船台を準備中!

c0041039_9203053.jpg 梅雨入り前で不安定な空模様の土曜日、人気も疎らなハーバーの作業ヤードでバリバリ、ガーガーとやかましい音を立てているグループがいた。そこでは使い古した船台の錆落としをしているのだ。ショットブラストやベビーサンダーで作業中だ。タガネや大ハンマーまで置いてある。皆さん覆面とゴーグルで人相もはっきりしないが錆の浮いた部材を懸命に研磨中である。

 面白いTシャツを着たオジサン風体型の人が一人頑張っていた。Tシャツの背中に「雨天決行」と書いてある。確かに今日のお天気は良くない。いつ降ってくるかも知れないのだ。そうだ、つい1時間前には大降りだったなぁと眺めていた。

c0041039_922328.jpg お手伝いしている顔見知りのヨット屋さんによると、さっきの大雨とTシャツのとりあわせがジャストタイミングで大笑いだったとか言っていた。よく見るとそのスタイルと口ぶりですぐに誰か分った。昔からの知り合いのヨット乗りだった。来月にはデンマークから長い間待ち焦がれたX-41の新艇がやっとやってくるのだ。乗るヨットがない淋しいレーサーから新艇でカップを狙って戦う仲間に入れる嬉しさがその錆落としの作業からでも感じられる。
 少々の雨ぐらい屁でもないのだ!

 このハーバーの上架ヤードには多くのカーボンマストのレーサーが並んでいる。一番小さいのがX-35ワンデザインで大きのは50f近い大型レーサーまである。つい此の間まではマム30やマム36が並んでいたがもうその姿はない。レース艇の大型化はどんどん進んでいるらしい。プロダクションレーサーはファーストの40fが1隻とあとは全部Xヨットである。彼のフネも近く仲間にはいるのだ。

 翌日の夕方にまたお会いした。さすがに慣れない二日間の肉体労働でお疲れ気味だったが、キレイにペイントされた船台を定位置に収めて、やがて上に乗っかるピカピカの新艇を思ってか満足げな表情が印象的だった。

 今頃はどこの海を日本に向かって航海しているのだろうか。ビルダーはデンマークなので多分、マースクラインのコンテナ船で来るんだろうが全くの野次馬ながらボクもヤッパリ待ち遠しいなぁ。
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by pac3jp | 2007-06-15 09:26 | ウオッチング  

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