曳航!!

c0041039_11183413.jpg 朝から凪だが、僅かなそよ風が吹いている。ディンギーは何とか滑っているが重量級のヨットにはチョット辛い風である。ハーバーを機走で出港し、沖を目指して走っていると、セールは上がっているが全く進んでいないヨットのデッキにいる人がこっちを向いて救助を求める合図をしているのいが見えた。

 近づくと朝早くから中古艇の試乗に出て行った知り合い達が乗っていた・・・。
前日に修理をしたと聞いたのにまた、冷却水が上がらずオーバーヒートの警報が鳴ってしまうのだ。「もう、よう分らんわ!」と付き添いクルーが文句を言っている。

 ヨットはオーナーが大事に手を入れているかぎりかなり長くヨット遊びを楽しむことが出来る乗り物である。100年を越える船齢の木造ヨットもあるが普通のFRPヨットでも40年や50年は持ちそうなので、多分オーナーの寿命よりも長生きするだろう。
 そしてある日、オーナーが事故に会ったり病に倒れて、もうヨットの面倒が見れなくなる時がやって来るとそのヨットは次のオーナーを待つ身になってしまう。For Saleの紙が貼られ次々と買いたいというオーナー候補者が現れ、あ~だこ~だと勝手なご意見を述べて去ってゆく。

 そのヨットが“まぁ気に入った”新しいオーナー候補は試乗したとおっしゃる。新艇を買うときはカタログで決めるが中古艇では実際にセーリングをしようというのだ。
 「売られるヨット」はこの日が来るのは覚悟はしていたが、いざ人前に引き出され、リフトで吊られ隠れていた船底まで明らかにされてみると何ともさびしい気持ちになってくる。水面に降ろされ、さぁ試乗に出ようとするとヨットはお腹?の具合が急に悪くなってきた・・・。ピィーーーー。
 ディラーの担当者は「今日中に直しときますからまた、明朝の試乗に・・・」といっている。

 ボクも長く乗っていた車を乗り換える決心したとき、何故かあれこれと細かいトラブルが発生したもんだ。信心深いタイプではないがチョット気にはなっていた。確かに漁船や多くのヨットでも金毘羅さんのお札がよく祭ってある。フネはきっと車よりも船魂?さんのお仲間も住み易いのかもしれないネ。と思いながらエンジン不調のヨットをハーバーまで曳航してあげた。
[PR]

by pac3jp | 2007-07-09 11:29 | ウオッチング  

<< 再度、フランス艇「Rereva... ロングクルージングヨットのドジャー >>