サントリーマーメードⅡがやってきた!

c0041039_8513890.jpg 週末の土曜日、上架リフトで吊られている堀江さんのマーメードⅡを見つけた。広島で建造され先月進水したとはニュースで知っていたが最近、西宮へ回航されてきたのだろう。

 波浪推進船だと聞いていたがどういう仕組みの船かはまったく知らなかったので、本物を最初に見たとき、どちらが船首だか分らなかった。
(画像左上)

 この船は波のエネルギーを動力に変える推進装置が水線下のどこかに必要だ。よく見るとそれはカタマランのバウにあった。舵のように見える深い3本の支柱にバネでバランスをとる2枚の水中翼のような装置が付いている。
(画像左下)

 船尾にはカタマランなので2枚の舵がありオフセンターに25hpの船外機が付いている。(画像下の左)
 波のない瀬戸内の回航にはこれがなくては走れない。航海中は予備の充電用発電機と非常時の推進用エンジンになるらしい。両船体中央付近にはキールが付いている。普通カタマランはバラストが入ったキールはつけないようだがこの船は復元力を増すためかキール長さの半分くらいまでバラストが入っていた。
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 波浪推進船なのに何故かマストが立っている。(画像上の右)ブームはないがメンハリ・ジブハリはセットされていた。もし、新開発の推進装置に重大な故障が生じたらこのリグで帰ってくるのだろう。マストトップに大きな浮力体のようなものが見える。浅い海域でセーリングするディンギーがよく付けている完沈防止のブイみたいだ。これとキールで復元力を確保しているのかな。

 航海機器や通信機器の電源にはキャビントップに大きなソーラーパネルがキレイに取り付けてある。さすが船体設計の時点から考慮されているのでぴったりと収まっている。自作のラックに取り付けられたロングクルージング中のヨットとはエライ違いだなと感心したが当たり前だね。

 船体の材料はリサイクルされた耐食アルミ材らしいがコンコンとデッキを叩いてみるとなにやらポコポコと薄そうな音が返ってきた。冒険ヨットマンの堀江さんが乗り組む特別設計のボートだ。ちゃんと一航海出来るには充分な船体強度はあるのだろう。

 これから近くの外洋で船のシェークダウンをして来年にはハワイに送られ本番になるのだろうが、無事に目的が完遂されることを祈っている。
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by pac3jp | 2007-07-04 09:07 | 特殊船  

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