とも教師だったとおっしゃていた。

 彼らの航程をお聞きすると、フランス領タヒチを出てからもう9年間もクルージングしているという。彼らのクルージングの最初の頃は南太平洋の島々からオーストラリア、ニュージーランドへ。そしてインド洋・アフリカ方面をアチコチと。その後、北半球に向いアジアの沿岸をマレーシア・タイ・フィリッピンと点々と寄港し、石垣島で日本に入国。その後沖縄、奄美、瀬戸内海経由でここ西宮にきたと、マイ ナビゲーション チャートと称するビニールの地球儀で説明してくれる。

 彼らのヨットはジャヌー43f、エンジンはヤンマー56hp、燃料は400L、清水は300Lと造水機がある。電源は2基のオルタネーターと7枚のソーラーパネルで賄う。ナビゲーションチャートは「C-MAP」表示は17インチの液晶パネルがチャートテーブルの前面にセットされている。通信用だろうかノートパソコンもある。中でも一番のご自慢はまだ新しそうな「INTERPHPSE」のカラー前方ソナー(左下)のようだ。丁寧に説明してくれる。

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 キャビンでお茶でもどうだと招かれ、かなり苦いコーヒーをご馳走になる。お砂糖とコーヒーを薄めるらしい水も一緒に出てきた。でも少し砂糖を入れると結構美味しかった。ボクらの仲間の一人が薬剤師だと自己紹介すると期限が切れた薬があるので見てくれと奥からどっさりと出してきた。多くがノープロブレムだそうだ。そしてもう使えない古い薬の処分を小袋にいれてお土産かわりにあずかる。

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 ついでにエンジンルームも拝見する。ジャヌーのプロダクションボートなのでエンジンだけで一杯だろうと思ったが、扉を開けると驚いた。エンジンの上部にダイビングタンクにエヤーを充填する高圧コンプレッサー(上左)が載っている。ダイビングが好きなモーターボートにコンプレッサーを装備しているのは時々あるがヨットでは初めて見た。駆動はメインエンジンのシャフトからベルトで駆動されるのかな。使うときにベルトをセットするのだろう。今、ベルトは掛かっていない。その横に青い造水機のポンプが見える。メンブレンは奥にあるのだろう。

 エンジンスタート用バッテリー充電用オルタネーター(右上)と大きなプーリーにベルトが掛かったサービスバッテリー用のオルタネーター(右下)が見える。これでエンジンがアイドリングに近い回転でも十分にチャージが可能な発電力が得られる回転数になる。
 クランクシャフト直結のプーリーとエキストラオルタネーターのプーリーに空いたVベルト溝があるがそこにコンプレッサーと造水機のベルトが必要に応じてセットされるのだろう。狭いエンジンルームに多くの機器がセットされているのでエンジンルームの天井が高めに改造されていた。

c0041039_8444324.jpg 右の画像は前回訪問した時なんだろうと思っていたトランサムのハッチは今回はちゃんと開放されていた。そこはインフレータブルボートの収納場所のようだ。そしてボートを取り出したらそこが即ボート用のポンツーンになるのだ。

 ロングクルージング中のヨットは彼らの家だ。キャビンは自分たちでニスを塗りメンテナンスするという。キャビネットやインテリアの飾りに自作の作品が数々あり、彼らの長いクルージング生活の歴史を感じさせる。そして彼らは明日(7/9)出港すると言っている。これから少し日本各地に寄港し、その後太平洋を渡る予定。大圏コースは寒いので少し南のコースを引きカナダのバンクバーに入るという。

 気さくな彼らの今後のクルージングが、楽しく安全な航海になることを心から祈っている!

参考:前回の記事 フランス艇「REREVANUI」を訪問したが・・・ 
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by pac3jp | 2007-07-11 08:55 | ウオッチング  

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